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海外に住む日本人の多い国 TOP10, 日系人の多い国 TOP20

2018年1月13日

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海外に住む日本人の多い国 TOP10, 日系人の多い国 TOP20

2018年1月13日


この記事では、世界に住んでいる日本人(在留邦人)、そして日系人などの人口を国別にみたランキングを紹介していきたいと思う。少し紛らわしいけれども、日本人(在留邦人)と日系人の区別は以下に書いてみた…。

まず在留邦人とは、基本的には日本に住んでいる人だけれども、長期滞在(3ヶ月以上)やその国の永住権(永住権をとったからといって、その国の市民権を得るわけではない)の合計である。

一方、ちょっと紛らわしいのが日系人だ。

日系人(にっけいじん)とは、日本以外の国に移住し当該国の国籍または永住権を取得した日本人、およびその子孫のこと。

とウィキペディアで説明がある。

つまり、日系人は例えばアメリカで市民権(国籍)をとった日系アメリカ人やその子孫も含まれれば、在留邦人にも区分されている永住者にも当てはまるということだ。

なので例えば、アメリカに住んでいる日本人のような顔をした人で、日本語も話せない人などが、日系人だったりすることが多い。

そういうふうに考えると、ここから紹介するランキングも少し見方がかわってくるかもしれない。

ちなみに、都市別で知りたい方は以下に作ったので、みてみてね。案外、都市に住む人のほうが多いので、都市別のほうがより現実的に実感できる数字かもしれない。

「日本人が一番多い世界の都市 TOP25(1997年→2010年→2019年の比較)」

 

海外に住む日本人の多い国 TOP10

以下のランキングは、在留邦人数(長期滞在者と永住者)で計算している。上のランキングでも永住者が含まれていたが、こちらではその子孫などは含まれたりしない。

その代わりに、長期滞在者などが含まれているため、以下のランキングが、より日本の本土に住んでいる日本人の人口に近くなる。

長期滞在者とは3ヶ月以上滞在しているものなので、旅行者はもちろん含まず、留学のような半年や、ワーキングホリデーのような1年ビザは含むことになる。

ちなみに、2015年版である。

11位 シンガポール(3.6万人)

シンガポールって東京くらいの広さしかないのに、韓国に住む日本人の数と同じくらい。といことを考えると、シンガポールの日本人率がかなり高いことが分かる。

・東京23区=619km²
・シンガポール=719km²

という面積を考えてみても、いかにその日本人の人口密度の高さがわかるのではないだろうか?

ちょっと考えるだけでもビビるね…。シンガポールが東京24区と言われるのもなんとなくわかってきた気がする。


10位 韓国(3.8万人)

隣国にしては数字的に寂しい気もする。一方、日本には韓国人(特別永住者の在日朝鮮人・韓国人を含む)は、45万人も住んでいるので…。

韓国は、日本人の海外旅行先でいえば、TOPに君臨するが、住むとか、留学となればまた話は違ってくるということなのだろう。

9位 フランス4万人

フランスとドイツには、それぞれ同じくらいの日本人が住んでいる。というのはなんだかおもしろい。日本人にとって、フランス好きな人と、ドイツ好きな人に分かれるということなのかもしれない。

けれども、ドイツのほうが人口が明らかに多いということを考えれば、やはりこの数字に、日本人がフランス大好き!というのが、現れているのではないだろうか?

8位 ドイツ(4.2万人)

イギリスよりも人口が多いドイツ。またヨーロッパ連合の中心国。にもかかわらず、イギリスのほうが日本人人口が多いっていうのが気になる。

 

7位 ブラジル(5.4万人)

この数字はおそらく日本国籍の日系ブラジル人ではないだろうか?とも思ったりする。日系ブラジル人ではない日本人が、わざわざアメリカで乗り換えまでしてブラジルに行く目的がまずわからない…。

 

6位 カナダ(6.6万人)

カナダは英語留学などがメインではないだろうか。また移住先としてはアメリカよりも良い点が多いと思ったりもする。

住みやすい都市としても、常に上位にランクインすることや、治安面でも安心でき、国土のわりに人口が少ないので、自然などを自分が所有できる感覚もまた強い。また、アメリカの大都市へも比較的簡単にアクセスできる立地でもある。英語圏であるというメリットも、この数字にでているのではないだろうか。

5位 タイ(6.7万人)

タイといえば、インドシナの中心国であることから、ミャンマー、マレーシア、カンボジア、ラオス、ベトナムなどへのアクセスも良く日系企業が多い。なので、ビジネス的な繋がりがあるので、駐在員なども多いのではないだろうか?

