白人・黒人・アジア人（東アジアのこと）以外の人種は、何かと区別がつきにくいものである。それは、テレビに露出する多くのものが、西洋を中心とした白人だから。とも言えるが、白人の中でも、北欧系もあれば南欧系もあるし、東欧系、ロシア系、中東が混ざった白人など色々あり、区別が難しいところである。
「白人には何種類ある？北欧系、南欧系、中東系、インド系、アフリカ系を比較」
それは日本人だけでなく、白人から見ても同じで、白人が中東の人たちは、北アフリカ人（黒人の中でも白人寄りの顔）、北インド人などを見た場合でも、おそらく強く意識しない限り、どの辺の人種なのか分からない。のではないかと思う。
一方、そこにポツンと韓国人みたいな彫の浅く、明るい肌の人種がいれば、それはすぐに韓国人か、日本人か、中国人？というように分かるだろう。
けれども東アジアと違い、北アフリカ、中東、インド北部、そして、ラテンアメリカのブラウン系の人種は、判断がつきにくいものである。
この記事では、その中でもかなり話題になっていたアラブ人とインド人の外見の違いや、内面の違いについてのものを書いていきたいと思う。
結構笑えるよん('ω')ノ
①北インド人とアラブ人は確かに似ている
この比較写真。私もすぐに目に留まってしまった。私も以前、記事化したように、インド人というのは北部ではインド・ヨーロッパ語族でもあるヒンディー語を話すため、白人と何らかの繋がりがあると考えられ、インド南部では、ドラヴィダ語族であるタミル語が主流なので、北部と南部では人種が全く異なると書いた。
「インド人が白人のような顔をしている理由と、インド北東部に日本人のような民族がいる理由」
そして、アラブ人はおそらく、南部のインド人と一緒にされるのがイヤなのだと推測する。一方、白人から見た場合、アラブ人と北インド人は肌の色も、顔立ちも似ているので、区別がつかないのではないだろうか。
以下の質問のように、なぜインド南部の人たちは、肌が真っ黒なのですか？という質問は英語圏に物凄く溢れている。
というのも、インドという一つの国に、コーカソイドの白人と、オーストラロイドの黒人が同居していること自体、白人しかいないヨーロッパ人からしたら、想像すらできないのだろうからね。
Why are Tamils dark complexioned?
②ブラウン（茶色）という意味では同じ
上でも少し触れたが、なぜアラブ人とインド人は見分けがつかないのか。ということを説明する前に、基本的なことを話しておこう。
白人が人種を区別するとき、白人・黒人・アジア人などと大まかに分ける傾向があるが、実際はそれよりも、複雑だ。
白人、黒人、アジア人がいるとすれば、アジア人の中には、東アジアを中心としたモンゴロイド系が強い人種がいる一方、東南アジアにも、インドネシアやマレーシアなどにはブラウン系の人種が多い。（中華系は別）
また、南アジア（インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ）、中東には、黒人とまではいかないが、ブラウン色の肌を持つ人種がいる。また、北アフリカのアラブ人や、中南米に住む現地人、また現地人と白人などのミックスもブラウン系なことが多い。
https://newsela.com/read/lib-native-americans-southeast/id/31781/
なので、結局どれがインド人なのか。見分けがつきにくいことはある。ましてや先人が間違えたように、アメリカに住むネイティブ・アメリカンのインディアンさえも、インド人に見えるのだから…。( ﾟДﾟ)
つまり、人はそもそも、肌の色からその人の人種を判断しようとする傾向があるのかもしれない。また、基本的にインド人（北部）はコーカソイド系の骨格を持っているが、モンゴロイド系のインド人（北東部）もいれば、オーストラロイド系（南部）の骨格を持つものもいて、インド人を言い当てるのは非常に難しい（インド系の服を着ていなかったら…）
③インド人は優秀。アラブ人は「ガソリンスタンド」
アラブ人とインド人の外見以外での違いとして、以下のようなことが語られていた。
正直、アラブ人はインド人に対して外見において優越感を持っているようだけれども、一方で、インドはまともな軍隊を持ち、自ら作った軍用車両、ヘリコプター、GPSシステムなども持っている。
また、2014年6月16日に、インドはアジアで初めて探査機（マーズ・オービター・ミッション）を火星に到達させた国となった。さらにアメリカに住むインド人は、アメリカに住むアラブ人よりも社会的に成功している場合が多い。エンジニアや、医者などはその多くがインド人ではないか。
一方アラブ人はいつもガソリンスタンドに立っているだけ（石油を売っているだけ）→これは、割かし言えてる…ｗ
④シリアとレバノンは、サウジ（湾岸諸国などと顔が違う）
調子に乗っているアラブ人にとどめを刺すかのように語られていたのが、アラブ人とインド人の違い以前に、アラブ人（サウジを中心としたその周辺国）と、アラブ半島北部（トルコに近い）に位置するシリアとレバノンは、顔が違うということだ。
