現在トルコにいる私はすぐ西側にあるいわゆる東欧エリアのことを結構考えるようになってきている。日本にいれば中国と韓国のことを考えるがやはり場所を移動すると隣国のことを考えてしまうのだということを毎回場所を変えるたびに思っている。
その中でもアルバニアという国が私の中で今ホットであり、まずヨーロッパにアルバニアという国があるということも知らなかったうえ、その国の半数以上がイスラム教徒だということも知らなかった。そして欧州で一番物価が安く1人当たりのGDPは40万円程度。
5万円も払えば西ヨーロッパでは20万円もしそうな高層階で広い部屋を借りれるという…。
部屋の豪華さは、twitterに載せています( ´艸`)→
https://twitter.com/_multilingirl_/status/1231503736159309824
Photo credit: fadm.gov.ru
※写真はセルビアの学生たち
で、その次に気になっているのが1人当たりのGDPで見てもお得感のあるセルビア(73万円)だ。で、話は本題に入っていくのだけど、このアルバニアとともに存在感全くなしのセルビアについて詳しく調べてみると、この国は平均身長がなんと高身長国として有名なドイツよりも高いのである。
以下は、世界で身長の高い国の上位を表した表
worldpopulationreview.com/countries/average-height-by-country/
そういうこともあり私はますますセルビアについて調べたくなってしまったのだ。ちょうどクロアチアやマルタによく出張している私の英語の生徒さんも、これらの国は身長が高いというようなことを薄っすら言ってきたので、私も遺伝的な部分から少し調べてみようと思いこの記事を書いた。
ではでは、始めましょう('ω')ノ
①セルビアはバルカン半島の中心国
まずセルビアと聞いてどこにあるの?と思った人も多いかもしれない。モンテネグロと聞いて、なんとなくヨーロッパの西のほうなのは分かるけど、どこにあるのか知らない。というのが普通だと思う。
けど、以下のイタリアと旧ユーゴスラビアの地図を比較すると非常に分かりやすい。1918年ー1992年まで存在したユーゴスラビアは現在は、セルビア、スロベニア、クロアチア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニアと分解されているが、一時一つの国だったことがあった。
そしてこれらの国は南スラブ系の言語系統で共産主義。ロシアとは地理的に少し離れているけれども、ロシアと非常に仲が良かった国々の集まりなので、2020年現在もこの旧ユーゴスラビアの国々は欧州連合(EU)に加盟していないのもポイント。
で、セルビアはこの旧ユーゴスラビアの国々の中でも人口も多く、ベオグラードという100万都市を抱えており、中心国となっている。
私自身もこの旧ユーゴスラビアとしてひとくくりになった地図を見ることで、よりこの複雑な国々の集まり的なエリアを理解しやすくなったと思う。
さて、このようにタイトルにもあるセルビアとモンテネグロは旧ユーゴスラビアにある国だという事が分かったと思う。
②金髪率はドイツと同じ?
How common is blonde hair in Serbia?
