イスタンブールはもう懲り懲り。と言いたいところだけど、32階の部屋はかなり快適すぎてほとんどイスタンの中心には出なかった。その代わりイスタンからトビリシにやってくる飛行機を一つ逃した。というのもイスタンは広すぎて交通網も複雑。飛行機のチェックインの時間に遅れたのでそれから9時間後のトルコ航空で夜中にトビリシに着いたわけ…。
ちなみにこういったリアルタイムの情報は1日に何度もつぶやいているtwitterで確認できるので、今日ある人は見て見て('ω')ノ→@_multilingirl_
さて、私は今ヨーロッパ周辺にやってきている理由は、時差5時間~7時間あたりに新たな拠点を探したいと思ってのことである。英語のメンティさんは日本で仕事が終えてレッスンをやる場合が多いので、その時間帯の25人以上のことを考えると私が昼の14時くらいから対応して18時くらいに仕事を終えるのが丁度いいからだ。
中央アジアのキルギスも私のお気に入りの国の一つだけれども、時差は3時間なので…(;^_^A
「住みやすさ抜群。日本人の兄弟国家キルギスの「ビシュケク」に2ヵ月住んでみた件」
そうして色々と情報収集していると、コーカサス地方(ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニア)がいいというじゃないか。その中でもジョージアは料理もおいしく人も良く、銭湯もありなどで…。来たくなっちゃったわけ。ということでそんなジョージアの生活環境を簡単にまとめていきたいと思う。
この記事は、1年後の今、シベリアでノマド中の私が、少し思い出したところも追加していく。
①銀行金利には注意も必要
まず、ジョージアという国の情報についてはWikipediaを見ればわかるので、よく言われている金利の話について。
グルジアの銀行の金利は10%ほどと言われている。恥ずかしながらこの情報は私が以前アラビア語を教ていた生徒さんから教えてもらったもの。その後調べたらやはりそうだった。
エストニアの電子居住権くらいで情報が止まっていた私。まだまだヨーロッパの西側では色んな個性ある国が存在しているということなのね。
「日本人でも欧州連合エストニア共和国の居住者になれる!安倍首相も持っている「e-residency」を取得するメリットとは?」
さて、以下のサイトによると、金利で言うと、1000万円をジョージアの銀行に預けた場合、5年後に、610万円ほど増えるのに対して、日本では10万円ほどしか増えない。ということらしい。
https://avageorgia.jp/timedeposit/
つまりここで知ってほしいのはそれだけジョージアは今注目されているということなのである。けれどもリスクももちろんある。行動に移す前にしっかり考えることが重要。
②EUの保護国扱い?東欧と呼んではいけない?は嘘
トルコでも飲食店やホテルなど、EUからの観光客がたくさんやってきそうな場所には、トルコとEUの国旗が一緒に並べられていて、トルコもこれからEUに入るのかな?と思ったがそれは全くの勘違い。トルコがEU入りすることはまずあり得ない。あれはトルコにとって一番のお客さんであるEUの観光客に対するもの。という意味しかない。
それに対して、ジョージアの場合は上の写真のように、ジョージアとEUの国旗が結構並べられていて、驚いたのは近所の公園の中に、パソコンを使ったり作業をしたりするスペース(施設)があって、その建物に、「European Union for Georgia」と書かれていたのだ。これには驚いた。
旧ソビエト連邦であり上述のように2008年に死者数300人を出した南オセチア戦争(ジョージアとロシアの戦争)からも分かるように、ジョージアでは今もなおロシア語を使用する国ではあるしロシアからたくさんのものを輸出しているが、意識はヨーロッパの方に向いていることが分かる。
ここトビリシに来て、何が何だか分からない不思議な国、ちょっと危険な匂いがする。という感覚は一気に消えた。
私の場合、グルジアとかジョージアと聞くと、同じコーカサスで、ロシア国内で危険な民族扱いされているチェチェン人(民族的に近いと言われている=同じ民族衣装みたいなものも着ているし)を連想していたので。
ジョージアがEU入りするか。というのは疑問があるが、少なくても今のジョージア人は、自分たちはEUに入りたい。と思っている人が強い。地理的に難しいなど条件はあるが。。またtwitterなどで、ジョージア=東欧ではなく、コーカサスでしょう。みたいなことを言う人もいるが、それはもちろん正論。
地理的にコーカサスというエリアだけれども、ヨーロッパで書かれているニュースには、例えば「バトゥミはヨーロッパでも5つの指にはいる不動産で注目されている都市である」という風に、ヨーロッパ人がヨーロッパの広義的な意味で、ヨーロッパの一部として認めているのである。
なのでイスラム圏のアゼルバイジャンは、言語系統ともにトルコや中央アジア寄りだけれども、ジョージアやアルメニアはヨーロッパの果てと呼んでいいだろう。
③アジア人差別があるのは本当か?