シリアやレバノンはトルコとイスラエルの中間にあり、南欧に近い顔を持つ人が多い。またサウジや湾岸諸国の国々と比べ肌が白い人が多く、レバノンなどの女性歌手は、アラブ世界でも人気がある。
上の写真なんか、日本でも活躍しているなんだか姉妹や、お笑い芸人と神戸で挙式をしたけど離婚した大物女優にそっくりな人も多い…。
これはエジプトの有名女優・歌手の中に、若干日本人に似ている理由でもあるかもしれない。（以下の記事でエジプトについては触れた）
「意外に知られていない、日本人に顔が似ている民族・国家 TOP20」
シリアやレバノンは、アラビア半島の国々に見えるが、よく地図をみてみると、ギリギリアラビア半島ではなく、つまりアラブ人ではなく、また中東人ではあるが、その中でも、近東（東アジアで言えば、極東のような感じ）に分けられるのも新しい発見…。ｗ
つまり、インド人に優越感を持っているアラブ人でも、上に挙げた近東の国々（シリアが中心）と比較されるのは嫌なはずである。
また、サウジアラビアを中心としたアラブに比べ、イランを中心としたペルシア（アフガニスタン、パキスタンの一部を含む）には、ヨーロッパ系の顔をした人も多く、これらと比較されるのも、嫌かもしれない。
「なぜ「アフガニスタン人」や「イラン人」「クルド人」の瞳の色はブルーやグリーンなのか？【海外の反応】」
https://www.pinterest.com/pin/343610646545625464/
この写真を見ても分かるように、イラン人は、インド人やアラブ人よりも、南欧のギリシャ人に近い顔をしている。
ちなみに、ペルシアを中心とした国では、北アフリカ・アラビア半島周辺と違い、アラビア語は使われていないので、イラン人などは、サウジアラビアを中心としたアラブ人と一緒くたにされるのを非常に嫌がる。
つまり、アラビア語を話す国の中で、シリアとレバノンは、ヒエラルキー（外見において）の頂点なのかもしれない。
⑤アラブ人男性にある2パターンの顔
以下の記事でもこの話題は触れたのだが、サウジアラビアでは、一枚目の写真が平均顔と言われている。が、こんなに整った顔の人ばかりではない。ということは言うまでもないが…( ´艸｀)
「日本人よりもお金持ち？湾岸諸国（クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン）のGDP、物価、言語、人種の比較 TOP10」
で、二枚目の写真が、サウジアラビアのサッカーチームの平均顔とされている。どこの国もサッカーチームの顔は、通常よりも肌が暗いことや、彫が深いことが多いみたい。
男性ホルモンがより強くみえるせいなのか？けれども、二枚目の写真を日本人が見た場合、アラブ人というよりは、黒人？と思うかもしれない。
実際にアラブ人は、二枚目の写真ほどは顔が黒くない。私が思うに、上の写真二枚の半分くらいがアラブ人に近いイメージだと思う。
そして、アラブ人は、かなり毛深いということもポイントかもしれない。
⑥食文化の違い（アラブvsインド）
https://www.facebook.com/pg/allarabfood/about/
アラブ人とインド人の違いを調べていたら、食文化の比較もあったので載せておく。以下がその内容。
インド人とアラブ人の食生活は、主に地元で手に入るものによって作られてきた。とはいっても、味の好みや宗教的な食品の制限が影響を与えているため、インドでは肉を食べる人もたくさんいるが、菜食主義（ベジタリアン）料理が人気があり、どこにいっても大体ベジタリアン料理を注文することができる。
インド料理には、ハーブ、スパイス、粟（あわ）、豆、植物油が頻繁に含まれていることが多く、カレー、ナツメグ、シナモン、クミン、生姜などの調味料が特に人気がある。
アラブ料理では、ナッツ、ハーブミントとタイム（ハッカみたいなやつ）、米、ヨーグルト、バター、クリームなどの乳製品、ラム、チキン、オリーブオイル、穀物が広く使用されている。、あた。 コーヒーや紅茶などのホットドリンクが人気だ。
また、アラブのイスラム教信者は、アルコール、血液、豚肉の摂取を厳格に禁止することに加えて、食品衛生を管理するイスラムの食事法を遵守している。
Difference Between Arabs and Indians
※上の写真は、アラブ料理（インド料理は見たことがある人が多いと思うけど、アラブ料理は私にとっても、目新しかったので載せてみた）
マルチンのコメント
どちらとも食文化では興味深い部分が多いアラブとインドの食事。その土地の人たちを知るには、やはり料理の知識も欠かせない。
ちなみに、アラブ料理は日本のみならず、世界でもほとんど認知されていなく、インド料理は世界でもトップレベルで人気がある。
これを機に、アラブ料理にも興味をもってみては？人前で、アラブ料理が好きなんて言ったら、珍しくて顔覚えてもらえるかも( ´艸｀)
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