この記事では、ヨーロッパでもレア言語でもある、
・ポーランド語を勉強するメリット、需要、重要性
・ハンガリー語を勉強するメリット、需要、重要性
・ギリシア語を勉強するメリット、需要、重要性
を順番に解説していきたいと思います。→もともと3つの記事だったのですが、よりみやすくするために、統合しました(^^♪
ポーランド語を勉強するメリット、需要、重要性
日本人が信じている世界中の人たちは、親日!という神話の中に、
トルコ
ポーランドは
大の親日!というものがある。
そんなポーランドは地理的な位置はどのへん?
ということをわかりやすくいうと、ドイツの右側。つまり、日本人の感覚からすれば、韓国みたいな国です。ドイツが経済的に強く、ポーランドは経済力ではドイツには勝てない。けれども、ポーランドは美男美女が多い国でもある。これはアメリカ人が言っていることだ。
白人が好きな人はポーランドに行くべき。ってね…。
「どこに行けば、世界一美しい女性に会えますか?【アメリカの反応】」
ポーランドは、ドイツという国があるおかげで、ドイツに輸出することでかなり経済が潤っていて、ここ数年ずっと経済が上向きの国でもある。
https://en.wikipedia.org/wiki/Economy_of_Poland
まさに、韓国の隣に日本があったから、韓国が先進国の手前まで来ているように、ポーランドもドイツからその恩恵を受けているのだと思うのです。
(現在のワルシャワ中心部。)
ポーランド語と言えば、ヨーロッパの中でも数少ないヨーロッパ生粋の言語です。たとえば、英語やフランス語、スペイン語は世界中に広まってしまっているのですが、
イタリア語
ドイツ語
ポーランド語
これらは、4000万人以上が話すヨーロッパでも多くの人たちに話されているヨーロッパ生粋の言葉。
またロシア語は中央アジアでも話されているので、ヨーロッパ生粋とは言い難いかもしれません。
ドイツ語よりも、ポーランド語を勉強する価値もあるのではないか?
ポーランド語は、世界で30番目にネイティブスピーカーが多い言語で、およそ4000万人~5500万人の話者がいるといわれている。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_languages_by_number_of_native_speakers
ヨーロッパの言語で、5500万人といえば、かなり多いほうで、数字的には韓国の人口よりも多い。
けれども、話者数が多い人口だとしても、一生のうち、実際にポーランド語を話す相手は50人もいるかいないかだと思うので、話者数に拘る必要は全くありません。
要するに、好きか、嫌いか?ということ。
けれども、ドイツ語なんかは日本でもかなり人気が高い言語である上に、ドイツ人自身が英語を話す人も多い。
ポーランド語は世界一難しい言語?
よくポーランド人が、ポーランド語は世界一難しいのだよなんて言ったりするのは有名な話なのですが、ポーランド語自体、ロシア語に近い言語となっている。
「英語ネイティブからみた世界一難しい言語ランキングTOP10 【海外の反応】」
インド・ヨーロッパ語族→スラヴ語派→西スラヴ語群→レヒト諸語→ポーランド語
インド・ヨーロッパ語族→スラヴ語派→西スラヴ語群→ロシア語
という風にかなりの親戚なのです。
また、
ポーランド語を勉強している!と言えば、何か変わっている人?と思われてしまうかもしれませんね。また、ポーランド語を勉強している人が日本人男性なら、白人が好きな日本人なんだなーなんて思われたりもするかもしれない。
というのも、日本ではポーランドの知名度があまり高くないように思える。これは、ポーランドが貧しい国だと思われているからかもしれませんが…。
ヨーロッパと言えば、やはりイギリス、ドイツ、フランス、イタリアなどが思い浮かんでくるので、いわゆるこれら大国からすれば、ポーランドの影が薄くなっても仕方ないと言えば仕方ないのですがね…。
けれども、もっとポーランドを知ってほしい。ということで、素敵な動画をシェアしたいと思います。
こちらは日本人の有名ユーチューバーの iYuta Channel で作成されたもので、この動画を見ても分かるように、このように日本に友好的なポーランド人がたくさんいることは、動画を見ても明かです。
それにしても、動画に出てくる女性は、美人ばかりですが、撮影者が美人ばかり狙っているのか、それとも本当にポーランドには美人しかいないのか?