動画でも語ったのだけど、私は5回くらいなめられた事があった。
日本人は欧州最貧国のジョージアで差別されたり、見下される?(YouTube動画)
コロナの時期もあってか、5人の若い男の集団、いかつい感じの人たちに、マスクつけろ!って怒鳴られたので、ぶっちぎれして、こっちも近寄って、英語で強く言い返したら、あちらもまさか反抗すると思ってなかったのでトーンが下がって、中国人?って言われたので、日本人だし、ってパスポートを見せたら、そこで相手の反応はガラリと変わり、空手!とか言い出してきたので一緒に写真を撮って終わった。
また、大学生3人の集団に、なにか嫌なワードが聞こえてしまった私。なんでもいいので黙るのはなめられるのでやめとこうと思って、色々行ったが信号待ちだったのですぐにお別れ。
ハチャプリ店でご飯食べてると、そこのオジサンに手を握られ、お前はあそこに歩いているロシア人美女より美しいよ。と見つめられたり、
高級スーパーでシャネルを持ったおばちゃんに、レジの順番を割り込まれ、指摘したら、店員にも、あなたは自分のことをもっと防衛したほうがいいよ。と英語で言われる。ま、色々あったのだけど、一つわかったのは、ジョージアでアジア人は、特定の人には好かれるのだけど、国全体としては、人種レベルでは自分たちのほうが顔も小さいし、すらっとしてるし、という体格的?人種的な?優越感があるということ。
これは日本人が気付きにくい部分だ。一部の日本人は、東アジア人はジョージアで歓迎されまくってる!と思っているので、そうではない人もかなり多いと言うことは心に留めておくべきだと思う。
④温泉天国
私は海外でいつも物足りないと感じることがある。それが湯につかる習慣のない国が多いことだ。例えば東南アジアではファミリー用の高級コンドじゃないとバスタブがない場合が多い。ロシア語圏が好きな理由の一つはバスタブがあること。
とはいってもジョージアも旧ソ連ではあるものの、何百もの物件をエアビーで見て見たが、バスタブがある部屋は1割くらいだった。
今回私が住む場所は高級コンドと謳っておきながらバスタブはない。けど部屋が広く景色もよく快適なので満足している。
その代わりジョージアの首都「トビリシの名前(由来)=温かい。」という意味であることからも分かるように、昔からトビリシは温泉街として栄えていて、今もその温泉が街の中心部にいくつもあるので、銭湯に何度か行こうと考えている。
ここに来るまではジョージア=グルジア戦争(いわゆる南オセチア紛争)のイメージが強かったが、今はそのイメージは全く変わってしまった。
ちなみに公衆浴場であれば200円くらい。浴槽貸し切りでも1000円くらいと言われている。街の中心部に温泉街があり、日本人が丁度いいと思う42度~43度のお湯もあるという。
⑤家賃が安すぎる。の注意点。と、タワマン好きなバトゥミへ!
