スペイン語人口が多いアメリカの都市 TOP15と、スペイン語人口比率が高い都市 TOP10 に変更する
世界でスペイン語がもっとも話されている都市 TOP20
多言語話者として現在海外の拠点から英語と複数言語を教えさせていただいているMULTILINGIRLです。twitterなどに動画(日本語以外の6言語を話している)も載せていますので気軽に絡んでください('ω')ノtwitter→@_multilingirl_
さて、この記事では、アメリカの都市におけるスペイン語話者、つまりスペイン語ネイティブの人口が多い順にランキング化していきます。また、それに続けて、世界におけるスペイン語話者の多い都市ランキングも掲載していきます。
この記事を作った理由は、まずスペイン語圏の中でも一番の先進国であるアメリカの都市人口、それに続けて世界におけるスペイン語話者の多い都市人口を載せることで、スペイン語がどれだけ多くの場所で話されているか?ということを実感していただくとともに、少しでもスペイン語学習のモチベーションにつながればいいと思ったからです。
このランキング作成に際しては、以下の政府系のサイトより抜粋しました。
https://factfinder.census.gov/faces/nav/jsf/pages/index.xhtml
それではまず、アメリカから…!
https://www.pinterest.jp/pin/427279083368170702/
この地図はアメリカにおけるスペイン語話者が集中しているエリアです。青くなるほどスペイン語話者が多くなります。
また、以下のランキングに載っている都市名は、都市そのものではなく、都市の郊外も含む都市圏の人口となります。つまり東京でいえば、東京首都圏(横浜市、さいたま市、千葉市などを含む)といった具合です。
15位 オーランド
14位 エルパソ
こんな人の動画を発見。エルパソを旅行しているときの動画です。顔は日本人女性にしかみえない。けど、国籍不詳である。(笑)
80万人の人口のうち、72%の53万人がスペイン語ネイティヴ。かなり多すぎ。スペイン語しか通じない都市やん!このエルパソは、歌の名前になったり、また反トランプがかなり多い都市であったり、色々な意味で有名な都市。
13位 マッカレン
日本人にはほとんど知られていないテキサス州にある都市。78万人のうち、なんと、84%の59万人がスペイン語ネイティヴ。実質的にエルパソと並んで、ヒスパニックに支配された都市となります。
12位 ワシントンDC
561万人のうち、11パーセントの60万人がスペイン語ネイティヴ。ワシントンはあまり知られていませんが、黒人都市としてかなり有名な場所。ヒスパニック系はかなり少ないようですね。
11位 サンフランシスコ
434万人の人口に対して、16%の67万人がスペイン語ネイティヴ。正直、私にとってサンフランシスコはヒスパニック系のイメージがなかったので意外でした。
けれども、441万人のロサンゼルスに比べると圧倒的に少ないことが分かります。ヒスパニック系はロサンゼルスのほうが好きなようですね。
10位 サンアントニオ
215万人の人口に対して、36%の72万人がスペイン語ネイティヴ。
9位 サンディエゴ
215万人の人口に対して、36%の72万人がスペイン語ネイティブ。ちなみに、ここまでサンから始まった都市名は、すべてスペイン語の都市名です…。
8位 フェニックス
310万人の人口に対して、25パーセントの73万人がスペイン語ネイティブ。
7位 ダラス
640万人の人口に対して、22%の132万人がスペイン語ネイティブ。
6位 シカゴ
947万人の人口のうち、16%の149万人がスペイン語ネイティブ。それほど割合的には高いとは言えないかもしれない。けれども、やはり大都市だから集まる?メキシコからはやや遠い場所になると思うけれども。シカゴといえば、やはりアメリカの3大都市の一つでもありますしね。
5位 リバーサイド
06位 リバーサイド
424万人の人口に対して、34パーセントの134万人がスペイン語ネイティブ。
2017年初期の記事では6位だったが、5位に浮上。
4位 ヒューストン
597万人の人口に対して、29%の159万人がスペイン語ネイティブ。やはり大都市にスペイン語話者が多いのは言うまでもない。またヒューストンはメキシコからも近いので、別に不思議な話ではない。米国の主要大都市にはおよそ2割くらいはヒスパニック系の人たちだという風に考えておけばいいかもしれない。
こうなると、やはりスペイン語の存在は無視できませんね。
3位 マイアミ
558万人のうち、39%の209万人がスペイン語ネイティヴです。これは多すぎ。半分くらいがヒスパニック系ってことかしら?凄まじい…。
動画を見ていると、まるでスペイン語圏に来たかのような錯覚に…。
2位 ニューヨーク
1891万人のうち、19%の350万人がスペイン語話者です。そりゃ、アメリカのビルボードなどでスペイン語の曲がランクインするわな…。って思ってしまいますね。
