現在、海外(特にアジア圏)に拠点を作り、季節ごとに移動する生活をしている私。そんな私はブロガーとして収入を得ているわけだけれども、ブロガーとして世界を回る前は、東京で5年間ほど翻訳業界に集中していた。
で、もっとさかのぼって、その前(20代前後あたり)は、単に海外を放浪していた。海外って言っても、中国や韓国がメインで、それ以外はカナダや米国などに数カ月単位で住んでいたというくらい。20代前後のあの頃を思い出せば、世間のことなんて何も知らず、旅ばかりしていたよなぁ‥。なんて懐かしい気持ちにさえなる。
※最近では、仕事という形ではなくても海外で生活できるチャンスはいくらでもあるのが羨ましいよね…。
さて、旅行では、豪州、イギリス、フランスなども行ったが、いまだに中東という地には降り立ったことがない。また、私は自分自身の世界に対する視点をもっと研ぎ澄ませたく、2015年の秋にアラビア語を学び始めた身でもある。
それから、4年経った今、アラビア語が流暢というわけではないが、簡単なスピーチができるようにまでなった。( ´艸`)
ま、以下のイケメンクンたちのように、中東で知名度のある日本人王子には慣れてないけどねぃ~( ´艸`)
「アラビア語ペラペラ!中東のサウジ、ドバイ(アラブ首長国連邦)で有名な日本人「金子家暢」「鷹鳥屋明」「Reo Ishikawa」の生き方がイケメンすぎる件」
そもそもアラビア語に興味を持ったのも、中東という、日本人があまり注目をしない土地、そして文化を知ることで、また将来頑張れる!と思いたかったからだ。つまりもっと見識を広めたかった。
という私の話はこのくらいにしておいて、この記事ではドバイで働くためにはどういう方法があるのか。どういう職種の募集が多いのか。ということを知っていただけるような記事にしていきたいと思う。
またドバイに関する情報も付け加えることで、本当にドバイで働くことが現実的なのか。ということも同時に知っていただけたらと思う。
①ドバイの80%は、外国人
1990年代の日本人がイメージしたニューヨークが現在のドバイやシンガポールなわけであるが、これらの都市は意外と田舎である。
「首都圏(東京)と比べた結果、香港やシンガポール、ドバイがド田舎過ぎてワロタ。ライバルは横浜や名古屋?」
そもそもドバイの人口は、318万人しかなく、都市圏人口を合わせても、福岡市と北九州市を合せたくらいの人口規模で、都会というにはほど遠い。
そして、現地人のアラブ人は20%ほどしかいないと言われている。なので道路表記やテレビの放送などはアラビア語などを使用するが、実際の生活ではアラビア語よりも英語が多く、ドバイとアブダビの人たちが会話をするときに、アラビア語よりも英語を用いるということもある。というのも、アラブ首長国連邦は、いくつもの首長国が一致団結してできたような連邦国家だからである。
またアラブ首長国連邦という国にドバイ首長国があるわけだが、その人口の大半をインドやパキスタン人などの肉体労働者が占めている。この中には、エンジニアといういわゆるブルーカラー職ではなくホワイトカラー職の人もいるが。
つまり、パキスタンやインドで稼げない人たち、いや現地以上のもっと稼ぎたい人たちがドバイにやってきてきてる。つまり出稼ぎよね。これって、日本で言えば、東南アジアの人、最近はベトナム人が多いが、工場などの日本人がしたくない仕事をしにやってくるイメージと同じであり、アラブ人は彼らを基本的に見下げている。
なので、
ドバイでアラビア語を学ぶ!!なんて張り切っていた私はちょっとショックだったけれども、実際にこれによってドバイの繁栄があるわけ。
実際にドバイで学べる外国語は英語かヒンディー語と言うことになる。
「ヒンディー語、ウルドゥー語を勉強するメリット、需要、重要性」
よく、ドバイはアラビア語学習には向いていない。と言われているのはこういう事情があったのだ。
②邦人数は、3000人もいるという事実
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000043.html
