現在韓国に住んでいる私。(2019年9月の編集時点ではキルギス)その中で思うのは、韓国は自分たちがアジア人であると強く認識していながらも、ヨーロッパや欧米に対しての情熱が日本人以上に強いということである。
日本のように誰でも英語が話せるわけではないが、英語を話すのは当たり前という風潮があったり、海外に留学している=凄い。海外(英語圏)に移住している=凄い。というのは、日本以上に強い。
また出会いアプリのプロフィールなどを見ていても、西洋で撮った写真をTOP画像にしている人の割合が日本人よりも更に多い。
つまり、韓国人は、「俺らはヨーロッパ人になりたいんだぜぃ」と言っていないにしても、日本人以上にヨーロッパに憧れているというふうに取ることもできる。
この記事では、なぜ彼らがそこまでヨーロッパに固執するのか。ということをこの記事で掘り下げていきたいと思う。
①歴史上、長い間虐げられてきた過去
ご存知の通り、韓半島(日本は朝鮮と国交を結んでいないのでこの言い方にする)は、長い歴史の間、中国の属国であった。つまり日本が大韓帝国として中国の属国から外す前までは、韓国は中国に逆らうことができなかったのである。
その後、大韓帝国を経て、日韓併合(日本の統治下に入る=天皇が韓国の君主)され、戦後、日本から独立して大韓民国になったという歴史がある。
けれども、大韓民国は現在、アメリカの属国になっている。日本も戦後、米軍が基地を置き、政治はアメリカの言いなりになっているので、そういう意味で属国なのだが、韓国の場合は国の規模が小さいことや、人口の多い中国や日本のように、そもそも国として強いという訳でもないので、どこかに傾きやすいという性質を持っている。
地理的に韓国は中国・北朝鮮(その背後にはロシア)、日本に囲まれているので、心理的に、ここから抜け出したい。つまり、居心地が悪い。
なぜなら世界でも最強クラスの大国である中国・ロシア・日本に囲まれているからである。
そんな中で生まれてくるのが、海外移住という夢なのである。日本は極東に位置し、北海道から沖縄までものすごく長いので、韓国ほど海外移住を希望する人は多くはない。
韓国は異常なまでに多く、その候補地として、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、米国、日本など、特に白人国家に憧れを抱いている。
また、歴史的にヨーロッパのように、君主とそれ以下の人とではかなりの貧富の差があった。
「李氏朝鮮時代の身分制度。両班、中人、常人、賤民と、人間扱いされなかった「白丁」(ペッチョン)との格差」
上のURLの事実からも分かるように、フランスに憧れる人が多い。フランスもかつて、王族や貴族は豊かな暮らしをし、一般庶民は物凄く貧乏だったということからも、共感を得ているのかもしれない。
②アジアで一番肌が白い(明るい)
https://i.redd.it/pa4pnhahxsi01.png
この写真は、白人よりも実は東アジア人の方が肌が明るいと証明される場合に英語圏でも使われている写真。けれども、これは特定のサンプルを組み合わせた平均顔である可能性もあり、真相は定かではない。
けれども、アメリカ大陸横断していたときに、バスが停車したときに中国系の肌が真っ白いカップルを見たとき、はじめて透き通るような肌の白い人をみたと、物凄く印象的に残っていた記憶もあるので、これはある意味で本当なのかもしれないとさえ思う。
ちなみに、韓流アイドルの多くは整形だとも指摘されているが、私が韓国に何年も住んで感じるのは、日本にももちろん肌の真っ白な女性・男性はいるのだが、韓国のほうがその割合が高いということだ。→大邱と釜山に両方住んだが大邱では白い人が多いのに対して、釜山に行くと日本人とハーフになったような黒くてアッサリ顔も多くなる。
その理由は私が思うに、韓半島にはもともと日本人と同じ縄文人がいた説。私はこれを最近信じるようになってきた。
つまり、現在のマシュマロのような肌を持った韓国人は、シベリアにあるロシアのサハ共和国あたりから南下してきた。のではないかということ。
というのも、韓半島は寒いといっても、あれほど小さい目になってしまうほど寒くはない。サハ共和国であれば、タオルを外に出して凍ってしまうレベル。つまり、韓国人の目の小ささは、まさにサハ共和国のエヴェンキ族からきたものではないか。
というのが、最近韓国のネット上でも知られるようになってきている。
「「エヴェンキ人」と「韓国人」の顔が似すぎている件と、韓国における顔の種類(パターン) TOP5」
というのも、ヤクーツクの緯度は北欧とほぼ同じ。そこに、エヴェンキ族という現在の韓国人ともほとんど区別できないような民族が今も住んでいるということがポイントである。(また、ヤクーツク人など現在の韓国人とほぼ見分けがつかない人たちもこのエリアに多い)
