陰謀論に登場するロック・フェラ―家について色々調べてみた。私が20代の時に、単なる陰謀論という曖昧なぼんやりした視点で、入ってきた情報をそのままインプットするような形でこの一族のことを理解していたけれども、この記事ではこの一族の歴史を紐解いていくことで、よりロックフェラー家や、それに関連する歴史などにつなげていきたいと思う。
で、以前、ロスチャイルド家に関する歴史を自分なりに時系列にまとめたので、一つ言えることは、ロックフェラー家に関しても、それほど複雑ではないということである。
というのも、ロックフェラー家の初代当主が誰なのか、また現在の末裔は誰なのかが分かれば、それを繋いでいくだけなので、大まかな歴史知ることは難しくはないからだ。
今はウィキペディアに多くの情報があるので、それが信ぴょう性のある情報かどうかは置いといて、とりあえずこの記事では、ロックフェラー家の歴史と、産業の結びつきなどを発見していきたいと思う。
それにしても、いまだにロックフェラー家やロスチャイルド家が裏で動いているという話は、語られているようだ。
私的には、最近の世界は多角化してすでにロックフェラーだとかロスチャイルドの時代は終わっていると思っていたのだけれども…。
2016年のフランスの番組で、放送事故なのか、格闘家で映画俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムが、いきなりロックフェラーとロスチャイルドに現在の世界は支配されている。と言うものまでもでてきたくらいなのでね(^^;
Jean-Claude Van Damme calls out Rothschild and Rockefeller on live TV
にしても、こういう陰謀論はワクワクして好き!だけれども、この記事では単に事実関係に基づくような歴史を書いていきたいと思う。
①ヨハン・ピーター・ロックフェラー
ジョン・ロックフェラーの英語版のウィキペディアによると、ロックフェラー家の始まりは、ヨハン・ピーター・ロックフェラーからで、1723年に現在のドイツにあるラインラント=プファルツ州から、アメリカの地(フィラデルフィアのジャーマンタウン)に渡ったと記されている。
以下のブログに載っていた本の抜粋によると、
『青い血族 ロックフェラー財閥の野望』 ギル・リービル メディア・ファクトリー
ロックフェラー家の祖先は、ロッシュフィーユまたはロックフィーユ(岩の葉)といって、フランスのラングドック地方に住んでいた。それが1685年、プロテスタント・ユグノー派の迫害のときに、ドイツ・ライン河近くのコプレンツへ逃れることになる。 ・・・(中略)・・・。そうこうして1723年には、ヨハン・ピーター・ロックフェラーという一人の若者がアメリカの地に下り立った。 (p.9)
となっており、ウィキペディアの日本語版、英語版にも書かれていない情報を見つけることができた。
②ウィリアム・ロックフェラー
ウィキペディアで辿り着ける一番最初のロックフェラーは、ウィリアム・ロックフェラーであるが、ウィリアム・ロックフェラー単独のページは見つからなかった。
あくまでも、以下のゴッドフリー・ルイス・ロックフェラーの記事に、父親の名前として掲載されていた。なので詳細は不明。
→おそらく、1776年にアメリカが建国されたので、この時代にうまれた人たちはあまりデータが多くないのかもしれない。
で、ウィリアム・ロックフェラーの生年月日はよくわからないけれども、ゴッドフリー・ルイス・ロックフェラーの父親であるという点から、
1750年くらいに生まれた人物だというふうに考えることもできるかもしれない。もしそうだとすれば、
上の記事にも書いてある通り、
ロスチャイルド家の元祖となっているマイアー・アムシェル・ロートシルトと、ほぼ重なる。
生年月日 1744年2月23日
没年月日 1812年9月19日(68歳没)
「ロスチャイルドの五家(フランクフルト、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリ)と、その末裔たちの現在」
また、ロスチャイルドの祖は、ヨーロッパで銀行のシステムを作ることで繁栄を築き上げた一方、ウィリアム・ロックフェラーについては不明である。
