日本語の記事で技術大国ランキングを探したが、あまり信憑性のあるデータはなかった。また英語圏で探しても、何を根拠としているの?と思うような記事ばかり。私的には、何かの数値で示した技術大国よりも、一般人はどう思っているのか?ということの方が気になりこの記事を作るに至った。
そこで英語圏の投票型サイトに載っていた技術大国のランキングをまず公開。その後、usnews などが発表していた技術国ランキングも載せて、2つを比較していきたいと思う。
https://www.thetoptens.com/high-tech-countries/
11位 シンガポール(12%)
11位はおまけとして。1000万人にも満たない都市国家である割には順位は高い。シンガポールは徳利のリソースを持っておらず、代わりに中国のような大国からリソースを得ているため、TOP10には入らない。という声もあった。
10位 イスラエル(3%)
※上記の動画は、「イスラエルの農業は世界ナンバーワン」という動画。
イスラエルも、1000万人にみ満たない、アラブに囲まれた国。評価の高かった意見として、イスラエルの民間産業が成功している点があげられていた。また、 イスラエルは、世界中で最もハイテクな軍事装備の 1 つを開発している。例えば、ウージー(UZI)=イスラエルのIMI社製の短機関銃。
さらに全く砂漠だった土地の緑地化に成功させており、イスラエルでは現在緑豊かな田舎が次々と誕生。農業技術にも強い。例えば、従来のシステムの半分で作物の成長を最大化する製品などを開発したり、農業の奇跡とまで言われている。
また、イスラエルは 1 人あたりのホーム コンピューターの割合が世界で最も高い。
最後に重要なポイントとなりそうな点として、労働力における科学者と技術者の数で世界をリード。例えば、米国では 85 人、日本では 70 人〜、ドイツでは 60 人以下であるのに対し、イスラエルは、10,000 人あたり 145 人です。
もっと分かりやすく言えば、従業員の 25% 以上が技術専門職に従事してる。
イスラエルの人口が日本と同じ1億2000万人ほどいたなら、日本はもしかしたら負けているかもしれない(笑)。
9位 カナダ(4%)
カナダに関してはあまりパッとした意見はなかったが、かつて宗主国だったイギリスよりも実は進んでいるという意見は目立った。
8位 イギリス(4%)
依然として科学論文の第 3 位の生産者であるイギリス。さらにイギリスは、科学革命や産業革命につながる有名な科学者を数多く輩出。また、イギリスは非常にハイテクであり、少なくとも消費者レベルではアメリカと同等。というコメントに好評価がつけられていた。
7位 フランス(4%)
技術大国である。というような信憑性のあるコメントは少なかった。ただ、評価が高かったコメントとして以下があった。
フランスでは2016年には1000以上のスタートアップが存在している。現在パリでは38のインキュベーター(新しいビジネスの起業家やベンチャー企業を支援する団体、組織)に対して、3000以上のスタートアップがいる。
つまりこの意味で言えば小さなアメリカのような国になってきており、フランスは自然だけじゃないの。と言いたいのかもしれない。
6位 中国(5%)
励ましコメントのようなものに好評価があった。以下が内容。
中国は決してテクノロジーの王ではないが、各国がそれぞれ独自の方法でハイテクを開発してるように、中国もそのうちの一つだ。例えば日本は電子機器やゲームの製造に長けており、ドイツは自動車製造に長けており、アメリカは軍事産業に長けており、中国は人々に必要な最も重要なデバイスのいくつかを製造してる。
それでいいじゃないか。
というような内容。
5位 ドイツ(8%)
ミュンヘン、フランクフルト、ベルリンなどの都市に行けば一目瞭然というコメントの評価が高かった。
また、考えてみれば、ドイツがナンバーワンであるべき。というコメントも。その理由は、 最初のコンピューター、自動車、ロケット、さらにはジェット エンジンまでもがドイツからだ。
もう一つドイツが本当の意味でナンバーワンだといえる理由は、日本とアメリカのハイテク製品の 80% が、最初にドイツで開発および設計されたもの。だとして、ドイツこそが本当の意味でのナンバーワンというコメントの評価が高かった。
4位 韓国(8%)
日本の半分以下の人口である割にはサムスンやLGなどの影響?でかなり順位が高い。コメントを見ていると、以下のようなものを見つけた。
韓国は、世界で最も技術の高い国のリストで、実は日本に次いで 2 位。
高度なロボット、自動車、列車、コンピューター、ボート、エアコン、テレビ、ヘリコプター、飛行機などを製造しているため、地球上で最高の技術国の 1 つと評価されている。
また韓国は世界最速のインターネット速度を持つ国のリストでもTOPであり、もっとも日本に近い技術力を持つ。また、サムスン、ヒュンダイ、LGなどの有名企業があるので、日本に追いつくのも時間の問題。というコメントも評価が高かった。
3位 インド(10%)
今やインドなしでは世界は回らない。テクノロジーに必要なすべてのソフトウェアはインドから来ている。 シリコン バレーの人々でさえ、バンガロールのインド人からアドバイスを受けている。またインドには優秀なIT人材、豊富な天然資源があるため、経済や科学が急速に発展しており、すぐにこのリストのトップになる日が来ると信じている。などというコメントも評価が高かった。
コメント自体に盛り上がった感じはなかったのもポイント。実力不足か?