「イケメンや美女も多い?ロシアのヤクート人(サハ共和国)やチュクチ人は、日本人はなぜ似ている」
そういう遺伝子性もあってか、確実に言えるのは日本人全体よりも肌が明るいのである。一方、日本は縄文人に浅黒い人が多いように、やはり韓国とは違い、肌の色、顔の形、髪の毛の種類、体毛の有無などによって、もっと多様である。
それは日本人のハプログループの多様さからもわかることなのだ。
「韓国人とは違う?日本人にある遺伝子、Y染色体(父系)とミトコンドリア(母系)「ハプログループ」を調査。あなたは、どれに当てはまりますか?」
ちなみに、韓国人に本音を聞くといつも彼らが言うのは、「俺らがアジアで一番白くね?」だからね…。これが多くの韓国人が思っている本音…。。。
③ヨーロッパの国と同等の人口と、それ以上に高いGDP
韓国の経済はここ数十年でかなり上がった。日本がバブルだった、1987年に生まれた私でも、小中高時代、韓国なんていう国を意識することは全くなかった。私が高校を卒業したのが、2005年くらいであり、この辺りから日本のメディアでも、韓国の存在感がジワジワと出てくる。(2002 FIFAワールドカップが契機)
同時に、韓国の1人当たりのGDPが日本に追いついていているのはご存知だろうか。その数字を顕著に表しているのは、
1995年と、2015年を比較した1人当たりのGDPである。
たとえば安室奈美恵やグローブ、華原朋美などが流行っていた1995年、日本はこの当時、モナコ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、スイスなどに次ぎ、1人当たりのGDPでは、世界で第5位であった。(これらの小国はタックスヘイブンなど金融産業で成り立っているので日本より高いのは当たり前)
1995年、日本の1人当たりのGDPが、437万円だったころ、韓国では、124万円だった。(3分の1以下)けれども、韓国の経済は伸び始め、逆に日本の1人当たりのGDPが減っていくことになる。
2015年、日本の1人当たりのGDPが、344万円(26位に転落)だったころ、韓国では、271万円だった。
つまり、この20年、日本の1人当たりのGDPは、93万円減り、韓国は、二倍以上になったということなのである。
もちろん、1人当たりのGDPには為替(円が強いか、ドルが強いか)によって大きく変わってくるのだけれども、韓国が二倍も上がっているという事実と、日本が相対的に下がっているという事実は覚えておいてほしい。
韓国人はこの数字を誇らしげに思っているのである。
また、今後、韓国が日本の一人当たりのGDPを超えると予想もされている。(政治手腕にかかっている)既に有名投資家は、朝鮮半島を狙っているとも噂されている。
つまり、このままうまく行けば、国は小さいし、モラルが低くても、シンガポールのように1人当たりのGDPは高くなる可能性がある。
で、実際に、英語圏のサイトでは2020年過ぎたあたりに、フランスの1人当たりの購買力(PPP)を超える!のような記事は結構出回っていた。(以下にまとめた)
といっても、1人当たりのGDPが高くても、シンガポールのように貧富の格差が激しければ、富裕層は物凄く持っているので、その数字がただ1人当たりのGDPに反映されているだけ。の現象になるので、正直、1人当たりのGDPは、ものすごく参考になるという訳ではない。
以下、ご参考に。日韓の経済格差が埋まってきているのは数字を見れば分かるので…。
④他のアジア人を見下している(アジア一の身長)
自分たちの上には、西洋人しかいないと思っている韓国人は非常に多い。これは、どういう意味で言っているかというと、外見、特に身体的な体格の良さ。の場合が多い。
特に、経済面や文化面で日本人に劣等感を感じる韓国人は多いが、体格面では、そのような劣等感を感じていなく、むしろ、日本人って細い、背小さい、声小さい、英語が下手。などと、皆で盛り上がってネタにすることが多い。
「日本人が低身長なのは遺伝が理由?背が高い国、低い国 TOP20 と、平均寿命との関係」
けれども、以下の記事でも書いたように、日本人の場合は韓国では、それほど露骨に見下されない。むしろ、興味津々に近づいてくる人が多い。(日本人のどの層にかもよる)
私が以前、大邱で日本からやってきた日本人とビールを飲んでいたら、40代くらいの男性グループかな。が、近づいてきて、日本大好き!みたいなことを多くの韓国人がいる前で言っていて、他のお客さんはあきれ顔だったが、意外とそのように日本大好き!とストレートに言ってくる人もいる。