私はとりあえずその国の物価をざっくり調べるときに1人当たりのGDPを見てしまう。これによると、ジョージアは42万円、キルギスは12万円。
確かに私の大好きなキルギスのビシュケク(125万人)と、ジョージアのトビリシ(110万人)は人口が大体同じくらいで比較的1人当たりのGDPも似ているのだけど、トビリシではキルギスよりも良い物件が、更に安く借りれるような気がする。
特に3万円台くらいでも高層アパートが借りれる。
ビザなし一年可能🙀彼氏いる訳でもないのにセミダブルとツインの部屋…!景色もよく空気もきれい。リビングも広い
。ジョージアって色々調べてみると日本人フリーランスの穴場だったんだ!😲
10万以上の部屋5.8万で一ヶ月借りたので初心を忘れず仕事に精を出します😹 pic.twitter.com/vZpH4GuLiT
— MULTILINGIRL🎶🇬🇪(12言語目学習中) (@_multilingirl_) March 1, 2020
今回の部屋は貸す側も初めてのゲストとして10万円(1ヶ月)のところを5.8万円くらいにしてくれた部屋なのだけど、この立派な部屋を借りてすぐに分かったのは、上階の部屋が夜2時になってもずっと絶えず、机をこすりつけたような音をするため、Airbnbに相談して日割りで返金してもらってこの部屋を出た。もちろんホストはブチギレ(ジョージア人すぐキレる)。
その後、トビリシの中心部の近くに1ヶ月部屋を借りる。5・5万円くらい。で、バトゥミでお気に入りの部屋に出会う。その後、4万円くらいのバトゥミのフルシチョフカに移動。ここは安い上に、最新設備の広い部屋だった。これがまた快適。高層ビルからの景色はないが、機能面、安心面で、隣の生活音も聞こえず、システムキッチンで非常に快適だった。
25階の高級タワマンからフルシチョフカ(ソ連時代の5階建て公営住宅)に転落した理由と、実際どっちが快適か?(YouTube動画)
けれども、注意しなければならないことがある。
ロシア語圏、特に今まで、オデッサ(ウクライナ)、ノヴォシビルスク(ロシア)などのロシア語圏に住んだ経験、そしてジョージアで、5つの部屋を借りた経験から言うと、リノベーションの音がうるさい。という問題がある。
これは高級物件であればあるほど。彼らは部屋を改造するのが好き。なのでドリルの音が非常にうるさい時がある。また、新築の高級物件は中身は後で作るので、その確率が非常に高い。ものすごいうるさいドリルで昼間は、レッスンすらできない状態になった期間もあった。
これは、絶対に借りる前に確認するべき事である。いくら部屋が快適でも、あのドリルの音ほどストレスになるものはないので。。私はそれ以来、1ヶ月借りる前に1週間試しすみするようにしている。
最後に借りたトビリシの部屋は7万近くかかったがトビリシの中心部で角部屋の大きい窓、バルコニーなど全て条件が揃っていたのですごいよかった。それも動画で全て公開した。
引きこもりながら集中していた「3言語」と、ジョージアから脱出したい今住んでいるスイート級の部屋(YouTube動画)
また、タワマン生活が好きな人、あまり日本人とトビリシでつるみたくない人は、バトゥミでこういうアパートを借りるのがお勧め。私がバトゥミにいた時も、twitterで何人か知ってる人はいたが、皆一緒に会うということは全然しないで、自分の時間を大切にしている人の方が多かった。
英語+諸々外国語のレッスン。来月もまた18名体制でやってきます今回はこちらからお断りさせて頂いた方も1名おりました(進みたいゴールがはっきりしていない為)
また応募が多いのと生徒さんの継続が続いているため5月開始の方も数名
新しい部屋で生徒さんのレベルアップと✍️に精を出します🥰 pic.twitter.com/yNPuKorlES
— MULTILINGIRL🌱(12言語目勉強中)🇬🇪ノマド生活2年生 (@_multilingirl_) March 28, 2020
個人的に仲良くさせてもらった3人の日本人がいるが、それでも彼らとみんなで集まったのは一ヶ月に一度くらいだった。株だったり、自分のフリーの仕事に専念したい人は向いている場所と言える。自分と向き合えるような環境。
※ちなみにバトゥミは、フォーブスで紹介された2020年に不動産投資するべき欧州の6都市にもこの都市は含まれている。
twitter というのも使いこなそうと努力したのも、動画撮影したのものこの部屋である。非常に懐かしい。。
インドネシアのスラバヤのタワマンもよかったけどね・・!
「タワマン33階での生活。インドネシア第二の都市「スラバヤ」に一ヵ月住んでみた感想」
⑥ビザなし(1年間)滞在可能の誘惑
ジョージアは世界に数ある国の中でも、1年間ビザなしで滞在できる非常に不思議な国だということはまだ日本ではあまり知られていない。なぜ世界にも類を見ないようなことをしているか?というと、ロシア離れを加速させ、ヨーロッパの人たちを取り込みたいからと私は考えている。なぜならエストニアのように外国人も巻き込んでしまえば、ジョージアは戦争に巻き込まれる可能性が低くなる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Visa_requirements_for_Japanese_citizens
