インド。人によってイメージは違うかもしれないけれども、多くの外国人が日本=寿司、桜、富士山、新幹線、サムライというイメージを持つように、多くの日本人も、インド=カレー、ヨガ、ガンディー、ダルシムとしか考えていないのではないだろうか。
そんなインドという国の印象は、人によってはまた全然その見方も違う。古いインドしか知らない人もいれば、新しい、IT大国としてのインドも同時に知っている人もいたりと、人それぞれインドに対するイメージが変わりつつある。
その一つが、そのフェイスブック人口の多さだろう。2018年10月の統計では、
Leading countries based on number of Facebook users as of October 2018 (in millions)
現在、世界で一番フェイスブックを使っている国は、その発祥の地アメリカではなくインドである。
インド市場は、近年欧米企業からの投資が活発化、また欧米などで教育を受けたインド人がインドに帰ってきて、起業をするなど現在インドを改革中。
インドは国が広く、たくさんの民族がいるので、まとまりがない感じもするのだけれども、大都市を中心にインドにおける考え方は、かなり西洋化してきているのではないか。またその西洋化のスピードは、中国よりも速く進んでいくのではないか?というのが私の思うところである。
ちなみに、インドの民族は大きく分けて3つに分けることができる。
「インド人が白人のような顔をしている理由と、インド北東部に日本人のような民族がいる理由」
ところでこの記事では、最新のインド人のセックスや恋愛に対する考え方についてまとめていきたいと思う。
その前に、日本人が理解できていないインドの部分から入っていこう。
①インドという多民族国家の構造
上にも書いたのだけど、インドには、もともとインド大陸に住んでいたドラヴィダ人(現在、インド南部に多く住みタミル語などを話す)と、その後インド大陸にやってきたアーリヤ人(イラン方面からやってきた)が、同居、またはミックスしている形で成り立っている国というのが、一般的に言われていることである。
それに加え、インド北東部には、日本人と全く同じような顔をした中華系の人たちも存在する。
「意外に知られていない、日本人に顔が似ている民族・国家 TOP20」
色々な説があるが、よく言われている説の一つとして、もともとドラヴィダ人(黒人のような感じ)が多かったインドをアーリヤ人(白人)が支配する形で、カースト制度のようなものができ、その頂点に君臨するのも、やはり現在でもアーリヤ人なのである。というのがある。
「当然の知識(教養)として知っておきたい、インドのカースト制度【ヴァルナ】の序列 TOP5(不可触民、シュードラ、ヴァイシャ、クシャトリヤ、バラモン)と【ジャーディ】」
このように、大きく分けて3つの民族、そして、5のランクなどがあるということを頭に入れておくといいかもしれない。
②インド人女性が伝統的に殺されていたという事実
現在、なぜこのようにインドでは女性に対して厳しいのか。というのには、色々理由がありそうだ。
例えば、ものすごく有名なインドの奇習としてサティーというものがあるが、亡くなった夫の葬式で、その妻まで燃やされてしまうというものであり、いかに人権を無視した奇習だったかということがわかる。
インドやアフリカ(中東含む)は、同じネグロイド・オーストラロイド人種だということもあってか、奇習の程度はかなり凄く、今でも東アジアや欧米からみると、不思議な映る奇習はかなり残っている…。
「アフリカ・中東・インド(南アジア)の奇習、迷信、不思議な民族 TOP10」
それくらいインドでは女性が弱い立場にあり、レイプをされても何も声を出すことができないのが現状だということをまず知ってほしい。
③性産業は発達しているという矛盾
インドでは人前でキスをすることすらタブーとされていながらも、売春婦はいくらでもいるという実情がある。その理由は簡単で、男性に都合よく使われる存在として、必要だから。というものがあるかもしれない。
その理由に、サウジアラビアのようなイスラム教が厳格な国では、売春が死刑になることもあると言われているのは有名だ。
実際に、売春だけでなく、サウジ王室のプリンセス(マシャイル・ビント・ファハド・アル・サウード)が、ジナ(私通、婚外・婚前性交渉)、つまり、結婚前にいかがわしい行為をしたことを理由に、1977年死刑になったことは、世界中が驚いた出来事だった。
イスラム圏に比べれば、現在のインドはまだいいほうなのかもしれない。とも言いたいところだが、インドでも都市部と田舎では、まるで時代がまるっきり違うということがあり、今でも怯えながら暮らしている女性が多いのも事実だろう。
以下にまとめたけど、インドには数え切れないほどの売春街があり、ものすごく安く、しかも小汚い売春街がどの都市にでも存在する。その中でもとびっきり注目を集めるのが、コルカタにある「ソナガチ」かもしれない。
遊び半分な気持ちでは近づかないことをお勧めする。
「【閲覧注意】旅行中に間違って行ってはいけない、世界の売春街(風俗街) TOP18」
④なぜインド人の若者は、隠れてデートするのか?
