今年(2023年)の夏は、ベトナムの島、タジキスタン、ウズベキスタン東部のフェルガナ、カザフスタンのカスピ海沿いの街や、アルマトイ以外の都市(アスタナやシムケント)など、普段行っている生活圏あたりの国の調査が多い都市だった。
あまり遠くに行くというよりはよく行く国などの深掘りという感じだったかな。
その中でもモンゴルというのはコロナ渦以前に一度2週間ほど視察に行った後、コロナ規制で行けてなかったのでやっと今年4ヶ月くらいまとめて行けた形となった。
さて、ウランバートルにいる間、常に都市生活から出る必要はない状況になっていた。
つまり東京の中心部に住むものがわざわざ宇都宮行かないよね?静岡市に行かないよね?と同じように、多くのモンゴル人にとってウランバートルからわざわざ出る必要がない。
出たとしても毎年休暇で湖に行ってきたり限られた観光地に行くことがほとんど。
そんな中、私はこの4ヶ月間で、モンゴルのあらゆる都市を回ってやろうと考えていた。
とはいっても時間的、体力的に限界だと感じたので、モンゴル3ヶ月のアパート生活を終えた後の旅ルートは、ハンガイ山脈周辺(モンゴル中部)の4つの町に絞り込んだ。
ちなみに今回のモンゴル生活で行った都市はこの旅も含め全部で以下。
チョイバルサン、バルーン・ウルト、ウンドゥルハーン(チンギス)=東部3都市
ダルハン、エルデネト=ウランバートル以外の2大都市(北部)
ザミン・ウード、サインシャンド=中国国境付近の2都市
ハラホリン(カラコルム)、ツェツェルレグ、アルバイヘール、バヤンホンゴル=今回のハンガイ山脈周辺の4都市
そのうち以下は3泊4日程度だったのですでに執筆済み。
「モンゴル東部(3泊4日)での移動ルートと泊まったホテルや、ノマド目線での感想」
さて、2019年にウランバートルで2週間アパート借りた時や、つい2023年(今年)の春まではウランバートル以外の都市は全くイメージできていなかったので今回これだけ回ったことは、実際は衝撃や多くのことがありすぎて処理しきれず、この記事もすぐには書けなかった。けれども、色々な整理を経て、この記事もやっと書く事ができる状況に。
以下、長くなるけれども自分の記録や今後訪れる人のために、記録に残していきたいと思う。
①ハンガイ山脈の位置
まずハンガイ山脈ハンガイ山脈(Хангайн нуруу)はウランバートルから西の方にある。
ツェツェルレグ、カラコルム(ハラホリン)、アルバイヘール、バヤンホンゴル(地図ではJargalanと書いてある部分)の4の都市(モンゴルではこの小さい規模でも2-3万人いれば人口が多い方なので都市。。)があり、意外にもモンゴルの中では、おそらくウランバートルについで人口が多く集まっている一帯ではないか?と思う。
これら4都市以外にもこのエリアにはいくつもの小規模な街がある。
ちなみに、この一帯は現在のウランバートルや、チンギスハーンが現れてモンゴルやモンゴル人という民族が形成される前からこの土地で遊牧民をしていたそれぞれのグループが戦いに勝利した際にここに本拠地を構えるような場所になっていて、それはバスでそこまで行けば窓から見えてくる景色、地形などをみても色々納得いくものがある。
分かりやすく言えば、シベリアに流れる川の大部分がここの大自然が生み出しているものである。
まさしくロシアのバイカル湖に流れる川の上流なのだ。なので水がとても綺麗。モンゴルでも一番綺麗と言われているミネラルウォーター(私はウランバートルで毎日飲んでた)であるホジルトは、カラコルムから少し南に行ったホジルトという小さな街でとれたものだ。
※ハンガイとはゴビ砂漠などに対してよく対比される言葉らしく、ゴビの乾いた場所という意味の反対であり、つまり雨が多く降り、川や山などに恵まれている場所。ということらしい。
ということもあって、この一帯はモンゴル人にとっての心の故郷のような場所であることは間違いない。また、もともとテュルク語(トルコ語やキルギス語)はモンゴル東部から生まれたものであり、そこにいた民族がモンゴル一帯を支配した時代もあった。その際もやはりこのハンガイ山脈エリアに痕跡を残している。
