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EU入りも協議中?一人暮らし家賃3万円の欧州最貧国「アルバニア」が注目される理由

2020年3月14日

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EU入りも協議中?一人暮らし家賃3万円の欧州最貧国「アルバニア」が注目される理由

2020年3月14日


今からアルバニアのことを書くけど、私自身2020年1月一時国で日本に帰った時点で、アルバニアという国の存在すら知らなかった。

2015年から海外の情報を取り扱うブログを書いているにもかかわらずだ。なので私のブログを読んでくださっている人の中にもアルバニアの存在すら知らない人が多いのではないだろうか。

なのでこの記事ではアルバニアの魅力について語っていきたいと思う。まずアルバニアの魅力を簡単にまとめると、欧州最貧国(アジアにおける北朝鮮よりも所得はもちろん高い)であるがゆえに、長期滞在者にとっては他の欧州の国よりも快適な生活ができることや、欧州の中でも珍しく、イスラム教徒が多くを占める国であり、不思議な体験ができるという点、もちろんイタリア南部に近いこともありビーチなどもあり、それなりに楽しめる国であるという点。

さて、細かい部分は以下で解説していきたい。アルバニアという国を知ることでまた違った角度でヨーロッパを知っていただければ幸いである。('ω')ノ

 

①アルバニア人ってどんな顔?

https://talkingtoalbanians.wordpress.com

色々アルバニア人の顔を寝tt尾で見ていると、ロシア人がちょっと浅黒くなったようなイメージがある。白人ではあるけれども日本人がイメージするフランスやドイツのような白人とはまたちょっと違う感じ。

その中でもこんな学生さんたちの写真を見つけたので一種の参考になれば幸い。

また、以下の情報はハッキリしない部分もあるが、英語圏では南アルバニア人には、ブロンドとブルーの瞳率が高いという証言がいくつかあった。

例えば、

ギリシャやイタリアと同じ南ヨーロッパに位置するのに、南アルバニアには、金髪、ブルーの瞳またはブラウンの髪、しかもピンクの皮膚が多いのはなぜ?

Why do many Albanians from South Albania are blond and blue eyed or brown haired with very pink skin that turns red in summer, although they are located in Southern Europe, like Greeks and Italians?

というもの。おそらくこれは行った人にしか分からないのだろう。ネットの情報は有り触れているが、読むのと行くのとでは、1と100くらいは違うので(;^ω^)

 

②アルバニアの位置関係を確認

まずアルバニアの位置を確認しよう。アルバニアは簡単に言えばイタリア南部のブーツの踵になっている部分からすぐに東に行った場所である。

この地図はイタリア(緑)と、旧ユーゴスラビア(赤)で、赤色の南部に少し面積の小さい国(赤い部分ではない)があるのだけど、ここがアルバニアだ。

つまり、ギリシャと旧ユーゴスラビアとイタリアに挟まれた形で存在している国。

ちなみにこの赤い部分は以前ユーゴスラビアという社会主義国だったけれども、そこの中心国はセルビアで、セルビアと言えば、日本人が格安英会話をするときにフィリピン人の講師か、セルビア人の講師か?と言われるくらい英語教師が多い国でもある。また身長も欧州の中でもかなり高いので、セルビア男子を物色しに行こうか考え中( ゚Д゚)

 

③欧州最貧国である根拠

 

順位国名GDP
1モルドバ27
2ウクライナ30
3アルバニア56
4ボスニア61
5ベラルーシ65

ヨーロッパにおける1人当たりのGDPワースト国を表したのが上の表。1ドル=100円という単純計算なので、1位のモルドバは27万円。

で、ヨーロッパで一番高いルクセンブルグ(1253万円)や、アイスランド(910万円)とはかなりかけ離れている。最大40以上倍くらい離れていることになる…。

同じヨーロッパでもこのように格差が激しい。とはいってもアルバニアでも富裕層はいて、彼らは結構いい生活をしている。日本人がアルバニアに行けばある程度豊かな人との繋がりも増えやすいのでそこもメリット。(英語を話す相手が高学歴率が高いため)

これはどの発展途上国と言われている国でも同じことであり、キルギスであっても、インドネシアであっても1割の富裕層は非常に良い暮らしをしているし、日本人は外国人なので、こういった層の人と繋がりやすい。

 

④EU入りの可能性について

2020年3月、アルバニアと北マケドニアのEU加盟交渉開始が始まっている。可能性が高いとも報じられているので近いうち、徐々にアルバニア、北マケドニア、そして旧ユーゴスラビアの国々もEU入りしていく可能性は十分にある。

一方でヨーロッパはイギリスのEU離脱や、もともと加盟すらしていないスイスやノルウェーのように、EUと近い距離を保ちながらもEUを離脱する国も出てくるかもしれないので、EU入りがいいのか?悪いのかは、何とも言えないところだ。

寧ろアルバニアのEU加盟よりも、カタルーニャ州の分断、スコットランドの独立など、欧州がゴチャゴチャになっていくリスクも今後あるかもしれないという部分は否定できない。

