多言語、外国語、マルチリンガル

ヨーロッパでは当たり前?「バイリンガル」や「トライリンガル」になるメリットと、その勉強法とは?

2016年2月22日

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ヨーロッパでは当たり前?「バイリンガル」や「トライリンガル」になるメリットと、その勉強法とは?

2016年2月22日


この記事では、ひとつの記事に二つの記事を統合しています。


・バイリンガルよりも1つ上のトライリンガルになる勉強法とは? 
・ヨーロッパでは当たり前?外国語が1つできるだけで、こんなにもメリットがある?

どちらも言いたいことは、外国語を一つでも覚えると、何かしらのメリットがあるということであり、それを動機付けるために書いた記事です。

英語以外の外国語はビジネスで必要とされることはあまりありませんが、外国語を学ぶことで、確実に新しい世界を手に入れることがです。

そういうことを、マルチリンガルであり、海外在住もしている、私の経験をもに書いてみました。(^_-)-☆

バイリンガルよりも1つ上のトライリンガルになる勉強法とは? 

英語は義務教育で何年もやっている。つまり、英語ができるということ自体、当たり前の世の中になってきています。(それが話せるかとか、仕事で使えるかということは別にして)

だれでも、 apple, orange, tree くらいなら読んでもわかるでしょう。知らない人の方が少ないかもしれません。

しかし、 píngguǒ, chéngzi, mù と言われて意味を理解できる人が日本の何パーセントいるのか?


ましてや、


تفاح
برتقال
شجرة


と言われたら、もう考える気すらなくなるでしょう。(笑)ということを考えれば、日本人のほとんどは英語を少なからずとも理解できると言えます。


どうでしょう?わかりやすいと思いませんか?英語は誰でもできる。けれど、それは話せるかとか、仕事で使えるかというのは別の話ということです。

英語は重要。けれど、英語を勉強しながら他の外国語と遊ぶのもありだと思っています。実際私はそのようにしてきましたが、今は翻訳業で生活しています。

よく、1つの言語だけを極めなさいと言いますが、それは本当。その英語が基礎となってほかの外国語へと波及していくからです。だからといって英語を勉強している間、他の外国語を勉強するなという話ではないのです。

英語に飽きたら気休め程度に他の言語をかじってみて、違う側面から英語を考え直すこともでき、またほかの外国語で学んだ発音を英語に適用することもできます。

多言語を理解するということは、最終的には母国語も豊かになり、またそうすることで英語の表現の幅も広がっていく。そう私は思っています。

で、トリリンガルってどういう意味?

トリリンガルとトライリンガルは読み方が違うだけで同じ意味です。

trilingual [ˈtraɪˈlɪŋɡwəl] と書きますが、これはトリオの意味ですね。トリオとは、3人組とかの意味ですが、トライアングル(三角)も兄弟単語です。

つまり、3つの言語+ linguallanguage と同じ意味で、元々はラテン語で舌の意味になりますから、定義としては、3つの言語の舌を持っている人ですね。

日本から最も近い国でトライリンガルが住む地域といえば、延辺朝鮮族自治州と言えそうです。私はこの延辺朝鮮族自治州に数年ほど前、滞在したことがあります。

この北朝鮮に位置する延辺朝鮮族自治州は朝鮮族(母国語が朝鮮語)の人たちが学校では中国語で授業を受けるため、まず2カ国語を自然に覚える環境にあります。

また日本人と同じようにもちろん英語教育も受けるわけですから、完璧ではないにしてもトライリンガルに近い人たちです。


ところで、私は日本はトライリンガルになるにはちょうどいい環境だと思います。

なぜなら、朝鮮語(韓国語)は日本語に語順が似ているので習得しやすいし、英語は義務教育で何年もやっているので、矯正すればいいレベルまで行ける。

日本人は漢字がわかるので、発音がちょっと難しいということを除けば、中国語の学習はどの国の人よりも入りやすいです。

マルチリンガルの私が提案するトライリンガルになる方法とは?

