2050年には、日本の人口は、9,515万人となり、約3,300万人(約25.5%)減少。現在、世界一ともいわれる東京23区を中心とした都市圏人口がそのまま無くなる計算だ。
2050年と言えば、一人当たりのGDPで既に韓国にも追い抜かれているという英語圏の予想もある。
「日本、中国、韓国を比較。2016年→2030年→2050年のGDP(国内総生産)ランキング TOP20」
※韓国の場合、国がコンパクトなこと。大学進学率が高く、HDI(人間開発指数)が高いので、モラルが無くても、シンガポールのように一人当たりのGDPで日本を追い越すことは、十分に可能。
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それを考えれば、移民を受け入れながら、どうにかして日本の経済を衰退させないようにしたい。と思うのは多くの日本人が思うところだろう。けれども、移民がやってくることにより、ドイツのような、性暴行事件が起きたり、ドイツのルールに従わない人が来ることは避けたいものだ。
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実際、現代の日本人も、移民を受け入れるのは賛成だけれども、イスラム教徒に対しては否定的な考え方を持つ人も少なくない。
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このように、移民を受け入れるのは歓迎という人は多くても、その後、国の秩序が乱れたり、事件が多発するということもあって現在多くの国では移民に慎重になりつつある。
とはいっても、アラブ首長国連邦のような国は、移民と駐在員を合計したほうが、全体の人口の88.52%と、実際のドバイ人よりも、多いことは有名だが、犯罪が全く起こらないという例外もある。
この記事では、今後の日本のためにも、ヨーロッパの中でも、イスラム系人口の割合が高いフランスの現状を見ていこうと思う。
それでははじめよう(^_-)-☆
①日本人が数十年前イメージしていたパリと現在のパリ
世界がグローバル化してきている。日本もグローバル化の波に乗り遅れないようにしよう!このような話を聞かないだろうか。実際、世界はグローバル化してきている。のは事実である。
グローバル化を日本語的に言うのなら、全球化である。中国語ではこのように書く。つまりグローブって地球の球体のことで、昔流行った小室哲哉さんのグループであるグローブも、グローブ(手袋)の意味ではなくて、球体の意味。つまりグローバル化とは、地球すべての人たちと関わるようなイメージがある。
そういう意味で言うなら、西洋、特にヨーロッパはかなりグローバル化しているとも言える。そんなグローバル化の結果、イギリスはEUから離脱するという道を選んだのもの確かである。
「英国ロンドンがイスラム教徒に乗っ取られた!?エリザベス女王やキリスト教徒がついにブチ切れていた件【海外の反応】」
ま、今後どうなってしまうのかはわからないが…。上手くいくのかもしれないし、失敗して貧困国にある可能性も否定できない。(私は経済専門家でもなんでもないのでなんとも…)
ところで、そんなフランスでも、グローバル化などを勧めた結果、フランスのパリには現在、非白人の人口が増えて問題になっているのだという。
それは以下でも書いていくが、現在のパリでは有色人種が溢れかえり、かつて日本人がイメージしていた、いわゆる日本人が憧れる白人が溢れる都市ではなくなっている。ということなのである…。
②フランスが移民を受け入れ始めたきっかけ
そもそもフランスに移民が増えたのは、第二次世界大戦後。戦後、フランスを再建することにあった時期に、フランスは労働者不足に悩んでいた。その結果、フランス政府は、ヨーロッパのみならず、アメリカ、アフリカ、アジアなどから移民を積極的に受け入れ始めた。
特に、1970年代、フランスが経済危機に陥っていた時期、イスラム圏から大量の移民を受け入れ、フランスの市民権を与えるため、家族なども含め、フランスへの永住を許した。
その結果、 パリ首都圏の助成公営住宅などに失業率の高いイスラム圏の人たちが溢れかえるようになった。
それ以降、フランスは本来、フランス人に同化する政策をとっていたが、それを放棄し、人種統合(同化ではなく、多様な人種がともに暮らし、平等に機会を与えること)に切り替えた。
