私には一時期、ビーガンだったという時期がありました。
それも1年ちょっと。ビーガンと言えば、動物性の食品を全部取らない人のことを言います。
人によって、ビーガンの捉え方が違う場合もありますが、完全なビーガンだと、革靴などもダメ。というのも革靴は、動物の皮からできているからです。
もちろん私もその当時、持っていた革の鞄を捨てようとも思ったのですが、買ったものなのだから大事に使ってあげることのほうが大事と正気を取り戻し、きちんと大事にその革の鞄を使っていた。
ちなみに、鞄という漢字は銀座にある銀座タニザワという鞄専門店で考えられたものであるそうです。
私がビーガンの時に食べていたもの
①ご飯
②味噌汁
③小麦粉で作ったインドのナン
④うどん
⑤豆乳
⑥クルミ
⑦納豆などの大豆
⑧卵
ここで、卵というのは動物性食品なので本当は食べてはいけない。厳密にいうと、私はビーガンに近かったけれども、ビーガンではなかった。
そんな私が、もしビーガンとかベジタリアンの人たちの前で、私はビーガンだったんです。って言うと、必ずバッシングを受ける。というのも、私もビーガンに近い生活をしていたからわかるのですが、一度ビーガンになると、ビーガン以外の人たちは、動物を殺す人。みたいな感覚になるときがあるからです。
私はビーガンだから正しい。私は、動物に優しいの。と勝手に思い込んでしまう。
私がビーガンに近い生活を始めたときも、遠く離れた実家に住む両親が肉を食べることも嫌だと感じてしまう時があった。しかも、友達が目の前で肉を食べることを拒む自分も・・。
ビーガンに近い生活を始めて半年がたった時、老けたね。と言われた
あの時は、中国で日本語教師をしていた時だった。ちょうど、鬼怒川温泉にリゾバにいっていたときにビーガンになってから、半年が経とうとしていたころ。
鬼怒川温泉にリゾバに行っていた時、ホテルの晩御飯に鳥のから揚げがでてきました。それを食べずに、完全なビーガンになる!と決心。(いろいろあった末、決めたことでした・・)
私ね、五千年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療であるアーユルベーダというものに、興味を持ち出して本を買ってみたのがキッカケだったの。なんていうか、自然の美を追求したいって思ったころ。
中国では、たまに、内緒で?というわけではないけれども、朝中国の屋台で作っている卵のクレープみたいな、朝のお菓子を食べるのが好きだったのですが、そういう感じでチョクチョク卵は、食べていた私。なので先ほども書きましたが、完全なビーガンではなかった。けれど、かなりビーガンに近い生活をしていたということ。
けれども、やはりそれでも私の栄養の取り方が悪かったのか、どんどん痩せていく。
日本語教師をクビになった?頃には私の顔は確実にコケていた。それは今写真を見て振り返ってもわかること。中国では痩せている人はモテない。痩せていると貧困層と間違えられるため、韓国でもそうですが、痩せすぎている人はモテません。これは日本と中韓の違うところだと思います。
で、私、中国の日本語教師が終わってからソウルに移動したんです。船で。(笑)
またそこで新しい日本語教師の仕事を得て、何年も付き合いのある韓国人と久しぶりに会ったら、
お前、痩せすぎだよ。ってその時言われて。
その友達は、関係が長いので私に対して何でも言います。なので、別に嫌な感じはなかったのですが、
これって自分では気づけないものなのかもしれないってその時思いました。しかも、その痩せ方というのが、なんていうかコケているというか、元気がない顔というか・・。
明らかに、栄養失調的な顔になっていたのを覚えています。
その反動で、その日から私は豆乳を1リットル毎日飲み、ご飯を一度の食事で2杯以上食べるように。太るために、1日2000カロリー以上ということを目標にして3ヶ月が経つ。
すると、今度は顔がふっくらして、しかも豆乳のイソフラボンの効果もあってか、丸い感じになり、なぜか韓国人男子にかわいいね。って言われるように・・。
食事によって人の顔が変わるってこういうことなのかとその時初めて実感しました。
けれども、ビーガンだから不健康と言うのは間違いである
実際にビーガンでも長生きしている人たちはたくさんいます。そういう人たちは、精神も肉体的にも健康。しかも、食事のとり方を普通の人以上に研究している。ビーガンでも筋肉マッチョの人も海外にはたくさんいますし、そのようにビーガンでありながらもうまくいっている人もいる。
一方、ただ動物がかわいそうというだけでビーガンになった人や、なんとなく流行を追いかけるようにビーガンになったような人は特に栄養面でのことを研究しようとしないので、そのまま不健康になってしまう人が多いと私は思う。
私のように数ヶ月ビーガンをやってみて修行するのもありかも知れない。
そうすることで、普段スーパーとかに行っても気づかないことに気づくことができるようになるからです。たとえば、この食品にはこういうものが含まれているのか。とか、こんなところでは、南米の魚が売られているのか。とか、そういうことがどんどん知りたくなって調べるようになってきます。
一時期、スーパーは動物園と思うような感覚になったこともありましたが、今はいろんな国からいろんなものが集まってくる倉庫?的な感覚。
また、中国の路上で野菜を売っている場所がたくさんあるのですが、そういうところに積極的に出向いて、いろんな野菜を買って料理したことは、貴重な体験だったと思います。
私は現在、ペスクタリアンです。
「お魚も食べれるベジタリアン?私が【ペスクタリアン】に拘る理由」
つまり、食べ物の中でお肉だけ禁止の人。魚や卵などの動物性食品はOKの人のことを一般的に言います。今の私に一番合っているスタイルで、もうあれから5年以上続けています。