私は以前までは、日本語・英語・中国語しか操ることが出来ませんでした。つまり、私は現在のマルチリンガールになる前は、トリリンガールだったんです。(笑)

日本人にとっては最も簡単といわれている韓国語を挨拶程度しか話せなかったので、そのときは話せるレベルではありませんでした。英語と中国語を外国語として先に学んでしまったがために、日本語と同じ語順の外国語である韓国語を、外国語として話すことが難しいという風に感じてしまったのです。

結局、参考書とか会話本とか読んで、頭の中では理解しているのに、声には出てこない。なぜなら、視覚で覚える方法と、聴覚で覚える方法、また発声で覚える方法はそれぞれ違っているので・・・。

最初は、たくさんの単語を覚えるところから始めたほうがいいと思う理由。それは、たくさんの単語を覚えておけば、現地の人と会話するときに、意味はとりあえず伝えられるレベルにはなれます。現地の人がその使い方は違うよ?と言ってくれるので、そこで矯正していけばいいのです。

文法も、できればがっちり覚えたほうがいいのですが、最初のうちはおおざっぱに把握する程度で、あとは現地の人は語学仲間と会話を通して自分の間違いに気づいていく、そして語学仲間がいるときは、その相手の間違いに気づいてあげ、そして教えることでより自分自身も覚えていくという方法を私はとりました。

トライリンガルくらいなら、すぐになれると私は断言します。よくバイリンガルを帰国子女しかなれない特別な人だと思っている方もいらっしゃるようですが、それは間違い。

バイリンガルもトライリンガルもマルチリンガルも努力次第でなれる。世界にはそういった人がたくさんいます。

以下、関連記事を統合しているので、見出しから読むことをお勧めします(^_-)-☆

 

ヨーロッパでは当たり前?外国語が1つできるだけで、こんなにもメリットがある?

私はマルチリンガル。とはいっても、すべて完璧に話せるわけではありません。が、一般にヨーロッパにマルチリンガルという人がいると言われているように、彼らのように、完ぺきではなくとも、日常会話程度、中国語と韓国語が話せ、ビジネス程度英語が話せるという状態である。

マルチリンガルになれば、確実に付き合う人の幅は広がる。けど、この記事ではマルチリンガルになることをお勧めしているわけではない。

日本語以外の外国語一つでもいいから、ひとつまなんでみるのはどうか?とうことだ。それによって今まで内向きだった人が、積極的になったり、人生の新しい方向性を見つけたりすることもあるからだと私は考える。

外国語は何でもいい。自分が好きな外国語を学んで、ちょっと人と違った道に進んでいくのもアリではないだろうか?

と思いながら、以下に6つほど、そのメリットを書いてみましたよ。

 

①活動範囲が変わる


頭の中に日本地図しか描けない人には衝撃の受ける記事かもしれません。ほかの言語が話せるようになると、自分自身のあまたの中で思い描く地図も変わってきます。

以下の記事を参照し、どれくらい世界観が変わるかご体験ください。

「日本語圏 / 英語圏 / 中国語圏 / フランス語圏 / スペイン語圏 / アラビア語圏 / ロシア語圏 の比較」

普段、テレビを見ていても、日本からの視点しか報道されないため、日本列島を中心に物事を考えてしまいますが、違う言語を学んでいくと、日本以外の視点を発見することにもつながります。

 

 

②友達が増える


なんといっても今は、SNSの時代です。世界のSNSを使いこなすことで新たなつながりを作ることができると言えます。

そのためには自分自身のブログを開設することが相手へ理解してもらえる第一歩となりますので、まずはブログを外国語で作成し、自分を表現するのもひとつの手段かもしれません。

友達と言っても、やはりオンラインの友達。けれども、そこからどのような関係に広げていくのかは、自分次第。私自身、ブログを続けているだけで、思いもよらないくらい多くのつながりができるに至っています。これはブログ開設前には、想像もしていなかったことなので、自分でもびっくりしています。

そういう繋がりを離さずつかんでおいて、チャンスはいくらでも広げることができると思います。

また趣味や共通点を探して、お友達を増やしていくことで、今までアクセスできなかった情報の恩恵を受けたり、またチャンスが舞い降りる頻度も高くなると思います。

水路はいくつ作ってもいい。これが私の考えです。

 

③バイリンガル脳は認知症になりにくい?

