海外ノマド生活者にとって食というものが、何よりも重要というのは実際になってみないと実感しないものかもしれない。
海外ノマドを初めて3年くらいはお菓子を食べる日もあったが、現在は添加物が入っているようなものはほとんど食べない食生活に。それが今現在2年くらい続いている。
その分、食品を買う時にかなり時間をかけて目を通すので時間がかかるけれどもそれがまた楽しい。
流通(どこからきたのか)、成分などいろいろ考えると楽しいからである。
今回はベトナムといえば、コーヒーということで、ベトナム滞在時にはコーヒーをかなり調べた。そのことについて書いていきたいと思う。
①コーヒーに目覚めた経緯
私は数年前からコーヒーに目覚めた。それまでは飲むとお腹が痛くなるという飲み物のはずだったのだけど、体が変化したのか、それとも以前は添加物が入っていそうなそこらへんに売っている安いコーヒーばかり飲んでいたからだったのかは定かではない。
グラウンドコーヒーで、価格も適正価格(変な安価なのは大量生産のため添加物多い場合があるので・・)のものを飲むとお腹が痛くならないのである。
考えてみればビシュケクにいる間、レジの近くにネスレのインスタントコーヒーがあったのでたまに飲んでたな。それを飲んだ後、大抵下痢になっていた。
多分こんなのを飲んでいたのだと思うけど、砂糖は少量入ってるんだね。。
https://www.nestleprofessional.co.uk/coffee/nescafe-gold-blend-200-1-8g
さて、私が本格的にコーヒーに目覚めたのは、ミュルーズ(フランス)のお部屋に置いてあったコーヒー。それをコーヒーマシーンに入れて作った時、あ、これがコーヒーなんだっていうので目覚めた感じ。明らかに今までのインスタントとは違う。。
「フランスの「ミュルーズ」で2週間取り組んだ事と、訪れた周辺の5都市(ドイツ・スイス)」
また特に2022年冬に内視鏡検査を受けてその後砂糖を取らない生活を始めてから、歯のために良い?と思って飲んでいた緑茶をあまり飲まなくなり、コーヒーばかり飲むようになった。
①ベトナムコーヒーって実は世界トップレベル
ベトナムはコーヒーの生産量において世界2位というのは最近知ったことだ。どうせベトナム生活するなら好きなコーヒーをもっと掘り下げようってことに。
以前のニャチャン生活ではそれこそベトナムコーヒーのインスタントはたまに飲んだくらいかな。
ちなみに、ベトナムのカモミール茶や、ジャスミン茶などのレベルは高すぎてやばい。→ニャチャンではほぼカモミールをTバックで飲んでた。
③ダナン空港事件
さて本題である。
ダナン空港で出発前にゆっくりしていたところ、なんか甘ーい匂いがするなって思ってベトナムでも有名なHighlands Coffee(ハイランズコーヒー)へ。
今までのベトナムではこのカフェには関心がなく、どうせ韓国のチェーン店だろう?と思っていたが、さすがコーヒーで有名なところもあってこれはベトナム資本。
私はブラックコーヒーに砂糖が入っているなんて思ってもいないので、こんな質問はよくないな。と思いつつ、なんか疑問があったらすぐに質問してしまう私は、その時頼んだブラックコーヒーに砂糖は入っているのか?と店員に聞いた。
若い店員で最初英語で話しかけると知ったかぶりみたいに、わかった。みたいに流されたので、わかりそうな店員に聞くと、砂糖は入っていないと言う。けど、その店員も他の店員に一応確認していたが、それでも入っていないと。
なので私は上の写真のようにグラウンドコーヒーを一つ買ったのだ。
ベトナムのコーヒーってさすが、コーヒー豆そのものに甘さがあるんだって勝手に思ってしまったのである。
けど、やっぱり私の舌は騙せない。
なんたって2年も砂糖断ちの生活をしているんだから。そこでやはり成分表を見ていると、sugars のところに、0.4g と書かれてある。
このtotal sugars(総糖類)というのは少しトリッキーな表現で、基本は砂糖(added sugar)ではないのだけど、この砂糖も含める場合がある。しかも、total sugars という表記だと、砂糖は添加していないけど、甘味料的なものが入っている可能性もあり、そういう意味ではできるだけ私はtotal sugars って書かれてある製品は避けている。
とはいってもこのコーヒーはすごい甘いわけではなく、ほんわか香りがするくらいの甘さ。けど私の歯は反応してしまった。
左下のよく噛む部分の歯が、砂糖をとったときにあるような反応を起こしたのだ。
今日、スクロース(sucrose)=ショ糖の危険性を感じた・・。
去年フランスのエアビの部屋にあったコーヒーや、今年春にタジキスタンでエアビのアパートに置いてあった、Lavazza(イタリアのコーヒー)によって、コーヒーに目覚めたのだけど、最近 illy コーヒー豆で飲んでいる。…
— MULTILINGIRL♬ (@_multilingirl_) December 8, 2023
久しぶりの感覚につい、ツイートしてしまったくらい。
ちなみにこっちのグラウンドコーヒーは韓国で買ったもの。
