2018年後半から約5年間、色んな国、色んな都市に回ってきた。現在海外ノマド生活が6年目になるのだが、不思議なことに今現在私は進んでどこかの国に行きたいという気持ちがない。
東南アジア、中央アジア、ロシア、中東、コーカサス、ヨーロッパ、北アフリカ、インドなど、色んなところに行ってきた。
モスクワ、ビシュケク、ウランバートル、ホーチミン、ジャカルタ、カイロ、パリ、イスタンブール、トビリシ、タシュケント、アルマトイ、デリー、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、ウラジオストク
など、今一瞬で思いつく都市だけ書いてみたが、私が今回ランキングに載せるのは、自分が長くそこに住みたいと思えるか?という目線である。
この記事を書くことによって、自分自身の今後訪れる都市も再考する材料にしたいと考えている。
過去の写真を撮ったままで全然整理もしていなく、最近整理を始めたが、行ったことすら忘れてしまっているような場面が非常に多く、このように一つの記事にすることによって、2023年の参考にしていこうと思った。
ではでは、ざっくり(笑)。
※この記事は当初、noteで公開していたがあまりにも好評だったため、multilingilrl.com のほうに引っ越してきた。
11位 オデッサ(ウクライナ)
写真はオデッサに1ヶ月借りてたアパートからの景色。オデッサに部屋を借りる半年前は、ジョージアのバトゥミにいた。その時からウクライナではどの都市がいいだろう?と目をつけていたのがオデッサ。
バトゥミよりもかなり大きい街だが、ものすごく快適だった。ウクライナ戦争が終わったら、もう一度訪れたい。とはいってもロシア語が少しでもわからないとこの街での生活は厳しいと思う。明らかにバトゥミよりも難易度が高い都市であるとは思った。
10位 ポー(フランス)
フランスはポーに2週間、スイスのバーゼルの国境にあるミュルーズに2週間。合計1ヶ月ほどいた。
ミュルーズの暗い空気感(貧困によるものだと思う)とは違い、ポーは小さ都市なのだけど明るい感じがして、たった2週間だったのに、隅から隅まで歩いたことや、私がフランスの色んな都市をビシュケクにいる間に調査して、ここがいい!って思った場所だったということもあり、思い入れが強い。
上の動画はポーに訪れる前にみたのだけど、まさにこんな感じで、小さな川があり、中心部は旧市街のようになっていて、南側にはスペインとの国境を隔ててるピレネー山脈、そして郊外にはショッピングセンターなど、普通の先進国と変わらない都市設計になっている。
10万人規模のこんな小さな街なのに、漫画専門の店舗が中心部にあるのにも驚いた。街の中心部は旧市街のようになっているが郊外に出ると大型ショッピングセンターや無機質な住宅もあり日本の田舎にいるのと感覚的には変わらない感じがした。
またアジアンが非常に少なく、皆私に対して優しかったというのもポイントが高い。
「フランス南部の「ポー」に2週間アパートを借りた結果、快適だった件」
9位 大邱(韓国)
※アプ山公園からの景色。上りも降りも歩いて。意外と簡単に登れた。
日本から一番近い、日本人にあまり知られていない韓国の都市。私がノマドを始めた2018年はここにいた。海外ノマド初心者の隠れ家的な場所としてはいいかもしれない。韓国国内でも忘れられた都市。というか、ソウルの人は南部といえば釜山となるので、KTXで通り過ぎる都市である。
とはいっても日本の名古屋のように目立たない都市であるのがポイントで、外国人も他の韓国の都市に比べてあまり目立たないし、日本人も少ない方。
また昔の1990年代のソウル。のような場所も一部あり、韓国といえば私の中では大邱が一番好き。
8位 ニャチャン(ベトナム)
※借りてたタワマンからの眺め。今まで借りた部屋の中でも窓が非常に大きかった。
インドネシアのスラバヤのように、異国感はあまりない。ニャチャンにはそれほど国際線が飛んでいないとはいえ、ロシア、韓国、中国などからの国際線が飛んでいるのと、ニャチャンはリゾート地なのでビーチ沿いに素朴な感じはない。
この都市が気に入った理由はお手頃な価格でアパートが借りられ、韓国食材が揃っているので、夜景を見ながらタワマン生活+食事にも困らない。という点だ。とはいってもベトナムの文化自体に興味のない私にとってはタワマンだけの生活が良かっただけであり、外にはあまり出たいとは思わなかった。
「ニャチャンで借りた3つのアパートと、1ヶ月で取り組んだ事」
7位 イルクーツク(シベリアロシア)
※借りたアパートからの眺め。
イルクーツクからも数時間でいけるブリヤート共和国最大の都市ウラン・ウデにしようか迷ったが、イルクーツク。
