この記事では、ASEAN(東南アジア諸国連合)の中でもスポットが当たらない国の言語に関するメリットや需要について書いていきたい。
あくまでもこの記事の目的は、これらの言語を学びたいけれども、いまひとつスタートできないといった人への動機付けを提供するものとして読んでいただきたい。
というのもASEANに移住したり、仕事で常駐する人が増えてはいるがそのほとんどが、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムといった国である一方、ミャンマーやラオス、カンボジアは日本人が割と少ないからだ。
※カンボジアのビーチ
その中でもミャンマーは日本人が非常に少なく、一度行ったものはかなりハマってしまうので有名。特に日本人男性がミャンマーの中華系風美女に恋に落ちてしまうケースも多々あると聞く。( ゚Д゚)
私的に東南アジアの言語を学ぶならやはり日本人があまりいない国の言語を勉強して人生を楽しんだほうが良いと思うので、そういう意味でもこの記事が何かしらの参考になれば幸いだ。
ではでは始めよう♪
①ビルマ語(ミャンマー語)を勉強するメリット、需要、重要性
日本人男子が特にハマってしまうミャンマー。その国で話されているビルマ語の将来性をここではいくつかにまとめてみた('ω')ノ
ブルマ語人口は、意外に多い
ミャンマーといえば、以前はイギリス植民地であったので、今でもビルマと呼ばれることがある。またミャンマー語というより、ビルマ語と呼ばれることのほうが多い。
いまだに英語圏では、Burmese language(ブァーミーズ)と呼ぶことのほうが多い。
東南アジアの中でも最後のフロンティア(動画)と呼ばれているミャンマーは、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピンよりも1人当たりのGDPが低い。(※上のリンクはミャンマーに絶対行きたくなるくらい完成度の高い外国の動画)
ラオス
カンボジア
ミャンマー
はどれも1人当たりのGDPがASEANで最低クラスだが、ミャンマーは同時に人口も、5000万人以上もいる。タイ(6800万人)とマレーシア(3100万人)の中間くらいの人口規模。
つまり将来的には、物を売る市場、商機としてビルマ語を使う機会があるかもしれない。そういう潜在のある言語である。
またビルマ語はシナ・チベット語族に属する言語なので、中国語にも近いと言われている。で、ビルマ語の発音ってどんなのか気になるよね。
ပုပ္ရဟန္းမင္းၾကီး ျမင္ေတြ႕ခြင့္ရျခင္းအေပၚ ျပည္သူလူထုရဲ႕ ရင္တြင္းစကားမ်ား
タイ好きが飽きて、ミャンマーに切り替えるパターンが多い
ミャンマーと言えばタイ在住の日本人が旅行で結構行っていて、大概気に入る。タイにはもうない空気がそこにはあるからだ。
タイ在住、またはタイに旅行に行く人の目当ては、夜遊びであることが多いが、ミャンマーはタイより物価も安く、また顔立ちも、インドネシアやマレーシアの現地人(中華系ではないという意味)よりも日本人に近く、日本人が羽目を外したりお遊びしたりしたい場合、目をつけられる国でもある。
実際、ミャンマー在住のブロガーなどのブログを見ていても、やはり女子目当て系の人が多い印象を受ける。
確かに以前、ミャンマーでモテはやされる顔のランキングを作ったが、ミャンマー人女性には日本人が好みそうな顔立ちが多い。
「実は美人大国だった!?多民族国家「ミャンマー」の美女ランキング TOP20」
あなたとは違う。という人に向いている理由(地理的条件)
ミャンマー在住のブログを見ていると、俺はASEANに住んでるけど、多くの人たちが住んでいるタイ、シンガ、ネシアじゃないし。みたいな、俺オメェと違う系が多い気がする。
そういう人は是非ミャンマーに行ってみて、その感覚を味わってみるのと同時に、現地の言葉を数十フレーズ覚えて、新たな居場所を作ってみてはいかがだろう。
また、ビルマ語に将来性があると思うのは、ミャンマーが地政学的に見て、南アジア(インドなど)と東南アジアの中間に位置する上、中国と高速道路で繋がっているからである。
中国はミャンマーの港まで輸送し、そこから船に乗り換えたりするため、私にとってミャンマーは裏の中国みたいなものではないかと思ったりする。
www.tibet.cn/news/focus/144523114934.shtml
つまり、今までヨーロッパや中東から船で運んでいた多くのものを、シンガポールのあるマラッカ海峡を通過しなくても、逆にミャンマーの港から中国国内に輸送することもできる。
これって、現在日本の4倍近くのGDPを持つ中国とミャンマーが密かに繋がっているということ。そういう意味でブルマ語は覚えておくと、20年後、30年後、商売をしたい人は現地とのコネクションなど作ることで、うまく行くかもしれないよね。
