この記事では、日本に住む外国人の中でも半分以上を占める在日韓国・朝鮮人と、在日中国人が、それらの国のどこ出身なのか?ということを書いていきたいと思います。
もともと二つの記事だったものを統合したので、1記事で二つの記事を読むような構成になっています。
・在日韓国・朝鮮人の出身エリア別ランキング TOP10
・在日中国人の出身エリア別ランキング TOP10
それではいきましょう♪
在日韓国・朝鮮人の出身エリア別ランキング TOP10
在日韓国・朝鮮人について、知らない人も多いかもしれない。実際私は北海道人なので在日という言葉自体知らなく、北海道に帰ってきても北海道人と話したときに、在日って言葉聞いたことある?って聞くと、あんまりパっとしないと答える人が多い。
これは本州の人にアイヌって知っている?というふうに聞くのと同じようなことなのかもしれない。
日本は日本人だけのものじゃない。などと発言した鳩山さんがいたりする一方、日本人は日本人だけのものだと主張する人たちもいる。
そのように、この国は本当に多様な人たちが暮らしているのだなと思うことがよくある。というのも、私が考えるに、日本人が思っているより日本って複雑なんだと思う。東京とか大阪のような都市部にいるとそれはあまり感じないのですが、地方に行くと、ここは外国?というくらい違ったりする場所もある。東北や沖縄など。
一見、単一民族国家に見えても、地方などによって全然考え方が変わってくるし、日本人!という意識よりも北海道なら北海道。東北なら東北の伝統。のように、その地元愛のほうが強い気がするからだ。日本って国土が狭いのに、なぜにこんなに地方が独特なのでしょうね(^^;
なのでテレビなどで見る日本は東京中心のものが多く、あたかも日本は一つ!というように見えるのだけど、地方など回ってみると、東京と地方はテレビで繋がっているだけであるようにも思える。
けれども日本には幸い皇室というものがあったり、明治以降、日本が統一されていった結果今のまとまったように見える日本があるのではないか?とも思ったりする。
そんな日本には、外国人在住者も結構多いのですよ?
「日本に住んでいる外国人ランキングTOP10」
にも書いたけれども、この記事ではその上位5を載せることにしよう。
この45万人の内訳は以下。(現在は48万人に増えているともいわれている)
以下ウィキペディアの説明。
現在は48万4627人にもなっているそうだが、そのうち韓国籍は45万2953人、朝鮮籍は31,674人。つまり北朝鮮人のほうが少なすぎる!というくらい少ないということだ。
また、しばしば「在日」と略称される韓国・朝鮮籍の特別永住者は33万537人となっていて、いわゆる特別永住者の在日韓国人・朝鮮人の数は減ってきている。
私みたいな北海道出身の人には、在日って何?って話になるのだけど、つまり、日本国籍を持っていなく、韓国国籍や朝鮮国籍のまま日本にずっと住んでいる特別永住者だ。なので日本に永住することはできるけど、日本国籍ではないので、日本のパスポートを持つことができないのだ。
この在日韓国人・朝鮮人の中には、日本に帰化(naturalization)した人もいる。ウィキペディアによると、
日本の法務省民事局の統計によると、2016年12月末までに日本国籍を取得(帰化)した累積者数は365,530人となっている。
とされているので、民族性(ethnicity)が韓国人・朝鮮人である日本人、つまり韓国系日本人や朝鮮系日本人も結構多いということだ。
で、今まで私が調べてみたかった彼らの先祖は一体、韓国のどこなの?っていう疑問を、ウィキペディアのページからみつけたので、書いていこう♪
10位 忠清北道(8841人)
道庁所在地は清州市。ここは韓国のちょうどど真ん中にあたる場所です。わたしは清州には一度だけ行ったことがあります。大学が大田(テジョン)だったので、バスで1時間くらいに清州があったため。本当に韓国って感じの街でした。( ´艸`)
9位 全羅北道(9993人)
道庁所在地は1896年以前から全羅道の中心であった全州市。ビビンバで有名な場所ですね。
8位 忠清南道(1万660人)
大田広域市の周りにある道です。結構少ないのがポイント。確かに私が通っていた大田の大学でも、日本人というだけで珍しがられたので、このエリアは日本も少ないのだろうね。と思います。
