日本に住んでいると決して分からない感覚なのだけれども、西洋の国々ではアジア人は、見下されることが多いと感じる。私はそれをニューヨークで感じたし、また西洋でも場所によっては、例えばサンフランシスコとかロサンゼルスでは、ニューヨークほどアジア人への見下しは多くはない。ということも感じた。
つまりアジア人人口が多い都市に行けば、少数派ではなくなるので住みやすくなるというのはあるだろう。白人の若者の中には酔っぱらって中国人に対して罵倒するものもいて、アジア人に全く興味のない白人層が、日本人なのか、韓国人なのか、中国人なのかも考えず、とにかく罵倒する場面も何回か見た。
こうした白人がアジア人に対する優越感は一体どこから来るのだろう。と、日本在住の日本人はまず考えもしないだろう。
その理由のひとつにまず身長が挙げられると思うが、それ以前に、やはり私が何度も言っているように、骨の形ではないだろうか。それは以下にも書いた。
「頭長幅指数(長頭型、中頭型、短頭型)あなたはどれ?欧米型?韓国型?日本型?」
という私の勝手な持論は置いといて、この記事では、以前ベネズエラだけでなく南米人が意外とアジア人差別をする場合がある。と書いたときにも説明した Slanted eyes gesture(スランテッド・アイズ・ジェスチャー)をしたがる白人の心理や、アジア人がイエローと呼ばれるのは、白人から見て肌が黄色いからではなく、歯のことを言ってるのではないか。
ということを交えながら書いていきたいと思う。ちなみにアジア人=アジアに住んでいる人たちではなく、東アジア人であることも最初に言っておくね。('ω')ノ
「典型的なアジア人ってどんな感じ?日本人もアジア人?【アメリカの反応】」
①実は、このジェスチャー。悪気はない場合も多い
https://nextshark.com/guilherme-clezar-brazilian-tennis-player-fined-1500-for-doing-racist-slant-eyes-during-game-against-japan/
写真は、杉田祐一に敗れ、悔しかったのか、スランテッド・アイズ・ジェスチャーをしてしまった子供じみたブラジルのギリェルメ・クレザル選手。相当悔しかったのだろう…('ω')ノ
そもそも白人中心の世界でも細い目を見下す人もいれば、細い目に憧れる人もいる。私が個人的に思うのは、細い目を見下す人はそれほど多くはないのではないか。という点。
「韓国人のような釣り目(キツネ目)に、憧れる白人や黒人が急増!?【海外の反応】」
やはりあくまでも、白人世界では少ないあのアジア人独特な細い目をしてみたくなる子供心がそこにはある気がする。
例えば太っている人を見かけたときに、太っているというジェスチャーをしたいとき、両手でその仕草はできる。アジア人の場合も、目を吊り上げるようなジェスチャーで、あ、アジア人のことね。となり、しかも、お互いに笑いを作ることもできる。
見下しているというよりは、笑いを作りたい。というのが本音である一方、ダルビッシュ投手が実際にされた場面では、完全な見下し。というか、お前は俺よりも下だぜぃ。みたいな心理が働いている気がする。
でも私が印象的だったのは、韓国人が世界を旅している動画でたまたま見たある動画で、韓国人がトルコかジョージアで現地の人と話しているときに、そこのローカルの人が、和やかなその場面で、その韓国人に対して、スランテッド・アイズ・ジェスチャーをしながら、あ、韓国から来たのか?と、全然悪気もなく自然と、このジェスチャーをしたことだ。
この動画をみたとき全然見下したようには見えなかったし、とても和やかな感じだったのが非常に印象的だった。
そのトルコ人だかジョージア人は英語が全然話せなくて、ジェスチャーしかできない状態だったということもあるが、時と場合によってはこのジェスチャーが必ずしも見下しとなっているわけではないという事を私は感じ取った。
思い返してみて。パリコレに出場するようなアジア人モデルはほとんどが一重、しかも骨がゴツゴツしたタイプが多く、その典型例が、富永愛。彼女の顔は割とモンゴルや中国東北部にいそうな顔だち(個人の経験から)で、やはり西洋人のアジア人好きには人気だと思う。
「なぜ日本人にソックリ?「ツングース系民族」の顔が西洋でモテる理由」
なので、このジェスチャーが必ずしも見下しているものだと判断する前に、相手の態度をもう少し観察したほうが良いのかもしれない。
ましてや、以下の写真を見ても分かるように、体格(骨も含め)も肉付きもよいモンゴル人イケメンたちが、見下しの対象になるとは私には考えられない。
「韓国人とモンゴル人は同種?モンゴル人女子からみた、モンゴルのイケメン TOP15」
③韓国人は、スランテッド・アイズ・ジェスチャーについてどう感じている?
