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格安タワマン都市、ジョージアの「バトゥミ」に住むメリットとデメリット

2021年8月3日

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格安タワマン都市、ジョージアの「バトゥミ」に住むメリットとデメリット

2021年8月3日

当時2020年、コロナが流行り出したちょうどその時、私はバトゥミで数ヶ月間生活していた。その前は、ジョージアのトビリシ、エジプトのカイロ、トルコのイスタンブール、ドバイなどを回っていたが、それとは比較にならないほどバトゥミが気に入り、だいたいいつもは1ヶ月で移動するのだけど、4ヶ月ちょっとバトゥミに留まっていた。

現在ロシアのサンクトペテルブルクなのだけど、ここもここで住みやすい一方、真夏がくる前のあの過ごしやすいバトゥミのことを強く思い出したので、このタイミングできちんと記事として残しておきたいと思う。

ちなみにジョージアに関しては、以下にまとめた。いい部分だけではなく、ネガティブな体験談も書くようにした。

「東欧なの?アジア人差別もある?「ジョージア」生活でのトラブルと、負の部分と、良い部分」

 

①まず私が借りたアパート

まずはビジュアル的に、どんな街なのかをみた方が早いと思うので、私が最初バトゥミに到着して借りて撮影した動画をご覧いただけたらと思う。トルコ側から、海側、市街地側全部動画に2分に収めてみた。

このツイートで書かれている通り、いいところに部屋を借りても、ハイシーズン以外であれば食費などを含め7万円で生活可能。ハイシーズンでも少し安い部屋に引っ越せば7万円は十分に維持できる。

 

②欧州で、投資するべき都市TOP5にランクイン。10年前にトランプは既に目をつけていた

バトゥミは日本人には全然知られていない都市だけれども、まずトランプタワーが建設される予定だったことからも、トランプ前大統領が目をつけていた場所とも言われている。その計画は頓挫してしまったが。。なんでもトランプ氏は2012年まだ大統領になる5年前に、この地に直接足を運び、トランプタワーを建設したいと思ったよう。

建設がキャンセルになった理由は、ちょうど2017年に大統領に就任したため、利益相反のためこの計画を取りやめたのだとか。

https://agenda.ge/en/news/2017/44

やはり、この街が目をつけられた理由は、バトゥミという土地柄がトルコや、ブルガリア、ウクライナなどの黒海都市よりもオープンな事だと思う。黒海のリゾートとしてロシアのソチよりもポテンシャルが高いことは訪れるとわかる。

そのためか、2020年に発表されたフォーブスによる、ヨーロッパで不動産投資しておくべきTOP5にも選出されている。

https://www.forbes.com/sites/amydobson/2019/12/19/the-best-european-cities-to-invest-in-for-2020/?sh=3b12a6835ec7

ちなみに、2020年に発表されたヨーロッパで不動産投資するべき年は、イタリアのナポリ、フランスのメジェーヴ、ハンガリーのセーケシェフェヘールヴァール、ポルトガルのポルト、オランダのロッテルダムとなっている。

そう。まさに、私はバトゥミが一番旬だった2020年に数ヶ月ノマド生活していたことになる。

 

③バトゥミの都市規模と、風土

まずバトゥミは人口が、20万人と日本の都市に比べれば非常に小さい都市である。日本で言えば鳥取市のような規模。

また、ジョージアの中でも、「アジャリア自治共和国」に位置し、トビリシを中心としたジョージアとは歴史的に少し違う部分もある。そのためか、トルコ系、つまりキリスト教を大部分が占めるジョージアにおいてイスラム系の人も多い。

つまり、ここだけジョージアの中でもジョージア色が強すぎない場所なので、トビリシとは全然違う空気を感じることができる。

バトゥミの行き方に関しては、イスタブールからもフライトがあったり、ウクライナのオデッサとフェリーで結ばれていたり、トビリシから5時間くらいかけて電車(結構最新の電車なので快適)で行けたり、小型機でトビリシからフライトできたりなど、それほど苦ではない。

また、写真をみてもわかるように沿岸に高層マンションが林立しており、都会に見える。高層建築がかなり集中しているので、20万人の都市にしては非常に利便性が高い。

ずばり人口たった20万人に満たないのに大都市に感じる理由は、ビーチ、ショッピングモール、高層マンションが一箇所に、かなり集中しているからだと思う。

その高層マンションの家賃は月々5万円前後のものがほとんど。ロシア語圏やヨーロッパからもノマドがやってきていることは、意外と日本人には知られていない。というのも、ジョージアにいても、ロシア系の人たちもたくさん暮らしているので、誰が外国人か区別しづらいからである。

 

④多様なビーチと公園。そして、動物と自然が間近にある環境

バトゥミといえば、中心部で事足りるのだけれども、少しタクシー代払ってでもボタニカルガーデンに私は4回ほど行った。バトゥミに引っ越してきた日本人三人くらいをタクシーで連れて行ったりしたこともあった。