その理由はイルクーツクにはブリヤート人も結構住んでいて、若いロシア人の白人とブリヤート人が仲良くしている光景をたくさん見てきたことや、真ん中に流れる川の美しさ、古いシベリア建築(木造)など、芸術的な部分も盛り込まれた都市であり、また私が好きなアザラシのぬいぐるみがたくさんあるからだ。
イルクーツクはロシアで6都市行った中でも、私の中である種のブランド都市みたくなっている。
この街は日本人の間でももっと評価されていい街だと個人的には思う。
6位 タルディコルガン(カザフスタン)
私はカザフスタン最大の都市アルマトイには何回か行っているが、あまり好きにはなれない。またタラズは少し気に入ったが、やはりなんか違う。
けれども、タルディコルガンはほどほど小さい街で、周りも山と川に囲まれ自然が豊かで、2泊の視察だけだったけれども、またお部屋を借りて住みたいと思ったので、次回にアパートを借りたいと思っている候補である。
「カザフの「タルディコルガン」でノマドは可能か?気に入った理由」
5位 マフムトラー(トルコ)
※アパートのバルコニーでノマドワーク(笑)
アンタルヤ→アランヤ→その先に行くとマフムトラーがある。「マフムトラー」と検索すると私の記事が出てくるくらい、日本人にはあまり知られていない場所。
アンタルヤは海辺の整備されたプロムナードは大好きだが、街中はあまり好きではない。そしてアランヤもアンタルヤよりも人口が減っているとは言え、狭い街にたくさんの人がいることや、坂が多いので、ごちゃごちゃしていて好きになれなかった。
マフムトラーは基本的にまっすぐで歩きやすい。
トルコは特にイスタンブールの中心部がゴミゴミしていてタバコを吸う人が多かったので好きになれないことが多かったが、ここはもう別の都市。ロシア語圏の人たちの資本で作られたアパートが多く、大家さんがロシア人という場合も多く、私のコンドミニアムも、受付もロシア人、大家さんもロシア人。
ロシア富裕層は世界各国に逃げ場を持ってるよね。
4位 スラバヤ(インドネシア)
※スラバヤで初めて借りたタワマン(部屋自体はめちゃ狭い)
インドネシアといえば、ジャカルタ(世界有数の大都市圏)と、世界有数のリゾート地であるバリ島。
インドネシア第二の都市スラバヤはジャカルタほどごちゃごちゃしていなく、ジャカルタが東京のような四方に広がるような都市だと考えた場合、スラバヤは割と縦長に、またグリッド線のようにわかりやすい街の構造になっている。
スラバヤ南部にはマランという都市(大きな山がいくつかある)や、北部には海もあり、また華僑(12世紀頃に渡ったらしい)もかなりいて、ここは東南アジアなのか中華圏なのかわからなくなるような場所。
特に人を観察するのが楽しかった。また、格安のタワマンが多かったのでブログを書くことに専念できた。インドネシアは若い人口が多いし、今後も元気をもらえる場所なので、スラバヤにはまた戻りたい。が、日本で食べているものと同じようなものを食べようとした場合、食費は6万円ほどかかった。
3位 ダラムサラ(インド北部)
※普段は部屋の中で作業しているが、写真撮影のためにパソコン広げた時。。
インド北部にあるチベット人が集まる2万人ほどの街。ここに2週間近くホテルをとったが、狭いのに、毎日外に出たくなるような街だった。
ここの人たちはヒンディー語もわかるので、今後もヒンディー語の勉強や、チベット人との交流に来たい。
人種、文化、山の上という環境にものすごく惹かれているし、チベット料理も非常に美味しかったが、まだ古い建物が多く、虫が怖いので、もっと良い宿泊施設ができたら、次回また行きたいなと思っている。
2位 バトゥミ(ジョージア)
とにかく格安のタワマンが多く仕事を専念にするには良い環境だった。外のプロムナードを歩くこと、大型スーパーがいくつもあることなども。
この動画は当時私が3ヶ月以上借りてたアパートの目の前に建設中だったタワマンの映像。私が借りていたコンドミニアムはすでに3本のタワマンが囲むようにできてしまい、当時私がいた部屋からは海が見えづらくなっている。
コロナ禍前という、ジョージアがあまり知られていなかった時期は非常に家賃も安かったが、現在ロシア人が押し寄せてきたせいで、このタワマン周辺はロシア化している。
あの頃のコンディションがそのままであれば、ぜひ2位だ。いずれにしても、数年後その違いを確かめるためにまた戻りたいと思う。
1位 オシュ(クルグズスタン=キルギス)
キルギスの首都ビシュケクはロシアの都市とあまり変わらない。一方ビシュケクからかなり離れた場所にある第二の都市オシュは中央アジアで一番人口密度の高いフェルガナ盆地にあり、実質上中央アジア固有の都市とも言えるかもしれない。
ソ連が建設していないような場所も残っているのがポイントで、またウズベク人とキルギス人が半々で暮らしているので、人種的にも言語的にも、物価的にも、遺産的にもいつでも戻りたいと思える場所。