ま、いろんな意味で、ミャンマーは面白くなっていきそうな気がする。ちなみに、ミャンマー人の顔をいろいろ写真でみていると、なんだろう、チベットとかの感じに似ていて、なんか日本人に似ているのではないか?とも思ってくる。これは、なんかタイの感じとはちょっと違うのだよね…。
結論
ブルマ語は、東南アジアの物価の安い国で恋愛がしたい寂しがり屋の日本人が勉強する言語である一方、将来を見据え商機を見出したい人にとって投資にもなり得る言語と私は位置づけた。
ちなみに、私はモンゴル人男子が好きなのでモンゴル語を勉強しているけど、特に男性なら小柄なミャンマー人女性はいいんじゃないかな。と個人的には思う。( ゚Д゚)
「韓国語学習者も「モンゴル語」を勉強するメリット、需要、重要性」
次にクメール語に行きます。
②クメール語を勉強するメリット、需要、重要性
カンボジアという国名はアンコールワットくらいでしか聞かない。グーグルニュースにもあまり出てこない忘れられたASEANの国という印象が強い。
けれども、実際はカンボジアは現在ホットになりつつある。以下にいくつか書いていこう。
ラオスにはなく、カンボジアにはあるもの
まず、ラオスとカンボジアはともに、タイとベトナムに挟まれた国家ではあるが、ラオスには海はない。一方、カンボジアには実はこんなきれいなビーチ(コー・ロング・サンローム島)もある。
それだけでなく、カンボジアはビザが取りやすい国でもあるのだ。
東南アジアの中でも求人が多く、起業もしやすい
まず、カンボジアでは、3万円ほど払えば、1年間滞在できるビザを手に入れることができる。それは以下の記事にも書いた。
そして、カモメ(カンボジア編)というサイトを見ても分かる通り、プノンペンは意外に現地採用の日本人を結構募集している。→現地採用はプノンペンの一般人よりも給料が良いので十分満喫して生活できるだろう。
タイの隣にありながらほとんど存在感のないカンボジアで働いたり、現地の言葉を学んで自分の拠点にするというのも私はアリだと思う。
また、現在のプノンペンは中国資本が入ってきており、華人の影響力が強いがそこそこ発展している。(上の写真、市の中心部なのだけど、思ったよりも結構、整然とした作りでしょう?)
ちなみに、カンボジアはマレーシアの半島部分よりも大きい面積だって知ってた?北海道よりも大きいの。
けど存在感がないのが面白いよね。また、ホーチミンからバンコクまでの高速道路を建設中なので、その中間に位置するプノンペンが今後、より発展するかもしれないので、今後の動向が気になるところ。
最後に、クメール語は文字が奇抜でエキゾチック
アラビア語やヒンディー語に惹かれる日本人女子も多いが、このクメール文字も、かなりお勧め度高め!クメール文字の場合、タミル文字と同じく、丸い感じがあって、かわいい。そのうえ、何かの暗号、秘密の日記などに活用できそうな感じもする。( ´艸`)
③ラオ語を勉強するメリット・需要・重要性
タイ北部にあるラオスはASEANの中でも比較的日本に近いにも関わらず、なぜか日本人が少ない国の一つである。またタイ北部ということもあって、人々の顔立ちは中国人に近いのが特徴的。('ω')ノ
なのでこれまたやはり東南アジアの若者を狙っている日本人(特に男性)には密かにラオスが人気である。ラオ語を勉強するメリットと言えば、やはりそのくらいだろう。
正直言ってラオ語にはあまりメリットはないと個人的には思う。とはいっても私が勉強しているモンゴル語(300万人)よりも、ラオスの人口(685万人)多い。
ビザは1ヶ月フリーなので、タイとラオスを行き来する人には簡単なラオ語を勉強しておくメリットはあるかもしれないね!
最後に
これらの言語は日本では注目されない言語だ。今後10年後も注目されない言語だろう。けれどもそういう注目されない言語だからこそ、かじってみる価値がある。
実際に私は日本人に忘れられてしまっているモンゴル語を勉強して現地の友達と仲良くなって結構楽しんでいる。
誰も注目しない言語圏で彼らとその言語でコミュニケーションを取ることほど、価値のあることはない。と思うのだ。
私は他の記事でも何度も言っているが、誰にも邪魔されない自分だけの居場所を作るには、やはりレアな外国語を学ぶのが良いだろう。
「フリーになって分かった、英語よりも自分の好きなマイナー言語を学ぶべき理由」
ミャンマー、カンボジア、ラオスどれでもいい。これらの一つの国を独り占めする気分で、現地の言語を学んでみよう。
英語で話しかけるのとは違い、彼らは自分の言語を勉強してくれる人には、きっとよくしてくれるだろう。
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