最近、世界各国で移民の受け入れが失敗だった。という声が聞こえてきている。もう忘れられているかもしれないが、2015年欧州難民危機というのがあったのを覚えているだろうか。
あのとき、多くのシリア人がドイツを目指して北上していった。そして、ドイツはなんと、現在までに110万人以上の難民を受け入れてきているようだ。
100万人と言えば、キプロスとかフィジーみたいな国家ができてしまうくらいの人口で、例えばドイツが広くて、それらの110万人の難民が分散したとしても、それは今後の将来、強い勢力になる危険性もあるくらいだ。
「親愛なる日本の友人よ。君たちの移民政策は非常に優秀だ。ドイツが日本を称賛する理由【ドイツの反応】」
で、その移民を受け入れてきた国家の中でも、最近かなり移民に対する反発が強まってきている国が、スウェーデン。
スウェーデンといえば、人口990万人、およそ北海道の2倍よりも少し小さいくらいの人口だけれども、そのうちの、178万人が、移民である。
もう、おおざっぱに言えば5人に1人である。
Reference
nordic.businessinsider.com/swedens-foreign-born-population-is-nearly-17-million-people---finns-are-the-biggest-group-2017-3/
この写真を見ても分かると思うが、スウェーデンと言えばもやは金髪や青い瞳だけがいる
国ではなく、人種が日本人が想像する以上に、多様なのだ。
①日本人がイメージするスウェーデン
スウェーデンといえば、北欧にある豊かな国の一つで、日本よりも進んでいる国！！なんていう幻想を抱いている人も多いかもしれない。確かに世界幸福度報告によるランキングでは、日本が、54位（5.915ポイント）なのに対して、スウェーデンは、9位で（7.314ポイント）である。
人口当たりのGDP、社会的支援、健康寿命、人生選択の自由度、寛容さ、社会の非腐敗度などからランキング化されるもので、確かに日本よりもスウェーデンのほうが全体的な質は高い気がする。
たとえば、社会格差を示すジニ係数においても、日本が、0.329だとすれば、スウェーデンは、0.259であり、所得が日本よりも均等に分配されていることが分かる。（ジニ係数は、1の数字に近づくほど格差が激しく、0に近づくほど格差が全くないという指標）
そういう意味からも、確かにスウェーデンは素晴らしい国で、日本も今後もっと見習っていくべき部分があるのだよね。特にジニ係数の面で…。以下が現実なのでね…。
List of countries by income equality
②スウェーデンは確かに素晴らしい国だが、移民政策は違うかもしれない
スウェーデンは上に書いたようにイメージが非常に良い国である。北欧という金髪ブルーの瞳の率が高い上（西洋では外見上憧れる人も多い）、富の格差が欧米諸国の中でも少ない上、、福祉が手厚く、ワーク・ライフ・バランスもしっかりしている。つまり日本とは違い、富の格差が激しくない上、労働環境の公平性がより進んでいるということである。
また一人当たりのGDPも高く、旅行者がよく訪れるスウェーデンの首都ストックホルムも、現在スタートアップ都市として、世界的企業が目をつけているほどでもある。
何もかもが完璧に見えてしまうスウェーデン。けれども、本当にそうだろうか。
日本人がシンガポール、上海、クアラルンプール、ソウルに旅行に行ってきて、それらの中心部だけしか見て回らなかった。つまり田舎を見てこなかった場合と、みてきた場合では全然違うように、スウェーデンにも、郊外に移民のタウンがあるのだ。（上にリンクしたドイツの記事にも、ドイツの郊外にある移民地区が問題になっている）
最近、日本にも移民を受け入れて労働力を増やそう！という声も聞こえて来るが、それをすることで、現在のスウェーデンのようになると、経済評論家の三橋貴明氏は警告している。
③日本が称賛され始めている理由
Japan's top economist - Sweden was ruined by immigrants→こちらの動画、著作権の関係で現在、無効化されているので見れないです。
で、現在、スウェーデンでは、移民を受け入れたことに対して後悔している層が増えてきているようで、日本政府が断固として移民を受け入れない政策を貫いていることに、称賛の声が上がっているのだ。
この動画。日本の経済評論家である三橋貴明氏がでてくるのだけど、日本人が作った動画ではなく、海外で作成された動画だ。海外のコメントを見ると、かなり称賛されていたので非常に驚いてしまった。
この動画の、3:34 をみてほしい。スウェーデンのテレビ局が、その郊外に住む移民のタウンを取材したとき、何が起こったと思いますか？
