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トランスジェンダーにとって住みやすい国 TOP10 と「LGBT」が学ぶべき言語がスペイン語な理由

2019年4月24日

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トランスジェンダーにとって住みやすい国 TOP10 と「LGBT」が学ぶべき言語がスペイン語な理由

2019年4月24日


この記事では、トランスジェンダーにとって住みやすい国(TOP10)や、意外と日本人に知られていないトランスジェンダー・フレンドリー国家、また、まさに日本で肩身の狭い思いをしているLGBTの人が今後、学ぶべき言語について提案していきたいと思う。

その前に少し私のことを語らせて(^_-)-☆

私は instagram や、フェイスブック、ブログに載せている写真とは違い、いつもはカツラも被っていないし、化粧もしていない。なぜなら、男装のままのほうが楽だからである。つまり、中性的な男性として生きているわけだ。

誰もこっちをジロジロと見てもこないし、どうせ男を誘うわけでもないのだから、女装の生活を送る必要もないと思っている。たまに男性とデートするときに女装をするくらいだ。なので、ジェンダーは女性だと認識しつつも、外見は男である。

けれども、一つ誤解してほしくないのは、男性の格好のまま男性が好きなゲイとは違う。ということを25歳くらいに確信した。

というのも、私にとってゲイという存在は皆心は女性というふうに見えてしまい、自分のジェンダーを女性と認知している私にとっては、それこそ女性同士の同性愛になってしまうからだ。(体が女性でも、ジェンダーを男性と認識している人なら好きになれるかも…)

なのであくまでも、一般男性(ストレート)が好きなのだ。

ところで最近私はアプリなどで日本人、外国人問わず色んなタイプの男性と会ってみたりするが、私が男装のときでも彼らは私を女性としてみてくれる。

そもそも、私はジェンダーは女性だと認識しているにも関わらず、ホルモンなどをしたり、性転換手術に全く興味がない理由は、そのようなことをしなくても、つまり、そこまでして恋人を探そうとしなくても、十分普段の生活で満たされているからである。(仕事や言語学習など)

一方で、人生の中で一度くらいは髪の毛を伸ばして外見上、女として生活してみたいと思うこともある。これはまさに、私のバケット・リスト(死ぬまでにしたい100のこと)の一つだ。

長々となってしまったが、こういうこともあり、私はトランスジェンダーにとって住みやすい国をリサーチすることに決めたのだ。

もし、このバケットリストが叶えば、私は女性が、また少数派の人間が、どのような扱いを受けているのか、ということも、実体験によって理解できるようになるだろうし、自分が今後、どのような外見スタイルで生きていくかのヒントにもなるかもしれない…。

 

①日本や韓国は、トランスジェンダーにとって住みづらい国

まず、日本や、現在私の住んでいる韓国の状況から書いていこう。日本はトランスジェンダーにとって住みづらい国。これは明らかだろう。ゲイ(男性が男性の格好で男性を好きなパターン)に対する偏見もまだ多い。特に日本の地方都市では韓国の地方都市とほぼ変わらない状況で、逆に東京やソウルなどの大都市圏では、同じくらいこのLGBTに対する理解度が広まってきているのが現状だ。

とはいっても、これから紹介する国のように寛容になるには、まだまだ何年もかかるだろう。

けれども、日本や韓国は女装やトランスジェンダーと聞いただけで毛嫌いするような人は多い一方で、ロシアやイスラム圏ほど、日本はそこまでLGBTに対して厳しくはない。というのが個人的に思うところ。

というのも、アプリなどでトランスジェンダーと公開していても、そこそこ会いたいと言ってくる一般男性が意外に多いのが、日本と韓国だからだ。

バイセクシャルはどこの国にも一定数いると言われているが、つまりそういうことなのだろう。

また、日本と韓国は特に、皆一緒でなければならない。という考えが強い国なので、逆に私はこの二つの国では、トランスジェンダーの人権を!!とは叫ばない。

私が出ていくの!!そして新しい言語を覚えて、トランスジェンダーとして住みやすい国を探すの!って感じで出発よぉ~( ゚Д゚)//

けれども、2020年以降、世界的な風潮もあり、日本では女性の社会進出がますます増え、2035年以降は、LGBTに対しても、今のヨーロッパやアメリカの持っている価値観に少し近づくだろう。というのが私の予想…。

下手したら、LGBTが進んでいる台湾のように、韓国が先にこの分野で日本を超えてしまう可能性も否定できないけどね…。

②カナダ

度々、カナダはトランスジェンダーにとっては、最高の場所であると言われている。以下のスレッド(トランスジェンダーにとって最もフレンドリーな国はどこですか?)でも、カナダが第一に挙げられていた。

What do you think the most transgender friendly country is?