7位 釜山市(2万6571人)
釜山からもっと来ていると思ったらそれほど多いとは言えない数字かもしれません。釜山から福岡まですぐというイメージがあるのでちょっと意外。
寧ろ、済州島人のほうが多すぎ!!けど、1位の慶尚南道にもともと釜山も組み込まれていたので、ま、そう考えると、逆に1位ということにもなる。
6位 京畿道(3万4427人)
道庁所在地は水原市。ソウルを取り囲む道です。1200万人もの人口がいます。が、その在日韓国人人口は3万人と決して多いとは言えない。寧ろ少なすぎる。
3位の済州島を見ればそれは明らかです。
5位 全羅南道(3万6447人)
光州は、地理的には、全羅南道にあります。現在の道庁は、木浦市に隣接する務安郡に移転しているそうです。ここも韓国南部です。中国側の南部。
ここのひとたちは、韓国の中でも差別の対象とされている。と言われている。済州島人や全羅南道を罵るときに、
お前らも日本人と同じだろ?と言われたりするのだそう。
「韓国人同士でも差別はある?全羅道や済州出身だと見下されるワケ」
4位 ソウル市(6万3739人)
ソウル市の人口は、韓国の5分の1のおよそ1000万人。けれども、それほど順位は高くないことが、この数字から分かる。同じく、京畿道も韓国北部であり在日韓国人の数も少ない。
3位 済州特別自治道(8万8510人)
済州島って朝鮮半島の下にある島です。たった55万人しかいない島。つまり、在日韓国人には済州島人が多いということになります。
2位 慶尚北道(11万2908万人)
道庁=安東市。となっているので、釜山の右上あたりにある道です。大邱市もかつては慶尚北道でした。ちなみに、私は韓国で大邱が一番好きです。( ´艸`)
大邱は、ソウルしか行ったことのないような人におすすめしたい都市でもある。
1位 慶尚南道(15万2984人)
昌原市が道庁。済州島の真上にある道です。やはり、南部から日本を目指す人が多いのか。ここは、釜山からも近いところです。釜山市が直轄市になる前までは、釜山も慶尚南道だったのですよ?
またこの慶尚南道があったところには、かつて伽耶という国があったのです。この韓国語の地図のオレンジ色の部分ですね。
そういう歴史?も関係していたり?
マルチリンガールのコメント
韓国って面白いことに、北海道のように、県ではなく、道で分かれているのですね!!って、このランキングを書いていて思いました。また、やはり在日韓国人の中には、韓国南部から来ている人が圧倒的多数ですね。
在日韓国人の多くが韓国の南部から来たことが分かる。数値となっています。
Reference Site
在日韓国・朝鮮人(ウィキペディア日本語版)
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在日中国人の出身エリア別ランキング TOP10
日本に住んでいる外国人の上位は中国人。現在、65万人以上の中国人が日本に散らばっていると言われている。65万人って、どのくらいの人口?想像つかないかもしれないが、北海道第二の都市、旭川の人口が33万人くらいなので、その二倍。。つまり旭川2個分の人口だ・・。(*´ω`*)
これは中国の人口が13億人以上ということも考えれば、それほど驚くことではないかもしれない。で、日本人は、中国人!と皆同じ民族であるかのように言うが、中国って日本の何倍も広いので、地域ごと、民族ごとに美の基準も違ってくるというのが面白いところ…。
「あなたはどのタイプ?中華圏(中国、台湾、東南アジア)における各地(省)の美女を比較 TOP30」
ということもあって、中国人=漢民族だけではないし、漢民族の住むエリアも、北方や南方で随分外見も変わってくる。
「中国のモテ顔を、北方系と南方系を代表する女優・モデルで比較!どっちが美しい?」
なのでせめて、日本に住んでいる日本人なら、その中国人たちの多くが中国のどこのエリアからきているのか、ということを知りたいもの。
ということで、ウィキペディアの情報をもとに、私自身の情報整理のためにも、この記事にてランキング化してみた。
10位 河南省(1万3336人)
ちなみに、11位は、内蒙古自治区で、1万3181人でした。河南省の人口が9300マン人近くいるのと、内蒙古自治区が2300万人しかいないということを考えると、内蒙古自治区のほうが、かなり多いという計算になる。