「北海道や沖縄も?将来、独立、または吸収合併する可能性がある国リスト TOP15」

一つ言えるのは、EU入りした国は1人当たりのGDPが高くなってしまっているので、アルバニアに行くなら今。ということかもしれない。

特に若い人であまり経済的にも余裕がないけど、一定のお金がたまったので英語を学びたい、欧州で暮らしてみたいという人は、3万円以下の部屋もざらにあるのでいいかもしれない。

またイタリアのローマまでは最安片道3000円で、しかも1時間30分で行けるので立地的にも、イタリアは高くて住めないけど、月に何回か軽くイタリア旅行しながら、数ヶ月イタリア語を勉強したい人などには向いているかも。

EU首脳、アルバニア、北マケドニアとのEU加盟交渉開始を呼び掛け

 

⑤生活費(家賃・食費)

上記でも触れたようにヨーロッパで数ヶ月暮らしたいという人がいるなら、私はアルバニアは非常にお勧めできる場所だと感じている。

というのもヨーロッパで生活する場合、毎日家の中にいるような人のほうが多く、その国の人たちと別にコミュニケーションするわけでもない場合が多いからだ。

私のtwitter(@_multilingirl_)にもヨーロッパ在住の人たちがたくさんいるが、彼らもほとんど家にいてtwitterばかりやっているのに、ルームシェアで狭苦しい生活をしている。

それなら、アルバニアやウクライナのように欧州の国々へ片道5000円で行けるような場所に拠点を作ってストレスのない生活のほうがいい。

私は欧州で一番安い国は1人当たりのGDPが30万程度なので、ウクライナだと思っていた。けどキエフはその中心にあり家賃も高くなるし、キエフよりもアルバニアのティラナのほうがより西ヨーロッパに近い。

上の部屋は1ヶ月43000円(光熱費込み)だけれども、個室の部屋付きのルームシェアでは2万円というのもあったし、5万払えば、バスタブ付きのそこそこ見晴らしのいいアパートもざらにある。

これがスペインとかだと一人暮らしでも絶対10万は行くし、パリだと15万円以上は払わないと借りられない。

けれどもそこそこ栄えているアルバニアの首都ティラナの中心部でこのくらいのアパートが借りれ、かつ食費もそれほど高くないとなると、やはりアルバニアに住居を構えながら、二週間に一度旅行に行くようなスタイルというのもいいのではないか。と思っている。

あくまでも提案だし、私も今年試してみようと思っている

 

⑥カタカナのイタリア語が通じやすい

ヨーロッパの主要国の中でもイタリア語の影響力はそれほど強くない。ドイツ語が一番強く、その次にフランス語が強い。(ここでは英語は除く)

そんな影響力の強くないイタリア語も、ここアルバニアではかなり影響力の強い外国語であり、イタリアの学習者も多い。

How did Italian become a very popular language in Albania?

その理由は社会主義国時代に、アルバニアの人たちが最も近く民主主義国家であるイタリアに憧れ、イタリア語を勉強してイタリア語で新しい情報を得ていたからともいわれている。

今でもアルバニアにとってイタリアとは自分たちの所得の10倍(1人当たりのGDP基準で)にあたる国で、すぐに行ける国なのでイタリア語に堪能な人の割合は維持できているそう。

いずれにしても、ヨーロッパの中でもイタリアや旧ユーゴスラビアに興味がある人にとっては好立地である。

⑦ヨーロッパ唯一のイスラム教国家

ヨーロッパの中でも珍しくアルバニアはイスラム教国家である。昔ここは東ローマ帝国(現在のイスタンブールであるコンスタンティノープルが中心都市)だったけれども、解体後にオスマントルコ帝国に組み込まれる。その結果、イスラム教国家になったわけ。

今でも、43%がイスラム教徒、19%が東方正教会、15%がカトリック、23%が無神論者ともいわれている。

色々なデータがあり、イスラム教徒が80%と示しているものもあるが、この国では宗教対立が無く、ムスリムとクリスチャンが普通に結婚していたり、中東や北アフリカなどのイスラム教徒とは違い、トルコよりも緩いと言われている。

そういう宗教的にごっちゃごちゃになった、ある意味、マレーシア(イスラム教、ヒンズー教、中国系の宗教)よりも皆和気あいあいとしていると言われているので、そういう部分も今後自分の目で見ていきたい。

 

⑧デメリットな部分

ヨーロッパにありながら、アルバニアは日本と同じように地震が起きやすい場所でもある。2019年後半にも、M6.4の地震で20人超死亡というニュースがあった。

この地震によって建築ブームによって手抜き工事(違法建築)のマンションなどが崩壊し、責任者が殺人の罪で逮捕されている。

もう一つは花粉症である。アルバニアの花粉症はかなり酷いと日本人のブログ(5月くらいに書かれたもの)で書いてあったが、英語圏の花粉症マップを検索すると確かにそうだった。

とはいっても私が現在いるジョージアのトビリシも、3月9日頃から目がかゆくなり始めてきている。花粉症があってもバスタブ付き、しかも部屋は広くて贅沢できる環境なのでそこが妥協できればこんないいところはないのではないだろうか。

※実際に去年の地震で沢山の建物が倒壊した建物の写真はそれほど多くなく、地震が起きたからと言ってすべての建物が崩壊するわけでもない。

https://www.afpbb.com/articles/-/3259623

また情報が入り次第、追加していきたいと思う('ω')ノ

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