東南アジアの言語

タイに興味がなかった私が「タイ語」に目覚め始めた理由

2022年7月23日

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タイに興味がなかった私が「タイ語」に目覚め始めた理由

2022年7月23日




近年日本人の間でも学ばれ始めてきているタイ語。一昔前までは、女の子を買いに行く男性がよく行く国というイメージすらあったタイだが、近年はバンコクは日本の地方都市よりも都会的だし、何よりも世界中から大勢の観光客が来るような国になってしまった。

そんな私はタイに全く興味がない。けれども今年の冬頃から少しずつタイ語が気になり始めている。

この記事では、タイ語のノウハウというよりは、いかにタイ語嫌い、というか興味が全くなかった私がタイ語に少しずつ興味を持ってきたか?ということをお話ししていきたいと思う。




①タイ語のメリット

タイ語 メリット。とグーグルで検索すると私の記事が出てくるのだけど、この時点ではまだタイ語のメリットを探っている段階だった。タイ語にはほとんど興味がなく、タイにいる日本人ってちょっとおかしいよね。という偏見すらあった時期。

「タイ語を勉強するメリット、需要、重要性」

今やどこに行っても英語なので、人口が多い中国語やスペイン語を学んだところで英語ほどの利益はでない。というのが私が思うところだけれども、このタイ語というのも、相当極めて人でなければ、言語だけで生活していくのは難しい。

それは他のマイナー言語と同じ。

けれども、タイが好きな人がタイ語を勉強するのは、もちろんその人自身にメリットは必ずある。それは私がキルギス語を勉強していて、キルギス人と交流しているからこそわかること。

 

②バンコクの生活にショックを受けた話

※写真は、私がバンコクに借りてた部屋。

まず私は2019年の秋頃にバンコクに1ヶ月アパートを借りた。最初に借りたアパートにすればこんな事は起こらなかったかもしれないが、二つ目に借りたアパートが割と高級な部類にも拘らず、ゴキブリがでたり、壁が若干薄かった。ということがあり、2週間で退去した苦い記憶がある。

それ以来、タイ嫌いになってしまった。

「東南アジアにはもう絶対に住まない!と思った理由 TOP8」

とはいっても考えてみればタイと言っても、西はプーケット、南はマレーシアとの国境あたり、北部や東北部はまた違った景色があり、バンコクから少し移動するだけでパタヤという割とバンコクよりも安く、タワマンに格安で住めるエリアにもアクセスできる。

この事を改めて考えた時、タイ語についてさらに真剣に向き合おうと考えた。それがだいたい2020年の秋頃。その時にちょうどニューエクスプレスを買っている。まさに以下の動画を撮影したあたりの時期である。

2021年から本格的に学習開始のマイナー言語10(ペルシア語、フィンランド語なども)(YouTube動画)

まさに私がタイ語に目覚めたのは、日本人がさほど多くない、クラビーや、その他の田舎のエリアを開拓して、バンコクに行かなくても地元民との交流で楽しめそうな小規模都市に注目し始めたからである。

そこから私のクラビー研究も始まった。

「タイの「クラビー」がノマド拠点として重要な理由」

クラビーは日本人がかなり少なく、プーケットに比べ観光化していない部分もあり、タイ語を勉強できる環境が整っているようにも思えている。

 

③優しく聞こえる言語がイヤだった

タイ語といえばイメージとしておかまが話す言語という感じだった。まさしくオカマの私が言うのも変なのだけれども、かっこいい。というイメージが全くなく、ふわふわふわー。というような感じに聞こえる、よくネット上でも使われている表現として、東南アジア臭が漂ってきそうなイメージ。

けれども、このイメージも時日が経つに連れて変わっていく。その理由は、私が実際にバンコクやプーケットに行ってきていろんな人たちを見てきたり、ビーチから近代的なエリア、電車の中にいるタイ人の振る舞いまでみてきたこともある。

とはいってもやはり、南トルコで見てたタイ系のドラマが影響している可能性もある。

 

④トルコでタイのドラマにハマってしまう

モンゴロイドのいない国では、モンゴロイドが恋しくなり、東アジア系のニュース、ドラマなどばかりみてしまうことが多い。意外とこれは私だけではないだろう。トルコという中東色が強い国では、東南アジア系でさえ街で見かければ強い親近感を持ってしまう。それほどアジア系が少ない。

ちょうどアンタルの近くで数ヶ月過ごしていた時、人生初のタイドラマにハマってしまった。その後、少しずつタイに対する考え方も変わる。とはいってもドラマと現実世界は雰囲気もだいぶ違うということくらい、実際にバンコクに2週間いたのでわかっているのだけどね。




⑤東南アジアにおける不動の地位

東南アジアの人口は約6億人。中国(14億人)の半分程度しか人口がいないのに、東南アジアにはいろんな国があるのでノマドする際に東南アジア内でビザランができたり、それぞれの国の良い点を楽しむことができて、非常に便利なエリア。私はその中でも今まで3億人の人口を擁するインドネシア語圏に注目してきた。

つまり、オーストロネシア語族の言語を話すということで共通しているインドネシア、マレーシア、ブルネイなどである(フィリピンも言語的にかなり似ている)。とはいってもミャンマーのように政情も不安定でなく、イスラム色がない(タイ南部はある)ような国はやはりタイの良いところで、日本人がハマってしまう理由がわかる。

ということもあって、今までインドネシア語推しだったが、インドネシア語がある程度わかってきたこともあるけれども、タイの田舎を開拓したいと思うようになってきた。

 

⑥サンスクリット語由来の単語が多い

もう一つタイ語に目覚め始めてきたうちの大きな要素として、私がやっているヒンディー語やインドネシア語には多くのサンスクリット語が入っているが、タイ語の単語を勉強してると、タイ語にも、これらヒンディー語やインドネシア語と全くスペルも同じような、サンスクリット語由来の単語が数多くあることである。

また中国語由来の単語も多く、単語学習ではそれほど苦労する気がしない。

例えば、language(言語)という単語を一つ見ても、インドネシア語=「bahasa」 / ヒンディー語=「भाषा(bhaasha)」/ タイ語=「ภาษา(P̣hās̄ʹā)」と同じなのである。これは非常に語源マニアとしては興味深いし、サンスクリット語由来が多いヒンディー語を勉強していれば、ある程度、数百のタイ語語彙は容易にわかるようになるということだ。




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