とはいってもこの旧ユーゴスラビアという国は緯度的に言えばだいたいフランス南部や、イタリア北部と同じである。なので人種的には南欧的な特徴を持った人たちなのではないだろうか?と思っている人も多い。
実際に記事の下の方でも触れるが、セルビア人の外見はトルコ人みたいな感じですか?というスレッドもたっていた。
でセルビアなど旧ユーゴスラビアの国々の言語は南スラヴ語派だと触れたが、これはこのエリアから北東にあるウクライナ発祥だと言われており、それが更に北のモスクワのほうにまで到達したと言われている。つまりモスクワを中心にロシアではロシア語を話しているが、それはウクライナあたりから、北東のモスクワ、南西のユーゴスラビア周辺に広がっていったと考えればいいかもしれない。
つまり言語系統が同じということは人種的にもウクライナやロシアと少し共通した部分があると考えるのが普通である。
例えばトルコやスペイン、イタリアは金髪率が非常に少ない。それがフィンランドになると金髪率80%以上となる。
で、旧ユーゴスラビアの国々の多くはフランス北東部やドイツとほぼ色が重なっている。つまりこれらの国々の人たちはドイツ人と髪の毛の色はあまり変わらないということになる。つまり20-49%。実際にはこれよりも低いという声もあった。
③青い目の率
また、青い目、いわゆるブルーアイズ(緑や灰色もある)についてはどうだろうか。この地図を見る限り、サンクトペテルブルク、エストニア、フィンランドなどがあるバルト海周辺が色のついた目の人が多いということになる。
そしてフランスやドイツ南部と同じ色になっている旧ユーゴスラビアの国々はセルビアなどを除いたクロアチア、スロベニア、ボスニア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどに色がかかっている。
このことからセルビア人は高身長で金髪も多いけれども色のついた目の人が多いわけではない。(それでも20-49%はいる)とはいってもイタリアのような焦げ茶色にまでなっていないことから、一定数いろのついた目の人がいるということになる。
ちなみに現在私がいるトルコにもブルーアイズの人がたまにいるので、イタリアよりも色が薄いのかもしれない。
つまりモンテネグロ人の方が身長、目の色、金髪率にしてもドイツ人と似たような部分があるとも思える。
④北欧人と共通している点
⑤トルコ人と一緒にされることを嫌がる
さてセルビア人は、トルコ人と同種だと思われるのが気に触るようだ。トルコ人はアラブ人と一緒にされることを嫌がり、ヨーロッパ人はロシア人と一緒にされるのを嫌がる。などどこの国もそんな感じなのだろう。
つまりどの国でも自分たちよりも肌が浅黒い人種や経済や文明が進んでいない国とは一緒にされたくない傾向があるのかもしれない。
Do Serbians physically look different from their neighbours?
⑥ヨーロッパ高身長男子を狙うならセルビア
でこの記事は、このように人種的に北欧に近い特徴を持つ彼らがあまりにも日本で知られてなさすぎるので、より関心を持ってほしくて書いた。
変な話だけど日本には多数派ではないけれども少数派の中には白人と結婚してハーフの子供を産みたいと思っている人もいる。またヨーロッパ系の人たちと恋愛したいと思っている人も少なからずいる。
そういう人たちの選択肢をより増やす候補地としてこのエリアはいいかもしれない。とはいってもセルビアは失業率も高く人によっては付き合いにくい人も多いことは忘れずに。とはいっても西ヨーロッパでもそういう意味では変わらない。
※単に高身長男子をゲットしていわゆるブランド彼氏(隣に置いといて自慢するタイプ)としてもセルビア人はお勧めかも…。🤫
多くの日本人がフランス、ドイツ、イタリア、イギリスなどに目を向けている中、こういうエリアを開拓したくなるのは私だけだろうか。
つまり何が言いたいのかというと、ヨーロッパは思った以上に広く西ヨーロッパだけがすべてではないということである。
⑦ヨーロッパで一番物価が安いアルバニア
最後に物価の話で終わりにしよう。人口300万人にもみたないアルバニアは、ひとりあたりのGDPでもトルコの半分くらいで40万円あたりである。
この辺は非常に物価が安くしかも街も整備されている。モンテネグロは1人当たりのGDPでは76万とトルコほどまではいかないが、それでもやはりアルバニアに比べれば高い。
その中間をとって、セルビアがやはり一番良いと私は感じる。セルビアにはベオグラードという100万都市があり、モンテネグロ(62万人)という国自体よりも人口が多いこと。
1人当たりのGDPでも、59万円ほどとアルバニアとモンテネグロの中間に位置すること。ちょっと北に行くと日本人にも親しみやすい温泉大国ハンガリーがあることなど色々とあげられる。
Cost of Living Comparison Between Serbia and Montenegro
ということで私は今年セルビアに男物色の視察に行ってくるかもしれない。(笑)次回のセルビア報告をお楽しみに('ω')ノ
Why do Serbia and Montenegro have the tallest people in the world?