実際にジョージアでは高層マンションをどんどん建設。ほとんどが投資用物件。人口たった20万人のバトゥミのあの高層ビル建設は凄まじい勢い。ジョージアを歩いていても、どれがロシア系でどれがヨーロッパ系なのかは判別が難しいが・・。
けれどもこういう制度はころころ変わってしまう。コロナになってから、フリーランスビザというふうに変わったし、また今後もころころ変わる。その辺は自分で情報を吸収する力を蓄えておくことが重要。twitterで誰かが発信する情報もいいけれども、そのソースをきちんと自分の目で確認していかないと、ノマドなんてできない。
私がお勧めしているのは、そういう時に備えて、ウクライナやトルコでも、ノマドできそうな場所を自分で探して、すぐに移動可能な状況を作っておく事だ。実際に私は、ウクライナのオデッサと、トルコのアランヤあたりに2ヶ月ずつ住み、すぐに移動できるような体制を作っておいた。
「ノマドの生活目線で見たウクライナ第2の都市「オデッサ」。高層マンションでも格安生活?」
トルコ滞在記録は、YouTube動画でも載せている。→かなりの豪邸を借りたので、ちょっとはみる価値があるかも。↓
トルコなのにロシア人しかいないマフムトラー(アランヤ)のアパートで2ヵ月くらい住みながら、何をするか考える(YouTube動画)
⑦フリーランスのたまり場になっていた件
ロシア語圏に割と詳しいと思っていた私でさえジョージアが現在日本人の若者を中心としたたまり場(フリーランサーなど)になっていることは知らなかった。
グルジアに関する投稿が増えるたびにジョージアに住んでいる日本人のツイートが流れるようになってきた。そこでジョージアに住んでいるインフルエンサー的な人たち(主にtwitter上)を見ていると、また東南アジアに来るような日本人と少し変わった面子がそこには会ったのが面白かった。( ゚Д゚)
いずれにしてもジョージアまでやってくる日本人は少し変わっているというか、面白い、私も絡みたいと思えるような人が多かったのが不思議だった。
私がのぞいたtwitterを以下に公開。
これらのリストは、2020年3月あたりに私が、ジョージアと言えばこういう人たちだよね。と思って作ったリストであり、2021年7月現在の今は、ずいぶんと入れ替わりがされていると思う。ちなみに私はジョージアでは日本人に会ったのが、8人くらい。
そのほとんどがこういう目立つアカウントの人たちではなく、裏垢みたいに、つまりネット上だと、こういう日本人も生活してるんだー。と思える人たちであった。つまりtwitterをやってるジョージア在住の日本人は結構多いが、皆が皆ネット上でさらけ出しているわけではないので、街中でアジア人っぽい人がいたら、日本人の可能性大。
目立ちたくない人も多いので。
⑧動物に優しい国だけど、ジョージア人とのトラブルも多かった
去年キルギスに2か月間住んた時1番印象的だった事は1人当たりのGDPが10万の国でも若い子たちが老人のホームレスにお金を与えていた事私も一度小銭を差し出したけれども普段通り過ぎた後に戻ってお金を出す動作が恥ずかしいと感じた
今年はこれを改善したい。実践するのみ。写真はグルジアの野犬😆 pic.twitter.com/QyxdtHpm0m
— MULTILINGIRL🎶🇬🇪(12言語目学習中) (@_multilingirl_) March 5, 2020
動物と共存している国と言えばインドを思い浮かぶかもしれない。野良犬、野良牛がそこらじゅうにいてカオスとなっているデリー。けれどもジョージアも野良犬がそこら辺にたくさん。しかも犬のサイズは結構大きいのしかいない。猫も結構いて大切にされている印象がある。
イヌはトルコと同様、耳に番号か何かつけられている。狂犬病と虚勢をした犬の印だと思う。直接触りはしないけれども、私にとって犬ちゃんの写真を撮ることが生活の楽しみの一部になっている。
ここジョージアの野犬たちは、上のtwitterに載せた写真からも分かるように、死んだかのようにグッスリ寝ていたり、3匹くらい群れになって友達と遊んでいるかのようにお昼寝したり徘徊したりして、非常に目につく。
まるで自分たちは人間だと思っているかのように見えるのが写真からも分かると思う。これは来てみないと分からない感覚かもしれない。
とはいっても人間同士の場合を見ると、あまりジョージアをなめていはいけない。いくつか私が遭遇したトラブルを書いたのだけど、
そのうちのいくつか、タバコ吸いまくりのタクシーの運転手との口論、若い3人の集団にコロナウィルス。と軽く言われた件、ハチャプリ店のセクハラおじさん。以外に、
シャネルおばさん。おばちゃんが結構普通の顔をしてレジを割り込んでくる。またラトビア行きのフライトが搭乗拒否された。これはジョージア人の判断だった。のちに、私の体験談が、ジョージアかラトビアの大使館経由で注意喚起として公開される事態となっている。
⑨東アジア系がモテるは本当?