一方、バンコクという国は、仏教国の大都市であるからか、マレーシア、インドネシアのようなイスラム教国家よりも、日本人が羽目を外しやすい場所である。

つまり、そういう女遊び、男遊びをしに行く!そういう快楽主義傾向のある日本人がタイに集まるという側面も個人的にはあると思う。

ドイツに住む日本人と、タイに住む日本人はやはりその種類が何となく違う気もするのだ。

 

4位 英国(6.7万人)

これは非常に面白い。距離的には韓国のほうが近いのに、イギリスに住む日本人のほうが多いっていうのは、イギリス好きの日本人が多い。ということなのかもしれない。

特に、

・英語の本場であること
・皇室関係者の留学先でもある
・同じ島国であること
・宇多田ヒカルや布袋寅泰・今井美樹なども拠点としていること
・ロンドンがNYと肩を並べる国際都市であること
・日本人が大好きなフランスが近くにあること

など色々なメリットがこの数字になっているのかもしれない。少しお金を払って、遠くてもいいから、行きたい!住みたい!というのが日本人にとってイギリスなのかもしれない。

 

3位 オーストラリア(8.9万人)

これは結構意外。隣国の大国である中国にかなり近い数字。日本とオーストラリアはビジネスでそれほど強い結びつきがない(隣国などに比べると)ということを考えると、オーストラリアに英語留学(ワーホリ含む)や移住して永住者となっている人によってこの数字が成り立つのかもしれない。

またオーストラリアは意外にも日本人の感覚からすると物価が高い!ということでも知られる。オーストラリアではいまだに日本語がとても学ばれているし、そういう他の国に比べ親日的な空気があり、また先進国であり、日本のちょうど真下にあるオーストラリアは、日本人からすると、理想的な場所なのかもしれない。

「なぜオーストラリアは日本より豊かになれたのか?」

 

2位 中国(13.1万人)

中国は隣国であり、中国の人口は日本の何倍もある。またGDP に関しても日本の数倍ある。

そう考えてみると、この数字はかなり少ないのではないだろうか?もちろん反日運動などが高まり、今後も東南アジアに日本人が流れていくかもしれない。

いずれにしても、この数字を見る限り、日本人が中国に進んで行きたい!と思っているようには思えない。と個人的には思った。

 

1位 アメリカ(41.9万人)

ビジネスで行く人も多いアメリカ。特にアメリカといっても、ハワイ州やアメリカの海外領土であるグアムも含まれるので、アメリカ本土のみではない。

いずれにしても、現在日本の貿易相手国はアメリカよりも中国のほうが上を行っているにも関わらず、中国よりも遠いアメリカに、これほどの日本人が住んでいる。というのは、やはり日本人がアメリカ大好き。だということを裏付けるものとなるかもしれない。( *´艸`)

とはいっても、アメリカは依然として大国なので、この数字は驚くものでもなく、妥当とも言えそうだ。

Reference Site

 

日系人の多い国 TOP20

これらの人口は、永住者や、もともとは日本人だったけれども、その国に移住して、それらの子孫なども含む数字とされている。

20位 スペイン(2.7千人)


19位 ウルグアイ(3.4千人)


18位 スイス(4千人)


17位 パラオ(5千人)


16位 韓国、フランス、マーシャル諸島(6千人)


15位 イタリア、オランダ(7千人)


14位 ドイツ、ニューカレドニア(8千人)


13位 パラグアイ、チリ(1万人)


12位 ニュージーランド、ボリビア(1.4万人)


11位 ミクロネシア連邦(2万人)

10位 メキシコ(2万人)

上位を見ても気づくことなのだけれども、なぜか日系人はスペイン語圏とブラジルに多いようだ。

「日系メキシコ人(ウィキペディア日本語版)」

 

09位 台湾(2万人)

台湾って日本人がもっと多いかと思ったら、案外少ないんだなーという感想。

 

08位 アルゼンチン(3.4万人)

アルゼンチンに足を踏み入れた日本人で、最も古く記録されているのは、1597年に奴隷であることを不服として訴訟を起こし、解放を勝ち取ったフランシスコ・ハポンである。

その後、19世紀になってから本格的な日本人の海外移民が始まった後、1886年に牧野金蔵が最初にアルゼンチンに移住し、日系アルゼンチン人第1号となった。

とウィキペディアには書かれている。

「日系アルゼンチン人(ウィキペディア日本語版)」

ちなみに、スペイン語でも、アルゼンチンに移民した日系人の歴史が動画化されていました。

INMIGRACIÓN JAPONESA EN ARGENTINA

 

07位 オーストラリア(4万人)