他のアジアを見下すというのは、だいたいが20代の年頃の人たちであり、韓国人も年とともに成熟していく人もいれば、何歳になっても東南アジア人を下に見るような人もいる。後者が断然多い。
「なぜ、多くの韓国人は東南アジア人や黒人、イスラム教徒(ムスリム)を見下すのか」
ちなみに私はたまに韓国で東南アジア人や中国人に間違われることがあるが、日本人と言った途端、彼らの態度は180度変わる。
これは台湾でも同じのようで、ある台湾人のブロガーによると、東南アジア人だと思われていたけど日本人と言ったらものすごく態度が変わってその都度呆れたとのこと。( ´艸`)
つまり、何が言いたいかというと、韓国はアジアの中でも平均身長が高いこともあり、自分たちこそ、外見面では一番上!と思ってる部分があり、俺らヨーロッパでよくね?みたいなノリはないにしても、アジアよりヨーロッパ派!みたいな人が多いことは確かなのである。(俺は白人の友達しかいねえし。英語しかしゃべんねえし。系の人は、国際交流に行くと、日本よりも多いw)
⑤東アジア唯一のキリスト教国家
アジアにはフィリピンというキリスト教の割合が非常に多い国もあるが、これはスペインやアメリカの植民地を経て形成された。フィリピンのある島の多くは、もともとイスラム教だったのでね…。
一方、韓国の場合は、日本の統治下に入る前から、少しずつ西洋人が布教を始め、増えていったという経緯がある。(韓国の場合は、ちょっと複雑)
「韓国を知る上で重要な、朝鮮にキリスト教が根付いた理由と、その歴史」
西洋はキリスト教を通じてアジアを支配しようとしていたという面もあるので、日本の統治時代に、反日勢力のほとんどがキリスト教だったというのも面白い。(欧米などのバックがあったのか?とも思えてくる)
また、名前こそあげないが、結構日本にも韓国系キリスト教は根付いている。そして日本人の信者が支払っているお金が韓国に流れ込んでいる。という噂もある。
という話は終わりにして、韓国人は自分たちはヨーロッパと同じキリスト教の多い国。また、フィリピンもキリスト教国家だけど経済的にヨーロッパにはなれないので、我々がヨーロッパと更に近い。と思っているのかもしれない( ´艸`)
⑥日本よりも英語教育が盛んな理由
Korean parents spend more than twice as much on private English education
日本のNHKの場合は、日本人などが英語で話しているのだけどね。あたかも、これをみると、「韓国が日本よりも西洋化しているのでは?」と錯覚してしまうかもしれない。
以下にも書いたが、西洋人の英語教師を好待遇で大量に送り込み、幼い韓国人に英語を刷り込み中。( ´艸`)
漢字よりも、英語が重要。という認識があり、日本とは少し違うことが分かる。
というのも、内需の大きい日本とは違い、韓国では内需が小さいので、外国と貿易できることが生計を立てるものという認識が強い。また北朝鮮や中国、日本という仲の悪い国々に囲まれているので、とにかく英語を覚えて、将来逃げられる準備を整えられた人が勝ち!という意識もある。
ある調査によると、日本人はずっと日本で暮らしたい人が多いのに対して、韓国では他の国に移住したいという人が日本人よりも多い。
つまり、日本にもたまにいるじゃん?俺は海外で一生暮らすー、日本うぜーみたいな人。こういう人の割合が韓国に多いということなのである。
⑦お金と経験を求め、西洋人がどんどん集まる韓国
⑧漢字を廃止し、中途半端な英語が話せる人の多い国
韓国では戦後、漢字を徐々に廃止し、英語教育に力を入れる方針にしてきた。そのため、私と同年代の人でも漢字があまり理解できない。という人が多い。
これはどういうことか。たとえば、理性的。という言葉は、ハングルでは、이성적 と書くが、異常的という言葉も、ハングルでは、이성적と書く。
どちらも普通の韓国人なら違いはすぐに分かるが、漢字を知らないということは、理性の理が、理由の理なのか、利用の利(이)なのか分からないということなので、ロジカルに物事を話そうとするときに、自分でもおかしいと思うくらい、うまく説明できない人が多くなる可能性もあるということ。
現在の日本でさえ、本も読まずテレビやinstagramだけをして、インスタ映え~みたいな世代が、日本語をきちんと理解できていない場合が多かったり、会社の電話すら取れない人が多いと言われているのに、韓国は、漢字を廃止したので日本よりも、国語力においてはハンデがあるということになる。
つまり、漢字を廃止し、ウチらはアジアじゃない。英語国家になるんだぁ!という側面も少ならからずあるということなのだ。
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