ボタニカルガーデンは、入場料として500円ほどかかり、もちろん散策するのも面白いのだけど、入場料のかからないビーチが真下にあり、そこは非常に綺麗。バトゥミの高層ビル群が遠くから見えることや、中心部のビーチよりも、車じゃないと来れない場所なので客層も良さげな感じ。

またサルピ国境近くにある、ゴニオビーチ?ここもまた面白かった。牛さんの大群が歩いているのが面白い。この近くには遺跡みたいなものもあり、その近くに牛ちゃんの大群がいた。これはtwitterには載せてなくて、instagram に載せたものがあるので、アカウント持っている人は覗いてみて。

https://www.instagram.com/p/CBr9ggVghHt/

ここは一人たりのGDP40万円の国には思えない、そういう空気がある。トルコよりも、先端を行っているような空気さえある。ちなみに私はイスタンブールに一ヶ月、アンタルヤ周辺に2ヶ月ほど生活済。

 

 

⑤物価の感覚

家賃相場として、4万円と考えればいいと思う。これは低層アパートなども含め、ひとり暮らしようのアパートである。ルームシェアとか個室とかではない。ロシア語圏ならどこにでもあるフルシチョフカで、家具は最新のところで、ハイシーズンなのに4万円くらいだった。

この部屋は、オフシーズンは4万円以下だった。動画で部屋紹介しているので参考になると思う。

「25階の高級タワマンからフルシチョフカ(ソ連時代の5階建て公営住宅)に転落した理由と、実際どっちが快適か?」

また、記事の一番上で紹介しているtwitterで公開した高層マンションは、夏のハイシーズンだと7万円から、10万円くらいまで値上がり。11月、12月の料金を見てみると、5万円ちょっとだった。

タクシー相場は、ジョージア全体で同じ。

トビリシからバトゥミまでの料金が7000円ちょっとだった。5時間〜6時間かかったけれどもこの値段なのである。ちょっとカルフールに行って帰ってくるだけでも、300円もかからない。トビリシは街全体が広いので、中心部に住んだときに、大型ショッピングセンターがなく、タクシー代結構はちょっと割高になった気がする。

スーパーはたくさんあるけれども、バトゥミで一番よく行くことになるのは、これら二つのカルフールだと思う。大型ショッピングセンターとしてバトゥミでは一番大きいほうなので。そして、高級スーパーがあり、名前が、思い出せない。しかもGoogleマップにも名前すら表示されない。

これはトビリシに当時住んでいた日本人の方から教えてもらった。おそらく、バトゥミで一番の高級スーパー。欲しいものはなんでも手に入るので気に入っていた。

 

⑥バトゥミはジョージアというより、黒海の都市

日本から黒海沿岸の都市に直接行くには少し航空券代が高いのだけど、半年くらいいくことを想定すれば、結構安く住む都市がずらりとならんでいる。トルコ北部のトラブゾン、ジョージアのバトゥミ、ビザ代1万円ちょっとかかるがロシアのソチ、ウクライナのオデッサ。そして、ブルガリアのバルナなど。

その中でもオデッサは非常に安く、タワマン生活ができた。それは以下の記事でまとめてある。

「ノマドの生活目線で見たウクライナ第2の都市「オデッサ」。高層マンションでも格安生活?」

私はトビリシがあまり好きになれなかったので、バトゥミにいる時期の方が多かった。当時はコロナ禍で完全に他の国にいけない状態だったが、落ち着いてくれば、ウクライナのオデッサまでフェリーで行ったり来たりする生活もしてみたいと思っている。

もうどちらの都市も数ヶ月の生活を通してスーパーや交通機関の事情を把握してしまっているので。

 

⑦バトゥミでノマドするときの注意点とデメリット

バトゥミは高層マンションが多いが、投資用としてのマンションが多いので、短期的に貸す事が目的のものも多く、その場合、壁が薄かったり、設備が見かけは綺麗だけど、質が悪かったりする場合もある。また建設ラッシュなのでドリルの音で家で作業しづらいこともあるので、試し住みをしてみてから長期的に住むなど決めてみる必要がある。

また、冬はトビリシが寒いのに対して黒海沿のバトゥミはそれほど寒くはないが、黒海に近いためか、ものすごい雲や、嵐みたいな天候になることがあったりすることもある。しかも春は穏やかでいいのだけれども、夏は黒海から発生する蚊がひどい。

夏はバトゥミで海で遊びたいよね〜!と思うのかもしれないけどそれは3日くらいでいいのであり、休暇としてバトゥミに来ればいいだけのこと。夏はトビリシは乾燥しており、気温が上がっても涼しいのに対してバトゥミはジメジメ、しかも夏の雨の量も多い。

こういう意味では、バトゥミに移住というよりは、トビリシとバトゥミをうまく使い分け移動していく、Airbnbスタイルがいいのではないかと思う。現に、バトゥミにいた時に長期賃貸みたいな感じで契約していた人もいたが、私は断然好きな時に好きな部屋を借りれるAirbnbスタイルをお勧めする。

というのもジョージアに来る日本人ってだいたい1年で日本に戻ってしまうパターンが多いので・・

-ノマド視察・ノマド滞在記, ロシア語(スラブ系言語)

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