韓国では私が気に入っている Qualità Rossa - Ground Coffee は売っていなく、自国のコーヒー産業を守るためか?韓国のコーヒーばかり。
外資系のコーヒーは、illy(イリー)が多く、まだ飲んだことがなかったので、Ground Espresso Classico Coffee を買ってベトナムまで持ってきたというわけ。
④砂糖なしを探した結果
ハノイ生活に突入。
私の今回のベトナム生活の一つの目標が、ベトナム産のコーヒーを味わうことだった。
カフェとかじゃなく、自分で豆かグラウンドコーヒーを買って楽しむということ。
ベトナムのスーパーでたくさんのコーヒーを物色してみたが、そのほとんどにやはり余計なものが入っていたり、すごく小さく、砂糖を匂わすものが入っているという感じの表記があったり、なかなか本当の無糖コーヒーをみつけることができなかった。
例えばベトナムコーヒーで有名な、
Sang Tao
Mr. Viet
などはどのスーパーにも売られていてとても有名だが、よくよく成分表記を読んでいると、天然の豆以外に何か入っているというものを匂わす表記があったため、なかなか購入することはできなかった。
そんな中、出会ったのが、rexsun sang coffee classic intense 名前よくわからない。けど、
これで800円くらいだったかな。安くはなかった。
しかもどのスーパーでも同じコーヒーが売っているとは限らず、私がこれを買ったのはハノイのイオン(Aeon Mall Long Biên)だから相当大きなスーパー。。
こうやって100% コーヒー豆って書いているコーヒーがベトナムには本当に少なかったので、これをみて私は救われた。
もちろんこれは美味しいと思う。
けどやっぱりlavazza や、illy のコーヒーの方がレベルが高い。っていうのは飲み比べていて感じてしまう。
このベトナム産のコーヒーが800円、lavazza なども現地で買えばそれに近い金額で買えることを考えると、やはりlavazza などのほうがレベルが高いんだなって思ってしまう。
けど砂糖の味が全くないので、私は価格さえヨーロッパよりも安ければベトナム時はこのコーヒーで全然いけるので、このコーヒーに出会えたことは、今後のベトナム生活が楽しみになるし、わざわざ日本からコーヒー買って行かなくても良いのでかなりの収穫だった。
⑤チェストナッツ?
今回上にも写真を載せたがチェストナッツの香りがするコーヒーも初めて飲んでみた。
意外といける。
でもマグカップがその匂いになってしまうのは強い添加物でも入っているのか?とも疑ってしまう。
チェストナッツコーヒーは英語圏でいい噂をきかないので今後は飲まないかも。
何が悪いか?というと、簡単にうと、いわゆるナッツなどの香りをつけることによる、フレーバーコーヒーは、人工香料であり、質の悪い安価なコーヒー豆を匂いで隠すため、豆自体が良くない場合が多いと言うことだ。
以下、英語圏で言われている、フレーバーコーヒーが体に良くないと言われている主張。
人工香料は健康に悪い
フレーバーコーヒーには砂糖が入っている
フレーバーコーヒーは安価で低品質のコーヒー豆を使用
フレーバーコーヒーは後味が苦い
https://www.javataza.com/coffee-classroom/is-flavored-coffee-bad-for-health/
今後は飲まないと思う。そこまで体に悪いとは思わないが、習慣にはしたくないので・・。
⑥コーヒーとタバコ
コーヒーをブラックでずっと飲んでいる人にとっては、新しいひらめきが。
私はこのことをネットで検索したが、全然同じ考えの人はいなく、ヤフー知恵袋に一件あったのみ。
つまり、コーヒーって、タバコの葉の匂いのような、味がするということ。
また醤油とか、豆系なんだな?って思ったら、やはりコーヒーももともとは豆みたいなものだよねって。
つまり添加物ばっかり入った缶コーヒーや、溶かして飲むタイプのインスタントコーヒーだけだとこれは絶対に感じられないのだけど、
豆やグラウンドコーヒーになれると、コーヒーの本当の味がわかってくるというか。
つまりタバコを吸う人の気持ちがわかるようになった。
このコーヒーのリラックス効果のようなものがおそらくたばこにもあるのだと思う。
⑦最後に
私がベトナムで達成したいことの一つとして、カフェのコーヒーに頼らなくてもベトナム産の良質なコーヒーを味わいたいというのがあって、それが今回叶った。
ベトナムはコーヒーやハーブティー以外にも、野菜のレベルが高いのと、特に米文化であり米の生産量も世界トップレベルなところもあってか、ビーフン(フォーに使う麺)や、ベトナム米などのレベルが非常に高く、この国は食の天国だなと住んでいて感じていたところ、まさに2024年においてtripadvisor で、ハノイがグルメを楽しむための旅行先で世界ナンバーワンになっていたのである。
海外に詳しい方の私でもベトナムの食については無知なためか過小評価していたが、かなりレベルが高い。ということが今回も足を運んでみてわかった。
https://www.tripadvisor.com/TravelersChoice-Destinations-cFood-g1