インド生活でいつもお世話になっているチベット料理店。
2022年にマクロードガンジーに滞在して以降、チベット料理というものが私の中で一種の芸術となっている。
「チベット人多めのマクロードガンジ(ダラムサラ)に2週間滞在。ノマドは可能か?」
特にその滞在中に出してくれた料理は砂糖が入っていなかった。
日本だと砂糖やら入れてといってもいない余計なものが入っているものがほとんどなのに・・。→愚痴。日本で砂糖が入っていないパンはほとんどない。けど、フランスパンは砂糖なしで作るのでベトナムのフランスパンでさえ砂糖が入っていなかった(成分表も確認済み)。
※私が砂糖(added sugar)を頑なに取りたくないのは歯を守りたいからであり、ダイエットとかそういう意味ではない。ノマドにって歯が一番重要だと信じているので・・笑。
さてインド北部、特に私はヒンディー語も使うことができるチベット圏に行くことが多くなると思うのでチベット料理をもっと理解しようという考えに至った。
今回2023年1月に2週間くらい視察してきたシッキムで食べたものも交えつつ書いていきたいと思う。
※チベット料理店はインドのどの都市にもあるのでインド旅行に行く人には参考になるかもしれない。
1. Tingmo(ティンモ)(ཀྲིན་མོག)
中国でいうところのバオズー。英語圏では、Tibetan steamed bun(bread) とか言う。
私はインド生活ではこのティンモにかなり助けられている。本物は砂糖が入っていないけど店によっては入っているところももしかしたらあるかもしれない。
チベット料理屋で頼めばほぼほぼ砂糖は入っていないと思っていいかもしれない。なぜなら伝統的なチベット料理には砂糖はほとんど入っていないからである。→砂糖がとれない土地だから?
これはインドでは中国の Chinese flower rolls(花巻)に似ていると言われている。
特に具が入っているわけでもないが、野菜がちょっと入っていることも。個人的には自分でカレーを作ってご飯の代わりにこれと一緒に食べることでかなり栄養はとれる。
カレー(野菜多め)、ティンモ、卵3個くらいでかなりの栄養。
私はこれで結構過ごした。
けどね、カレーは野菜にガラムマサラを入れるだけで美味しいのだけど、見た目の上ではまだまだ納得できていない。。
2. MOMO(モーモー)
チベット料理といえばモーモーである。
ベジ(野菜)、牛肉、鶏肉などいろいろ選べる。350円くらいだっただろうか。だいたいそのくらい。砂糖が入っている感じは一切ない。→わざわざ入れないよね。
作っているところもガラス越しに見えたので問題ないと思う。
私はこれを食べた時にものすごい感動して2個も頼んだ。けど二回目に来た時はインド人グループがワーワー騒いでいたのでテイクアクトにして家で食べたのだけど、やはり器が違うのか美味しいと感じなかった。この木の器の上で食べるから美味しいんだよね。って思った瞬間だった。。
いずれにしてもシッキムは水が綺麗なためか?商店で売られている野菜のレベルも高い。ダラムサラとは違った。
3. Thukpa(トゥクパ)
このラーメンみたいなやつ。
麺は手打ち。カレーのような味も少しだけしたが、野菜の素材がものすごく感じられるほどスープの味は薄い。
おそらく日本のラーメンばかり食べている人は舌が麻痺しててこれを美味しいとは感じないと思う。
けど私の場合、お菓子も食べない、加工品もほとんど食べないような生活をしているので、これはまさにドストライクだった。
作り方はきっとシンプルなんだと思う。
けどこれを日本で食べたら美味しいって感じられるか?と言われるとなんか違う気もする。
シッキムの土地で食べたから美味しかったのかもしれない。なんでもありふれている日本で食べるとやはり味が薄い?というか物足りない感じはすると思う。
次回のシッキムではこれには週に3回くらいはお世話になるかも。。
4. チベットチャーハン
ちょっと見た目は映えない感じだけど、これ、ハマるレベル。
全部平らげたくらい。
この細長い米は自分で炊いて食べるとあまり美味しくない→カレーに入れるとなぜか美味しくなるやつ。。
チャーハンにすることでものすごく美味しくなる米でもあり、日本のチャーハンよりもこっちの米での炒飯の方が美味しい!と言っているインド20回以上行っている生徒さんのあの言葉がわかった瞬間。。。
味も薄く、砂糖の味もしない。安心して食べることができた。
5. スープ
ダラムサラで2週間ほどこもっていたホテルで毎日食べていたメニュー。
左下のスープ。これは、なんだろう?名前が一致しない。けど薄いカレーの味に、野菜ゴロゴロでダラムサラでこのメニューを食べている2週間は腹痛もなし、便も非常に綺麗だった。
インド料理も好きだがインド料理はスパイスが聞きすぎていたり、過度に甘かったりするのでやはり私にはチベットの味が合っているのだと思う。
最後に、私がチベット料理にどハマりしている理由
歯を一本無くした過去から砂糖を取らない決断を下して2年。
2022年1月の内視鏡検査以来、砂糖は取らないと決意。
貰い物、機内食、田舎で食べるものがなかったなどたまに取ることはあっても自分で作ったり自分でレストランを選ぶ際にはとらないようにしている。
私みたいな人は少ないと思うけれども、もともと日本の味付けが多すぎるお菓子や料理には疑問を持っていたほうであり、
こういうチベット料理のようなあっさり、その土地にあるものや素材を活かした料理を知ってからどハマり。
自分がいつも作っている料理(味噌、醤油、野菜、わかめ、卵)など、限られた素材で作っているものを普段食べている私からしても、
チベット料理は質素な味がしてインド生活では欠かせないものとなっている。