カナダでは、LGBTの人権が固く守られている。名前や性別も、変更できる。(ホルモン治療や性転換なしでも)

しかし、州によって違う部分もあることや、まだ国民全体に受け入れ態勢ができていないなどもあり、会社で差別を受けたと感じるトランスジェンダーは、ゲイやレズビアンに比べて多いという。

カナダにおけるLGBTの就労をめぐる状況

とは言え、アメリカに近く、英語圏であり、日本よりも豊かに見えるカナダで生活するということは、多くの日本人トランスジェンダーにとってみれば、夢のような国なのかもしれない。

実際に私は2007年ではあるが、トロントに2か月くらい住んでいた経験から言わせてもらうと、あの当時でさえ、2019年の東京におけるLGBTの状況よりも、進んでいた。

 

③アルゼンチン

ヨーロッパの飛び地とも言われているアルゼンチンが、トランスジェンダー天国になっていた。以下に紹介するアルゼンチンのように、医療による治療や、性転換手術をしなくても、自分の性を変更することができる。また、変更した場合、その人自身が望めば、医療による治療、性転換手術のバックアップ(国民の税金から)もあるのだという。

で、色々調べてみると、以下の国々が、医療的な治療、性転換手術なしでもジェンダーを変更できることが分かった。


コスタリカ、ボリビア、ブラジル、ペルー、ウルグアイ

つまり、南米はトランスジェンダーにとって生きやすい国と言えるかもしれない。なぜなら、私のように医療による治療や性転換手術をしないまま、女性として生きたいと思っている人は世界中に沢山いるからだ。

 

④トランスジェンダーにとって住みやすい国 TOP10

順位国名スコア
1スペイン81
2スウェーデン77
3アルゼンチン76
4カナダ76
5ドイツ74
6イギリス73
7ベルギー70
8インド68
9オーストラリア68
10アメリカ66
11メキシコ64
12フランス64
13イタリア63
14ブラジル63
15南アフリカ63
16日本62
17中国60
18トルコ59
19ペルー55
20ポーランド53
21韓国53
22ハンガリー53
23ロシア44

Transgender rights: How supportive is your country?

差別、自認する性のトイレを使用できるか、性転換手術が許されるか、同性婚者が、養子を持つことが許されるか。などが基準のランキング。

ここで高いスコアを得ているのがスペインであるが、それはこの記事を読み進めていくと分かる。

つまりスペインは、公的サポート国ランキングでは1位。なので、私がトランスジェンダーとして本気で生きていきたい。となった場合、スペイン語圏は外せないということになる。まず、スペインに数ヶ月住んでみて、それから南米をグルリと回るような生活をしてみようかしら…(^_-)-☆

まさに、アラビア語なんて勉強している場合ではない。ということになるのだ。( ´艸`)/→アラブだと最悪の場合、つかまっちゃうからね…。

https://www.instagram.com/angelaponceofficial/

それだけじゃない。この国がトランスジェンダーに寛容すぎる理由のもう一つは、史上初とも言える、トランスジェンダーのアンヘラ・ポンセが、第67回ミス・ユニバース世界大会(2018年)に、スペインの代表として選出されたことだ。

それくらい、この国ではトランスジェンダーという存在が当たり前かのようになっている。(日本は2035年以降になってもこのレベルにはならないだろう)

 

⑤トランスジェンダーがスペイン語を学ぶべき理由

日本人としてはまず英語をきちんと理解しておくべきだろう。最低でも、TOEIC600点前後にいくくらいは英語を勉強することをお勧めする。

一方で、トランスジェンダーとして生きてゆく場合で、もし日本から出たいのであれば、日本語・英語・スペイン語。この三つの言語を固めることで、トランスジェンダー+3ヵ国語という活躍の仕方は十分あり得る。

上にも挙げたように、トランスジェンダーの人権に真剣に取り組んでいる国の多くがスペイン語圏(読み進めていくともっとわかる)だからだ。

また、日本の人口が減っていく一方、スペイン語圏の人口は、日本の4倍(4億人)にまで膨れ上がってゆく。この市場で、LGBT、つまりトランスジェンダーとして自分を売ることができれば(私狙ってるw)、また新しい道を開くことができるだろう。


By 2050, the US could have more Spanish speakers than any other country

フランス語ももちろん、アフリカの出生率があがり、スペイン語のように人口はどんどん増えているのだが、アフリカにはキリスト教+イスラム教が混在している国の多くがフランス語を公用語としているため、スペイン語圏(ほぼカトリック)で、自分の活動の幅を広げるほうが、無難かもしれない。と思う。(スペイン語圏ってと多いけどね…)

また、以下にも書いているが、アメリカにおけるスペイン語人口は増えており、今現在においても、3000万人以上いる状態だ。

つまり、日本では職探しの意味では不要に思えるスペイン語も、インターネット上でスペイン語圏の人を相手にして商売をするような意味で使おうと考えているのであれば大変おいしい言語なのである。

「スペイン語を勉強するメリット、需要、重要性」

 

⑥トランスジェンダーは、自認している性のトイレを使うべきか?