そういうこともありこの一帯には突厥文字のモニュメント(突厥碑文)=オルホン渓谷文化的景観(世界遺産として登録)が残されていることもあり、トルコの富裕層などがわざわざこの地にまできて祖先(言語的な意味での)の地に来るということもしばしば。
②4都市ルートの解説
ウランバートル→ツェツェルレグ(4泊5日)→熱を出したので長くした・・
→カラコルム(ハラホリン)(2泊3日)
→アルバイヘール(2泊3日)
→バヤンホンゴル(2泊3日)
=合計10泊
の順番で行った。
①ツェツェルレグ(2万人)
ツェツェルレグ市。昔は商業の中心だったらしい。
でも夜レストランとか全然やってなくてまたもや禁止しているカップラーメン食べる羽目に😭
二万人の都市なので自然も多く気に入った😊 pic.twitter.com/ViFgKh2wYW
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ツェツェルレグはモンゴル語で庭園の意味。
近くにあるカラコルムよりは外国人が多くない。その理由は首都から8時間くらいはかかるからである。カラコルムまでも3時間くらい。
個人的には世界遺産で有名なカラコルムにある寺院よりも、ツェツェレグのチベット寺院(現在は博物館になっている)のほうが気に入った。↓
Arkhangai Aimag Museum というところに来た。
まるで映画のセットみたいな感じだった。この博物館には世界遺産のモンゴル・アルタイ山脈の岩絵群もあった(レプリカだと思う)。
モンゴルに文化なんてないと思ってたけど自分の足で回る事で自分の中でのモンゴル語の位置付けも高くなってきた😁 pic.twitter.com/cUPJaCWHtr
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ツェツェレグでは初日から高熱を出してしまい2日ほど寝込みながらそれでも観光も同時にしていた。
この街は地形的にはうまくできていて個人的には気に入ったが人々には少し閉鎖的な感覚を感じた。特にカラコルムは完全に観光都市のようなものなので観光客に慣れているが、ツェツェレグは外国人慣れしていないお店やホテルもかなり多く、今回訪れた4都市の中でもかなり苦労した。
ウランバートルの友達が出発前に、”田舎のモンゴル人は言葉が通じないというより価値観が合わないことがあるから気をつけてね”だったが、その意味がこの町ですぐに分かった。
また高熱を出してしまったことによって少しイライラ感や敏感であってこともあってか、この街の人たちは冷たく感じた(元気な時だとそうは感じなかったかも)。
ホテルの相場は安いところで2500円〜。普通のところで4000円以上。けれども高ければ質が良いというわけではない。
この記事では書かないが私はこの1都市目でとあるホテルの若い男子にぼったくり(後で適正なホテルの料金が1000円ほど安かったことを他のお客さんによって知った)されたことの苦情だったり、肉しかないレストランでどのようにお腹に優しいものを食べるのかということだったり、色々あった。
というのも私は将来また長く住める町を探しに来ているので・・。
以下のオバハンたちになぜか笑われたことも。
モンゴルに来て気づいた事は古い世代の女性は私の容姿に対して厳しいという事。
男性は世代問わず皆優しいのに。
今日もカフェでオ⚫︎ハン従業員の軍団が私の容姿を見て笑ってきたのでgoogleマップのレビューにすぐさま書いた💢😤
こちらとしてはブログに書くネタが増えてラッキーだけど🤗 pic.twitter.com/4CP3Kecj6A
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これは本当に謎の出来事だった。こっちも黙っていられないので後でオバハンたちが会話しているところを撮影していたら、自分たちが悪いことをしたから?かのように撤収していった。→これをモンゴル人の友達に見せたら、まさに私が思っていたことと同じことを言ってた。