もう一つポイントなのは、ロックフェラー家はフランス系アメリカ人(ユグノー)、つまりキリスト教徒という点と、ロスチャイルド家は、現在のフランクフルトから出た一族なので、アシュケナージ系のユダヤ人であるという点だ。
以下、ゴッドフリー・ルイス・ロックフェラーから、このロックフェラー家の歴史が明らかになってくる。
③ゴッドフリー・ルイス・ロックフェラー
生年月日 1783年9月24日
没年月日 1857年9月28日 (74歳没)
ゴッドフリーは、ウィリアム・ロックフェラーと、クリスティーナ・ロックフェラーの間に、オールバニ (ニューヨーク州)で生まれ、その後すぐにリッチモンドに定住した。
農場経営者であり、実業家である。けれども、ゴッドフリーは、一族の中でも最も、もっとも見込みのない祖先と呼ばれている。というのも、彼の特徴や、困難な生活がそう呼ばせるのだろう。
また、この年代の人としてはかなり長生きしているのも特徴。以下のデータによると、1800年代のアメリカの平均寿命は35歳ということなので、その二倍は生きていることになる。
https://ourworldindata.org/life-expectancy
そして、ロックフェラーのカウンターパートとも言われるロスチャイルド家では、このとき、マイアー・アムシェル・ロートシルトの息子5人が、ヨーロッパ各地に分散して銀行を営んだ時期である。
今も残っているネイサン・メイアー・ロスチャイルド(ロンドン・ロスチャイルド家の祖)が、現在も残っているイギリス、ロンドンの名門投資銀行であるN・M・ロスチャイルド&サンズを設立している。
この点からもわかるように、ロックフェラー家とロスチャイルド家は、一族の歴史は同じくらいからスタートしているが、ロスチャイルド家のほうが、先に繁栄を築いていることがわかる。
④ウィリアム・ロックフェラー・シニア
生年月日 1810年11月13日
没年月日 1906年5月11日(95歳没)
この医療が今ほどに発達していなかった時代に、95歳まで生きていけたということは、健康の秘訣が、ウィリアム・ロックフェラー・シニアにあるのではないか。とまずプロフィールを見て思ってしまった。
またロックフェラー家では、ウィリアム・ロックフェラー・シニアはそれほど話題にはならない。というのも、ロックフェラー家の繁栄を気づいたのが、次で紹介するジョン・ロックフェラーであるからだ。
⑤ジョン・ロックフェラー
生年月日 1839年7月8日
没年月日 1937年5月23日(97歳没)
日本では明治(1868年)が始まった2年後の1870年、アメリカではスタンダード・オイルというアメリカ合衆国の最大級の石油会社が誕生した。
このスタンダード・オイルの設立により、ロックフェラー家はアメリカの経済をも左右する富を築くことになる。
というのも、1878年までにスタンダード・オイルはアメリカ合衆国内における石油精製能力の90%を保持したからだ。
けれども、結局1911年には、連邦最高裁から解体命令が出され、スタンダード・オイルは34の新会社に分割されることになる。(独占禁止法)
現在も存在する石油関連の会社としては、
エクソンモービル(石油・石炭製品)
シェブロン(石油・石炭製品)
はすべて、スタンダード・オイルの流れを汲む企業である。
また、ジョン・ロックフェラーに次ぐ史上2番目の富豪とされることが多い鋼鉄王アンドリュー・カーネギー(1835年~1919年)に影響されて、ロックフェラー財団(ナチスに資金を送っていた噂もある)を設立。
ちなみに、アンドリュー・カーネギーと、自己啓発本などの作家のデール・カーネギーを混同している人が多いので、注意。
よくアメリカでは、アメリカを作った男と言われている。つまり、アメリカが、1776年に建国したことと、日本が紀元前660年に誕生して皇室が今に至るまで続いていることが事実だとすると、
日本の皇室(天皇家)と、アメリカにおけるロックフェラー家というのは、それぞれの国における頂点なのかもしれない。
事実、ロックフェラー家と言えば、すでに名前自体がブランド化している。他にも、アメリカでは王室扱いされるようなファミリーは結構存在するけどね!
