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トルコ南部、マフムトラーのアパートで過ごした1ヶ月半。ノマド環境は?

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トルコ南部、マフムトラーのアパートで過ごした1ヶ月半。ノマド環境は?

南トルコでの滞在は合計で2ヶ月くらい。そのうち2週間近くはアンタルヤとアランヤにいた。そのことは以下の記事にも書いた。

「南トルコのアンタルヤ、アランヤ(2週間)でノマド視察していた話」

その話は前回書いたのだけど、その上で私はトルコにおける安住の地を発見してしまったのだ。それがマフムトラー。

この記事ではそんなマフムトラーでの1ヶ月半くらいのアパート生活について書いていきたいと思う。

 

①マフムトラーの概要

Mahmutlar(マフムトラー)は日本人にほとんど知られていないトルコの隠れリゾート地。

名前の由来は、Mahmud(マホメット)+ lar(複数形の意味)からきている。→ムハンマドやん。。

完全にリゾートのために作られたタワマンを中心とした非常に道路なども整備された都市で、夏の人口は6万人、冬は1.5万人に減る。といわれる。

街はロシア語の看板で溢れ、アパートの大家さんもロシア人が多い。まさにロシア人富裕層が寒さから逃れるためにセカンドハウスを置くような、ロシア人のために作られた街。といっても良いかもしれない。

一般的な多くの観光客はアンタルヤだけに留まり、さらに休暇が長い人はアランヤにもよるが、マフムトラーはロシア語圏の人たちが長期滞在するような場所だ。

南の方にガジパシャに空港があり、そちらからの方が、アンタルヤからバスなどで行くよりも安い。

アンタルヤからアランヤまでは500円くらい(3時間くらいの距離)のバスがあり、アランヤからはタクシー(バスに乗ろうとしたがバス停で待ってたらタクシーの運転手が今日は休みだよと教えてくれた=その人のタクシーに乗った)で1000円ちょっとかかるかかからなかったくらいだった気がする。最終日マフムトラーからも空港までも1000円(30分くらいだった)かかるかかからないくらいかだった。

上にも少し書いたが、アンタルヤよりもマフムトラーのほうがロシア語圏の人の割合が多くなり、キリル文字も多くなる。

海辺を歩くと、どこをみてもロシア人、カザフスタン人、ウクライナ人など、ロシア語ばかりが聞こえてくる不思議な場所。

 

②マフムトラーで住んでいたアパート

受付のあるロビーにはこのような猫タンが。

そのうち20代くらいのロシア人美女がお部屋に案内してくれた。ロシア人男性オーナーの娘さんだそう。

なんか、ホテルの一室みたいなところだった。。多分今までいろんなアパートを借りてきたけど、お部屋の外が豪華だったのはここが初めてだったかも。

私は宿代はそこまでケチらない。いい部屋があれば当然いい部屋を選ぶ。けれども、それが無ければ安くて機能性の良い部屋にもちろん住むというスタンス。

今回1ヶ月9万円ほどの部屋があったので半月のみ、試し住みしてみることにした。=2023年現在はこのお部屋は15万円〜20万円。このコロナ禍という安い期間での貸出価格で9万円ってこと。残りの15日間くらいはかなり割引していただいた。

1人当たりのGDPが70万円ほどのトルコでこの1ヶ月間で9万円というのは、まさに25万円くらいの部屋を日本で借りる感覚に近いかもしれない・・。

タクシードライバーにこのコンドミニアムの住所を教えると、目の色が変わったように、このコンドミニアムはこの街でもかなり有名な部類に入るようだ。

街が見渡せる丘の上にあるので、街と海を見下ろすことができ、周りはバナナ畑で囲まれているので騒音とは無縁。

ちなみにこの写真は、夜仕事をしている時の様子。こんな感じで電気をちょっとブルー系に変えていた。

ジョージアのアパートにいたときもハードだったが、この時の仕事量も半端なかった。レッスンの数も、動画を出す数も。

とはいってもトルコではほぼ隔離生活のような感じだったので、むしろこのアパートが機能的でよかったこともあって忙しいとは特に感じていなかった。

 

③マフムトラーの市街地

マフムトラー街はアランヤ市街地とは全然違い海に沿うようにグリッド都市になっていてわかりやすい。

私のアパートはそんな中心部からは徒歩20分くらい離れた山の上の、Azura Park Residence だった。

ここは経営者も入居者もほとんどがロシア語圏で、カザフの日本人っぽい顔立ちの人に、アッサラームアレイコムとか言われて握手されたわ(笑)。→握手した。

市街地はグリッド都市になっていて、大型ショッピングセンターみたいなものはないが、カルフールやらそこそこ大きくて新しいスーパーマーケットはたくさんあり、特に欧州からの輸入品もなんでも手に入る。

