2022年5月頃にチャンディーガルを視察した記録。その前は2週間ほどチベット人が多く住むインド北部のダラムサラにいた。
「インドのチベット「ダラムシャーラー」に2週間滞在。ノマドは可能か?」
この記事ではチャンディーガルの2泊3日で、海外ノマド目線でみたことを書いていきたいと思う。
①ダラムサラ→チャンディーガルの移動
夢の山生活も終えて二時間くらい降りてやっと休憩
酔うってレベルじゃない。横に揺れ縦に揺れ吐きそうだった😅
ダラムサラには飛行機で行ったけど、陸路だとこんな地獄なのかってレベルの移動
当分山の移動は無理かも。今日も何キロも坂道登りもう限界寸前😤
チベット人も乗車してて安心だけど笑 pic.twitter.com/Osr41Wf4Ja
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) May 28, 2022
ダラムサラからチャンディーガルまでは5時間以上かかった気がする。船酔いとか車酔いしない私もさすがにくねくね曲がる下り道をずっと走っていると吐きそうな気持ちになった。けれどもバスは思った以上に快適なバスで驚いた。またそこに乗っているインド人などもうるさい人もいなく、思っていたインドのバスとは違った。
さてチャンディーガルには深夜一時くらいに到着した。しかもバスはデリー行きなのでチャンディーガルで下車したのは私だけだった。さて、2つのスーツケースを持ちながらタクシーを配車アプリで読んだ後、少し郊外にあるナヤガーアンにあるホテルに行った。
②チャンディーガルの地図と、訪れたエリア
チャンディーガルは首都ニューデリーから見るとちょうど北側にあり、ヒマラヤ山脈の麓にある。少し上に行くとシムラー(欧米風の避暑地のような場所)と、今回私がチャンディーガルに来る前に2週間ほどいたダラムサラがある。
で、チャンディーガルは計画的に作られた都市なのでインド国内でも理想的な場所の一つとして認知されている。
やはりその理由はインドでも珍しいグリッド線になった道路(碁盤の目)。非常に計画的に整備されているのでインドによくあるような混沌とした世界はそこにはない。そしてすぐ北側には山へのアクセスも可能であり、街の規模も大きすぎない。けど地図をみて小さな街を思わないでほしい。一つ一つのブロックが大きいため、この地図を見るだけだと銀座数個分くらいに見えるかもしれないけれども、実際は山手線を周りに囲むくらい、東西に10kmくらいはある。
さて、私のバスが泊まったのは中心部の大通りだったがそこからタクシーに乗って北部のナヤガーアン(ここはインド特有の混沌があり。グリッド線上から外れた郊外の街)。
※一番下の丸は空港。
つまり都市としては、空港へのアクセスが非常によく中心部は広々としていて渋滞がなく、郊外にはインド特有のごちゃごちゃ感のある住宅街やお店もあるので良かった。まさに理想的な街と言える。
③チャンディーガルで借りたお部屋
地図の方でも書いた通りナヤガーアンの方に格安のホテルが多かったのでタクシーでそのままそちらに深夜向かった。
初日のホテル(上の写真は2日目のホテル)は部屋に入るなり布団が汚れてたりシャワールームが汚れていたので受付の男子に全部掃除をさせた。はぁ!?って。英語が上手であればあるほどインドでは特にホテルではちゃんと対応してくれる。やはり英語がわかるもであれば論理には勝てないので・・。
私は当初東アジア人なのでインド人に下に見られているのかな。と思ったこともあったが、こういうホテルのいい加減な苦情はしっかり言えば対応してくれることにこの時感動したのを覚えている。
2日目に近くにあったお手頃なホテルに泊まった。ここの受付は英語の上手な40代のオジハン二人。
そのうちの一人が君には特別この部屋をこの料金で用意したよ。とアイコンタクトっぽい感じのをしてきたのが印象的だった。ベトナムのホテルでもあったが体を触ってきそうな雰囲気があってあまり良い感じではなかったが、ベテランスタッフという感じだった。
この写真の部屋は2500円、いや、それ以下だっただろうか。あまり覚えていない。。。が、虫がでない部屋でベッドも綺麗だったので大丈夫だった。
チャンディーガルは長居するわけではないので格安で済ませることに。
エアコンが古かったけどそれもちゃんときいていて驚いた。シャワーは快適ではなかったが。ホテルのロビーでは無料の水を提供された。
④治安、街の雰囲気
チャンディーガルの治安は良いと感じた。
けれどもチャンディーガルも郊外や中心部の一部に迷路のような混沌とした世界もありそちらの治安はわからない。
またタクシーの運転手、特に英語が上手ではない人には煙たがられた感じがあった。
いずれにしてもチャンディーガルは一つ一つのブロックが離れているので地図で見た時よりもさらに遠い感じがあるのは上にも書いたが注意するべき点である。
また配車アプリのタクシーがなかなか捕まらなくて家に帰るのが大変だった。