2カ国語以上話すバイリンガル・トリリンガル・マルチリンガルは認知症になりにくいというデータがあります。年を取るにつれて、ボキャブラリを増強していくことで、その言葉一つ一つが過去の出来事と繋がったり、また新しい単語を覚えることにより、新しい感覚を覚えたり、それを話すことによって新しい発声方法や、口周りの筋肉などを習得することができる。

人生、一生学ぶ。これが認知症になりにくい理由なのかもしれません。

実際に、言語学習を問わず、長生きする秘訣は、日々学ぶことだとも言われています。脳を毎日動かすということは、とても重要なことと思っています。よく、日本語を学んでもいないのに外国語を学んでどうするのだ?と言う方もいますが、けれども外国語を学ぶ過程で多くの日本語も吸収することができるのも事実。将来のためにお金を貯めるのもいいのですが、日々若いうちから語学をコツコツ積み上げていく習慣を作っていくことで、老後も語学の学習がしやすい環境を作ることができる。

なにも、語学は就職のためだけに学ぶものではなく、自分の健康のために学ぶ。ともいえると思います。

 

④仕事がみつかりやすい

たくさんの会社で過ごすことができます。独立・起業しようとお考えの方には外国語を先に覚えておいて損はないはずです。それに、日本人+外国語があると、たくさんの国で働く選択肢も持ち合わせることができます。また、この外国語を勉強しています。と話すことで話を作るきっかけにもなりますし、話題の幅も広げられますね!

英語力が高い人の平均収入が英語ができない人に比べると高いというデータがあるともいわれているそうです。いずれにしても、英語だけでなく、たとえば中国語をしっかり覚える!というのでもいいかもしれません。

面白いことに、中国に仕事を探しに行く日本人の多くは、中国語ができないという面白い事実があります。それは日本で仕事が見つからない人が、中国の大連や上海などのコールセンターで働く人が多いというのもありますが、

けれども、中国語をしっかり覚えて、中国に行く人は、中国でも人脈を作ることができるし、またチャンスを広げることができるのではないでしょうか?

 

⑤語学だけではなく、物知りになる

外国語をたくさん勉強しているうちに、その国の文化なども理解しなければいけないことになり、歴史的な背景などがわかってきます。それは強い洞察力を鍛えるのにも役立つだけではなく、さまざまな単語の関連性を感覚で理解できるようになり、いわゆるモノシリになっていきます。

歴史を理解するということは、過去の失敗やお手本などを勉強することでもあると思います。語学だけでなく、自分自身の人生観にも影響を与えることがでるはず。

上の地球の地球儀の写真のように、いろいろな世界があります。全部覚えようとしなくてもいい、少しその国を理解する程度簡単な外国語の挨拶フレーズくらい覚えるだけでも、それが興味に変わってきて、その国の歴史や現在の状況、その国に住む人たちを調べるいいきっかけになるのだと思います。

 

⑥国際的なセンスが磨かれていく

島国の日本や、北にはカナダ、南には発展途上国のメキシコしかいなく、富の大半を有しているアメリカ以外の国、たとえば先進国が集まってできたヨーロッパや、外国に依存しまくっている韓国や、いまだ完全に発展しきれていない中国などでは、二か国語以上話せるのが普通となっています。

それはヨーロッパでは先進国が近くに集中しているため、ほかの国の言語を学んだほうが有利だと考えられているからであり、また中国や韓国の場合は、外貨を稼がなければならないからという地政学的な理由もあるかもしれません。

今まで日本はアメリカだけに頼っていればよかったのですが、今後はそうもいかないくなると思いますので、英語+ほかの言語を学ぶことで、語学だけでなく世界の歴史、現在の世界情勢などを知っていくことで、

その歴史から学ぶことができる習慣を身に着けることができるかもしれません。

私はアラビア語を勉強しはじめてから、

なぜ、イスラム国のような組織ができあがってしまったのか?という、今まで全く興味もなかったようなことに、熱中するようになりました。

少し考え方を変えるだけで、新しい言語習得に向けて頑張れるかもしれませんね!

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この本をお勧めしている理由は、現在の世界情勢と過去の歴史がどう結びついているのか?わかりやすい言葉で書かれているからです。韓国なんか見ても分かると思うのですが、どこの国でもその国の歴史をいつまでも引きずっている。

それが現在の国際情勢にも繋がっている。大富豪は歴史を勉強するのが好きと言われていますが、そういう富というのは、変えられない歴史を学ぶことでいろいろなことを回避しようとしているからなのかもしれません。(笑)

なんでもそうなのですが、毎日小さなことをコツコツやっていくことが重要。

私はこの言葉が好きです。

もしあなたが卵の籠に毎朝十個の卵を入れ、夕方に九個の卵を取り出すとしたら、やがてどうなりますかな?

