イシク・クル州といえば湖があるのでビシュケクに観光したついでに寄る人も多いのではないだろうか?ここはビシュケクのバスターミナルから乗合バスなどで3時間(湖の入り口の都市)ほどで着くのでぜひ行ってみることをお勧めしたいエリアだ。
さて、2019年夏に2ヶ月、2022年夏に4ヶ月ビシュケクにアパートを借りてひっそりと生活していたが、その時にイシク・クル州の3つの都市に訪れた。この記事では、自分用の記録のため、そしてこれから訪れる人のなんらかの参考になれば幸いである。
バルイクチ(Балыкчы)= 通り過ぎて名前すら知らない人が多い、イシク・クル州の入口
バルイクチ(バルクチュという感じで読む)は、ビシュケク方面からイシク・クルに入る時の入口的な都市である。乗合バスで3時間くらいの距離。
この辺では booking.com でも若干宿が見つかると思う。私が泊まったのはキルギス人友達がロシア語で検索してくれたお部屋。
キッチンもあり、1000円くらいで泊まれる部屋だった。
グローバスなどもあり、1ヶ月滞在可能な都市と私は判定した。とはいっても長期滞在の人以外はおそらく、ビシュケク方面からカラコルまで行くというルートが大多数なのでおそらくこの都市は素通りしてしまうと思う。
以下、twitter に湖に行った時の動画を載せておいたので、参考になるかも。とにかく湖の音に癒された・・。
湖の音をお楽しみください。
彼と静かな時間を楽しんでおります🙄 pic.twitter.com/5DZGKb6BOP
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) June 18, 2022
街自体は横に長く、1日で回れてしまうくらい何もないが、湖が見れる綺麗な場所もたくさんあり、割とこのエリアでは都市化している場所でありながらも、同時に大自然を満喫することもできる。
ビシュケクに住んでいる人で、チョルポン・アタやカラコルが遠いと感じる人たちが、ここに滞在することが多い。このレベルの綺麗さ。なかなか遠くまでいかないといけないので、ビシュケク生活には重宝する場所。
チョルポン・アタ(Чолпон-Ата)=国内の超人気リゾート地
乗合バスで5時間ほどで着く場所。
大変人気なリゾート地ということもあり夏になると非常に宿も高くなるし、人が多いので、そのピークが過ぎたあたりに行ってきた。Airbnbでも結構物件がある。夏は非常に高い。私は人気エリアがあまり好きではないのでずっと敬遠していたが、夏のピークが過ぎたあたりに行くとそれほどビーチに全然人がいなく、ロシア人のゆったりとした観光客をたまに見かけたくらいのレベルだった。
以下は借りたお部屋のあるホステル。英語が堪能な夫婦だったので、非常に楽だった。=2泊で4124円と安かった。多分一ヶ月5万円くらいで貸してもらえそうなので、冬に借りようか検討中(笑)。
お部屋もいい感じだったが、ビシュケクではあまりいない蚊が、やはり湖の近くなのでいた。夏が終わる秋頃に蚊がどんどん出てくるからね。。ちなみに夜は肌寒かったので床暖房が入っている仕様になっていて、暖かかった。
二つベッドがあるので男でも連れ込もうと思ったが田舎すぎて探すことすらできないので注意(笑)。
分かるかな。この南国の綺麗なビーチとは少し違うのだけど、この空、山肌、ビーチ、透明な湖の組み合わせ。乾燥した土地にあるオアシスみたいな、そんな感じ。私はこういう場所が物凄く大好きで、南国の湿気の多いビーチよりこっちのほうが大好物。
夕日を沈むのを待っていたのだけど、人懐こい猫ちゃんがいてずっと追いかけてきてくれた。ビシュケクにいる猫は毛並みも汚いのが多いが、この辺は愛されているのか、こ綺麗な猫ちゃんが多いのかもしれない。
そもそも猫自体、キルギスではあまり見れないので猫タンと夕日を眺める貴重な時間だった。この時の海の撮影は、以下のtwitter でも動画形式で公開した。
夕陽の中、待っててくれた😭
運命的な出会い…🙄。さて、次の旅の準備でも始めるか pic.twitter.com/537QehOeFP
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) September 26, 2022
誰もいないビーチで足だけ入ったり、🇰🇬語のお勉強したり、優雅な朝?を過ごしておりました😅
冬?にまた戻って、この辺を点々としたいなぁ。
この田舎に来てから年下くん(男女)のカフェ店員に2回もキレた笑
ニコニコ日本人ですぅ。みたいに繕ってても誰も気づいてくれないので😤笑 pic.twitter.com/9M76qU18Yv
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) September 25, 2022
ちなみに私の好きな、キルギスに多いImperia Pizzaがあり、最悪自炊できなくてもここで砂糖の入っていないパン、野菜炒め、卵などで生活できると確信した。とはいってもやはりキッチンつきのお部屋を借りたいね。
ホスト曰くこの辺にも温泉があるらしく(私は今まで聞いたことなかった)、次回もし1ヶ月くらい行くとしたらチャレンジしてみたいと思う。
カラコル(Каракол) / プルジェバリスク(Каракол)=外国人観光客の定番都市
乗合バスで7時間ほどで着く場所。ロシアからは直行便もあるのともともとロシア人が建設した街でロシア系住民も多いのが特徴。
カラコル(Каракол)で知られている都市だが、キルギスにはカラコルに似た都市がいくつもあるので、プルジェバリスク(Googleマップでもこちらの名前で表示されている)で覚えておくのも一つの手かもしれない。
ちなみに、カラコル系の紛らわしい名前は以下。
カラコル(Каракол)=今書いている都市
カラクリ(Кара-Көл)=ジャララバード州にある都市
カラクル=タジキスタン東部にある湖
さてカラコルには2019年初めてのビシュケク生活で行ってきた。とりあえずビシュケクだけでなく他の都市にも行っておいたほうがいい。という勢いでビシュケクから行ける一番遠い場所ということで行ってきた。1泊2日くらい。中心部のレストランで日本人の男性二人組を見た。
8.4万人(2021年時点)くらいの都市だがキルギスの中では5本の指に入る大都市(キルギス第4の都市)。天山山脈に近いとか、標高が高いので夏のビシュケク(2022年夏は40度近くになる日も続いた)から少しでも遠ざかりたい人が増える時期に人気。
私が行った時はまだビシュケクで一杯一杯の段階だったのでそれほど気に入らなかったが、確かにキルギス人にとってはビシュケクという人間関係が複雑なエリアから出てのんびりくらいしたいと思えるような、そういう空気がある。
けれども、正直ビシュケクから乗合バスなどで行くには遠い。この距離はビシュケクーアルマトイよりも遠いくらいだ。なので次回行く時は長期滞在の時にしようと思った。
私はこの町に、次回1ヶ月くらい住みたいと思っている。そして私が狙っているお部屋はこれ。雪の被った山々が見えるこのフルシチョフカ。
ロシアにあまり行ったことがない観光客にとってカラコルの魅力は、まずロシア建築が多いこと。そしてロシアに既に行ってる私のような人にとっては、ドゥンガンモスク(イスラム系の中国人であるドンガン人が建てたもの)や、アルティン・アラシャン(温泉などもある)が、魅力的なスポットになると思う。
また、アルティン・アラシャンのもっと南に非常に小さい湖(アラ・キョリ)があり、ここも人気が高い。
※カラコル旅行の写真はほとんど撮っていない。とりあえず行ってきたみたいなノリだったのと、特に物珍しいものがあったわけではなかったので・・。