スペイン語の曲にハマってしまっているマルチリンガールりょうこですが、そんなスペイン語と言えば、メキシコを思い浮かべる人も多いはず。メキシコと言えば、つい先日チアパス地震 (2017年)が発生し、日本人の救助チームが現地に派遣され、話題になりましたよね。日本人として大変に誇りに思います…。
「メキシコ地震。日本とイスラエルが俺らを助けに来てくれたぞ!!【メキシコの反応】」
そんなメキシコですが、日本ではあまり注目されない国なのではないでしょうか?というのも、メキシコってアメリカの下ですし、なんだかアメリカの巨大な経済力と人口に圧倒されて、メキシコなんて目に入ってこないのかもしれません。
けれども私は最近メキシコのことを調べているうちにある発見をしてしまいました。
①日本とメキシコの人口の意外な共通点
この地図をみて、何を思い浮かべましたか…!?これは、北米(カナダ・アメリカ・メキシコ)の地図ですが、違う見方をすると、アメリカ人が思っているアメリカです。
うん!?どういうこと!?
アメリカ人からすると、人口3500万人しかいないカナダは自分のもの。と思っている。またアメリカなしでは生きていけないメキシコも自分の庭だと思っている。
つまり、北米=アメリカ合衆国と勘違いしてしまう。(そういう感覚に陥ってしまうという意味です)
実際に、アメリカとカナダはバスでも連結していますし、ここはほぼ同じ国と思ってもOKという感覚がある。ちなみにアラスカはカナダを超えたところにあるので…。
メキシコは、アメリカ人が旅行するのに安く行けるので、つまりここもアメリカということになるのです…。( ´艸`)
って話は、終わりにして、
実は日本とメキシコの人口が凄まじく類似しているのです。
1億2500万人(日本)→2017年
1億2700万人(メキシコ)→2017年
今現在、日本とメキシコの人口はかなり同じだと言ってもいいでしょう。けれども、これが、2050年にはどうなるのか?
1億0700万人(日本)→2050年
1億6300万人(メキシコ)→2050年
というような国連の調査があります。
List of countries by future population (United Nations, medium fertility variant)
なので、今現時点では、日本とメキシコは人口がほぼ同じということで共通していますが、時の経過とともに、共通点が1つ減ることになりますね…。
②意外な、地理的な共通点
日本列島ってカーブを描いていて、北海道が右、沖縄が左というように、緩やかにカーブを描いていますが、メキシコは、左から右へとカーブしています。
この地図を見ても分かるように、もしメキシコの西側に日本列島が存在していたら・・・!?
と思うと面白いかもしれません。
またこの二つの国は、アメリカに製品を多く輸出しているという点でも似ています。
メキシコの輸出先ナンバー1の国は、アメリカで、全体の80%です。(Reference)
日本の輸出先ナンバー1の国は、アメリカで、全体の20%です。(Reference)
メキシコはアメリカにかなり依存していることが判明しましたね…。
③メキシコ語(スペイン語)の発音と日本語の共通点
私がここ1ヶ月以上ずーっとハマっているスペイン語の曲なのですが、これは、ジャスティンビーバーの Love Yourself をスペイン語版にしたものですが、
歌唱力といい、このスペイン語の発音といい、とても頭に残る。それも、やはり日本人にとって発音しやすいスペイン語だからだと思います。
人は、自分の発音できる音は、すぐに記憶してしまいますからね…。
今現在、アメリカでも急速にスペイン語の地位が上がっていますし、世界中で英語の次に学ばれている言語がフランス語からスペイン語に置き換わってきています。
「英語の本場、イギリスではどの外国語が重要?結果は意外!」
「アメリカ(米国含む)では英語より、スペイン語を話す人の方が多い?」
英語が苦手な人なら、スペイン語から初めて見てもいいと思う。私はあまりスペイン語に力を入れているわけではないので、こうやってスペイン語の歌を歌ったり、日常会話レベルの単語だけを勉強しています。
④メキシコの土着民族が日本人に似ている理由
おそらく、私と同じことを思ったことのある人も多いかもしれない。なぜメキシコや中南米の人たちには日本人みたいな顔の人たちがいるのだろうと…。
そもそもスペイン人がメキシコを植民地化する前までは、メキシコの先住民が住んでいたわけだけれども、そのインディアンは日本人と同じように、モンゴロイド系と言われることがあるのだ。
以下の英文は、https://en.wikipedia.org/wiki/Mongoloid から抜粋したのだけれども、
In 1940, anthropologist Franz Boas included the American race as part of the Mongoloid race of which he mentioned the Aztecs of Mexico and the Maya of Yucatán.[33] Boas also said that, out of the races of the Old World, the American native had features most similar to the east Asiatic.[33]
現在メキシコに住む人たちは、スペインの植民地になる前に存在していたアステカ人と、スペイン人などの混血である。
これは英語版から引っ張ってきたメキシコ人の人種構成なのだけれども、やはり白人は多いものの、先住民もかなりの割合でいる。この先住民というのが、日本人などの東アジア人に似ているといわれているのだ。
上の写真は、Maya peoples と言われていて、日本人や東南アジア人に近い顔になっている。これまた不思議だなぁ…。
ちなみに、このようにアメリカ大陸に白人よりも先に来た民族は、南米にもいて、そういう民族の記事は以下にまとめた。
「意外に知られていない、日本人に顔が似ている民族・国家 TOP20」
⑤日本とメキシコはともに地震大国である
世界を見渡すと、地震があまり怒らない国のほうが多い。日本にいると分からないのだけど、日本は異常な程、地震の多い、いわゆる地震大国である。
メキシコも同様に、なぜメキシコにはこんなにも地震が発生するの?
Mexico is in the worst possible place for earthquakes — here's why it keeps getting hit
という記事ができるくらい、北アメリカの人たちから見れば、メキシコは地震大国なのである。
いかがでしたか?
結構探ってみるだけで、共通点がでてくるものですね・・・。やや、無理やり感があったかしら?( ´艸`)
⑥世界最大規模の都市圏
世界の大都市は、その市域人口よりも、その市域を中心とし鉄道で張り巡らされた都市圏で測られることが多い。そういう基準で考えた場合、東京は、3500万人ほどを抱える大都市圏で、よく大都会と言われるニューヨークよりも上である。
そして、メキシコシティは人口という意味で言えば、北米、中南米全体で、一番人口が多い。
https://en.wikipedia.org/wiki/Template:List_of_metropolitan_areas_by_population,_Forstall
つまり、ユーラシア側における最大の都市圏と、アメリカ大陸側における最大の都市圏という意味で、双子とも言える。
最後に
以上、無理矢理書いたような記事に思えるかもしれないけれども、これを気にスペインに興味をもってみたり、スペイン語の学習を始めてみる一つのきっかけになっていただけたらと思う。スペイン語を学ぶメリットは以下。