ドバイの人口って、大阪市と同じくらいの275万人より多い程度なのだが、およそ、3000人もの日本人がいることが判明。。(もっと少ないと思っていた)
あんだけ狭い空間に3000人もいるってことは、日本人社会も存在するってことだ。
とりあえず、誰か助けてくれる人には出会えるというレベル。こういうネットワークを利用した仕事探しというのは強い。
ドバイには日本人に興味がある人もたくさん存在する。その理由にフェイスブックには、
ドバイの日本人コミュニティ(全部英語)→Japanese Community in Dubai
も存在するほどである。特に、インド人やパキスタン人が同じ外国人ということもあって、すぐに仲良くなれることだろう。
とは言っても、インド人やパキスタン人と仲良くなれる日本人こそ珍しいわけだが…。(価値観が全然違うため)
で、上にもfacebookのグループを紹介したように、ドバイに住みたい!と考えるのなら、まず日本でできることとして、フェイスブックなどで繋がりを作ることが先決だと思う。
結局、人と人との繋がりでいろんなチャンスも舞い込んでくるため、繋がり(コネクション)が多すぎて困るということはないだろう。
また、ドバイなのだから、イスラム教の簡単な知識、そしてアラビア語の簡単な挨拶を覚えておくだけでも、実際にドバイに滞在したときに、繋がりを構築しやすくなるかもしれない。
まずは、やはり現地の日本人や、同じ目線の外国人と交流しつつも、ドバイに20%しかいない現地のアラブ人と仲良くなるというふうに、徐々に交流を広げていくのが賢いと言えるだろう。(ドバイに住んでいる中国人や韓国人と繋がるというのも一つの手)
③実際にドバイの求人を漁ってみた!
https://www.careerjet.ae/japanese-jobs/dubai-123161.html
外国の求人サイトで調べてみると、そのほとんどが、寿司職人。英語ができなくても、日本の5つ星ホテルで寿司職人としての経験があれば可能みたいな内容が結構多い。
ドバイって、一流のホテルが多いし、一流のお客様もたくさん訪れるから、なんだろう?そういう一流みたいなものを求めているのかな?という印象。
それか、ドバイの高層ビルを建設する作業員とか…。また、ドバイ国際空港のような免税店で、日本語が話せる人を募集したりもしている。
このように、ドバイで働くとなると、職業はいくつかに限定されると思うのだが、結局は自分自身が、やりたい!か、やりたくない!かなのだよね。
また、こちらの求人では、
https://www.naukrigulf.com/japanese-jobs-in-dubai
鉄板焼きなどの文字も…。ウェイターやウェイトレスも募集している模様なので、必ずしもマネージャークラスの経験が必要とは限らいないようにも思います。
その他のも居酒屋のマネージャーや、また美容師さんなどにも需要アリ。
今後もドバイの人口は増え、都市も拡大されていくはずなのでチャンスがどんどん広がっていきそうだ。
以下は日本語の求人サイト、カモメに掲載されている日本人求人。
カモメアジア転職は日本語のサイトなのだが、ドバイの場合は、求人内容がすべて英語で書かれている。(ドバイで働く=英語必須!ということなのだろうね…)
その中で目立った職種と言えば、
・日本料理のシェフ
・美容室アシスタント
・日本人女性の営業職
などであったが、やはりドバイは一流を求めているため、日本人美容師の需要が高い印象を受けた。Hair salon 系の英単語がずらりと並んでいるので…。
以下、年に何回かしか書き込みはないが、ドバイの求人(日本語)がある。
というわけで、今回ざっくりこのように、求人内容を調べてみたが、私が簡単に調べただけでもこれだけあるので、もっと同じような求人サイトが見つかるかもしれない。
やはり、自分は一体何がしたいのか?何に貢献できるのか?何に自信があるのか?何が適正なのか?ということを考えつつ、自分の方向性を明確にしていくことが重要ですね!