この言葉は、バビロンの大富豪というとても有名な本に書かれている言葉です。

毎日、ひとつでも何かを覚える。ということは、そのうち、どんどん溢れていくという喩えです。ただ増えていくのではなく、その習慣がより、それを増やしていくし、また増えたものと増えたものが繋がって、相乗効果みたいなものでより増えていくということなのだそう。

英単語も、貯金も、コツコツ増やしていくうちに、溢れていく。こういう習慣をつけることで、外国語が簡単に覚えていけるのではないでしょうか?

 

 

フェイスブックのコメント

田原さん
今の時代、日本では、やる気になれば、独学で、インターネットを使って、いろんな言語が勉強できます。簡単な挨拶言葉だけでも言えれば、現地の人との信頼関係も増します。それに、自分の身も、それなりに守れますね。タイ語、インドネシア語、ベンガル語、ポーランド語、してみると、楽しいですよ。

斎藤さん
全くその通りと思います。シェアさせて頂きます。ありがとうございます♬

安藤さん(上海在住)
論点がずれて恐縮ですが、日本人は外国人が日本語を話すとき、かなりひどい発音やイントネーションでも解釈してあげる能力がある人が多いですよね。
上海人はこの融通性が欠如している人が多くて困っています。
私が世話になっている家は上海市の地下鉄9号線の松江大学城駅が最寄でひとつ隣駅が洞徑(正しい字か日本字にはないので似た字で書きました。文字化けしないように)駅です。カタカナで書けば「ドンジン」です。

一緒に乗っていた若い原住民が全員眠っていたので、あと2駅だから「もうドンジンだぞ」と言って起こしてやったら、みんなして笑いやがりました。
そのときはわかりませんでしたが、後で私が「もう東京(ドンジンだけどイントネーションが洞徑とはちと違う)だぞ」と冗談を言ったと「原住民全員が」勘違いしたのだそうです。
中にはイントネーションの間違いなどものともせずに理解してくれる日本人なみの知能がある人もきっと上海市内のどこかにはいるでしょうが、大半の上海人はこんなもんです。
日本人が外国語を苦手というよりは、外国人が日本人の発音をわかってくれないのがアタマにきている毎日です。これじゃ外国語をやる気なくす人が多いのは当然です。(と他人のせいにしておく)


Yoshihiroさん
脳の言語認識機能上、中国語の4声調、ベトナム語の6声調などは、違うと別の単語と認識されるので、正確でないと通じないのでしょう。日本語は、曖昧な、文脈依存の言語ですから、逆に、厳密な記述には、不向きです

ベトナム語 = キン族の言葉 は、中国語からの語彙も多いし(でも6声調)、話者人口が1億人近く、人口増ですから、値打ちがあります。
 でも、英語の浸透速度は、フランス語を、はるかに越えていて、若い世代は、平気で話します。日系企業が持ち込む日本語と混ざって、活気があります。
 徐々に、英語とのマルチ・リンガル文化圏(シンガポールやマレーシアと同じ)に収束して行くのでしょうが、興味の湧く地域です 

ベトナム語は、うっとり、指差しベトナム語の本を眺めるのですが... かなり覚悟が必要です。Native Speakerでも、正確な発声が至難の技と言っています。母音だけでも17音*6声調です。北部~南部までで、語彙自体も、かなり違うそうです。
 逆に、旅行する程度では、英語が驚くほど通じるのと、指差しベトナム語の本で用が足りてしまっているのが、ぐうたらな私には、楽な点です。でも、マレー半島ほどに、お役所も、契約書も、裁判所も英語でOK(マレーシア: 1967年まで英語が公用語。シンガポール: 4言語が公用語)ほどでは、ありませんが


新田さん
手帳(旧い言い方だな~)にいろんな国の挨拶と(こんにちは)有難うを書き留めてます、あっ!あと「愛してます」も(^_^;)

真由美さん
なるほど アジアの言語は難しいですよね。英語とスペイン語のような似てる単語がないというか。中国語は 漢字はなんとなく意味がわかっても 発音が ものすごく難しい


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