私は現在、サーミ人について色々探っている。今まで、アイヌやシベリアの人々の記事を書いている過程で、サーミ人という言葉もでてきたのだけど、まだまだ勉強不足で手を付けられていなかった部分だ。
ちなみにシベリアの記事と言えばこんなの。
「なぜ日本人にソックリ?「ツングース系民族」の顔が西洋でモテる理由」
シベリアには、日本人のルーツとも言えそうな民族がたくさんいるけれども、顎がシッカリしていたり、目が小さかったり、いろんな特徴の人があって結構奥が深かったりするw
で、話は戻って、まず、サーミ人とはどんな人たちなのか?ということをものすごくざっくり説明すると、ハプログループN (Y染色体)という東アジアに強い染色体が混ざっている人たちとも言える。
ちなみに、ハプログループN (Y染色体)というものは、またちょっとややこしくて、日本人にはそれほど含まれていない大陸特有のもの。(中国、モンゴル、シベリア、朝鮮半島などがメイン)
「韓国人とは違う?日本人にある遺伝子、Y染色体(父系)とミトコンドリア(母系)「ハプログループ」を調査。あなたは、どれに当てはまりますか?」
また、サーミ族は、どこに住んでいるのか?
というと、日本人がよく知っている北欧のノルウェー、スウェーデン、フィンランド、これら3つの国を跨いで上のほうにあるエリアが、サーミ人がいるエリア、またはサーミ人の文化が根強く残っているエリアと言える。
こちらの地図は、スウェーデン語で検索したもの。また地図は逆さまになっている。つまり、この地図では、北極川からヨーロッパを見たような形になっている。
Reference Site
http://www.samer.se/4527
上の地図は、いわゆるラップランド(スカンジナビア北部のサーミ人が住んでいるエリア)である。
こうやってみると、北欧の国々、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドのほとんどは、やや暖かいエリアである南部に人口が集中しており、北部には少数民族のサーミ人などが、住んでいるというイメージになるかもしれない。
ちなみに、サーミ人はものすごく人口自体が少ない。
サーミ人は、6万3831人~10万7341人ほどいるとされ、以下の国々に散らばっているようだ。
つまり、ほとんどが北欧である。→ウクライナのこの中途半端な数字は何なの!?w
で、なぜ3つの国に分散されてしまったかというと、
この時期、ノルウェー、ロシア(ノヴゴロド)王国、スウェーデンの三国間でラップランドにおける国境、徴税権に関する合意が成立する。
この合意の下、元々単一の民族であったサーミ人は分断され、異なる国家の、異なる支配体制、徴税体制、司法体制の下に置かれることとなった。
現在のフィンランド近郊に居住していたサーミ人は、スウェーデンの支配の下に置かれた。これは、当時フィンランドがスウェーデンの一部に組み込まれていたことに起因する。
とウィキペディアにも書かれているとおり、ノルウェー、ロシア、スウェーデンの都合で勝手に分断されてしまったと言ってもいいだろう。
なんだろう、日本におけるアイヌ民族の状況にも似ている気がする。なぜかこういう民族は、寒いところに追いやられてしまうという…。
で、「サーミ人」と日本のアイヌ民族、シベリアの人々には共通点がある?というような動画を発見。この動画の反応を見て私も勉強していきたいと思う。
0:20 →白人なのに韓国人みたいな顔をしている少女…。なにかが繋がってきた気がする。あ、これ私が以前書いた記事の、
「「白人」なのに日本人や韓国人に似ている!?日本人に知られていない「内眼角贅皮」の外国人とは?」
かな??と思い記事を読み返してみたら、やはり私は以前にこのサーミ人について書いていた。(記事書きすぎて忘れてしまうことも多いのよ…)
これで色々繋がってきた気がする。
こちらの地図は、ヨーロッパでありながら、インド・ヨーロッパ語族に属さない言語系統をもつ国々。
■北欧
フィンランド語
サーミ語
リヴォニア語
■東ヨーロッパ
ハンガリー語
■ロシア
コミ語、マンシ語、ハンティ語、マリ語、ウドムルト語、エルジャ語、モクシャ語、イングリア語、カレリア語、ヴェプス語
ものすごく興味深い。→今後、こっちの研究に進んじゃうかも( ´艸`)
また、8:42 あたりで、日本のアイヌ民族のことも触れられていた。私的には、アイヌ民族の刺繍とサーミ族の刺繍が似ている点から、何か関係があるのではないか?とも思ったりするところだけど…。この動画では、人々の移動などをわかりやすく解説してるだけなので、視聴すればだいたいわかると思います。
以下、海外の反応
■
エストニア語も、フィンランド語やハンガリー語に近い言葉だってことを忘れないでね。
■
タジキスタン人はペルシアンだよ。トルコ系じゃない。
■
中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、アフガニスタンに来てごらん。白人とアジア人のハーフだらけだから!