どっちかですね(笑)
ってことは、イケメン好きな私にもチャンスありかしら!?ドイツにいそうな白人とはまたちょっと違う顔立ちのようにも思える。って、私、ドイツ人の顔まんべんなく見たわけではないのだけれども…。
ポーランドの人口は、3800万人ほど。
つまり、4000万人国家ということですね。けれども、ポーランドの周辺でポーランド語を話せる人も多いので、話者人口が国家人口よりも多少多くなっている。
写真をいろいろみましたが、ワルシャワは結構都会だった。
https://www.flickr.com/photos/sebastiandeptula/14550008649
写真を見ると、私が思っていた以上に、近代的な感じがする。今後、ポーランド語の挨拶程度は覚えておいても損はないと思い始めてきた。(笑)
ハンガリー語を勉強するメリット、需要、重要性
アジア系に似ているとも言われているハンガリー人。
私はしばらくの間、ポーランドとハンガリーを混同していましたが、調査を進めていくにつれてだんだんハンガリーという国のことについて理解しはじめてきました。この記事は、ハンガリーのことを少しでも知ることで、ハンガリー語に興味を持つ。ようになっていただけたらと思い作成。
ヨーロッパと言えば、みな大国のフランスやイギリス、ドイツ、イタリア、スペインばかりが思い浮かぶかもしれませんが、日本人が趣味として外国語を勉強する場合、もっと選択肢はあってもいいと思っていますので。
また、このように日本にはあまり情報が届きにくいハンガリーという国にあえて、興味を持つことで、新しい世界が見えてくる。
そういうことも期待できると思うのです。
①盆地に囲まれていてまるで隠れ家的な存在
まず、地理的にみてみると、ハンガリーはかなり特殊だということがわかる。
というのも、この黒枠の地図で囲んでいるところがハンガリーなのですが、まさにハンガリーのために用意された土地みたいに、大きい山々に囲まれていて、そこにハンガリーが存在するようなイメージです。
また、この隠れ家的な国には、世界的に有名な投資家、ジョージソロスの大学がある!のも結構有名な話。
ジョージソロスの大学は、正式名が、中央ヨーロッパ大学といういかにもカッコいい名前ですが、今現在ハンガリー政府によって閉鎖に追い込まれているとの情報が入ってきています。(色々あるのでしょうね、陰謀論じゃないけど…)
どうやら、私が見る限り、ハンガリーという国は、ロシアとEUをうまく使っている感もある。ハンガリーは、欧州連合の国ですが、ロシアとも仲良くする数少ない国。とされています。
この二つをうまく使って何かしようとしているのだろうか?
ハンガリーって聞いてもピンとこないけど、実際地理的にかなり重要な場所なのかもしれない。とこの記事を書きながら私自身も思っているところです。
②ハンガリーと日本には共通点が多すぎる点
こちらに、別途記事を書いたのですが、
「蒙古斑も?日本人が知らない、ハンガリーと日本の意外な共通点。TOP5」
実にヨーロッパの中で一番日本人に近い民族とも言えるのではないか?というくらいに、共通点が多いのです。
とこれくらいは思いつきます。また、
この国はヨーロッパの温泉天国として知られていて、温泉が好きな日本人には、移住先として人気が出る可能性がある。またヨーロッパの中でも物価が安いのは、かなり魅力的。
週に一回くらいは温泉でゆっくりしたいっていう人には、楽しい国なのは間違いなし。
そんな私も、数ヶ月住んでみようかな?と考えているところです。
③ハンガリー語と日本語の類似性
発音は非常に難しい言語なのですが、日本人にとって簡単と言えるところといえば、文法と言えそうです。
というのも、ハンガリー語とフィンランド語はヨーロッパで唯一、語順が日本語に似ているとされています。
ヨーロッパはスラブ系のロシア無含め、ほとんどが、インド・ヨーロッパ語族に分類されるのですが、
・ハンガリー語とフィンランド語だけは、アルタイ諸語に分類される。またこれらアルタイ諸語の特徴は、日本語のように、原則としてSOV型(主語 - 目的語 - 述語)の語順をとるとされている。
つまり、SVOの語順が英語やロシア語も含めヨーロッパの言語(インド・ヨーロッパ語族)の特徴なのですが、
ハンガリー語の場合は、
A csomagomat (私のカバン)elvesztettem (無くした)となる。
英語の場合、