それにしても、なぜ内モンゴルから日本にやってくる人が多いのだろうか。漢民族とうまくいかなかった人たちなのかもしれない…。
9位 浙江省(1万4468人)
浙江省とは、上海の真下にある省。また、上海も含め、この一帯は日本人に似ているとも言われているようだ。それは上海語にも表れていて、上海語の発音は日本語に少し近かったり、彼らの雰囲気を見ていても、日本人に近いところがある。
8位 北京市(2万4435人)
中国の首都にしては、少なくない?と思ったのは私だけだろうか。5位の上海とはかなり差がある‥。
7位 江蘇省(4万3203人)
こちらも、上海の真上にある省で、上海に近い省に、日本に滞在する人が多いことが分かる。また、日系企業が多く進出しているエリアでもある。
6位 吉林省(5万7628人)
上の江蘇省は、7800万人の人口を抱えている一方、吉林省は、2700万人。そう考えると、吉林省の人たちのほうがもっとたくさん日本にきている。旧満州地区だから?理由はわからないが、この辺は親日の人も多い。実際私が吉林大学を訪問したときに、学生や先生らが歓迎してくれた。(ホテルの手配なども全部してくれたり…)
5位 上海市(5万9009人)
中国最大の都市。なので、日本好きも多いと言われている。また上海語は日本語に響きが近いことでも有名。
4位 山東省(6万1344人)
山東省だけで、人口9500万人くらいいる。これって、韓国の二倍以上の人口。山東省に行ったことがあるが、彼らの平均顔は日本と結構かけ離れており、どちらかというと現代韓国人に多いエヴェンキ顔ではなく、
「「エヴェンキ人」と「韓国人」の顔が似すぎている件と、韓国における顔の種類(パターン) TOP5」
ツングース系?のような、骨がしっかりした人たちが多い。
「なぜ日本人にソックリ?「ツングース系民族」の顔が西洋でモテる理由」
ま、エヴェンキもツングース系も同じようなものなのだけど、若干何かが違う。つまり、山東省にはエヴェンキ系のようなまろやかマシュマロフェイスが少ない気がする…。
3位 福建省(6万4344人)
福建省とは、3600万人ほどの省。そのすぐ近くに、中国南部最大の広東省がある。
広東省と言えば、9600万人もの人口を抱えているが、在日中国人の出身エリア別ランキングTOP10には含まれていない。というのも興味深いところ。
福建省も含め、広東省などの南部の人たちは東南アジアに行った人たちも多く、それら多くが成功しているという事実もある。
「プラナカン、トトック、苦力。東南アジアの華人(華僑)について日本人が知っておくべきこと TOP10」
2位 黒竜江省(7万49120人)
なんじゃこの数字は!黒竜江省自体、3800万人ほどの人口。中国で一番北にある省といえばわかりやすいだろうか?あの札幌雪祭りとよく比べられるハルピンの雪まつりも、この省にある。昔、日本の満州だった場所でもある。
この省はロシアに近い。けれども、なぜこんなにこの省から日本に来る人が多いのだろうね?国際結婚とか?
なんでも、黒竜江省の女性と結婚する日本人男性が多いのだとか?けど、たいてい離婚してお金を取られてしまうという話も聞く…。
1位 遼寧省(10万8710人)
遼寧省といえば、反日デモが唯一起こらなかったともいわれている大連がある省だ。大連は中国北部では、とても先端を行っている都市とみなされている。大連は空気がきれい。という人もいる。
また、遼寧省には大連だけでなく、瀋陽という大都市もある。この省も2位と同じで、私が思うに、中国人女性が日本人男性と結婚して、きているのではないか?またこのエリアは満州だったこともあり、また日本語を学ぶ人も多いためか、日本語を学んで日本に就職に来ている人の割合も高いと思われる。
マルチリンガールのコメント
この情報は2010年の情報であり、日本人に帰化している人や、または新しく日本に来ている人などもいるので、多少の差はあるかもしれません。けれども、出身地の数字がいきなり変わることはないと思います。
けれども、今回発見したのは、韓国では南からきている人が多かったのに対して、中国では北からきている人が多かったというのが、面白いなと思いました!
Reference Site
在日中国人(ウィキペディア日本語版)
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