つまり田舎のオバハンたちは噂話や、外から来たものに対してベラベラ話すことしか楽しみしかないのでは?とも思えるほどなのである。
これ以外にも特に店員とのやりとりでいろんな事があったが、これらの出来事はその時は結構辛い場面もあったが、今後のモンゴル語強化の強力な材料になるに違いない。
ちなみに私の個人日記ではこの街を悪夢のツェツェルレグと書いた。笑
②カラコルム(1.5万人)
この街は外国人にも有名な場所。
英語や日本語だとカラコルムと発音し、モンゴル語ではハラホリンと言う。
このカラコルム(Хархорум)は日本で言えば京都のような場所であり、ハンガイ山脈エリアの都市では観光客が最も多いため宿の数も一番多い。有名な観光地であるエルデネ・ゾーは以下。個人的にはあまり感動しなかった。上記に書いたように、ツェツェルレグの博物館の方が立派に感じたからだ。
ちなみにカラコルムのカラは、トゥルク語なのでキルギス語のblack(黒い)という意味と言われている。
モンゴル帝国の首都だったカラコルム(ハラホリン)の世界遺産エルデネ・ゾーを見てきたがツェツェルレグのチベット修道院のほうが良かった。
それよりも今泊まっているところで見張り役?をしてるかのように見える🦅鷹か鷲?のほうが気になる😂 pic.twitter.com/08siJ3ng50
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私がこの街で体験したことの一つとして、海外ノマド生活初のキャンプ場での滞在だ。
こちらはもう寒くなりつつある。
今はジャンパーきながら中国語のレッスン。
風邪もほとんど回復してきた😊
こういうところでレッスンするの初めてかも😄 pic.twitter.com/WiJSzOiB94
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小さな木で作られた宿の中での1日宿泊体験。虫が嫌いでなかなかこういう事が今までできていなかったがなんとか一晩越せた。とはいっても部屋の中には虫、かなりいたがベッドまでは来なかったので大丈夫だった。
この街に特に思い出はない。ネット上にも結構この街の情報はあって外国人慣れした街である。ツェツェルレグのように街に小高い丘があるわけでもなく、私としてはパッとしなかった。
カラコルム→アルバイヘールまでのバスというものがそもそもないらしく、facebookで募集して自分でドライバーを探さなければいけない状況だった。
けれどもたまたまなのかキャンプ場を運営している夫婦が、次の日アルバイヘールに用事があるとのことで載せて行ってくれることに。おそらく用事をわざわざ早めてついでに私も乗せてくれたのでは?とも思っている。当初1500円くらいと言っていたが、安すぎるので倍以上は払った。
その夫婦がカラコルム→アルバイヘールに向かう途中、通常のルートから逸れて、私のためにわざわざ国立公園か?のような場所を通ってくれたのには感動した。
朝6時から地図にない道を移動してた。→地図で確認したらまるで国立公園🏞️みたいな地形のど真ん中にいた笑
カラコルム→アルバイヘールはバスが通ってなく、あまり行く人もいないのでfacebook で探さないと無理だよと言われたが偶然ホステルのオーナーが今日行く用事があるということで移動できた😮 pic.twitter.com/nAyNPFSgAW
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彼ら夫婦は私と同じくらいの30代半ばの年齢で、娘さんはおどろくほど愛子さまに似ていた。このキャンプ場はGoogleマップをかなり拡大しないと探せなかった。他のキャンプ場はもっと高いがここは安いのに英語ができる人もいて良かった。
Subedei Ger camp and Guest house in Kharkhorin
ちなみに当初の計画ではホジルトにも行こうと思ったが実際に足を運んでみると色々大変だということがわかり断念。ちなみに、バット・ウルツィイは、ほとんど日本人にも知られていない街。私が最初グーグルマップの衛生写真でみた時、上空から見た美しさにかなり目を奪われた。次回はここに行ってみたい。