殴ってるんですよ・・！？おそらく日本人が想像するスウェーデンって殴る！蹴る！投げつける！とは違うはず・・。けれども、こういう現実が今のスウェーデンにはあるということなのだ。
スウェーデンの犯罪率。って考えたことありますか？
犯罪発生率、スウェーデンは日本の13倍なのです。と、三橋さんもおっしゃっているが、私も英語圏のサイトで調べたところ、まったく同じことが書かれていた。ここでいう犯罪発生率は、総合的な犯罪ではなく、暴行発生率の意味なので、そこだけ頭に入れておいてほしい…。
以下は、NationMaster という国家を比較するための様々な統計資料が掲示されているデータベースサイトで、ウィキペディアにも載っている。
Crime > Assault rate: Countries Compared
上のランキングでは、2011年のデータとなっていたが、2011年、スウェーデンでは、845人の人たちが暴行されていたとすれば、日本は同年51人となる。
日本、少なすぎる気もするが…。(;^_^A→絶対、もっと多いよね…。
Reference
https://www.nationmaster.com/country-info/stats/Crime/Assault-rate
なので、スウェーデンでも場所によってはかなり、暴行されやすい環境にあると警戒したほうがいいかもしれない。なにせ、日本の13倍以上なのだから…。
④2006年～2017年までのレイプ被害における推移
で、上では暴行発生率という数字を見てきたが、男女関係なく、スウェーデンではレイプ発生率が上がっている。上のグラフはピンク色が女性で、左側の数字は、1→100人ということであり、他のソースをみても、以下のように、
2235（2003年）→2261（2004年）→3787（2005年）→4208（2006年）→4749（2007年）→5446（2008年）→5937（2009年）→5960（2010年）
という感じで増えていることが分かった。で、上のグラフを見ても分かるように、女性に関しては、2013年くらいからグっと上がっている。
Rape statistics(Rape at the national level, number of police-recorded offenses)
こういう状況の下、2018年、スウェーデンは、相手の了承がなければ、たとえ、暴力や脅迫なしでも、レイプで見なされるという法案が成立してしまった。
Rape in Sweden
⑤レイプ加害者の出身国
こちらがスウェーデンにおけるレイプ加害者（2013年～2018年）の出生地となっている。まさに、上のグラフにもあるように、グっと上がった2013年からのデータである。
合計843人のうち、
・中東・北アフリカなどのアラブ人（197人）
・サハラ砂漠以南のアフリカ人（134人）
・ヨーロッパ以外の人（96人）
・ヨーロッパ人（416人）
となっており、スウェーデンに少ないはずの中東人がこれだけの割合となっている。ということからもわかるように、スウェーデンにとって、移民、特にイスラム圏からの移民を受け入れることが問題になっているという訳だ。
これは、以下の記事からも分かるが、いかに西洋の価値観とアラブの価値観が合わないということがわかるかもしれない。
「欧米人→日本、よくぞ言った！世界中のムスリムよ。俺ら日本人は君たちのことが嫌いじゃないが、特別だとも思ってないのだよ by のび太【海外の反応】」
⑥HIV人口の増加
スウェーデンにおけるHIV陽性者（85歳までの男女）は、2000年の750人程度から、2016年には、6000人に増えている。
ちなみに、NIID（国立感染症研究所）によると、日本でも、HIV陽性者は増えているようなので、この現実も受け止める必要があるだろう。1000万人（2017年）程度のスウェーデンと、1億2千万人以上もいる日本人とでは、比較するのが難しいかもしれないが…。
⑦日本が称賛されていた動画の海外の反応
③で紹介した動画の海外の反応をここでは見ていきたいと思う。ではでは、反応をみていきましょう。
以下、海外の反応
■（スウェーデン人ユーチューバー）
翻訳ありがとう。日本大好き人間の俺にとっては、日本でも名のある経済評論家が俺らのスウェーデンが現在どれほど狂ってしまったかについて語っていたのは非常に興味深かった。それと、動画の最後のほうに、俺のチャンネル動画も含めてくれてありがとうよ！
■
この経済評論家、１９６９年に生まれたって言ってたけど、２１世紀に突入してから突然、老化しなくなったのかしら？彼はどうみても、２０代にしか見えない。なんで、東洋人ってこんなに若く見えるの！？
■（カナダ人）