写真は、韓国人を真似たとされているスランテッド・アイズ・ジェスチャー(韓国人の真似をした目)をして写真を撮る若者たち。
ASIAN BOSS という韓国発の英語チャンネルでは、2018年にこの話題が取り上げられていた。この動画では、ソウル市内の韓国人の若者に対して、白人が韓国人の真似をした目のジェスチャーをするのはどう思うか?という内容となっている。韓国人のリアクションも見れるので結構面白い。
Do Koreans Find Slant-Eye Offensive? | ASIAN BOSS
動画で語られていた内容を要約すると、こんな感じ。
・気分は良くない。
・ちょっと動揺するかも。
・相手を尊重しなければならないはずなのに、失礼。
・韓国だけでなく、東アジア人全体を侮辱。
・韓国人は別に目が小さいわけではない。(西洋人に比べたら小さいだけ)
・もし目の前でそのジェスチャーをされたら、なぜそんなことするの?と聞くかもしれないと答える男性も。
そして、以下のようなコメントが見られた。
以下、海外の反応
■+1544
なぜ韓国人が気分を害しているのかがやっとわかった。そのジェスチャーをするときに、あざ笑いながらやっている人もいるからだ。つまり目を吊り上げるジェスチャーはただ一部でしかなく、嘲笑う行為が問題だろう。
■+1000(メキシコ人)
メキシコ人ですが、人種の特徴について面白がるべきではないというのが私の意見です。ちなみに韓国人は非常に魅力的です。
■+1375
これは完全に人種差別的なジェスチャ―だと思う。
アジア人以外の人種が、アジア人と聞いた時に真っ先に思い浮かぶのが中国人。例えばスペイン語圏では、中国人のことを Chinese ではなくて、 "Chino" と呼んだりするが、まさにそういうことよね。
こういうジェスチャーは、無知、無教養から生まれるもので、まさにステレオタイプの人たちがやりたがること。
■+344(ヨーロッパ出身の韓国系)
ヨーロッパで生まれ育った韓国系の私は、今までこのジェスチャーを何度も経験しました。そのたびに不快に思っていました。人の外見をあざ笑うべきではないと思います。
④ジェスチャーをする意図
このジェスチャーをする意図。その多くは相手を見下す意味でやっている場合が多いと言える。小さい子どもたちが、相手をののしるときに、相手の外見で自分より劣っていると思えるような場所を指摘するジェスチャーをすることがある。
例えば子供たちはよく、デブとかハゲとかいう言葉を使うが、その類に似ているのではないだろうか。つまりテニスの杉田祐一選手や、野球のダルビッシュ投手の話もそうだけれども、自分よりかっこいいとか凄いと思った相手に、そういうジェスチャーをする場合や、また弱いもの同士が、アジア人を見つけたときにからかうつもりで弱い者いじめ的にやってみせる場合。など色々なパターンがあると思う。
以下は完全な受け狙いな感じがある気もする。→目が小さい=可愛くて支配できそう。と思われているのかも?( ゚Д゚)
こっちも完全なウケねらいだよね。嫌がらせというよりは、かまってちゃんの白人がやっているだけにしかみえない。( ´艸`)
いずれにしても、人間誰しもが思う、誰かよりも上に立っていたい。誰かよりも有利でいたい。自分よりも貧乏な人がいると思いたいというような心理状態になっているのだろうね…。
とはいっても、逆に西洋人の中でも鼻が高いことを気にしている白人も多い。特にイラン系の人たちは鼻が非常に高く、鼻を低くする美容整形もしている人も多いし、日本で、アメリカ人=鉤鼻をイメージさせるようなCMが英語圏でも話題になり、バッシングを受けたこともある。ANA(全日空)はこの件に対して謝罪している。ということも報じられていた。