と言われている。
③現在のパリ中心部の状況…
上の動画は、ネット上で話題になっていたもの。日本人がパリを観光してもエッフェル塔などがあるパリの中心部しか回らないので分からないかもしれないが、このように、アラブ人や黒人だけしかいない地区というのがパリには複数点在する。
その一つが、フランス・パリ18区にあるパリメトロの駅であるシャトー・ルージュ駅。まさに上の動画は、その駅周辺の映像である。
この動画を観ても分かると思うのだが、パリに突如、アフリカか中東にある街が、降り立ってきたかのように、白人が全くいない。
けれども、こういう状況は日本人には想像しがたい。というのも、そもそも日本には国際都市というものがない。東京でさえ、日本人が90%以上という状況なので…。
悲しいことに、東京は人種の種類が、ロンドン、ニューヨーク、パリなどに比べて極端に日本人に偏っているので、まだ国際都市とは言えないような気がする。
ここで分かりやすい説明をしてみよう。パリは外国人がものすごく多い街だということは分かったと思うのだけど、パリ人にとっては外国人というようには見えないのである。
なぜなら、東京には地方から多くの人が住み着いているが、「私北海道からきました!」とか、「私名古屋からきました!」が、パリでは、「私ナイジェリアからきました!」とか、「私モロッコからきました!」になるわけ…。
なぜならフランス人はEUとしての顔も持つが、フランス語圏の中心国としての顔も持つからだ。そのため、日本人が思っているよりも、アフリカ人には慣れているわけである。
以下、海外の反応
■
これは本当にフランスなのですか?いつか、シャトー・ルージュが独立宣言したりしないよな?イタリアにも、サンマリノっていう小さな国があるから、あり得ないこともないだろうね…。
■
おいおい、NYのブロンクスやハーレムにも黒人がたくさんいるけど、もしアメリカ人がなんでこんなに黒人いるんだ?って言ったら俺はこうやって言ってやるね、じゃ最初からアフリカから奴隷としてアフリカ人を連れてこなければよかっただろうってね。
■フランス人
パリには北アフリカ人が多いよね、しかもたまにインド人も交じってるから見分けつかない。
■フランス人
個人的に移民は、その国を美しくする要素の一つであると思う。
■フランス人
この動画素敵!ここって、アフリカのコンゴ?それともマリ?
マルチリンガールのコメント
人種に対して動物に例えた言い回しなど、フランス独特の蔑視ワードが含まれていたが、敢えてコメント欄には書かなかった。けれどもやはり、移民を歓迎してはいないということはコメントから察することができる。
④まず、パリを理解できていない日本人が多い
この地図は、パリ首都圏(17,174 km²)である。この記事ではパリ首都圏と呼ぶことにするが、フランス語では、イル=ド=フランス地域圏と呼ばれていることも合わせて覚えておきたい。
一番真ん中の75のところがいわゆるパリ。ここは、東京23区のうち、都心と呼ばれる千代田区、港区、中央区くらいの広さしかなく、パリ自体はかなり狭い。
以下でも解説。
「パリの20区=東京7区の広さしかない。どっちが国際都市で、都会?徹底調査してみた!」
そんな小さなパリをセーヌ=サン=ドニ県、オー=ド=セーヌ県、ヴァル=ド=マルヌ県囲むかのように、92,93,94 などがある。
また更に、それらを囲むように、セーヌ=エ=マルヌ県、イヴリーヌ県、エソンヌ県、ヴァル=ドワーズ県などがある。
これら全部を合せると、パリ首都圏であるわけだが、この記事で語っている移民の割合は、このパリ首都圏を指しているということを先に言っておく。
⑤パリ首都圏に住む4万人以上の集団(出身国別順位)
こちらの順位は、2011年の国勢調査におけるパリ首都圏における、4万人以上の集団の内訳だ。この順位を見て気付くこと。それは、多くの国が、フランスの旧植民地であった国々であることがお分かりだろうか。
またこれらのうち、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、グアドループ、マルティニーク、マリ、コートジボワール、セネガル、コンゴなどの公用語は現在でもフランス語なため、一応、フランス語が分かる人たちの集団が多いことも特徴。