素晴らしい！日本が勇敢にも自分の国を守っていることに対して私は嬉しくなりました。私は今カナダに住んでいて、日本とは違い権力者が移民をもっと増やそうとしているの。すごく、フラストレーションがたまるわ。日本よ、安全でい続けて。カナダのように大量の移民を入れて自国を滅ぼさないように粘り続けて。
■
僕はただ嬉しい。一つの価値観でまとまっている健全な日本という国がこの世にまだ残っていることをね。もし西洋が燃えつけてしまっても、このような国が存在するだけで、それは西洋を奪われた僕たちにも希望を与えるだろう。
■（スウェーデン人）
私はスウェーデン人です。彼（三橋さん）が言っていることは、完全に正しい。正直、スウェーデンに住み続けるのはもうイヤだと思っています。ヨーテボリの中心部に行ってみな。そこにいる人たちの半分は、アラブ人かアフリカ人。またヨーテボリの郊外に行ってごらん。もう黒人しかいないよ。もう私たちは逃げることができない。遅かれ少なかれここスウェーデンで何かが起こるだろう。つまり、彼ら黒人やアラブ人が、私たち白人と次々と異形交配していくってことなの。
■
日本人を尊敬しますね。彼らは賢い。グローバリズムや左翼に左右されないんだから。
■
日本はどんな犠牲を払ってでも、その人種的な整合性を守っていく必要がある。
■（ドイツ人女性）
日本、ありがとう。ドイツより。
■（日本人）
日本人は外国人観光客を歓迎します。けれども、君たちのバケーションが終わったら、ちゃんと自国に帰るんだぞ！
■（スウェーデン人）
日本人はネアンデルタール人から自国を守るということについて大変賢いと思います。スウェーデンも、同じことをするべきです。
マルチンのコメント
一部日本人のコメントもあったが、かなり、いいね！の数が多かった。また一番最後のコメント、ネアンデルタール人とはだれのことを指す？のかは不明だけれども、これまたかなりの、いいね！がつけられていた。
で、私がこの記事を書いていて思ったのは、西洋国家の中で移民政策で失敗した国（この失敗とは、犯罪率が上がってしまった国）を中心に、日本のように移民を受け入れない派が、ますます増えていくのではないか？と思ったこと。
また、一部の人たちだけに利益が回っていくようなグローバリズムに反対する声もどんどん大きくなってくるのではないだろうか？ま、今後、数十年の間で色々なことが起こるのでしょうね…。
⑧2016年に強制送還されていた8万人の移民
以下の動画は、不法滞在者などを中心にスウェーデンにいた8万人の移民が強制送還されたというもの。190回近い再生があり、いいね！の数は、4.4万人も…。1700人ほどの、良くないね！もあるが、圧倒的にスウェーデン人が、不法移民を追い払ってくれてホッとしたという表れなのかもしれないとも思える。
Sweden Rejects VISAs, Deports 80,000 Migrants and illegal Immigrants - FINALLY
ではでは、こちらの反応も紹介しよう。
以下、海外の反応
■+1891
8万人ものイスラム教徒が国外追放されたのは、まさにいいスタートだ。けど、まだまだ国外の対象者は残っているということも忘れるなよ。ヨーロッパはヨーロッパのものなんだからな！
■+143
彼らをドバイに送ってやっておくれ。ドバイ人はリッチだし、同じイスラム教徒だからさ。
■+67
スウェーデンよくやった。イタリア人はお前らの見方だからな。100％応援する。
■+217
ヨーロッパ全体がスウェーデンに続くべき。
■+1552
スウェーデンでかしたぞ。けど英国を忘れないでね。英国はもうEUに見切りをつけたからさ。
■+606
スウェーデンのレイプ率は世界でも最も高い。
⑨移民に暴行されるスウェーデン人
上の動画のタイトルと内容は若干違うのだけれども、こちらの動画では、ストックホルム郊外の移民率が89％以上のRinkebyという街を取材したスウェーデン人がイスラム教徒に暴行されているもの。（動画のタイトルは移民率の多い、マルメ市と書いてある）
最近ユーチューブは厳しくなったので暴行の映像はなく、この動画では暴行のシーンが音声のみとなっている。ここ（Rinkeby）は、スウェーデン人でも絶対に近づきたくないと言われる有名な場所で、19,349人（2016年）のうち、イラク人（3155人）、イラン人（2909人）、ソマリア人（2878人）、トルコ人（1819人）、シリア人（631人）、パキスタン人（456人）、インド人（414人）、バングラデッシュ人（414人）、モロッコ人（344人）、レバノン人（289人）という、スウェーデンにおけるイスラム教の聖地みたいな場所…。
暴行されている音が、まさに本物で閲覧注意かも…。
以下、海外の反応
■+137
スウェーデッシュタンへようこそ！
■+262
スウェーデンでは警察も移民だからなぁ…。
■+144
今すぐあいつらを強制送還しろ。