I lost(私はなくした) my baggage(私のカバンを)なので、語順に関してはハンガリー語は、入りやすいと言われています。
④欧州連合の永住権が簡単におりるという噂
先日フェイスブック友達でハンガリー出身の友達と英語でお話ししていたら、ハンガリーは永住権が取りやすい国なのに誰も知っていないと、自慢げに言っていたので、私も日本語で調べていたら、こんなブログを発見。
欧州連合のハンガリーで永住権を取得する裏技というページをみつけました。
https://ijuusya.com/hangari.html
その後英語で検索したところ、どうやら今年2017年の3月に終了してしまったようです。けれども、情勢次第ですぐにまた同じような永住権プログラムがまた始まるかもしれません。
情勢はコロコロ変わりますからね…。
⑤最後に。
自分の好きな国の外国語を勉強するということは、英語を勉強する以上に、やりがいを感じますし、また自分しか手に入れることのできない繋がりを構築することでもあると思います。インターネットがある現在、自分からつかみに行こうと思えば、なんでもつかめる時代です。
どんなビジネスをするのも自分次第。どんな言語を習得して、どんな人たちと付き合うのも自分次第。そういうことは、他の国の文化を吸収したときに気づくことなのかもしれません。
ハンガリー語のような、他の日本人とかぶりにくいレアな言語を勉強することで得られるものは、非常に多いのではないか?と個人的には思っています。
ギリシア語を勉強するメリット、需要、重要性
ギリシア語といえば、ギリシアのみならず、
キプロス
アルバニア
イタリア南部
マケドニア共和国
ブルガリア中央・南部
トルコ
および周辺国
で話されている言葉でもある。話者は1200万人ほどにもなるという。ギリシアといえば、古代ギリシアなどの、歴史的なイメージが多くの人には残っているようですが、現在ギリシアに住んでいる人たちは、古代ギリシアとは全く別の人たちが住んでいると言われています。
また、私は医学翻訳をしているため、たくさんの病名をギリシア語の語源を通して覚えているのですが、そのほとんどのギリシア語も、また古いほうのギリシア語で、
現在のギリシア語とはかなり違ったものとなっているものが多いです。
またギリシア語といえば、英語圏では世界一難しい言語の部類として使われたりもする。実際に、英語もギリシア語と同じ、インド・ヨーロッパ語族ではあるので、
英語圏の人からすると、
中国語
アラビア語
韓国語
日本語
が難しい部類に入るわけですが、
英語圏の人たちは、世界の言語をインド・ヨーロッパ語族だけで考えるきらいがあり、つまり中国語や日本語なんて勉強しなくてもいいと思っている。
インド・ヨーロッパ語族の中には、
英語
ドイツ語
イタリア語
スペイン語
ロシア語
オランダ語
フランス語
ギリシア語
などなど、
ヨーロッパだけで世界が回っていると思っているという意味です。
その中でも、ギリシア語は文字からしても英語圏の人には入りにくい印象があるので、
さっぱりわからなかった!という表現も英語にあるのです…。
it's all Greek to me = I cannot understand it
ギリシア語を勉強するメリットと言えば、正直ないです。というのも、ドイツ語ならたとえドイツで英語を話せる人が多かったとしても、ドイツ語圏のマーケットをターゲットとして、自分でHPを作るなどして、ドイツ語圏にモノを販売できるかもしれませんが、ギリシア語だと、かなりマーケットが小さくなります。この点で言えば、人口が多く、中間層も多いドイツ語のほうがオンライン上のマーケットとしては魅力的ですし、
また現代ギリシア語を覚えたからといって、英語の高級語彙、特に医学分野の単語を吸収できるというわけでもない。
確かに英語版のギリシア辞書を見ると、現代ギリシア語と古代ギリシア語の辞書に分かれていますが、古代ギリシア語を学ぶと医学英語も楽しくなるかもしれません。
これは、
アラビア語(フスハー)が、それぞれの国々で方言としてエジプト方言、ヨルダン方言とい風に変わっていったようなのと同じで、
古代ギリシア語も、現代ギリシア語に生まれ変わっている。
ヘブライ語も、イスラエル建国時に現代ヘブライ語に変えたし、
またラテン語も、フランス語・スペイン語・イタリア語へと進化していった。
つまり、現代ギリシア語を学ぶか?それとも、古代ギリシア語を学ぶか?でまた違ってくるかもしれません。