①グローバル時代における英語は、むしろ簡単な単語を使う
貿易業界もそうだが、非ネイティブ同士で簡単な英語を話しながら、ビジネスが成り立つわけだ。
私は船舶代理店で働いたことがあるのだけれども、サウジアラビアや、ギリシャ、フィリピンなどからかかってくる電話が、本当にこの動画で話している英語のようだったのを今でも覚えている。
つまり、簡単な英単語だけを使って意思疎通を図ろうとする姿勢である。一方、日本人は英語を話すのに、いくつも英単語が分からないと話せないと勝手に思い込み、結局会話の練習を疎かにし、単語だけを勉強してしまう負のサイクルに陥ってしまうことが多い。
②VOA Special English の動画は、ものすごい遅い
こちらは、ものすごくゆっくり話したアナウンサー。(VOA Special English)
実際にこのアナウンサーが話しているような英語を非ネイティブ同士で話しても、ビジネスが成り立つわけ。
私は何度もこんな英語を話す外国人を見てきた…。ビジネスを海外に広げたい方は、このようなはっきりとした英語を話し、物事をきちんと説明できる力があれば、本当に強みになると思う。
間違っても、アメリカ人の若者がペラペラ話しているように話すことを目標とする!みたいな考えはやめてね。そんなのに時間を費やすなら、もっと実利的な勉強や、相手の話をちゃんと聞いてあげるためのリスニングを強化したほうが良い。
どうしても日本社会にいると、ペラペラ話せたほうがかっこいいから、という何の意味もないことに努力を費やす負のサイクルに陥りやすいので(;^ω^)
また、TOEICみたいに、就職、昇進するために、つまり会社のコマとして動かされるためだけにしか使えない資格を一生懸命(一生かけて勉強する人もいる…)するなら、発信型、つまり自分が言いたいことを言えるようにアウトプットする英語勉強法に切り替えたほうがいいね。
上の動画のように、ゆっくりでもいいので、正しい発音とアクセントを理解しながら、自分の仕事に関わる話を説明したり、自分はどういう人間で、どういう方向に進んでいるのかを話せれば、これから出会う外国人に印象を与えることができ、そこで新たな繋がりやチャンスなどに、なってゆくのである。
③OXFORD3000単語の半分しかないのだよ
私はこのような記事も書いているが、「世界では常識?日常英会話の90%以上は、OXFORD 3000単語だけで十分な理由」
本来は理想とする単語数は、3000単語である。これは、OXFORD3000辞書に指定されている単語数なのだが、conscious や、consciously など同じ単語だけれども品詞が変わって形が変わったものも多く含まれているので、実際は3000単語よりも少ない。
以下の英英辞書でこれらのリストを見ることもできる。
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/
上のリンクのタイトルにもなっているとおり、3000単語を習得すれば、日常英会話はほぼ不自由なく話せ、TOEICの90%ほどの英単語も理解でき、なおかつ、説明力もつく。(上の英英辞書の説明、例文がすべて、OXFORD3000単語で構成されているため)
けれども、OXFORD3000単語を覚えるのが億劫と思う方は、まず Special English 1500から始めてみてもいいのかもしれない。この1500単語だけでも、上のようなニュースが話せてしまう訳である。
つまり、1500単語で、これだけの英会話ができるのなら、OXFORD3000単語は、もう完璧レベルということになる。
ニュースサイトもあるので、こちらも英語のお勉強にかなり効果的だよん。(私のメンターサービスで使っています)
http://learningenglish.voanews.com
この動画のアナウンサーが話すように、ゆっくりきちんと、enunciation(ハッキリ発音する) しながら、話せるようになれれば、誰にでも通じる英語を話すことができる、ある意味で真のグローバル人材になること間違いなし。
④スピードラーニング→ポッドキャスト
まさか私のブログにたどり着くような人で、スピードラーニングなんかやっている人はいないと思うけれども、そういう宣伝に惑わされてしまいそうな人がいるのであれば、言っておくね。
スピードラーニングなんかよりも、YOUTUBE を mp3化したり、ポッドキャストを聴いたりして、聞き流したほうが断然良い。
iPhone を持っているのなら、ポッドキャストで英語を聴く。というのがいいと思う。ちなみに意外と、iPhoneを持っている人でさえ、あまりその機能を知らない人が多いようだ。
つまり、最近はスマートフォンで”ポッドキャスト”というラジオのようなものでも英語が聴ける時代なので、英語の教材はそこらじゅうに溢れているということなのだよね。
私は、PBS NewsHour なんかよく聴くけどね。
以下手順をざっくり説明するね。→以下のスクショはちょっと古いかも。この記事を一番最初に書いたのが、2016年3月だからね。(2019年4月に編集済み)
”ポッドキャスト”のアイコンを探してクリック。もしない場合は、アップルストアで無料ダウンロードしてみてください。今回はIPHONEの方だけの使用方法の説明となってしまうけど…。
そして、”ポッドキャスト”のアイコンをクリックした後、上部にニュースの名前を入れると、下に一覧が表示される。この一覧にある一番上のニュースは最新のものだ。
→
このように、忙しいときは電車で”ポッドキャスト”を聴いて英語を聴くように心がけてみてはどう?すべて無料なので…。電車を有意義に過ごせるはずだよ。
ちなみに、英語でどの海外の放送局を選んでいいかわからないと思っている方が多いと思けど、CNNや、BBCもいいけど、私は、NBCとかPBS派だな。
⑤VOA Special English のボイス・オブ・アメリカについて調べてみた
最後に、ボイス・オブ・アメリカ?私は気になったので、この放送局の本社を調査してみた。どうやらワシントンDCにあるようだ。ワシントン州じゃないからね!