■
ロシアのプーチン大統領は、明らかに白人ではなくアジア人に見えるよねぇ。
■
ハンガリー人は、完全にスラブ人化したけど、フィンランド人は外見から見てまだシベリアのDNAが残っていると思う。
「日本人とフィンランド人は似ている?演歌やアイヌとの関連性も?共通点を5つ探ってみた!【海外の反応】」
■
アイヌはコーカソイドとは全く関係ないよ。目が大きいとか、体毛があるとか、そういう特徴がすべて白人に当てはまるというわけでもないんだよ。
■
こうやって考えると、ヨーロッパ人と東アジア人はものすごく近いように思えてくる。
■
人種を外見で判断するとき、皮膚の色で判断する場合と、目の形で判断する方法があると思うけど、どちらも難しいよなぁ。
■
昔、中国で天然パーマで、鼻がめちゃくちゃ高くて、真っ白な肌の女性に会ったことがあるなぁ。
↓以下と関係しているのかも…。
「中国に「失われたローマ軍団」と呼ばれる青い目の人たちや、ブロンドの少数民族がいる理由と、中国で白人がそれほどモテない理由【海外の反応】」
■
日本かぶれのやつらは、アイヌ民族にものすごく興味津々だよなぁ!
マルチリンガールのコメント
今回サーミ人(サーミ族)について初めて調べてみたのだけど、やはり DNA の話になってくるとものすごく難しい。サーミ人はどう考えてもフランス人とかドイツ人の標準顔からみると、アジア人っぽくみえたりする。ような気もする。
日本人がアイヌ民族を見るときと、ヨーロッパ人がサーミ人を見るときの感覚はもしかしたら似ているのかもしれないと思ってきたりもする。
いずれにしても、ヨーロッパとアジア人のハーフにあたるサーミ人、アイヌ民族、シベリアのいくつかの民族などは、どれも魅力的に映る。
以下、類似の記事があったので統合しておきます(^_-)-☆
日本の民族も?決して聞いたこともないような少数民族 TOP5【海外の反応】
世界にはまだまだ聞いたことのない民族がいる。私はこういう見たことも聞いたこともない民族と将来、実際に交流することを夢見ている。
ま、その前にこうやってブログでいろんな情報を蓄えておこうと思っているところんだけどねぃ。
5位 バスク人(スペインとフランスの国境周辺)
スペインとフランスとの間にバスク地方というのが存在する。また、面白いのは、バスク地方にはバスク語というのがあるのだけれども、
このバスク語の言語系統がいまだどの言語系統にも分類されていない。
・スペイン語
・カタルーニャ語
・イタリア語
・ポルトガル語
・フランス語
・英語
・オランダ語
・ドイツ語
など、この周辺国の言語はすべてインド・ヨーロッパ語族という言語系統なのに対して、いまだにバスク語というのは、日本のアイヌ語と同じように、言語系統が分類されていないという。
また、よくファッション雑誌にもでてくるハンチングというフランスの帽子があるけれども、これはベレー帽というそうで、バスク地方発祥ともいわれているようだ。
ちなみに、FBのお友達が、このバスク人の男性の写真を見て、阿部ちゃん(阿部寛)に似ている!!と言っていたのも印象的だった…。
以下、バスク語に関する記事をリンクさせておく。
「日本語に似すぎ!?フランス南西部、スペインの「バスク語」がミステリーすぎる!と話題に【海外の反応】」
4位 アイヌ(日本の北部)
アイヌ民族については私のブログでも何度も書いているので、以下を参照。
「アイヌ民族はユダヤ人?それともアラブ人?日本人に存在する地中海沿岸の DNA」
それにしても、ランキングに日本の民族も入っていてうれしい。現在北海道に外国からの観光客が多くやってくるようになったので、アイヌ文化をアピールするようになってきたが、是非もっとアイヌ文化の存在を広めてほしい。
ちなみに私の友達でもある映像のプロ安居昭博さんは、ヨーロッパでアイヌ文化を広める活動をしている。以下、ヨーロッパで開かれたフードフェスティバルに参加するアイヌ民族の人たちの映像。
Ainu Japanese Indigenous Team at the World's Largest Food Festival アイヌ民族チーム@世界最大のフードフェスティバル