一応言語は共通なわけだがこれらの国々にはイスラム教を信じている国も多くあるわけで、フランス人の価値観には馴染めない人たちも少なくない。
Reference
Demographics of Paris
で、パリ首都圏の人口は、1214万人だが、そのうち、生粋のフランス人が、911万人(2010年)しかない。つまり外国人(移民や外国で生まれた人など)は、211万人ほど住んでいるということ。想像してみて。パリ市の人口が、214万人(2019年)ということを考えれば、もし、パリ首都圏において、移民211万人が全員中心部のパリ市内に住み始めたら、パリはもう完全に白人の都市ではなくなってしまうということにもなる。
もっとわかりやすいイメージで言うと、東京の首都圏に、札幌市の人口195万人が散りばめられて、東京に札幌人が溢れるようなイメージ…。
⑥犯罪率は上がったのか
フランスのレイプ率は、2003年(17.3人)→2015年(20.1人)に増加している。殺人数は変わっていない。976人(2005年)→875人(2016年)と緩やかに減っている。それ以前のデータがみつからなかったので、最近のデータを比較しただけの形となっているが、移民を入れて、急激にレイプ数が増えたのか?と言われれは、それを裏付けるデータとしては不十分かもしれない。
けれども、スウェーデンの場合、移民を受け入れたことによってレイプ被害が増えたと英語圏でも言われているので、フランスとスウェーデンではまた話が違うのかもしれない。
「日本人を尊敬します。俺らスウェーデン人が、移民問題に関して日本に倣わなければならない理由【海外の反応】」
以下のURLで調べたが、レイプ犯罪以外は、窃盗などの件数を見ても減っているということが分かった。
https://knoema.com/atlas/France/Robbery-rate
⑦やはり、パリはイスラム化している…
こちらの動画も話題になっていた。パリにあるごく普通のストリートと題されたこちらの動画ではコメント数がハンパない。ちなみに、以下の記事でも書いたのだけど、「イスラム教に改宗する白人(キリスト教徒)が多いのはなぜ?2050年における宗教のパワーバランス」
フランス語がこのまま移民を許容する政策をとり続けた場合、2050年には、フランスにおけるイスラム教の割合が、2010年の8.8%から、18.0%にまで伸びると予想されている…。
つまり、フランスの5人に1人が、イスラム教徒である。という時代を迎える可能性もあるということ…。
もう、この動画みても、かなりヤバイっていうのが伝わってくるよね…。
以下、海外の反応
■
おぉ。リビアでは信号のサインがアラビア語ではなくフランス語で書かれていたのか。。おぉ、待てよ?ここはどこだ?
■
パリではなくて、もやはパリスタンやなぁ。
■
見てるだけで怖い。
■フランス人
私はフランス人で今アメリカに住んで3年目になります。フランスに帰国するのは正直怖いです。昔に比べるとだいぶ変わってしまったもの。
フランスに帰ったときに、カルチャーショックを受けるのが非常に怖い。もし今のフランスに帰ったら、昔子供だった頃のあのフランスはもう戻ってこないのよね。とか、フランス文化は死んでしまったって思ってしまうと思うから。
■ロシア人
俺らロシア人はお前らと違ってずっとロシアを守ってきたけどな!
■ウクライナ人
私はパリに住んでいるけれども、白人の私でさえ、自分は少数派だと感じるわ。
■フランス人
文句ばっか言ってる人おいけど、多様化したフランスも俺らの強みであることは覚えておかなければならないぞ!
■ドイツ人
ドイツも今は、ケルンやベルリンがこんな感じになっているぞ。
■カロフォルニア在住のアメリカ人
これはサンフランシスコやカリフォルニアの現在の状況と似ているな。これと同じように、カロフォルニア・サンフランシスコ版の動画を今度俺が作りたいくらいだよ。ちなみに、こっちの場合は中国人やインド人が多いのだけどね。
「閲覧注意!!これがロサンゼルスの現実。ホームレスと売春婦、そして警察だらけ?日本では絶対に見られない光景!【海外の反応】」
■フランス人
この動画ってパリのバルベス・エリア(イスラム教の多い地区=パリ北駅付近)を映しただけだろ?パリはもっと広いぞ。
⑧日本人はフランスでどう思われている?