また、噂レベルではあるが、スタンダードオイルの設立において、ロスチャイルド家から融資を受けていたとか、当時、1913年~1921年まで大統領だったウッドロウ・ウィルソン(1856年~1924年)が、ジョンの後ろ盾で、FRBを設立して、それをジョンが支配したとか…。→この流れはまだ私自身、説明できない。
けれども、FRB(連邦準備制度)のウィキペディアの欄には、そのことが詳しく書かれている。
⑤ウィリアム・ロックフェラー・ジュニア
生年月日 1841年5月31日
没年月日 1922年6月24日 (81歳没)
ジョン・ロックフェラーの弟であり、シティグループの前身である「ナショナル・シティ銀行」の設立者。
ちなみに、1891年~1909年までのナショナル・シティ銀行の頭取が、ジェームズ・スティルマンであり、彼はこのときからロックフェラー家と提携するようになる。が、紛らわしいのは、以下に登場する、ジェームス・スティルマン・ロックフェラーとは、名前が似ているからといって、親子関係ではないということだ。
Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/Citibank
⑥ジョン・ロックフェラー2世
生年月日 1874年1月29日
没年月日 1960年5月11日(86歳没)
ジョン・ロックフェラーの5番目の子供であり、名前は父と同じ。ジョン・ロックフェラー2世なので、父親がシニアなのに対して、ジュニアと呼ばれることも。
ジョン・ロックフェラーの子供は5人いたが、なんと息子はジョン・ロックフェラー2世だけ。
⑦ジェームス・スティルマン・ロックフェラー
生年月日 1902年6月8日
没年月日 2004年8月10日(102歳没)
ジェームス・スティルマン・ロックフェラーは、上に出てきたジェームズ・スティルマンにロックフェラーという名前を追加しただけだが、親子関係ではない。
ジェームスの父親は、ウィリアム・ロックフェラー・ジュニアの息子、ウィリアム・グッドセル・ロックフェラーである。
また、1924年にパリで開催された競技系のオリンピック選手でもあり、上のTIME紙の表紙はそのときのものである。
その後、1952年~1959年までナショナル・シティ銀行の社長(頭取)になる。ちなみに、シティバンクという名称になったのは案外最近で、1976年ころである。
その他にも、アメリカ自然史博物館の理事でもあった。
⑧ネルソン・ロックフェラー
生年月日 1908年7月8日
没年月日 1979年1月26日(70歳没)
ネルソン・ロックフェラーは、ニューヨーク州知事およびアメリカ合衆国41代副大統領(1974年12月19日 – 1977年1月20日)であった。この時期、ロックフェラー家が目に見える形でかなり活躍していたことが分かる現象かもしれない。
ウォーターゲート事件(1972年)の直後に副大統領になったこともあり、帝王的大統領制(Imperial Presidency)であると非難を浴びたこともあるそう。
また外交政策に関しては、反共主義の立場から、ニクソン政権のベトナム、カンボジアにおける政策を強く支持した。とされている。このことも当時避難を浴びた要因になっているそうだ。
⑨ウィンスロップ・ロックフェラー
生年月日 1912年5月1日
没年月日 1973年2月22日
ウィンスロップ・ロックフェラーは、ジョン・ロックフェラー2世の息子で、アーカンソー州知事(1967年ー1971年)を務めていた。
息子のウィンスロップ・ポール・ロックフェラー も、1996年~2006年)まで、アーカンソー州副知事を務めている。
で、話を戻して、ウィンスロップ・ロックフェラーの兄は、ネルソン・ロックフェラーである。
⑩デイヴィッド・ロックフェラー
生年月日 1915年6月12日
没年月日 2017年3月20日(101歳没)
デイヴィッド・ロックフェラーは、1970年代~1980年代まで、JPモルガン・チェースの頭取を務めていた。ちなみにJPモルガンのJPは日本のJAPANとは全く関係ない。多くの人が、もしかしてジャパンのことを意味しているのかな?って思っている人が非常に多いので…。ロックフェラー家の家長としては、一番長生きした。(ジェームス・スティルマン・ロックフェラーのほうがもっと長生きした)
ビルダーバーグ会議などの参加者としても有名である。
「日本人の参加が拒否された裏のサミット「ビルダーバーグ会議」と、「三極委員会」の違い」
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Bilderberg_participants