こちらに詳しく載っていました。

「日系オーストラリア人(ウィキペディア日本語版」



06位 イギリス(6.7万人)

最初の移住は、19世紀後半に教育を受けた自費留学の日本人教授や生徒、その召使いの到着とともに始まった。とされていて、

1884年には約264人がイギリスに住み、その大半は官吏と学生であった。という説明がウィキペディアにあった。

明治維新くらいのときに、イギリスに渡った日本人が多いということも考えると、この数字は驚くべきものではないのかもしれない。

「日系イギリス人(ウィキペディア日本語版)」



05位 カナダ(9万8000人)

記録に残るカナダへの最初の日本人移民は、1877年にブリティッシュコロンビア州に渡ってきた永野万蔵である。とされている。

移民の第一世代(一世)の多くは九州や本州の出身で、ほとんどがバンクーバー島やフレーザー川流域に暮らし、漁業などに従事した。ようで、

当時の日本人の集住地には、バンクーバーの日本人街やスティーブストンがある。第二次世界大戦前の日本人移民は、その数が厳しく制限される1928年頃まで続いた。

とウィキペディアにあるように、日系人の移民は結構最近のことだということも伺える。私は歴史を知らなさすぎなのかもしれない。と思ってしまったわ。


「日系カナダ人(ウィキペディア日本語版)」

 

04位 ペルー(10万人)

ペルーでは日系人が大統領に登りつめるほど、日系人がペルーに貢献してきたと言われていたりする。そういうのを聞くと嬉しくなりますね。

フジモリ元大統領の娘ケイコ・フジモリさんは2011年ペルー大統領選挙出馬して2位になっている。また、日本語があまり話せないにも関わらず、この日本名をずっと守っているところも注目。

日系人になって日本語が話せなくなっても、自分の日本名を守っている姿には脱帽。


「日系ペルー人(ウィキペディア日本語版)」

 

03位 中国(12.7万人)

中国は地理的にも近いので、日系人がたくさんいるのではないか?と思っていたら、それほど多くはない感じだ。もっと多くてもよかったかもしれないが、日本に帰国してしまった日本人も結構多いのだろう。

とはいえ、ここには永住者も入っているので、中国人と結婚した人も含まれたりするのだろう。

「日系中国人(ウィキペディア日本語版)」

02位 アメリカ(120万人)

この男性、イケメンすぎる…!って、この人アメリカでめちゃめちゃ有名なハワイ出身で日系人のユーチューバーのライアン・ヒガさんだ。

それはもう日本や韓国とかと比べ物にならないくらいのチャンネル登録数で、なんと、2000万人!2000万人といえば、国が一つできてしまう。

けど、日本人とうよりは完全にアメリカ人(日系アメリカ人)であり、日本語もそれほどできないようだ。(動画に日本語を話しているものがない)

チャンネル→nigahiga

このように、アメリカにはたくさんの日系アメリカ人がいる。顔は日本人だけれども、完全にアメリカナイズされている人たちが100万人近くいるとうことだろう。(ここには永住者の数字も含まれているので)

世界は広い。って思ってしまう数字である。

民族的(ethnicity)には、日本人と同じ血が流れているのに、住む場所が変わり、考え方も変わり、みたいな感じで、同じ日本人(民族的)でも、色々な日本人がいるということがわかるのではないだろうか?

「日系アメリカ人(ウィキペディア日本語版)」

 

01位 ブラジル(150万人)

ブラジルって、日本ではあまり気にされない国かもしれませんが、日本との縁がめちゃくちゃ強い国なんですよね。

これらのランキングをみて思ったのは、案外近くにある中国よりも、アメリカとブラジルに多い点。またブラジルに多いのはさすがにびっくり。

この、3位中国と2位アメリカの差が、十倍くらいの数字っていうのもスゴイ。これって、中国人にはなりたくないから中国に残る日本人が少なかったということ?( ´艸`)→私が歴史を知らなさすぎるのかもしれない。

おそらくブラジルには、昔多くの日本人が移民したということは知っていますが…。

以下に詳しく書いてありました。


「日系ブラジル人(ウィキペディア日本語版)」

Reference Site
https://ja.wikipedia.org/wiki/日系人

マルチンのコメント

このランキングをみて感じたのは、日系人が多いのは中南米だということ。中南米の合計をTOP10だけをみても、アメリカを超えている。

その割には、日本人にはスペイン語とか、ポルトガル語って学ばれていないなぁとも思った。こういう言語を学べば、ユーチューバーとして日本のこと発信したりとか、色々できるのになーとか思ったり(*´ω`*)

 

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