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住んでみて分かった「キルギス人」の外見(ハプロ)と、性格・気質 TOP5

2019年9月16日

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住んでみて分かった「キルギス人」の外見(ハプロ)と、性格・気質 TOP5

2019年9月16日




中央アジアには5つ国がある。カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン。この中で日本人が一番興味のある国はキルギスである。それは人口に対しての邦人居住者数からみても分かった。

中央アジアと言えば、最大の人口を持つウズベキスタン(3239万)はイスラムの観光スポットで有名。カザフスタン(1804万)は面積が広すぎるけれども、カザフ人もどことなく日本人に近い顔立ち。

そしてキルギス。カザフからキルギスに移動したとき、もうここは日本?というよりも、一気にカザフとの違いに心が落ち着いたのを今でも覚えている。

それはやはりカザフよりも外見的に日本人に近く見えるからであろう。国境を越えたとき人と、国の雰囲気がガラっと変わったのは今でもかなり印象的だった。

そんな私はこの国に2ヵ月アパートを借りて住んでいる。来週あたりにはエジプトかモンゴルに移動して一時日本に帰ろうとも思うが、その前に私がこのキルギスで見てきたキルギス人の顔の特徴(少しハプログループなども交えて)、そして性格・気質などを出来るだけ細かく書いていきたいと思う。('ω')ノ

①親日ではあるが、東南アジアとは少し違う

まず親日か?と言われれば、キルギス人はそれほど日本人を意識した国民ではないと感じた。東南アジアだと同じ太平洋アジアということもあってか、ほとんどの東南アジアの国々が日本(東京)を向いている。

インドネシアでは若者が日本語の音楽をスマホのスピーカーで聴いていたし、マレーシアでも日系のショッピングモールに多くの若者が訪れ、バンコクは言うまでもないだろう。

それほど日本が身近にあるのが東南アジアだ。

けれどもキルギスの場合、もちろん中国人に対して悪いイメージがある一方、日本人に対しては良いイメージがあるし、ビシュケクで走っている車の80%が日本車(中古車)だという事からも分かるように、親日国家ではあるのだけれども、東南アジアほどは日本が浸透していない気がする。

私のコンドミニアムに住んでいる13歳前後の中学生の子供たちも、まだ若いせいか、日本(こんにちは)か中国(Nihao)か、違いが分からないようにも思えた。

これは日本人がフランスかドイツか。といったものと似ているのだろう。なぜならキルギスにとって中国の影響はかなり強いからだ。

隣国だし、上海協力機構にも加盟しているのがキルギスだからね。また、今や多くのキルギス人が中国に留学しに行く時代。

また英語交流会ではないけど、英語好きが集まる場所に行ったとき、案外20歳前後の女子たちは、日本のアニメや、POPカルチャーについて詳しかった。特に instagram や YouTube で多くのことを知っているみたい。

私は彼女らの話についていけなく、逆に申し訳なかったくらい。彼女らは、1ヶ月3万円ちょっとくらいの給料だと思うけれども、非常にオシャレで、日本の若者と全然身なりは変わらない。

また英語が堪能で、ヨーロッパの文化も半分くらい持ち合わせているという点を考えれば、東京に集まる大部分の若者とそれほど変わらない。

そう。私がほとんど接したのは、ビシュケク中心部にいる都会的な人たち。遊牧民(ゲルと家畜とともに生活)がどれだけ日本について知っているのかは私には分からない。

けれども一つ言えるのは、日本人が期待しているほどキルギス人は日本について関心があるというわけではないということだ。たいてい、日本車!寿司!などで話は終わる( ´艸`)

また、2019年度には日本人がキルギス人から暴行を受ける事件が起きている。特に私が感じるのは、昼間は何も危ないところはない。けれども、キルギス人男性は特に、ロシア人男性のようにお酒を飲んでハメを外すイメージがあるので、夜の一人歩きは人通りの多いところに限定したほうがいい。

以下にその情報はまとめておいた

「住みやすさ抜群。日本人の兄弟国家キルギスの「ビシュケク」に2ヵ月住んでみた件」

②皆が日本人の顔に似ているわけではない

キルギス好きの日本人が日本語であげるブログには、どれほど日本人と顔が似ているのか。または、日本人とキルギス人はかつて兄弟だった。またそれを日ユ同祖論に繋げようとする人も多い。