また、西洋ではデイヴィッドが、新世界秩序(New World Order)などで世界政府を設立するというような陰謀論が噂され、デイヴィッド自身が書いた本にも、そのことについて触れているともされている。
ちなみに、親日家とも知られ、ビルダーバーグ会議の参加に断られた日本を参加させる形で、新しく「三極委員会」というものも誕生している。
親日家と言われる理由は以下にも詳しく書いたけれども、天皇家との親交も深く、またジャパン・ソサエティーの設立にも関わっている。
また、米経済紙『フォーブス』の元:アジア太平洋支局長でユダヤ系日本人の古歩道ベンジャミンとインタビューしている動画も有名。
Fulford & Rockefeller: The Japan Interview FULL VERSION
これは、ベンジャミンフルフォードのブログでは、2007年のインタビューと書かれており、ウィキペディアに載っていた2007年(平成19年)の11月に来日したものと一致するので、2007年の動画なのだろう。
動画でも、デイヴィッドの本でも言っているのは、やはり一つの政府を作るということのようだ。
⑪ジョン・ロックフェラー4世
生年月日 1937年6月18日
ジョン・ロックフェラー4世は、2017年のデイヴィッド・ロックフェラーの死後、ロックフェラー家の家長を務めている。
アメリカ合衆国上院議員(ウェストバージニア州選出)で、東京の国際基督教大学で日本語を三年間学んだ経験もある。2013年に天皇より、旭日大綬章を受章。
デイヴィッド・ロックフェラーと同様、親日の匂いがする。(笑)
⑫マイケル・ロックフェラー
生年月日 1938年5月18日
没年月日 1961年11月17日
マイケル・ロックフェラーは、民族学者。早くに命を落としている。また、その遺体は見つかっていないのだとか。
ハーバード大学で民族学を専攻し、その過程でニューギニア・イリアンジャヤの部族に興味を持ったとされている。
特に、ダニ族と当時首狩りの風習が残っていたアスマット族の研究を行ない、彼らの木彫りの美しい美術品を収集するなどしていて、1961年11月17日、仲間のオランダ人学者と共に研究から帰る途中、乗っていたポンツーンが風に煽られて転覆し、「助けを呼びに行く」と言って彼を残して岸へと泳いで行ったまま、消息を絶った。と言われている。
一部では首狩り族に殺され食べられたと報じられた??とも言われている。
最後に。
数十年前と違い、IT(アイティ)が発達したことや、新興国などのGDPがあがったことで、以前のようなアメリカと日本だけで世界のGDPの50%くらいという時代は終わっており、ロックフェラー家は今もなお、たくさんの関連会社を持つ一族ではあるが、以前に比べてその影響力は相対的に小さくなっていると思うというのが私の考え。
またこのように、そのときどきの時代において、何が必要なのか、たとえば石油が世界で使われていない時期にロックフェラー家がアメリカの繁栄とともにのし上がったタイミングや、世界大富豪の頂点に君臨するビルゲイツがコンピューターがない時代にコンピューター産業にのっかって、長者番付でもトップクラスの大富豪になった。など、その時代において、タイミングというものも関係しているのだと思った。
「大富豪上位8人(そのうち半数はユダヤ人)だけで、世界人口の半分以上の純資産を持つ事実と、日本の上位10人の資産が国民3000万人分である現実」
つまり今後も聞いたことのないような人がのし上がったり、支配階級になる可能性もある。例えば日本では孫正義さんが大富豪だけれども、誰も佐賀県鳥栖市の朝鮮人集落でうまれた在日朝鮮人の子供が、日本一の大富豪になるなんて思いもしなかったように…。
ところで、このような大富豪の一族は、慈善活動(特にアフリカ)にも力を入れているが、陰謀論の中には、ロックフェラー財団や、ビルゲイツのビル&メリンダ・ゲイツ財団などが、人口を減らすための陰謀に関わっていると思っている人もいる。
ちなみにビル・ゲイツ夫妻は、ウォーレン・バフェットとともに、ギビング・プレッジという慈善事業も展開している。
以下、英語の勉強にもなりますよん。
The Rockefeller Foundation(ロックフェラー財団)
GatesFoundation(ビル&メリンダ・ゲイツ財団のチャンネル)
意外に登録者数が少ないのは、一般人に慈善事業に関わる余裕がないことの表れだろう。という私にもまだまだそんな余裕はありません…(;^_^A
こんな記事も読まれています
「現存する英国(イングランド・アイルランド・スコットランド)貴族の頂点、公爵 TOP30」
「支配階級「エスタブリッシュメント」。国や教育レベルによって意味が違う?」