このように、インドでは歴史的に長らく(今でも)、女性は弱い立場であり、差別的な対象になるということはなんとなく分かってもらえたと思うが、そんな中、インド人のセックスや恋愛に対する考え方にも変化がみられるという。
で、そんなインドの状況を調べようと、ユーチューブ動画を検索していたら、「ウチ、イケメンゲットしちゃったもん!」とでも言っているかのようにみえる、小悪魔的なインド人女性のこのサムネイル画像に釣られ、この動画を見てしまった。( ´艸`)
動画のタイトルは、「なぜインド人の若者は隠れてデートするの?」である。
日本でも、隠れてデートするような時代があったのかもしれないけれども、現在隠れてデートするような人はほとんどいないと思う。
で私自身も、”インドにおける、セックスや恋愛についての考え方が変わってきている?”ということについて調べてみたいと思った。
以下の動画の内容
インドでは公の場でキスをすることは悪とされていながらも、「野糞をすることはOK」とされている。つまり、それだけ人前での愛情表現がタブーとされている国であるということだ。
日本でも人前でキスをしたりするのは、マナーのない人間だと思われるのだけれど、これがフランスのパリとか、スペイン、イタリアでは全く状況が異なってきたりする。
インドでは、モラル・ポリス(moral police→道徳警察)というものが存在する点でいえば、日本とは全く状況が異なるということがわかるだろう。
たとえばインドでは、あるレストランでキスをしている人がいたという理由でレストランが襲撃されるような事件がたびたび起こるのだという。
そこで、この動画では、「インド人は自分がしたいことをするべきだ。」つまり、キスをするというだけで他人から暴力を受けたり、レストランが襲撃されるのは間違っていると主張する人達が立ち上がるようになってきている。
そして、その立ち上がったうちの一人でもある動画のインド人男性は、
あるレベルに到達するまでは、ロマンスというのは、肉体的な関係である。なので肉体的な関係はとても重要だ。と話す。
つまり、結婚するまで肉体的な関係が持てないとされているインドで、インド版のラブホテルのようなものを作ろうとする動きが出ている。というのだ。
ちなみに、そんな日本人や韓国人がまさに大好きそうなラブホテルの起源は、江戸時代茶屋の奥に布団が敷かれた「出会茶屋(色茶屋)」や、河原の遊覧船で行為する「川舟」と言われているそう。
誰かが人前でキスしているくらいでレストランが襲撃されるような国インドで、こういう事業を継続するのは大変なことだと思うが、そういう中で、ホテルもセキュリティ面で万全の態勢なのだという。
ある意味、これはインドの宗教観が絡む価値観によるものが原因の気もするし、日本人の私からしたらちょっと、異質な感じがしてこの動画を見ているだけでも楽しかった。
Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/Love_hotel#Japan
インド人の反応
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カーマ・スートラ(体位)を開発したのはインドじゃなかったけ?
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インド人がこういうアイデアを思いつく、または採用するようになって安心したよ。ウェブサイト名はちょっと好きになれなかったけどね。。
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3:11に流れていた銅像の、アレのサイズ観たか?!
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このヒンズー教のモラル感がほんとウザイぜ!
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インドでは公共の場ではキスできないのに、糞をしたり、用を足すのはなぜか許されている・・。ほんと、最低な国だよな!
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インドの人口はすでに13億超え、保守派勢力も弱まるだろう・・・
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なんて興味深いドキュメンタリーなの?インド人なのに、こういう実情に気づけていなかった私。ちなみに、私は独身女性だよん!
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なぜインドでレイプが多発するか?その原因は、いまだにラブホテルもないようなインドだし、公共の場でキスもできないような価値観が原因なのではないか?
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アメリカの自由主義に感謝するべきだよね。愛は美しいし、キスをすることも手をつなぐことも美しい。だからそんなこと本当は制限されるべきじゃないんだ。けれどもね、公共の場合で本番をするのはさすがに禁止されるべき。
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インド人ですが、とても悲しいのはインド人が昔の価値観や伝統固執し続けることです。それらを守り続けることと人権を守ること、どちらが大切なのか?と問いたい。確かに公共の場でのみだらな行為は制限されるべきである。
けれども、完全にそれらを排除しようとするのはいかにも馬鹿げている。特にインドでは年配の人たちを中心に考え方が偏りすぎていると感じる。つまり、器が小さいんだよね。俺が妹と歩いているだけで、変な目で見られるようなインドだぜ?