この記事では、フランスにおける移民の状況を簡単に書いていったけれども、最後に、日本人の評判についてちょっと書いて終わりにしたいと思う。
最近はフランス系の動画を観ていると、このように、パリの街を掃除する活動を長い間続けている日本人が称賛されていたりする。
一方で、この動画のコメントにも、フランス人らしき人からのコメントとして、
フランスは、他のヨーロッパと同様、かつてのフランスではないのだよ。意味わかるよね?だから、こんな汚いんだ。つまり、ムスリム(イスラム教徒)たちが、パリの街を汚している一方、日本人はきれいにしているんだね。
というように、イスラム系の移民たちは、かなり嫌がられているイメージも感じられる。それもそうだろう。ドイツにおいても同じで、イスラム系の人たちは、自らの宗教的な考え方をヨーロッパに持ち込んで、その国のルールに従おうとしない。
そのうえ、それが批判されると、人種差別だ!昔お前たちがやってきた植民地支配はなんだったんだ。という話になるので、ヨーロッパ人も声を上げることができないのだろう。
話は日本人の評判に戻って、上の動画はほんの一部のフランス人に見られているだけであり、一般のフランス人は日本人にそれほど関心はない。
けれども、ヨーロッパの中でもドイツよりも日本語学習者が多く、私が海外の反応をフランス語とドイツ語でも訳していて思うことは、明らかにドイツ人よりもフランス人の方が日本に関心があるということだ。
それは日本在住のフランス人人口を見ても分かることで、こういう部分を知ると、日本人はよりフランス人を大切にしたほうがいいとも思ってくる…。
「これが本音!!フランス人って、ぶっちゃけ日本人のコトどう思ってんの?【フランスの反応】」
フェイスブックの反応
柳澤さん
フランスの友達と話すときなどに、こういう状況を踏まえるとパリのことは話題にしづらいです。加えて、PSJのネイマールも出てっちゃうかもしれないし。
井さん
既に日本人の間で「花の都パリ」は中國人の旅行先から「移民の都」と言はれています。
ようこさん
これ本当にフランス?白人がいない。アフリカ系の黒人ばかり、伝統ある国が移民によって滅んでいく姿・・・悲しすぎる!
片岡さん
ロンドンもこんな感じですよ!ブリュッセルもアムステルダムもにたような感じ! EUになって急速に変化したと思います!
Tanakaさん
わかりきったこと。日本も移民たくさん受け入れたらこんな感じになりますよ~。移民で穴埋めしようとしてる政治家たちは狂ってる
矢吹さん
モンマルトルやオペラ座の辺りも昔からこんな感じですよ。アフリカやフランス領からの移民は今に始まったことじゃない。今更な話。認識低すぎ。
Sumidaさん
共産党、社民党、旧民主党は同胞を呼び込むだけだし、公明党はお布施さえ貰えれば問題なし、自民党はそもそも親中派が主流だしwどうにもならんねw
野路さん
トランプ氏の策、移民や難民の制限が、現実的に言えば妥当です。企業さんは、安い労働力として、移民や難民を使いたいから反対するわけです。人道的見地から反対しているわけではありません。
茂木さん
ロンドンも移民の数がイギリス人の過半数を超えて久しい。数年前には移民の市長が誕生してしまうほど移民に侵食されている。
Taikoさん
フランス人の友人曰く「パリはもうフランスではない!」
Furukawaさん
ヨーロッパはもうだめですね…これまで虐げてきた中東・アフリカ勢に逆襲される日も近い。
中嶋さん
かつての植民地の逆襲ですね。彼らのぶち壊した文明 文化の報いがの今になって表れてきましたね。
吉賀さん
欧米は過酷な植民地支配をしたからね。道義的責任を取るのは仕方ないんじゃないかな。
Miyamotoさん
アフリカの国でフランス語が公用語なのはかつて植民地だったため!仕方ないですよね
Yamamuraさん
多かれ少なかれ首都は国際化するもんです。この投稿では「日本も」とありますが「東京も」の間違いじゃありませんか?
林さん
フランスの外人部隊は、有名ですね。投稿の主旨とは無関係なコメントだけど
牧野さん
今、移民が問題になってるけど、古代日本も同じような問題を抱えてたのかな?
どちらかというと高度な技術を持つ移民を重宝して、待遇は良かったような気がするけど?
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