世界の中心、ニューヨークと言われるくらいの大都市の5人に1人はスペイン語ネイティブですか…。アメリカ人の中で一番人気の外国語がスペイン語というのも、納得いきます。
1位 ロサンゼルス
1284万人の人口のうち、およそ36%の441万人がスペイン語話者です。やはり、もともとはメキシコの土地だっただけあって、
ロス エンジェルス自体もスペイン語ですし、またメキシコから流入してきたヒスパニック系が多いことでも有名な土地柄。
ニューヨークよりも比率的に多い。ロサンゼルスの場合、英語がわからなくてもスペイン語コミュニティで生活はしていける気もする。
というのも、スペインのマドリードよりも多いんじゃない?って思ってしまうほどの人口。と思いつつ、マドリードの都市圏人口を見たら600万人ほどいたので、やはりマドリードのほうが多い。
それでも、ロサンゼルスに400万人規模のスペイン語ネイティブがいることはかなり驚いてしまう。
「閲覧注意!!これがロサンゼルスの現実。ホームレスと売春婦、そして警察だらけ?日本では絶対に見られない光景!【海外の反応】」
ま、スペイン語話者が多い分、このように危険地帯も多いロサンゼルスですがね…。
Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_United_States_cities_by_Spanish-speaking_population
けど、単に人口だけではなく、その都市に占めるヒスパニック系の人口の多さだけを見ると、アメリカで一番スペイン語率が高い都市は、上にも10位に出てきたサンアントニオ市です。
アメリカの都市で最もヒスパニック系の割合が高いスペイン語都市は、サンアントニオ市
ヒューストン東部の中心地です。メキシコに近いということもあり、市内のほとんどはスペイン語で表記されているそうです。
実にサンアントニオの人口の61%がヒスパニック系のアメリカ人なのだそうです。
もちろんこれは不法移民などを除いた数なので実際はもっと多いと思います。つまり、この都市では英語よりもスペイン語の方の影響力が強いのではないでしょうか?
また2050年には現在3000万人以上アメリカにいるスペイン語話者よりも、もっと多くのスペイン語話者で溢れかえっているという予想もありますが、ますます米国におけるスペイン語の地位は強まっていくような感じがします。
それにしても、このサンアントニオという都市のヒスパニック人口比率は異常ですね。
デトロイトは黒人都市。
サンアントニオはヒスパニック都市。
という漢字でなんだかアメリカって面白い。ちなみに、マイアミって人口が多いように感じますが39万人しかいません。その69%がヒスパニックだというのは、かなりヒスパニック人口比率の高い都市ということは確かですが…。
つまりマイアミも本当の意味で、スペイン語圏という漢字だと思います。
またテキサス州のエル・パソという都市も、人口64万人に対してヒスパニック系人口の比率は80%ですから、これらは比率的に言えばかなり上位ですね。
Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_U.S._cities_with_large_Hispanic_populations
次に、世界のスペイン語都市を掲載していきます(^^♪→超危険都市ばかりですが…。
スペイン語。あまり日本ではメジャーな外国語とは言えませんが、アメリカなどでは第二外国語です。いや、外国語ではなく、第二公用語です。しかも、アメリカ合衆国以外の北アメリカ+南アメリカでは、英語よりもスペイン語が使用されています。
世界でスペイン語がもっとも話されている都市 TOP8
以下はスペイン語がもっとも話されている都市ランキングです。このランキングにロサンゼルスとニューヨークも含まれているには、ビックリされると思いますが、これが現状です。( ´艸`)
8位 ニューヨーク(350万人)
これは、上のランキングにも載っていましたが、ロサンゼルスだけでなく、ニューヨークにもスペイン語話者の数がものすごくいますね。
7位 ロサンゼルス(約441万人)
やはり、ロサンゼルスのほうが多い。ロサンゼルスとニューヨークは同じアメリカながらも、雰囲気が全く違うところも面白いですよね。
時差は4時間くらいあり、美の基準が違うところも、面白く、同じくなのに西海外の首都がロサンゼルスであり、東海岸の首都がニューヨークというような感覚な気がします。
その中でもやはりニューヨークよりもロサンゼルスのほうが、スペイン語の地位が高い気もします。
6位 マドリード (約618万人)
マドリードも近代的にみせるために、高層ビルを4塔も建設したんですね…。見え張らなくてもいいのにと思ってしまいました。
でもないよりはこれくらいニョキニョキと高層ビルが建っていた方が都市の景観レベルは上がりますね!