マルチリンガールの感想
このように、インドでタブーとされていることがどんどん変革していっているのは、まさに時代が変わってきている証拠だと思う。
私はインドに詳しいとは言えませんが、インドでは昔からレイプが多かったけれども、それがインターネットの普及によってインドでのレイプの実態が報道されやすくなった。
宗教的な価値観で無理やり抑制しようとすると、そういうのが問題化してしまうのではないか?また、そういうラブホ?のような日本的な文化を取り入れるのも、もしかしたらインドの発展を加速させる原動力となるのかもしれない。
⑤女性が恐れるのは、「名誉殺人」という名の風習
名誉殺人(Honor killing)というのは、ウィキペディアの記述を借りれば、
強姦を含む婚前・婚外交渉を「家族の名誉を汚す」ものと見なし、これを行った者を家族がその名誉を守るために私刑として殺害する風習のことである。イスラーム文化圏では同性愛者も対象となる。多くの対象は女性であるが、稀に男性が対象とされることもある。
となっている。これはインドでも行われており、特にインド北部での発生が多いと言われている。その他にも、インドや中東では、顔に硫酸をかけたりする事件もあり、男性が何をするのかわからない国であるので、女性は容易に動けないのかもしれない。
Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/Honor_killing#India
⑥セックスは悪いことではない
どんなものにも限度というものがある。「世の中には度を越すと行けないモノが八つある。「旅行、性、仕事、富、酒、睡眠、薬、香料」だ」という教えがあるように、性に対しては特に気を付けなければならない。
こちらの記事でも書いたのだけれども、どこの国にも自らは気づかないけれども、セックス依存症にかかっている人は結構存在すると言われている。
「男性だけじゃない?女性にも増えている「セックス中毒・依存症」にかかりやすい人の特徴 TOP10」
けれども、韓国に在住のある黒人女性のように、恋人がいなく、また当然既婚者でもなく、病気を回避できるようにきちんと徹底するということを守るのならば、色々味見してもいいのではないか。
⑥ハル・ハル・マハデフ
ちなみに、かなり余談だけれども最近中国では、ハル・ハル・マハデフというアプリが流行っているらしい。これは、インド人がポルノサイトを開くと、ヒンズー教の荘厳なマントラが流れてユーザーの改心を促すのだそう。
上のような神様の写真がでてきて、ポルノを見る気を無くさせるという作戦らしい。( ´艸`)ま、動画をみてもらわないと、レイプ事件などに形を変えてしまうので、どんどん動画は見てもらいたいのだが…。
⑦インドの女性運動が世界を変える可能性がある
これだけ女性の立場が弱い国であり、今後人口が多いことと、有能なエンジニア、豊富な労働力、英語話者が多いなどで、発展が期待されるインドでは、おそらく女性革命がおこるのではないかと私は予測する。
その理由は、この記事の一番上にも書いたけれども、そのインターネット人口の多さ、しかもそのほとんどが英語を駆使してインターネットに書き込みを行っているという点だ。
つまり中国のようにネット規制などが強くないインドでは、国が発展していく過程で、必ず女性の運動が今以上に高まりそうな気もする。
なので、私は今後のインドの動向にものすごく注目してるのである。2030年までに以下のレベルに達するだろうかってね。
つまり、人前で母乳をやるような国にインドがなれるかってこと…。そうなったとき、アジアのパワーバランスはかなり変わっている頃なのだろうなぁ…。
フェイスブックの反応
玉利さん
寺院に様々な体位が浮き彫りされてるのってインドでしたか? まあ、日本も古の時代はお盛んだった様だし。(>o<")インド中部のカジュラーホ寺院群にレリーフされてるミトュナ像の数々には深いものも浅いものも有るようです。(>o<")大変失礼致しました。m(__)m
幸代さん
インドでは車窓から何人も野◯ソ(表現悪くてごめんなさい)する人を見ました。仲良く円陣組んでしてる人も…
若いカップルは公園の繁みに埋もれてイチャイチャしてました(笑)見ているこちらが心配になるくらい。どんどんエスカレートしてるカップルもいて(^_^;)
玉利さん
タントリズムみたいな宇宙観は、意外に彼方此方に有るようですね。
勝野さん
インドにももともとラブホみたいなのありますよ。友達の女の子が泊まっていたもの!また、僕自身が隣の家の女の子に誘われたときに、リシケシにもあるから心配ない!って言っていたし。
こんな記事もオススメです。
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