お金を払いさえすれば大体の食材は手に入るのではないか?というくらい不便を感じなかった。

割と小さい街のように思えるが建物の高さが高くて密集しているエリアなので、ここでなんでも揃ってしまうほど便利。

ビーチはそれほど綺麗ではないがまっすぐ歩けるようになっているし、散歩するのにも最適だった。

ビーチなどは1,2月なのでさすがに入っている人はいなかったが寒いロシアにいなくても生活できるレベルの人たちがたくさんリラックスしていた。トルコなので猫も多いので非常に好きな感じだった。

※ちなみにtwitterの左上の写真、ロシア語圏などにはベッドルームに大きな鏡がクローゼットにくっついていることが多く、私が寝ながら写真を撮っている。。。→こんな生活日本ではできまへん笑。

 

④食材や、南トルコの物価

外国人が多く住む町だからと言っても、トルコ中にあるスーパー(Migros)に行けば、他の都市と同じ価格。こんな感じで、私は明らかに日本にいるときよりも、食材が豊富だと感じている。

特にトルコで生産してるような野菜類は安い。

日本にいるときは、納豆、卵、ご飯、ワカメ、味噌汁、ネギ、ホウレンソウみたいに大体決まりきった食事なのだけど、ここでは普段日本で食べない鶏肉だったり、トルコワイン、トマト、オリーブなど、気分も新鮮である。

外国製品は高いので注意。私は普段日本では毎日のように魚は食べないが、海外に魚が売っている場合は健康のため積極的に高くても食べたりすることもある。。

 

⑤1,2月などの真冬でも温暖だが

南トルコでは12月後半から2月後半までいたわけだが、寒いと感じることはあまりなかった。

アランヤではロシア人男子たちが海に入っていたくらいである。→海に入るのには寒いが彼らにとってはこの時期のロシアのマイナスの極寒を考えれば暖かいのかもしれない。

つまり私にとっては昼間外に出て散歩する回数がかなり多かった。夏はほとんど日中、外に出ないので・・。

とはいっても1週間だけマイナスになる日があって、その後いっきに暖かくなる感じがあったのが驚きだった。

 

⑥遭遇したトラブル

アパートのドアを引っ張ると壊れたという事件が発生。

こういう場合、私が壊したことにならないか心配になるもの。すぐに写真を撮りオーナーにAirbnb経由でメッセージを送る。

タタール系のロシア人なのだけどオーナーはすぐにやってきて修理した。

また、なんとなくだけど私が部屋を出ている間にオーナーが私の部屋に入ったのでは?という感覚をした。

それは鍵を3回くらい回した気がするのだけど、二回回しただけで解除できたからである。

私の思い込みかもしれないが、Airbnbでアパートを借りる時、特にオーナーが同じアパートに住んでいたりするときは何か監視されているのではないか?

盗聴なんかされていないだろうか?と心配になるものである。

おそらくオーナーは物件を綺麗に使っているか確認したいだけだと思うのだけどね。

もう一つは丘にあるアパートから市街地まで山を降りる時に、結構強そうなニワトリがこちらに襲い掛かろうとしてきたので本気で振り払おうとした。。。ニワトリってこんなに怖いものなのだと初めて思った瞬間だった。

まだあった。山から市街地に歩いて降りる時に、犬たちが群れていることがあり、目を合わせなければよってこなかったが、アパートの近くの草原で遠くから、俺たちの縄張りにはくるな!みたいな合図をされて怖かった。

 

⑦マフムトラーで取り組んだこと

ここでは動画を10以上は作ったと思う。それくらい集中できる環境だった。

また、

中国の音読

モンゴル語単語の整理(初期段階)=懐かしい。。。

デヴァナガリ文字(ヒンディー語)などの練習

トルコ語の単語シートをエクセルに追加

など結構多くのことに取り組んだと思う。

こうやってあまり日本でも知られていない土地でアパートを借りて、いろいろ取り組んだことはそれこそ財産だ。

 

⑧マフムトラーを早めに出た理由

2月中ばころから体、特に喉などに異変が。

私は花粉症に物凄く敏感なのでぽかぽか暖かくなってくるのと同時に喉の違和感、肺の違和感を感じたので、喉にがんでもできたのではないか?などと不必要な心配に駆られた。

特に肺の違和感は2023年頃は感じていないがこの頃の花粉症の時期は結構頻繁に感じていた。

ウクライナに飛ぶと冬に戻ってしまったので全く花粉症の症状が治り、元気になるという体験をすることになる。

それにしても、色々な国にノマドしていて思うのは花粉症は日本だけのものではなく、いろんな国で問題になっていること。

日本ほど他の国では騒がないが、バンコクでも韓国でも花粉の飛ぶ気温帯になると私の鼻は反応してしまう。

いずれにしてもフランスでの秋の花粉症と、このトルコでの春先の花粉症はかなり辛かったので今後はこの時期のヨーロッパ方面は避けたい・・。

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