スペイン語の発祥地なのに、他の国にスペイン語人口で追い抜かれて、本当にかわいそうなスペイン様…(笑)それにしても、マドリードに興味がなかった私は高層ビル群を見た途端、ちょっと行ってみたくなってきました。
大都市ではないにしても、安全な都市であり、またヨーロッパの国々からも近いことからポイントは高いですね。
スペインはワーキングホリデーもできたので、1年間のビザを取得しやすいのもポイントとも言えます。
いずれにしても発祥地であり、マドリード抜きには考えられませんね。
5位 サンティアゴ (約624万人)
サンチアゴって、米国カリフォルニア州のサンディエゴとは違いますからね!?この街は山と、高層ビルが重なっていて、ちょっとばかりロサンゼルスに見えます。→他の写真をグーグル画像で検索してみると分かるかもしれません。
ちなみに、ここに写っている高層ビルはラテンアメリカで一番高いビルらしいです。やはり高い高層ビルが一棟あるだけでも、都市の知名度や存在感は変わってきますね。
チリの人種構成ってどんな感じ!?
白人52%
メスティーソ44%
だそうで、
チリといえば、南米でも教育レベルが高いって言われているそうです。
4位 ボゴタ (約818万人)
こちらも治安が悪そう…。私がボゴタと聞くと治安が悪いというイメージしかありません…。なんだか、私にはラテンアメリカは本当に未知の世界です。こういう写真をみて、どんなところなんだろう?と考えるだけでもドキドキワクワク、気分がとてもいいです。
それでは、コロンビアの人種構成は!?
メスティーソ58%
ヨーロッパ系20%
ムラートが14%
ちなみに、コロンビアで思い出しましたけど、コロンビアには、私と同じ苗字の横井さんという方が、活躍されているんですよ。
3位 リマ (約966万人)
美しい海を見ると行きたくなってきます。結構人口の多い国なんですね。スペイン語を勉強するのに色々な国々を回ったら、結構ある程度話せるようになりそうですね。
ペルーとチリは地形が縦長ということでとても似ているので、どちらが南米の太平洋側の国家のうちの上側なのか下側なのかわからなくなります。ですが、よく南米の地図をみてみると、チリはペルーの三倍くらい縦長でした。
そして、このペルーの人種構成は、
メスティーソ45%
インディオ37%
ヨーロッパ系ペルー人15%
という複雑な構成です。
2位 ブエノスアイレス (約1391万人)
ブエノスアイレスにはパリのシャンゼリゼ大通りのような広くて長い並木通りがあり、南米のパリとも呼ばれているそうです。
私はこのように大通りがきちんと整備されている大都市にとても惹かれます。東京にさえこんな広い並木通りってありませんよね?この写真には大通りはありませんが、グーグル画像で検索したらいろいろ出てきます。
ブエノスアイレスを中心とするアルゼンチンとは、簡単に言うとヨーロッパ国家です。なので南米らしさを楽しめない可能性もありますが…。
ここで言いたいのは、南米のヨーロッパであるということです。
ヨーロッパ系が85%
メスティーソおよびインディオなどが15%
ですが、近年の研究では実はアルゼンチン国民の56%に先住民の血が流れていることが明らかになっているそうです。
1位 メキシコシティ (約2030万人)
メキシコシティの人口は、ペルーの首都リマやコロンビアのボゴダの二倍もあります。この写真だけを見ると、メキシコシティって近代的にみえますね。もはやスペイン語はスペインよりも、メキシコの言語と言っても過言ではなさそうです。
というのも、メキシコの人口は現在1億3万人くらいですが、2050年くらいには2億人くらいになると言われているため、メキシコがもしかしたらスペイン語圏の中心都市になるかもしれません。
位置的にもちょうど、アメリカ大陸(北米、中米、南米)の真ん中にあり、しかもメキシコシティはスペイン語話者にとって最大の年でもありますしね。
人口規模で言えば、スペイン語の発祥地であるスペインのマドリードの約3倍規模の大都市で、正直、マドリードは都市であり、大都市とは言えないのかもしれませんね。( ´艸`)
メキシコの人種構成は以下です。
メスティーソ60%
インディオ25%
いかがでしたか?これでスペイン語圏を代表する大都市がつかめたと思います。色々な都市に行って、スペイン語を楽しんできてください( ´艸`)
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