私は若干モテるんじゃないか?と思っている。ロシア語圏でもよくそう感じることがあるのだけど、特定の層に東アジア系の男性は注目されていると思う(もちろんKPOPがそれをさらに加速させた)。もともとソ連時代にジョージアは同じ国でもあって極東のアジア系などをよく見慣れていることもあるけれども、
ジョージアでtwitterを開くと韓流系がトレンドのトップを占めていた時期があったこと。私はVPNを日本に向けていたわけではない。twitterはその国のトレンドをトップ画面に表示するようになっているので・・。このことは以下にも書いた。意外と行ってみないとわからない感覚で、歴史を調べると、あり得るな。と思ったところ。
「韓流に繋がってる?白人でも中東系でもない。アラブとロシアの中間に位置する人種、コーカサス」
私は普段男装なので女性の目線をいろんな国で比較しているけれども、明らかにトルコよりもチラっとみてくる人が多かった。もちろんそれはモテるというよりも珍しい。という部類に入るのだけれども、興味がある人も特に若い層には多いのではないかと思う。
ジョージアは白人の国だけれども、少しアラブと白人が混ざった人もいれば、ロシア人などスラブ系のように彫が深くない白人などもいる。歩いていて感じることは、人種的に下に見られているという感覚をほとんど感じないことだ。
けれども、ジョージア人がヨーロッパ人や黒人、アジア人をみた時に明らかにアジア人をその中で一番下に位置づけると思う。そんなもんだよね、世の中って。。いずれにしても、東アジア人としては生活しにくい、そういう感じがジョージアには全くないこと事は私が感じた事である。
⑩ロシア語が通じるけど?
ジョージアとロシアは仲が悪いように思えるけれども、日韓が政治レベルで仲が悪くても民間の交流や貿易の交流がかなり強いのと同じように、ジョージアでもロシア人の観光客はやってくるし、ロシア系のお金持ちが別荘を買ったり不動産を所有していたりもする。なので、ジョージアも旧ソビエトだったのでロシア語を話せる人が結構多い。
とは言っても、若い人に話せない人が増えているのも事実。なのでロシア語を勉強しに物価の安いジョージアに行く!でもいいのだけど、少し不便な事も。ロシア語じゃなくて英語で話しかけてよ!という人も少数ながらいるが、多くの場合、ロシア語を共通語として使ってくれると安心してくれる。
これはウクライナのロシア語が普及していないエリアでロシア語を話したりするときに嫌な顔されるのとは対照的である。
けれどもジョージアは他のロシア語圏に比べ、自国のジョージア語に対する強いプライドと自信があるので、こちらを使用すると、この国で守ってもらえるだろう。私はほとんどできなかったが、ジョージア語を駆使している現地の日本人は、やはり多くの現地の友達に恵まれていた。これは以下の記事に、ジョージア語でインタビューを受けた3人の日本人も取り上げたのでご参考に。
いずれにしても、物価の安い場所でロシア語の基礎を学びたい。同時に物価の安いジョージアでの生活の基盤を軽く作りたい人にとっては天国のような場所だ。私は、ウクライナ、キルギス、カザフスタン、シベリア(ロシア)、サンクトペテルブルクなど色んな場所でノマドしているが、海外ノマドにとってロシア語ほど役立つ外国語はないと思っているので・・。
ロシア語圏は非常に広く、東欧、コーカサス、中央アジアなどでいまだに使われているので私にとってもこのロシア語が通じるというのはかなり点数が高い。
おまけ→入国、出国審査は高圧的
ここ忘れないで欲しい。ジョージアはトルコのように入国や出国の審査の時に優しい感じではない。入国の時は全然問題なかったが、サルピからトルコに抜ける時に、やはり態度が悪かった。けれども英語がペラペラの上司にあたかもペラペラな感じの英語で話しかけると、その上司と仲良くなったおかげでなんとかスムーズに。
いや、トルコの人たちは、ようこそ親愛なる日本人よ、トルコに!みたいな笑顔でウェルカムしてくるときのギャップとの差が大きいから、ジョージア人が高圧的に感じるのかもしれない。いずれにしても、ジョージアではタクシーの中でタバコ吸ってた運転手に注意したら逆ギレされたりとか、人によって切れたら止まらない人もいるので注意。
穏やかな国なのだけど、切れたら攻撃的みたいなところがあるような気がした(私はひどい目に遭ってないけど)。
最後に
正直ここまでジョージアが密かなブームになっていたのは知らなかった。今後、ますます個人で稼ぐ時代になったとき、ジョージアはバンコクまではいかないけれども、今よりももっと日本人の間で知名度が上がっているかもしれない。
そんなジョージアに、第一次ブームみたいな時期に、コロナ禍の間に数ヶ月ロックダウンくらってよかったと思っている。特に、バトゥミへの思い入れは強く、バトゥミ関しては、以下の記事でまとめた。