ここには、Улаан Цутгалан(ウラン・ツットガラン)という滝のような観光地がある。山と川に恵まれた理想の地。どれも日本語の観光情報には載っていないような場所。
③アルバイヘール(3万人)
久しぶりに本当の意味でホテルという場所に泊まっている。
エセホテルには沢山泊まったけど、ノックせずに勝手に入ってくるオ⚫︎ハンからも解放😤
アルバイヘール(3万人程度)は観光都市じゃないけど、ツェツェルレグみたいな閉鎖的な感じもなく、なんか皆んな優しい🥳
財布の紐も緩みますわ笑 pic.twitter.com/I8Q1eZTy43
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アルバイヘール(Арвайхээр)は、よく旅行者が行くツェツェルレグやカラコルム方面と、中国国境のザミンウードの町ど真ん中に位置する道路から行かないといけない町であり外国人観光客が少ない。
とはいってもカラコルムやホジルトからも十分行ける距離であり、ウランバートルからだと8時間くらいの距離だろうか。→上空からの動画、арвайхээр өвөл зун
私は個人的にこの街が一番気に入った。
それは観光客がいないからであることや、カラコルムなどは観光客のために作られたような感覚もあり、ツェツェルレグは京都のような陰湿なイメージ(強い地元愛があるのだと思う)があり、外の人を受け入れないイメージがあるのに対して、このアルバイヘールはオープンマインド的な、小さい街なのにそういうものを感じた。
また上にも載せたホテルはハンガイ山脈周辺の都市では3本の指に入るほどのレベルのホテルなのに、カラコルムなどにある質の悪くて高いホテルよりも質、価格面で優れている。
レストランに関しても適正な価格で提供していて観光都市よりも長期滞在に向いている都市と感じた。
モンゴル語がもっと上達した時はこの田舎で生活したいな。
さてトラブル。アルバイヘールからバヤンホンゴルまで行くバスは、ウランバートルからバヤンホンゴルまでの料金を払わないと乗れない。しかもインターネットからじゃないと予約できなく、バス停のカウンターに行ってもその場で発行してもらえなかった。
モンゴルの各都市にはバスターミナルがありチケット売り場もあるのだけどこのアルバイヘールのバスターミナルはネットでしか買えない方針のようで、諦めかけていたところ、ホテルのスタッフさんがfacebookなどで探してくれて、ある家族が明日バヤンホンゴルに帰るから2000円くらいで乗せて行ってくれるって。ということで乗せてもらう。
その手配してくれた25歳くらいの男性は、まさに来月くらいから日本のホテルで働く予定だったらしい。
④バヤンホンゴル(3万人)
バヤンホンゴルは、カラコルムのもう少し奥地に行ったところにある。アルバイヘールの左側にあり割と近く、なんと3万人超えの都市である。
上記3つの都市と同様、ウランバートルで色々ネット検索していたが情報が日本語にも英語にも全然なく、動画検索で街全体の雰囲気や人々の感覚を知りたいと思って検索したのが以下。
バヤンホンゴル州全体の自然を上空から撮影した動画→Баянхонгор аймаг
バヤンホンゴルの学生のイメージ(男性)→Bayanhongor medee 3 Duuldag huuhed
どちらもピンとこなく。。が、ここに来てみて感じたのは、普通の街だということだ。
つまり若い人は日本や韓国と変わらずオシャレで外見も普通に田舎っぽいという感じではなかったのだ。上の動画の男子たちは田舎っぽいがみんなこんな感じではない。
ツェツェルレグのような保守的な感じもそこまで感じられず、割とアルバイヘールのように自由な感じのようにも見えた。
泊まったホテルは2023年6月くらいにオープンしたらしく建物は非常に素晴らしかったがスタッフの教育が全くされていなかったので、マネージャーと口論になったが。
最終目的地のバヤンホンゴル🇲🇳に着いた。