このように白人の世界でも鼻が高いことを気にしている人に対して、アジア人が鼻高い!的なジェスチャーをしたら、それこそ白人がキレるだろう…。面白いのは人種差別だ!と勘高に言う人の多くは白人だという…。
面白いのは逆に西洋中心ではなく、東アジア中心の場所に行くと、白人はモテない場合が多い。これは中国でも同じことだ。
「あなたの顔。実は中国ではブサイク扱いされるかもしれません!中国での美のスタンダードとは?【中国の反応】」
ここでも中国人女性が、自分の旦那(欧米人で鼻が高い)の目の前でも暴露しているように、一般の中国人は鼻が高すぎるのはあまり好きではない。とも語っている。
日本人の間でアメリカの俳優よりも韓国の俳優に人気が集まるのはこのためだろう。やはり人間、自分に近しいDNAから、自分とは違ったものを選ぶ傾向があるのかもしれない。
⑤歯の色が黄色いということに気づかないアジア人
最後に。私は最近あることを確信した。それは白人がアジア人=イエローと呼ぶ際に、歯が黄色いという意味も含んでいるのではないか。ということ。
最近、海外在住日本人ユーチューバーの動画をたまたま見ていたら、彼の歯がなぜ白い?という視聴者からの質問に対する回答が語られていた。
彼は米国で幼い時、歯の色のことで差別を受けたそうで、まさに歯の色がイエローと言われたのだ。私も、人種によって歯の色まで違うということは知っていたが、この動画を見て改めてその違いに気づくことになった。
確かにアジア人の中でも黄色っぽい肌の人はいる。一方で白人よりも白い肌の人も多いのが私が持っている印象。それはアメリカを歩いていれば分かる。
アジア人で肌が白い人は、透明感がある一方、白人で肌が白い人は、少し体が弱そうに見えたり、また赤っぽい感じが目立つ人が多い。これは肌のケアにもよるのだと思うけど、個人的な印象では、やはりアジア人の方が白く見える場合もある。
そもそもスペイン人などの浅黒い人種の場合でも白人と言うのだから、肌の色ではなく、骨の形、つまりコーカソイド系かどうかということなのではあることは言うまでもない…。
「白人には何種類ある?北欧系、南欧系、中東系、インド系、アフリカ系を比較」
で、歯の色の問題に戻そう。日本でもテレビを見ると芸能人がインプラントをしたりホワイトニングをしたりする場合が多いので、本来日本人の歯も真っ白なのだと勘違いして、歯に必要以上にお金をかけようとする人もいるが、私はそれに反対の立場だ。
歯が物凄く真っ白だとアジア人の顔には合わないと思うからである。参考にだけれども、私が美容の意味では尊敬するデヴィ夫人(当時78歳)の歯は、差し歯やインプラントでもないのにも関わらず物凄く健康な歯であるということ。
上の歯のスクショは、テレビで公開されたデヴィ夫人の(78歳)の歯。ネット上ではデヴィ夫人の歯がインプラントなどと疑われた時期もあったが、これは本物の歯ではないだろうか。
アジア人独特の黄色い歯で、根本は着色が酷くなっているのか、色が変わってしまっているのか、ところどころ色が違うが綺麗に管理されている歯だ。私も根本に近い部分がたまに黄色くなることがあって、半年に一度日本に帰って着色をとってもらっている。
デヴィ夫人の歯が差し場なのかは分からない。けれども、あの年齢でダンスまでこなせる夫人なので、おそらく骨が丈夫なのだろうと思う。
なんでもデヴィ夫人は1日5回歯を磨くようで、私もずっとそれを続けているせいか、昔は虫歯だった歯が今は虫歯にならない。
日本人の美意識で欠けているところは、歯に投資するところと、骨を丈夫にするところだろう。令和の時代は、ますますそれに気づく人が出てくれば良いと思う('ω')ノ
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