中心部には小洒落たお店がたくさんあり、また散歩できる公園、ちょっとした繁華街のような場所など、デリーの混沌さとは全く違い、街が整然としているためか、歩いている人たちも多少洗練しているように見えた。
第5週目なのでレッスンも無いので、とりあえずデリーの空港に向かう前に、チャンディーガルに
地図でみててずっと気になってた場所
街中タクシーで移動しててもどこも木々。公園の中にいるよう
拠点化はできなさそうだが、自転車も多く、ゆったりしてる人が多いので気に入った pic.twitter.com/Jwchl0keAL
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twitter でも書いたが、タクシーに乗っていても建物があまり見えないのである。
つまりチャンディーガルは全ての大通りの脇に木々を植えていることや、車が走る道路沿いの建物には、特に家の前には大きな弊(壁など)があったりするためタクシーに乗っていても建物を見て楽しむということが非常に困難な町だと感じた。
まさにどこかの大きい公園の中を車が走っているというイメージ。がわかりやすいと思う。
その分、自転車で暴走したり人々がこの広い道路を自由に行き来できる感があり、一つの都市の中で自由にのびのび生きることができる感じがした。
⑤思っていたインドと違うという場面
食べるところを探した時非常に苦労した。
やっと見つけたお店はなぜか美男美女の若者(近くで見るとそうではないのだけどどうしても頭身のせいかそう見える)がいて、私だけ一人浮いていたような気がしたが、店員は私のことをきちんと外国人だと認識していて、若い店員さんの態度も良かった。
何が言いたかったかというと、インドの貧困をイメージしていたら、そういう部分もあるけど、その分モデルみたいな体型の人たちがこういう場所に集っていて、またインドの違う側面があるということだ。またたいていそういう人たちは英語が非常に上手。
インドという一つの国の中にも層によって全く違う世界が見えるというのが私は楽しいといつも思っている。特にこういう洗練された街のオシャレな建物の中ではそういうものを見る機会が多い。
⑥腹立たしいと思った事
ショッピングセンターのフードコートで何かを注文した時(何を注文したかも忘れた)。写真とは全く違うものが出てきて、写真のものにして!と言ったが話が噛み合わなかった。そこで英語がちゃんとわかる責任者がでてきて私が正しいということになりきちんと対応してくれたのだけど、その後もその店員が私の食べているところをずっと見てきた。
はぁ!?と思い、ずっと嫌がらせのようにこちらを見てくるので動画を撮り始めたら逃げたので、私が勝った(笑)。→気分が悪くなり、近くになったちゃんとしたレストランが同じフロアにあったのでそちらに移動。すると英語はきちんとできるし、プロフェッショナルな接客で驚いた。
こうも違うのか。同じ高級なショッピングモールにある同じフロアのお店でも料金が変わるだけでこんなに対応が変わるとは。と驚いた瞬間だった。
⑦チャンディーガル空港→グルガオン
多分、バカにされた分だけ語学力は伸びる
だからやめられない
昔、カタコトの中国語を使っていたら、
あんた英語もできないのぉ?
と上から目線で上海のホテルで女性の受付スタッフにバカにされたのは今でも覚えている
逆に、そんな頃に戻りたい。と、年を取るほど思えてくる😅 pic.twitter.com/PkwCP7zEtK
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チャンディーガルの空港のラウンジ(プレミアムカードがあるのでラウンジはいつも使い放題。。)で目の前に座っていたインド人の40代の男性が話しかけてきたが、流暢な英語で返答すると煙たがられた。
よくある話なのだけど東アジア系なので英語が下手だと思われて最初話しかけられるが、こちらがあちらより英語が上手だった場合、特にインドでは上に見られるのか?よくわからないが煙たがられる。
インドは非常に英語ヒエラルキーが高い国というのをこういう視察を通していつも感じさせられる。
⑧結論(ノマド生活として向いているか?)
チャンディーガルはインド人にとっては住みやすい街かもしれない。道路も広いしインドの他の都市のようなうるさい感じがない。けれどもノマド生活者としては、静かな街という意味ではいいが、1ヶ月借りるとした場合のお部屋も質の割には高かったり、特別そこにしかないようなものもなく、静かな環境が好きなら他の国に行けばいいわけだしとなり、チャンディーガルは外国人には今後も好かれる都市にはならないだろう。と思った。
とはいってももう少し長く住んで中心部にある混沌とした場所(上の写真。ブロックの中にもともと昔からあったのか?と思われる旧市街のような無秩序に配置された小さな家が密集しているエリア)などにも行ってみたり、現地の人とヒンディー語で交わる経験をすればまた見え方が変わると思った。