当初、西モンゴルも全部行こうと思ったがそれは来年春に繰り越し。
どう考えてもこの短期間であと4都市ほど回るのは無理だと悟った。
早くベトナム🇻🇳のタワマンで静養したい😭が、ビザ申請四日目なのに、evisa(電子ビザ)の進展がない😅 pic.twitter.com/EtHE0fPmRz
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) August 27, 2023
この街はウランバートルから離れていることもあるためか?アルバイヘールよりもホテルの価格は高く、そして意外にレストランなどの料金も高いと感じた。
そもそもここまでやってくる外国人は少ないが、このアルバイヘールという街がモンゴル西部に行く中継地点となっているらしく、そういうこともあってホテルの値段が高く設定されていると地元の人は言ってた。
ちょうどウランバートルとモンゴル西部の3都市あたりの真ん中あたりなので・・。
いずれにしてもこの街も気に入った。特に市の中心部に小高い丘がありそこに登ると以下のような絶景が待っているのである。
バヤンホンゴルの山から撮影。なんとも言えん。ウランバートルでも他の田舎でもないこんな街が存在したのか?という感じ。
モンゴルの田舎は地元北海道の田舎にそっくり。
人口400万人にも満たないのに、色々足を運んだことで、わたしの中でモンゴルの価値がかなり上がった気がする。 pic.twitter.com/I2m6mLzNJT
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) August 27, 2023
まさに私が求めてた光景。動画をみてもらうとわかるのだけど、遠くに小高く長い山脈のようなものがあったり、ゲルしかないような低層の貧困地区と、街の中心部のコントラスト、そしてウランバートルでも子供はたくさんみてきたが、のびのびと楽しそうに遊んでいる子供たち。
ここは明らかに今までみてきた街とは異世界な感じがした。
生活するには不便だと感じた(アルバイヘールのほうが外食もしやすい感じ)が、また遊びに来たい。と思えるレベルだ。
ちなみにやたらとカメラの中に入ってきたこの子供のモコモコ感がかわいくて忘れられない(汗)。
最終日
罰ゲーム国家認定😨
今は考えるだけで体力を消耗してしまいそうなのでフラ語やアラ語のことだけ考えて(多言語やってると逃げが可能だよね)、この国での出来事は少し時間を置いてからブログや動画なりで語っていきたいと思う。
でもある意味、現実を知らない人はこの国で鍛えられるのもいいかも😨 pic.twitter.com/qilnPLWZOX
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) August 30, 2023
朝のバスに乗り遅れたため、ウランバートルまでは13-15時間くらいかかるのだけれども、深夜に到着。さすがに疲れ果てて現地の友達にホテルを予約してもらったり。
エレンホトなんかでもそうだったけどやたらとチケットを無くしたり、バスを逃したりなど、こういう経験は普段しないので相当疲れていたのだと思う。
このtwitterに投稿した夕日の動画。この時もうこんなバスに13時間も、と、疲れマックス、泣きそうなレベルだった(久しぶりに=何年振り?レベル)。モンゴル人にとっての移動というのはこれくらい苦痛が伴うものであり、それが当たり前ともなっているのを私はウランバートル→エレンホトの15時間の列車や、これまでの長時間のバスで経験済。
4都市訪問を終えて
1都市目から体調を崩した事もあって、よくない記憶もあった旅だった。またモンゴルの田舎の洗礼を受けたので、今これを書いている時点でさえも未だ行ったことのないホブドやウルギー方面にはあまり行きたい気持ちは無くなった。
それはモンゴルの田舎に憧れていた私がその田舎の実情を体験したからであり、実感したからである。
キルギスのように狭いところにいくつもの田舎があるのとは違い、モンゴルの田舎はそれぞれが3時間以上は離れているので、かなりきつかった。