マルチンのコメント
上の動画のタイトルともなっているマルメ。マルメ市という都市名を聞いたことがある人は少ないと思うが、マルメ市は、デンマークの首都コペンハーゲンから海を渡った20kmほどの場所にあり、ストックホルムからはかなり離れている。ここは、スウェーデン第三の都市であり、イスラム系の移民の割合が多い都市としても有名。そのためユーチューブでスウェーデンにおける移民問題を調べていると、この都市名がかなり表示される。
2017年時点で、31万人の人口を擁するマルメ市だが、そのうち、1.1万人はイラク人であり、31人に1人がイラク人という都市である…。
つまりクラスメートに1人はイラク人がいると言えば分かりやすいだろうか…。けど、上にも書いた通り、上の動画は、マルメ市ではなく、ストックホルム郊外のRinkebyだからね…。
ちなみにマルメの動画がアメリカ人によって挙げられていたが、それほどイスラム化しているような感じはしなかった。→Is Malmo Sweden A No Go Zone?| 2019 Investigation Tim Pool
フェイスブックのコメント
柳澤さん
スウェーデン見習えという人に限って、国防にかなり力を割いている国だという事を無視するｗ
井原さん
予算額だと日本が圧勝ということを無視してはいけませんｗだいたい日本の１０分の１程度です。確か、この前徴兵制が戻ったようです。
Takashiさん
著名な経済評論家の三橋さん、おはよう寺ちゃん などのラジオ番組でコメントされているのを聞いてます。移民問題でも、ドイツなどの政策を嘆いたり、逆に人口が減り雇用が生まれるチャンスなのだとおっしゃっていて、的確な意見ですよね
Yoshikoさん
犯罪率のくだりは、意外でした。限られた窓からしか眺めていないのだなあ・・・と改めて思いました。シェアに戴いてみます。^^ 因みに・・スウェーデンと言えば、身体が大きいとか^^;;; 福祉が進んでいるとか、最近では、ちょっと児童福祉などにおいてはかげりが見られるなどです。
川副さん
国民性や歴史や地政学的状況も加味しないと、ですね。
廣瀬さん
移民を受け入れる話は経済難民や政治難民とごちゃ混ぜにされて議論が整理されていないですね。とても勉強になりました。
清水さん
この件を考えていてあるシチュエーションが浮かんだのだが。
ある日突然、強力なウイルスが蔓延する。その前にシェルターに逃げ込んだ人たちは助かるのだが、外には感染したかもと思われる肉親や仲間も大勢混じっている。このときシェルター内の人の判断は外の人たちに対してどうするのが一番いいのか？
例えに誤解があると思われるとそれは本意ではないのだが、こちとら難民の人たちがお気の毒なのは百も承知だって。でも良い人か悪い人か判断もロクにせず難民を大量に受け入れて果たしてホントにイイもんだろうか。
果たしてホントに人道的に正義なんだろか。
難民の大量受け入れはシェルター内の日本人の安全がちゃんと保たれなければ日本人に対しては人道的ではない
ってコトになるんじゃないのか。
お気の毒だから受け入れましょって莫迦言いなさんなっての。コレは綺麗事ではかたずけられない読み間違えりゃ国の存亡にも関わる一大事なんだってば。
も一度上に書いたシチュエーションをよぉく考えてみて欲しいのだよ日本のエラい方々さんさぁ。
大神治さん
私の方こそ、ありがとうございます。文中に出てくる、三橋貴明氏の動画も拝見させてもらったが、スウェーデンが抱える「難民・移民」問題を、この時期に取り上げてもらったのは、よかったと思います。半島問題や北兵士の密入国事件と相まって、日本人も真剣に考えていかなければならない問題だと思います。
「りょうこ」さんの投稿には、いつも啓発させられています。
Sahoriさん
個人的には移民受け入れ反対ではなく、日本に移住する外国人が幸せになれるか疑問、という点があります。
単一民族国家で単一言語社会、長い歴史の中で社会に残る日本固有の慣習がストレスになるなど、多様性とはほど遠い島国ではしんどくて、孤立やストレスから犯罪にという事を考えるとオススメできない、と思いました。
逆の立場ならやっぱりしんどいと思いますね。
中嶋さん
安易な移民政策は良くないですねー。
野津さん
経団連は韓〇からの就職難民を受け入れようと画策していますが犯罪率が確実に上がります。
山本さん
既に上がってます。技能実習生という名目で中韓から入れて、居なくなったりしてます。竹中平蔵氏が一番の原因ですね。詳しくは三橋貴明さんが説明されてます。もちろんその案を拒否できない安倍政権も情けない限りですけどね。
北村さん
安倍首相の移民政策には反対します。誰が利益を受けるのですか？経団連ですか。自民党ですか？移民国になってからでは、遅いのです。
Immigration to Sweden