ま、世の中には、私の友達の友達みたいに、若くしてルワンダに超大きな家を借りて、ネットで生活している人もいるくらいなので、自分の考えている将来像を明確化して、行動に移していかれることをお勧めします!(^^♪
また、ドバイよりも、お金もち国家でもあるカタールとクウェートでも、上記に書いたような職業は募集していたので、同じやり方で検索してみるのもアリ。
※カタールは一人当たりのGDPでTOPクラスでドバイよりも上。
「日本やドバイよりもお金持ちの国、クウェートと、一人当たりのGDPで世界一のカタールの生活ってどんな感じ?」
ドバイ以外の上のお金持ち国家で、日本人と検索して絞ってみると、
https://www.naukrigulf.com/japanese-jobs-in-qatar
https://www.careerjet.com.qa/japanese-jobs.html
https://www.careerjet.com.kw/japanese-jobs.html
結構、お寿司のシェフで、4年以上の経験~募集。また鉄板焼きなどの募集もあった。いずれにしても、もし今の環境を変えて、日本よりもお金持ちの国?で働きたければ、ガンガンメールしてアタックする、質問してみる!というのがいいと思う。
数打ち当たるもんだよ。なんでもそうだけどw
日本人は考えるだけで行動しない人が多いので、行動した分だけ確率的に、良い方向に行く場合が多いのではないか?もちろんこれが中国人みたいに人口が多いと競争率が多いわけだが、日本人は割と海外で重宝され、また海外に出る日本人も少ないので、海外で働くことはそれほど難しいことではないということも覚えておいてほしい。
以下、豆知識として色々書いていくね。
④ドバイの最低時給を理解しよう
一見華やかにみえるドバイで、憧れる日本人も多いかもしれないが、ドバイの最低時給は結構低い。日本以外の国では、1時間単位の最低時給を設定してないところも多く、逆に最低保証給料という感じで、1ヶ月の最低給料が提示されている国もある。
アラブ首長国連邦のドバイの場合もそれで、私が2018年後半に調べた数字を見てみると、以下の記事にも書いたのだけど、
マクドナルドの新人で、1ヶ月の最低給料が、2000ディルハム(61,891円)なので、週5日8時間(一ヵ月160時間)とした場合、一時間あたりの時給は、386円くらいになるのである。
もちろんこれは、ドバイという都市が、一部のアラブ首長国連邦国籍の人と、その下層に位置するインド人やパキスタン人などの外国からやってきた労働力によって富を搾取する構造だからである。
けど、日本人が働くような場所はこれよりは少し高くなるだろう。とはいえ、ドバイで働く=富裕層のような高層マンションの生活ではなく、ものすごく安いアパートに住まなければならなくなるのは、避けられないと思う。(ルームシェアが当たり前の世界なので…)
⑤ドバイだけじゃない。また選択肢はある
ドバイで就職したいと思っている人のほとんどは、ドバイについて何も知らない人が大半である。つまりイメージだけで語っている場合が多い。その他にも、住めば都にできる都市がいくつもあるにもかかわらず、知識がないだけでただ漠然とドバイになってしまうのだろう。
私としては最近インドネシアにハマっている。私の場合、部屋でパソコンをパチパチするのが仕事なわけだが、ジャカルタには多くの日本人が住んでいて、日系スーパーが充実している上、高級アパートメント(日本で言うタワマン)も、3万~4万くらいで借りれる。もちろんプール付きである。
ドバイで高級アパートメント、プール付きだったら私には無理だよぉ…手が出せない(;^_^A
上にも書いたように、ドバイで働ける人材の多くは日本の匠(職人技術を持っているもの)の募集が多く、そういうものが得意な人であれば、是非ドバイで経験を積むというのは、私的にはありだと思う。
その経歴が、今後のキャリアに色を付けることだろうし、中東のお金持ち国家で生活する経験というのも一生に一度できるかできないかくらいのものなので、是非、ドバイに限らず、外に飛び出す勇気を持っていただきたい。
「中国や東南アジアに逃げたい人は必読!元海外在住者が語る、「無職やフリーターの日本人」が外国で仕事を見つけ、タワーマンションで暮らす方法」