2位 アメリカ(15%)
軍事分野、医療分野、すべての実験の最前線に立っているのがアメリカ。また、アメリカ政府は、世界が実際に考えているよりも 40 年近く進んでいる。のだそう。
米国は、世界中からの脅威が原因である必要があるため、常に競争よりもはるかに進んでいる。→戦争が頻発するのもこのため?(笑)
また米国政府は祖国だけを見ていると思っているのなら間違っている。というコメントに好評価がつけられていた。
1位 日本(17%)
一番評価の高かったコメントに、「日本は全世界で最も技術的に進んだ国」。次元エレベーターのような超高度なガジェットを開発や、武器、レーザー照射、空中に浮かぶことができるガンダムのようなユニット、核爆弾と津波から日本全体を守ることができる大きな障壁の開発?というものがあった。
信憑性があるかは別として、外からはこのようにみられているということだという参考にはなる。
おそらく、上記のような動画を見ても、東京を中心とした首都圏は、世界で最大の人口を抱える都市でありながら、実はニューヨークよりも効率が良い都市とも評されるように、世界にこんな全てがパーフェクトな都市はないのではないか?というようなコメントからもわかるように、東京のイメージというのも、かなりランキングを押し上げるのにつながっているのではないかとも思う。
アジアにはたくさんの高層ビル都市があるが、外観だけは綺麗でも中の充実がされていない。これが私の意見だったが、このようにコメントしている人も複数いたので、それが現状なのだと思う。つまり東京は特別高い建物はないが、中身の充実、つまり技術的な部分はかなり評価されているのだと思う。
usnews.com によるランキング
以下のような順位になっていた。
10位 スイス
9位 イスラエル
8位 シンガポール
7位 英国
6位 ロシア
5位 ドイツ
4位 アメリカ
3位 中国
2位 韓国
1位 日本
このサイトの技術大国の定義は、「技術的専門知識の上位 10 か国、認知度でランク付け」という意味でのランク付だ。アジアの国々が上位を支配。また、ロシアがランクインしている。ロシアといえばそれこそ国際ビザカードなどが停止になったということだが、私がロシアに滞在していた時、バス〜地下鉄、買い物まで一枚のビザカードで十分だったのには驚いた。
シベリアの30万人都市でさえトラムなどの乗車にビザカードをタッチするだけ。日本ではそれぞれの鉄道会社が独自のカードを採用していてそれをわざわざ持っていないといけないが、そんな手間がなく、それだけではないが、思っていたロシアとは違っていたので、このランキングの内容にはうなづける。
ちなみに、このランキングは、「最も技術的に進んだ国 2022」というタイトルで、https://worldpopulationreview.com/ というサイトでも紹介されていた。ので、世界中の人が思っているイメージに一番近いのかもしれない。
2009年のデータだが、重要
Googleでは、world technology country ranking と検索すると、強調スニペットに以下のランキングが表示される。2009年、10年以上も前の内容。
10位 オーストラリア(1.02)
9位 オランダ(1.12)
8位 ドイツ(1.12)
7位 英国(1.42)
6位 カナダ(1.42)
5位 フランス(1.64)
4位 中国(1.87)
3位 アメリカ(1.88)
2位 日本(2.26)
1位 韓国(2.33)
()の数値は、総合評価点数。この内容も、wikipediaから削除されて新しいものになる可能性があるので、一応上に書き留めておいた。
https://en.wikipedia.org/wiki/International_Innovation_Index
結論
世界は、ここでは英語圏の人たちはということになるが、日本が技術大国だと思っていることが判明した。特に、YouTubeなどでも、東京は世界一の大都市圏。NYよりも実はwell designed されているという動画がたくさん上がっているが、そういうことなのだと思う。
また、韓国が上位にきているのもポイント。台湾がこれからさらにあがってくるのではないか?など数年後のランキングも、時間が経った時にこの記事の統合して比較してみたいね。