ちなみに、なぜニューヨークではなく、ワシントンDCなんかにあるのかというと、アメリカ合衆国連邦政府が運営する放送局だからだ。
私はこの記事を書きながら、その事実を初めて知った。この写真を見る限り、なんだか老舗のブランドショップみたいだね…。オシャレで印象的だ。
ちなみに、これに対抗してなのか、ボイス・オブ・ロシアという放送局もある。このニュースでは、北方領土の記事をよく書いていますので、とても面白い。
日本語表記では、”ロシアの声”というタイトルでニュースを発信している。やはりこちらもロシア政府系の全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社というところがオーナーだそうで、ロシアよりの北方領土の見解をいつも書いている。
ちなみに、グローバル人材といっても、英語が話せれば、そういう人材になれるというわけでは決してない。まず、母国語、そして母国の歴史をきちんと知って、やっとグローバルで活躍できる人材と私は思っている。(グローバル人材といっても、定義はありませんけどね!)
ちなみに、このスペシャルイングリッシュの1500単語は、文部科学省のHPに記載されている中学生卒業レベルの単語数と一致するみたいだよ。
そして、文部科学省のHPに記載されている高校卒業レベルはOXFORD3000単語と同じ、3000単語だそうだ。
なので、まずは中学レベルの1500単語をマスターして、英会話力を養ってみてはいかがだろうか。
以下、ポッドキャストのようなリスニングではなく、完全にアウトプットを超格安でやりたい方向け情報。
1回200円以下で、毎日ネイティブにアウトプットする方法
私は現在、海外に住みながらオンラインで英語学習者様のヘルプをさせていただいていますが、料金が少し高めなので、 「スマホ英語、無制限サービス(通話授業つき)/ English Mentor (英語メンター)」
以下二つ、格安で英語を鍛えられる情報をシェアしたいと思います。
日々読んだり書いたりして覚えた単語は、ネイティブキャンプという格安英会話サービスを使って日々アウトプットすることをお勧めします。
これは、月額5,950円で、一ヵ月~25分までの通話を何回でもできる回数無制限の英会話オンラインレッスンです。
つまり、25分以上続けて英会話講師と通話することはできませんが、25分で一度終了し、また他の先生に交代することで、1日に何度でも通話できる定額制のサービスです。
外国人の友達がいなかったり、忙しくて、英会話カフェ・イベントに行く時間がないという人は、こういうサービスを積極的に利用して、ビジネス英語に生かす習慣をつけるのもいいかもしれません。
ネイティブキャンプ公式サイト
また、ネイティブと会話するのが億劫だと思う方は、リクルートが提供している信頼性の高い英語アプリを使うことをお勧め。
スタディサプリ ENGLISHでは、1ヶ月あたり980円という格安で、アプリで講義が聴けたり、またアプリを使って自分の英語の音声を録音することで、発音チェックをしてくれたりするので、とても重宝しています。(待ち時間や、電車通勤が長い人にお勧め)
リクルートの英会話アプリ!スタディサプリ ENGLISH
こういう地道な積み重ねが、調べた英単語などを確実に覚えることに繋がり、読むにしても話すにしても、苦労しなくなるコツですよ(^_-)-☆
こんな記事もオススメです。
「多言語話者、マルチリンガルになるための勉強法とは?」