このアンケートはある意味、結構、凄い

日本では42%が、強く賛成している一方、スペイン(77%)、アルゼンチン(72%)には全く勝てていない。

自分を女性と自認していない男性が女装をして女子トイレに入って盗撮などをする、日本独特の痴漢体質な男性が多いからかもしれないが…。にしても、このアンケート面白いね。

やはり特に女性の場合、たとえその人がトランスジェンダーと自認している男性であっても、トイレに入ってほしくないと思うのは普通だろう。

⑦ロシアは、トランスジェンダーにとって最悪の場所

順位国名TG
1ロシア36
2インド35
3トルコ27
4ブラジル24
5アメリカ19
6日本11
7オーストラリア11
8アルゼンチン9
9イギリス8
10スペイン5

このランキングは、トランスジェンダーが、自分の近所に住んでほしいか?というアンケートである。

ここでも、スペイン人は5%しか、自分の近所にトランスジェンダーが来ることを嫌がっていない。一方日本は少々高くなり、11%になる。日本もそもそも、そこまで差別はないのだろう。

しかし、ロシアは36%とものすごく高い数値となっている。つまり、トランスジェンダーとして快適に生きてゆきたい人にとっては、ロシア語の勉強は諦めるしかない(私)のかもしれない。とこのアンケート調査を見て実感した。

This Is How 23 Countries Feel About Transgender Rights

 

⑧デンマークがヨーロッパで一番、熱い理由

以下のCNNの記事では、トランスジェンダーにおいて、アメリカよりも進んでいる10の国をピックアップしている。その中でも、驚いたのが、デンマークである。

Transgender rights: These countries are ahead of the US

なんとデンマークは、ホルモン治療、性転換手術などをなしに、自分が女性であると自認していれば女性になれ、男性であると自認していれば男性になれる、ヨーロッパで唯一の国になった。

私、デンマーク人と結婚してEU国籍問っちゃおうかしら…w

 

⑨東アジアでは、唯一、台湾のみ

2017年5月、台湾で「同性婚を認めないのは自由と平等という憲法の趣旨に反する」との判断が下されたのは記憶に新しい。実は、その後キリスト教系や保守派の猛反発にあい、同性婚の是非を問う国民投票が実施された。(2018年11月)

しかしながら、反対派が上回り、民法改正はしないと、結果が覆されてしまった。

一方、現状の民法改正とは異なる方法で権利を保障する案へ、賛成多数で可決したことにより、同性パートナーを法的に認める「婚姻」関係が約束された。(2019年5月開始予定)

つまり、台湾でもまだ偏見はあるだろうが、若い台湾人はどんどん西洋化していっているので、東アジアの中では、LGBT、トランスジェンダーを受け入れる国として、日本よりも上なのは言うまでもないだろう。

 

⑩ジェンダーニュートラルを採用している国

オーストリア、オーストラリア、カナダ、デンマーク、ドイツ、インド、マルタ、ネパール、ニュージーランド、パキスタン

この中でも、インド、ネパール、パキスタンは同じ南アジアとして文化的にもともと同じだったこともあり、このエリアで古来存在していたヒジュラーという男性でも女性でもないとされる人々。

例えば、市民登録の性別変更は実質的に性転換手術をしなければならない場合が多いが、このジェンダーニュートラルになる条件は、それほど厳しくないようだ。

それでも、やはりインドを中心とする上の3つの国では、トランスジェンダーを認めたがらない人は多く、あくまでもヒジュラ―(カーストで下の方)ということで許してる側面もあるという。(実質的にトランスジェンダーは今もなお、差別されているということ)

また、特定の国でのパスポートにおいても、女性はF、男性はM、不特定はXとするようになってきているという。

「男」でも「女」でもない、性の多様性を受け入れたパスポートが浮き彫りにしたこと(WIRED)

また、スペインなどでは、性別(生殖器によっての判断)ではなく、ジェンダー(自認する性)を変える手続きが簡単になっていると言われている。もちろん条件はあるが、例えば、2年間ホルモン治療をしたなどがその理由になることもある。

Ley 3/2007, de 15 de marzo, reguladora de la rectificación registral de la mención relativa al sexo de las personas.

けれども、この記事でも書いたように、デンマーク、アルゼンチン、コスタリカ、ボリビア、ブラジル、ペルー、ウルグアイのように、そのような医療的な治療、性転換手術をしなくても、自認する性を選べる国のほうが、いいよね。

なぜなら、性別を変更し、女性として生きてゆくために性転換手術を受ける人だっているのだから…。

Reference
LGBT rights by country or territory

-スペイン語

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