世界の大富豪TOP10位のうち、約半分の4人はユダヤ人。また、今までノーベル賞を受賞したしたひとのうち、ユダヤ人が占める割合は、25パーセントとまで言われている。これらは両方とも以前ブログの記事でお伝えした。「大富豪上位8人(そのうち半数はユダヤ人)だけで、世界人口の半分以上の純資産を持つ現実」
ユダヤ人は全世界で、人口1600万程度しかいないと言われ、またその半分は戦後、中東に突如と現れたイスラエルという国に住んでいる。
その他のユダヤ人はアメリカやフランス、ドイツで、現地人として暮らしていて、アシュケナージ系のユダヤ人は白人なので見分けがつかない場合も多い。
また、セファルディム系ユダヤ人は北アフリカに長らく住んでいたので、アラブ人のような顔をしており、これもまたユダヤ人だと分かりにくい。
ユダヤ人は中東によくいそうな鉤鼻(かぎばな)の人だとイメージをよくされることがあるが、見た目では分からなく、イスラム教なども容認しているイスラエル国籍を持つものが皆ユダヤ人というわけでもないので、ユダヤ人=ユダヤ教を信ずるものとなる。
また、自らを「神から選ばれた民族」と自負しているとして、特にキリスト教やイスラム教からは非難されているユダヤ人だけれども、実際に歴史上、多くの発明者、科学者を生んだり、また銀行のシステムを作ったりしている。
「ノーベル賞の20%、世界の富の分配、産業の独占。日本人はユダヤ人(失われた10支族)説まで、ユダヤに関する知識 TOP10」
なぜ、日本の人口の10分の1ほどしかいないこのユダヤ人が、ニューヨークのウォール街やハリウッドを牛耳ったりすることができたのか?
それは、世界で最大の人口を抱えるキリスト教、またその後成立したイスラム教徒とも全く違う教えを学んでいるからではないか。と言われている。
もちろん、ユダヤ教の全てが良いのか?と言えば疑問も残るが、実際に参考になるものが多く、また日本人の考えと全く違う部分が多いのも、また面白いところだ。
①タルムードとは
簡単に説明すると、タルムードとはヘブライ語で「研究」を意味するとされている。そして、このタルムードとはモーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた「文書群」であると言えば分かりやすいだろうか。
現在のイスラエルがある場所から誕生したユダヤ教だけれども、これはイスラム教が誕生するよりも前に、成立された宗教だ。
とはいっても、北アフリカや中東にはそれぞれの部族が住んでいて、宗教にも入っていなく、それぞれの慣習を持っていたとされる。イスラム教も含め、そういうアラブの部族や、その土地の言い伝えや、考え方を学びたい場合は以下の記事が参考になるはずだ。
「過酷な砂漠を生き抜く「アラブの格言」から見る、日本とは全く違う世界観」
さて、ここより、タルムードにはどのようなことが書かれているのか、というのを色々な本から集めたものをまとめていきたいと思う('ω')ノ
①一人の古い親友は、新しくできた10人の友人よりも良い。
②ブタは食べ過ぎる。苦しんでいる人間は話しすぎる。
③ロバは長い耳によって見分けられ、愚か者は長い舌によって見分けられる
④人から秘密を聞きだすことは易しいが、その秘密を守ることは難しい。
⑤隠すことができない3つのものは、恋い、咳、貧しさ、である。
⑥侮辱から逃げろ。しかし名誉を追うな。
⑦貧しいものは僅かな敵しかいないが、金持ちは僅かな友しかいない。
⑧あなたの手にあり、他人が欲している商品を安く売るのは、ビジネスではない。 あなたの手になく、しかも他人が欲していないものを売るのがビジネスだ。
⑨出来る限り水のように流動的であれ。⑩商人はできる限り口を閉じていよ。人々に賢いと思われるよりも、 愚かだと思われるべきだ。
私たちは権威ある先人たちの教えから多くのことを学ぶべきだが、といって背に大量の本を積んだロバになってはならない。
というような教えがあったりします。本を読んで、それをどう生かすか?また今までの経験をもとにどのようにその知識を使うのか?ということを考えることのほうがもっと重要と言うことだそうです。
⑭情熱のために、結婚しても、 情熱ほど結婚は長続きしない。⑮隅々まで知るものはいない。
⑯人は金銭を時間よりも大切にするが、”失われた時間”は、金銭では買えない。
世の中は、富のあるものとそうではないものに、大きく分かれると言われています。つまり、富がない人はその富を追うために時間を犠牲にし、本当に自分がしたいことに気づけないまま一生を終える人が多いのに対して、富をある程度得たものは、金銭では買えない時間を大切に使い、将来に備えているのかもしれません。
涙を流し、心をきれいにするということなのだそう。たまに、感動モノの映画などを見て涙を無理やりでもいいから出してみたらどうだろう?そうすると、大切な何かに定期的に気づくことができるのかもしれない。⑲良い客は着いた途端に喜ばれる。悪い客は帰った途端に喜ばれる。⑳二人が喧嘩したとき、妥協したものが人格を高める。㉑成功の"半分"は忍耐だ。
実際に努力しても成功できない人はいると言われています。たまたま日本という国に生まれることができたから成功する可能性を世界の数ある国よりも多く持っているだけのことで、もしアフリカの貧しい国に生まれたらどんなに努力しようとしたって援助してくれる人がいなければ、かなわないものです。成功とは金銭的、身体的、精神的に満足と私は定義しています。けれども、その成功しようとする気持ちは、忍耐力を生み出し、また確実に自分をよい方向へ導いてくれるものだということも確かなことだと思います。㉒あまりありすぎると、何かが欠ける。
例えば、友人の数。実際に500人くらいの知り合いがいたとしても、人生の中でその人たちすべてに時間を費やせるわけではない。また、年老いた人の話を聞くと、結局老後に残る友人はほとんどいないというのも現実。友人はお客さんと思え!とユダヤ教で教えているそうですが、そのように日々、大切に接していきたいですね。
㉓空腹のときは歌え。傷ついた時は笑え。
㉔富めるものとはどのような人なのか。自分の持っているものでよろこんでいる人である。
㉕どのような上り坂にも下り坂がある。
㉖健康ほど大きな宝はない。
現代の多くの日本人は体が壊れてしまうくらい働いていたり、好きでもない環境に留まろうとする傾向があるように思う。日本では趣味を仕事にするな!と昔から言われていますが、ユダヤ教では自分の興味のあること、楽しいことを仕事にしなさいと教わるそうです。
発明者にユダヤ人が多いことも、そのような教えの上に成り立っているのかもしれないですね。何があっても曲げない。これだと決めたらこれを追求しようとする姿勢は素敵ですね。
健康な身体が何をするうえでも最も基本的なこと。ユダヤ人はお酒を飲まない人も多いといいますから、かなり徹底されているようです。
㉗人には、時には愚かなフリをしなければならないときもある。
恵まれた環境にある日本人なら、何かを我慢するだけで1ヶ月1万くらいは貯めることができ、またそれが10年間続いただけでも、120万円も貯めることができる。、また、その120万円を10年間で貯めた実体のないお金よりも、その10年間毎月1万円ずつ貯めたという習慣のほうが宝であることは言うまでもない。
そんなことを考えず、多くの人は無駄なことに時間を使い、その時間をお金に換えていないだけのようにも見える。お金に好かれる人にはお金が自然と寄ってくる。というものなのだそうです。
ユダヤ人、それもラビによって書かれたタルムードに関する本は日本にはあまりなく、とても貴重な一冊として重宝しています。