確かに私もそれを信じているが、キルギス人いわく、日本人は、ユダヤ人が中央アジアを経由して日本にやってきた。という部分しか見ていないのに対して、キルギス人の場合は、この地は、何十もの民族がミックスして今に至っているという視点であることが多い。

つまり日本人からすればキルギス人=特別な人たち。に思えても、キルギス人からすれば日本人は、いくつかいる特別な人たちの一つに過ぎない。というようにも思える。

ウルムチ(新疆ウイグル自治区)滞在時には、大きく分けて、モンゴル系と中東系が混じった顔の人たちがいると書いたが、ここキルギスも少しそんな印象を受ける。

面白いのがウルムチにはモンゴル系が多いのに対して、アルマトイ(カザフスタン)にはモンゴル系はほとんど見なかった。ビシュケク(キルギス)にもモンゴル系はほとんどいないけれども、キルギスの場合、モンゴル人や韓国人というよりは、日本の弥生系の顔小さい系が、日焼けした感じの人をよく見る。

そして私のキルギス人の友達には日本人と間違えられるような顔の人も多いが、彼らの腕の産毛を見ると、金髪だったりすることが多い。正面から見ると少しコーカソイドが入っている顔の友達がいて、私は彼の顔は正面からみるとあまりタイプではないのだけど、横から見ると物凄くタイプという不思議な現象も起きている( ゚Д゚)/

06.WEEK 11, KYRGYZSTAN, LOCAL GIRL BOKONBAEV

※この写真の解説は記事の下の方でしているからね~!

私は日本人なので日本人みたいな顔の人にすぐに反応してしまうが、キルギス人友達で人種学的なものを勉強した彼に言わせると、キルギスは、

・ウイグル人っぽい人
・中国人っぽい人
・カザフ人っぽい人
・ウズベク人っぽい人
・トルコ人っぽい人
・ロシア人が少し混ざってる人

など、いくつかのパターンがいて、彼らは皆、「自分は「キルギス人」だ!」と主張する。なので、結局のところキルギス人=この顔だよ!というのが決められないというのだ。私が思うに、この中には日本人っぽい顔の人は、中国人っぽい人に分類されていると思う。

けど、韓国人みたいなエヴェンキ系はほとんど見ない。それが不思議なところ。なので韓国系の顔が好きな人はモンゴルに行ったらいいかも。けど、キルギスに来ると、日本人でも韓国人でもない、何この新人種?みたいな外見に、圧倒されてハマってしまうぞぉ~( ゚Д゚)

「「エヴェンキ人」と「韓国人」の顔が似すぎている件と、韓国における顔の種類(パターン) TOP5」

 

③ハプログループRの存在

キルギス人には日本人が持っていないハプログループRというものを持っている。このハプログループはドイツ、北欧などを中心に見られ、中央アジアでも割合が高いもの。

以下は、キルギス人におけるハプログループ(Y染色体)の割合

Y染色体のハプログループというのは、男性しか持っていない。なので女性がDNAキットで辿れるのは母系のハプログループだけ。この図から分かるのは、キルギス人男性の半分近くが、R1aを持っていることになる。

私のY染色体は、Oなのでキルギス人の25%の人と重なる…( ゚Д゚)→Oは、中国、韓国、日本(西日本が多め)、東アジア・東南アジア全域で共通するタイプで、つまりキルギス人の25%の男性は東アジア人などに近いことを示している。

なので私の予測だが、キルギス人は骨レベルでは東アジアに近いけれども、肌やそのほかの特徴、例えば目、毛、髪の毛などはR1aをもらっている場合も多いのではないか。と思っている。

R1aは、ドイツから東あたりでポーランドが非常に強い。

面白いのが、R1a というのはフランスや、スペイン、イタリアなどのエリアには全然みられないハプロであるということ。つまりキルギス人は南欧系白人のミックスではない。ということもここで分かった。