3位 サーミ族
最近私が調査を進めているのがこの民族だ…。日本人の憧れ先でもある?北欧スウェーデンの北部にサミ族が結構いる。
この写真を見ると、みな、白人的な特徴もあるが、顔が薄い。つまり彫が深くないのが特徴。なんだか親近感を感じる。けれども同じように極寒の地で暮らしているグリーンランドのイヌイットよりも欧米人よりの顔をしているね。
イヌイットの写真を見ればわかるけれども、イヌイットは日本人と全く変わらないような顔をしているのが私自身も驚いた。
「なぜ、グリーンランドの【イヌイット】は日本人に似ているのか?」
2位 カシューブ人
https://www.theapricity.com/forum/showthread.php?209084-KASHUBIAN-(Pomeranian)-DNA
カシューブ人(カシューブ語: Kaszëbi)は、ポーランド北部のポメラニア地方、ドイツ北東部のメクレンブルク=フォアポンメルン州および移民先のカナダのオンタリオ州などに住み、西スラヴ語群のカシューブ語を話す住民。
というふうにウィキペディアには書かれている。
ヨーロッパ人にしか見えないけど、確かに普通のヨーロッパ人よりも彫が深くない気もする。今後、この民族の記事も作っていこうと思う。
1位 ヤクート人
(この動画のサムネイルが、ヤクート人になっている)
ヤクート人に関しては、私はブログで結構書いているので、以下を参考にしてもらったほうが早いかも。現在もロシアの極東地区の大部分を占めるサハ共和国に暮らす民族である。
「イケメンや美女も多い?ロシアのヤクート人(サハ共和国)と日本人はなぜ似ている?」
最近は韓国人の祖先が、このサハ共和国に暮らしているエヴェンキ族というふうにも言われている。つまりもともと韓国のある半島には、縄文人のような東南アジア系の人たちがいたとも韓国では言われるようになってきている。
「「エヴェンキ人」と「韓国人」の顔が似すぎている件と、韓国における顔の種類(パターン) TOP5」
以下、海外の反応
■+350
ヤクート人の女性が美しすぎる!!
■+49
ヤクート人は少数民族だけど、ロシア連邦内に、サハ共和国という自分たちの場所を持っているのに対して、他の民族は違うよね。
■+750
おそらくアメリカのことしか知らないアメリカ人は、これらどの名前も聞いたことがないんだろうね。
■+24
0:45からバスク語を話すバスク人の映像が流れたけど、バスク語が日本語にしか聞こえなかったのはなぜだ!?似すぎだよ!!
■
バスク人という名前自体聞いたことない人は、ちょっと頭おかしいって自分に聞いてみたほうがイイと思うよ?
■+36
最近色々なTOP10,TOP5みたいな動画が多いけど、この動画は見るに値するね。
■+19
チュヴァシ人(ロシア)
満州民族(中国)
ヌーリスターン人(アフガニスタン)
ブルシャスキー語(パキスタン)
バドゥイ人(インドネシア)
まだまだ、面白い民族は結構いるぞ!!
■+15
バスク語がどの言語とも違う孤立した言語だって?私は言語学について詳しくないから間違ってるかもだけど、明らかにあのバスク語を聞いた時、スペイン語の単語っぽいものがいくつか聞こえたよ?
■+45
クルド人の存在を忘れていないかい?
■+27
このランキングは日本を除いてヨーロッパ中心主義だなぁ。ほとんどがヨーロッパの国の民族しか紹介されていないのが気になる。
■+13
サミ族のついては私は知っている。以前フィンランドでサミ族に関するワークショップに参加したことがあるので。
■+5
ヤクート人と日本のアイヌ人は、関連性があると思う。
マルチリンガールのコメント
この動画をみて、世の中にはまだまだ私の知らない民族が存在するということが分かってきた。やはり私は今後、民族研究家の道に進んでしまうかもしれない…。このカテゴリは面白すぎる!!
こんな記事もオススメです。
「あなたは、韓国系?東南アジア系?祖先(ハプログループ)を知るための遺伝子検査「ジーンライフ」製品の詳細を調べてみた」