2015年ほどから意識していたキルギス。そのキルギスに初めて行ったのは、2019年の夏。あの時はビシュケクにアパートを借りて約2ヶ月くらいプチ移住生活を楽しんだ。そして2021年9月に2ヶ月ほどオシュでもプチ生活をした。
「キルギスの首都「ビシュケク」に2ヵ月住んでみた件(人種・言語・家賃など)」
そもそも私がキルギスという国に目をつけ始めたのがロシア語を格安で学べる国。という誰かのブログを読んだところからで、その後は、日本人と外見が似ている民族という点でかなり惹きつけられた。それはビシュケクで生活していた頃にますます強くなり、今回のオシュでキルギスは私の帰る場所。とまで思い始めたくらいだ。
そういう意味もあってか、もちろんキルギス語も勉強はしているのだけど、
「メリットなし!なのに「キルギス語」に惹かれ、勉強し始めた理由」
そうはいってもロシア語の理解なしではキルギス人とはうまくやっていけないという事も悟っていたり、このキルギスにくる前にプチノマド生活を3ヶ月間していたロシアにも今後何度も行くので、一度ロシア語のレッスンというものを自分でも体験してみよう。ということで今回オシュで1ヶ月ほどやってきた。
そんな私は数年前からロシア語のレッスンを提供している側でもあるので、今回学んだ事や、先生としての自覚としても、色々お勉強になった。
「1名限定。ロシア語3ヶ月で「頻出200~300フレーズ」暗記サポート
この記事では、大雑把ではあるが、私がロシア語の学校に通って感じた事、金額などを書いていきたいと思う。
①オシュのロシア語学校は破格の価格
私の場合、週に3時間、1ヶ月の合計12時間で、7500円くらいだった。1時間あたり600円程度だろうか。あまり詳しく調べようともしなかった。というのも安すぎるので、そこまで調べる必要はないと判断したからである。
英語でも週に4時間あって、1ヶ月4000円前後だという。もちろんこの場合は、マンツーマンではない。けれども、マンツーマンが必ずしも良いわけではない。グループレッスンの方が現地の人たちと友達になって練習したりする事もできるので、私は今回マンツーマンで満足した部分もあるけど、本当はグループレッスンで現地の友達が欲しかったのが本音ではある。
ちなみにグループレッスンの方にしたい。と交渉すれば、おそらく、5000円くらいになるのではないだろうか。
けれども一つポイントがあって、外国人価格として勝手に上乗せされてしまう可能性があるので、キルギスで学校や、部屋を借りようとする場合必ずキルギス人を同行させる事。なのでキルギスは2ヶ月ビザなしで滞在できるが、そのように長く滞在する場合、まずは友達作りから初めてはどうだろうか。
一人友達作るだけでも、かなりお得になることが多い。
②レッスンの内容、雰囲気
私自身、25名ほどのをオンラインで生徒さんを抱えているので、時間はそれほど作れなかった。なので週に3回あったレッスンに毎日通うことが難しく、1時間のレッスンを一回と、1 時間半のレッスンを3回受けた程度。なので合計5時間くらいしか受けていない。つまり12時間くらいあったうちの半分程度。
特に私の場合はロシア語の初歩的なものを教えている立場のせいか、文法構造や、発音などは全て自分で学習していたので、一番慣れていない数字、特にロシア語は、20~100, 100~1000までの読み方を覚えるのが非常に大変なので、そういう部分や、曜日、序数詞(第一、第二、第三)などを集中的にトレーニングしてもらった。
特に、1000までの数字はタクシーなどで交渉する時に瞬時に出てこないとナメられるので、そこは徹底的にトレーニングしてもらった。
そのほかに先生にやってもらったことは、私自身が生徒さんと共有しているロシア語の質問リスト50を渡して、私自身がどれだけそれに対して瞬時に答えられるか。つまり私が生徒さんにやっていることと全く同じことをやってもらった。
どういうことかというと、
01
Как тебя(вас) зовут?
What is your name?02
Чем занимаешься?
Чем вы занимаетесь?
Кто Вы по профессии?
Кто вы(ты) по-профессии?
What is your job?03
Сколько тебе(вам) лет?
How old are you?04
Вы говорите на английском? / Вы говорите по-японски?
Do you speak English?05
откуда вы?(А вы откуда?)
откуда вы приехали
из какой страны вы приехали
Where are you from? / Where did you come from?
このような感じで私が作ったリストをあらかじめ先生にWhatsAppなどのアプリで送った。そこまで自分でリクエストしないと、先生は勝手に私がわかる文法などの学習を黒板に書き出すので、1ヶ月程度のレッスンなら、自分が学びたいところをとことん先生にリクエストした方がいい。
こちら側がしっかりとどんなレッスンをしたいか?といえば、きちんとそれに応えてくれた。また、キルギスでは領収書を渡さない不動産業者や、学校もある。なので必ずもらうこと。ここはキルギスよ?いちいち領収書は出さないわよ。なんていうお店もあるくらいなので、しっかり強気で言うのがコツ。
キルギス人は、本当に騙す人が多いので・・。
③学校は、言語だけじゃない
学校は単に言語を勉強するだけの場所ではない。特キルギスでは案外友達を作るのが難しい。我々日本人より所得は低く、年間30万円くらいしか稼いでいない人が多いこの国では、日本人からしてみれば友達なんかすぐできるだろう。なのだけど、彼らとは言語がわからないと結局は友達にすらなれないのが現状。
せいぜい日本語を学習している人や、英語ができる数少ないキルギス人とだけ関わることになる。私もビシュケク時代は英語ができる割と経済的にも豊かなキルギス人と遊んでいた。でも今回は私のロシア語のレベルもかなり向上したことや、キルギス語の理解にも努めたので、前回とはまた違ったキルギスライフを送ることができた。
つまり、ロシア語の学校であれ、英語の学校であれこんなに格安なのだから一度行ってみるのがお得だということだ。そこで同じ目標を持った友達も当然できるし、新たな出会いも待っているからである。
英語の学校に関しては、最近はオシュでどんどん増えているので、まずは友達から情報を聞き出すなどしてみるのもいいかもしれない。
また、ロシア語が全くわからない状態で学校に行っても初歩的なものだけで1ヶ月すぎてしまうので、ロシア語は日本である程度学習しておいて、その後にこういう格安の学校に行く方が絶対にお得だということは最初に理解しておいた方がいいかもしれない。
※最後の写真は、私が通っていたロシア語の学校ではなく、英語や日本語が学べる学校。たまたま見学した時に撮ったので。。(あと私が通っていたロシア語の学校は特に写真撮らなかったので・・)