この地図をみて、ふと思ったのだけど、キルギス人とカザフ人の中にはドイツ語を学ぶ人が多く、日本人輸入スーパーはないけど、ドイツ人輸入スーパーもある点だ。

彼らがもしかしたらドイツ人に惹かれているのかもしれない。とさえ思う。ちなみに、キルギスのAirbnbなどのコメントを見ていてもドイツ人が多い。逆に宿を提供するホスト側もドイツ語に対応している場合が多いのも不思議でならない( ゚Д゚)→キルギスはドイツ人の隠れ家になっている可能性もあり。

さて、次にハプログループ(ミトコンドリア)を見ていこう。

Source Quora

ハプログループ(Mt)は男性でも女性でもキットを使えば調べることができる。女性のみY染色体は調べられないからね。

で私のハプログループ(Mt)は、M7で、キルギス人にはほとんど入っていないことが分かった。M7とは、台湾・沖縄・北海道・インドネシア・フィリピンにいるタイプ。


「韓国人とは違う?日本人の遺伝子Y染色体DNA(父系)とミトコンドリアDNA(母系)「ハプログループ」の種類を比較」

 

④キルギス人の7タイプを解説

https://www.vb.kg

まずキルギス人男性(女性は化粧もあるので男性を中心に載せる)の一般的な顔立ちはこの学生たちである。目や鼻は多少違っても顔の形は皆だいたい似ている。

日本人に似ていないようで似ているように見えるのは、横から見たときの顔、つまり白人(馬型)に対して、日本人や韓国人(猫型)だからであろう。

「頭長幅指数(長頭型、中頭型、短頭型)あなたはどれ?欧米型?韓国型?日本型?」

カザフの下に位置するこの国に、なぜモンゴルや韓国、日本っぽい人たちが多く住んでいるのはいまだに不思議だが、それはカザフよりも日本人にとって近しきものを感じるからなのだよね…。

で、いくつかのパターンを書いていこう。

 

①ロシア系が入ったような顔

私が街を歩いていてイケメン!と瞬時に見てしまった顔のタイプの中で、この系の顔は結構多かった。おそらく彼らは、ハプログループRが入っていて、骨レベルでは東アジア人だけれども、肌レベル、髪質レベルでは北欧系的な要素も少しあるのでは?と感じた。

おそらくこのタイプはキルギスでも人種ヒエラルキー的にモテるタイプなのだと思う。また、この系統は多くはないものの日本でもたまにいるかも。私が以前書いた記事に通ずるものがあるかも。

「中国と韓国にはいない種類の日本人顔」 

②多数派のキルギス人顔

この顔。中国人っぽい顔に分類される系統。つまりインドっぽさ、中東っぽさが入っていないタイプ。かといって、日本人に非常に似ているわけでもない。けど日本にもこのタイプの顔に近い人は結構いる。日本人がキルギスに旅行に行ったとき、目に留まるのはこのタイプの顔だろう。やはり近しきものを感じるからだ。

 

こちらのタイプも若干多い。上の写真ほどではないが、日本人に馴染みのある顔。何かとミックスしているのだろう。韓国では見ないが、日本ではたまに見るレベルの顔。けれどやはり顔の形が面長というか、少し東アジアとは違い独特だよね。

この3人も、キルギス人を代表している顔。それぞれ若干違うが、これがまさにキルギス人の顔だ。日本人と名乗って東京にいても、外国人だとは分からないかも。

で、次にこの写真は、世界で話題になっている(問題にもなっている)キルギスの誘拐婚で結ばれた夫婦の中でもかなり話題に上る写真。男女ともに、キルギスに一番多いタイプの顔の中でも、整っている顔をしているのがこの二人だと思う。

ちなみに、キルギスも含め、日本では考えられないような奇習は以下にまとめた。

「世界の奇習、迷信、不思議な民族 TOP10」

 

③中東(トルコ含む)が混ざった系

https://www.lovehabibi.com/men/kyrgyzstan-men/

Top-25 Most Handsome Kyrgyz Men. Photo Gallery

男女ともにこの系統の顔もかなり多い。一つ目の顔大きめの男性は眉毛が繋がっているように見えるというか、中東のハプロが入っていそうな感じ。

二つ目→キルギスの俳優でダンサー(Nursultan Alibekov)の眉毛太めの顔小さめの男性。この系統も結構みた。全体的に日本人とは違うタイプの濃い要素があるにもかかわらず、日本人からしても近しきものを感じるのがまた不思議。髪の毛は完全に欧米型に見える。

 

④韓国系の顔をしたタイプ

この記事のサムネイルにもなっている韓国人タイプの顔(記事の上に載せた)

この系統の顔は少なかった。ネットでキルギス人として紹介されていたこの写真だけれども、このタイプはそれほど多くはない。完全にモンゴル、韓国タイプの顔だよね。→いわゆるエヴェンキ系

「「エヴェンキ人」と「韓国人」の顔が似すぎている件と、韓国における顔の種類(パターン) TOP5」

これで日本風の化粧とかしてたら、日本人に間違われる可能性大。けれども、キルギスにはキルギス人やカザフスタン人とは別に、高麗人も少数ながら暮らしている。

「顔は韓国人なのにロシア語しか話せない?ロシアに暮らす【高麗人】の生活と、結婚式に密着!【海外の反応】」

 

⑤芸能人レベル系

With Joomart Saparbaev, A New Generation Enters Kyrgyz Politics

日本でも木村拓哉が崇拝されるように、この日本人タイプの顔が多いキルギスにおいても、全体的なものを総合して、ミックスさせたようなこの男性が、本物のイケメンと呼ばれる。のかもしれない。

けれども木村拓哉系が日本に沢山いないのと同じで、彼のこの独特な顔もキルギスではレアである。

 

⑥系統不明の人種

謎の人種もたまにいる。このタイプもたまに見た。けどビシュケクの若い人にはあまりいないかも。ブルーの瞳と、彫の深い顔。

この顔。どこの国の人?っていう感じだよね。でもねこの顔を見て思い出すのは、私のおばちゃん(母の姉)の彼氏がこんな顔だったということだ。その人は青森出身だったので、もしかしたら?と思う。それはいかにも書いたのだけど、「なぜ日本の東北地方には、青や灰色の瞳をした日本人がいるのですか?【海外の反応】」

ヨーロッパ→中東(イスラエルやイラン)→中央アジア→中国→東北。という経由でやってきたと言われている人たちのことだ。

実際に、上の写真はタジキスタンの中央東部ムルガブに住むキルギス人というふうに紹介されていたが、中国にも、青い瞳の人たちが住む場所があり、それもまさに東トルキスタン(新疆ウイグル自治区に近い場所)なのである。

「中国に「失われたローマ軍団」と呼ばれる青い目の人たちや、ブロンドの少数民族がいる理由と、中国で白人がそれほどモテない理由【海外の反応】」

 

⑤キルギス人の気質・性格

何だろう。私は東南アジア在住の経験から考えてしまうのだけど、キルギスの女子は強い。かわいい系のメイクをしている人はあまりいなく、ロシア美女がするような、キツイメイク?目元キツメのメイクが多く、女は強くあれ。みたいな感じの女子が多いように思える。彼女たちの仕事は結構、男性をもリードしているように見えた。

これはキルギス独特の女子感なのか、ロシアが社会主義の時に女性が育児もしつつ、男性と同じように働いていた時の強さから来たものなのかはわからない。

けれども、ロシアもそうだけど、女性が強く、よく働き、子供の世話まできちんと見るといった感じで、男性が情けなく見えてしまう場合がある。

イスラム教では母の足元に天国があると言われているが、これを皆強く意識しているような感じにも見えるし、不思議と女性が強く見える。

どこの国もそうかもしれないけど、女性はこちら側が誠意をもってお願いすれば真摯に対応してくれる。一方、キルギスの男性は、ちょっと頭足りないと言ったら言い方が悪いかもしれないが、ボーっとしていて仕事中、違うことを考えているようなイメージもある。

あくまでスーパーやレストランでの対応を見ていて感じたことだ。

またキルギスのタクシー運転手は若い人でもマナーが悪い。皆イライラしているのだろう。安月給で、小さい都市にも関わらず、汚職が酷くインフラも整備されていないことから渋滞などが起こるからだ。

また、キルギス市内では夜中に若者が車でスピード出したりする人もいる。キルギス人の性格をうまく説明するのは難しいけれども、インドネシアで感じた温厚な人たちとは正反対にあるのではないか。とも思えた。

あくまで私の感覚だけどね。けれども、男性はだらしないように見える人が非常に多い気がする。これは間違っていないと思う('ω')ノ

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