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意外な国も多い?ロシア人が多い国 TOP20

2022年8月21日

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意外な国も多い?ロシア人が多い国 TOP20

2022年8月21日

今回のウクライナ侵攻、戦争で、「ロシア出国、388万人」、「ロシアの百万長者1.5万人、出国目指す」などいろいろな見出しのニュースを今まで見てきたが、その中で人気なのは1年間ビザなしで滞在できるジョージアなどというのは知っていた。

現在私はキルギスなので、もともと旧ソ連の国にはその時にいたロシア人が今も生活しているためか、ロシア人が多いので、普段からロシア人を意識せざるを得ない状況に置かれている。ということで気になったのが、世界に散らばるロシア人の人口が知りたいということだった。

それで、色々探してみた。

例えば、RUSSIA BEYONDなどでは、ざっくりとした記事で今ひとつパッとしない。

また、 europeantimes.news の記事(日本語版)もわかりづらかった。

で、見つけた。英語版のWIKIPEDIAに、割とソースをきちんと出しているランキングを発見。以下をもとにTOP15を作っていこうと思う。あくまで私がこれからノマドするときの材料として参考にしたいと思っている。

Russian diaspora

ちなみにこれらのランキングはロシア人であり、ロシア国籍を持つ人たちということなので、ロシア国籍なのだけどロシア語をネイティブとしないものたちもカウントされている。なので、ロシア語話者が多い国を見たい場合は以下の記事を参考に。

「イスラエルやドイツも?ロシア語が話されている国 TOP20と、使用率が高い国 TOP10」

 

20位以下とソース不明

アルメニア=1.1万人 (2002)、ジョージア=2.6万人、イタリア=12万人(ソース不明)、イギリス=7.3万人(ソース不明)、スペイン=7万人(ソース不明)、オーストラリア=6.7万人(ソース不明)

ソース不明なのは調べたらランキングに反映させる。

 

20位 トルコ

6.6万人ものロシア人がいる模様。私がアンタルヤに2ヶ月いたときも、オーナーがロシア人だった。特に私がアパートを借りていたマフムトラーはロシアマネーで作ったような街で、キリル文字、ロシア語圏からの富裕層などが集う街となっていた。以下動画もある。

トルコなのにロシア人しかいないマフムトラー(アランヤ)のアパートで2ヵ月くらい住みながら、何をするか考える(YouTube動画)

 

19位 タジキスタン

6.8万人のロシア人がいる模様。隣国のキルギスよりも遥かに少ないのが面白い。

 

18位 フィンランド

8.8万人ものロシア人がいる模様。さすが隣国。

 

17位 モルドバ

11万人(2014年)。人口の割には割と多い方かも?ちなみに、モルドバとウクライナに挟まれるようにして存在する、Googleマップにも表示されにくい沿ドニエストル共和国という国にはロシア軍が駐留しており、しかも、人口(34万人)のうち3割はロシア系である。

 

16位 アゼルバイジャン

11万人(2009年)ほどのロシア人がいる模様。ちなみに、アゼルバイジャンでは旧ソ連の国の中でも、若い人の間でも割とロシア語が人気なのが面白い。

 

15位 リトアニア

18万人(2011年)

リトアニアとは民主主義を守る?という意味で、中国に喧嘩を売っている国。台湾支持の国だ。もちろんロシアにも強い姿勢。意外にもロシア人が多くてびっくり。

 

14位 ブラジル

180万人のロシア人がブラジルに移民にやってきた。と書いている記事があるが、現在は20万人ほどしか住んでいない模様。 ちなみに意外かもしれないが、ブラジルといえば、世界で一番日系の人たちが住んでいる国である。

「海外に住む日本人の多い国 TOP10, 日系人の多い国 TOP20」

 

13位 フランス

20万人〜50万人というデータしかでてこない。最低ラインを参考にしたいので、20万人ほどと思っておけば良いだろう。それにしてもロシア人貴族はフランス語を話していたし、フランス語の中にはロシア語単語がたくさんあるが、それでもドイツにいるロシア人の人口には敵わない。

「ロシア貴族の公用語がフランス語だった本当の理由と、ロシア語とフランス語が似てる部分」

 

12位 トルクメニスタン

30万人

中央アジアの北朝鮮と言われるトルクメニスタンにもロシア人が住んでいる模様。29万人(1995年)に比べれば、24万人(2012年)しか減っていないが、最新の記載では30万人と、ちょっと数字は不明なところ。

 

11位 エストニア

31万人

一時期日本でも話題になった、電子居住権。これはもともとロシア再度侵略されても、バーチャル上でエストニア国民は存在している。というようにしたいために作られたとも言われている。今でもロシア語が使われている部分もあり、ロシアの隣国ながら、かなりEU化、また経済ものびた国。

「日本人でも欧州連合エストニア共和国の居住者になれる!安倍首相も持っている「e-residency」を取得するメリットとは?」

 

10位 キルギス

40万人(2009年)から、34万人(2021年)に減っている。91万人(1989年)のピークから、年々少しずつ減ってきているのが、国勢調査のデータからわかる。キルギス人の出生率は非常に高いので、どんどんロシア人が少数派になっていく国の一つに違いない。

 

9位 ラトビア

47万人(2020年)

バルト3国の中で、190万人とエストニアの次に人口が少なく、ロシア人も多い。

 

8位 カナダ

ロシア系のカナダ人は、62万人(2016年)。アメリカと同様、ロシア語が話せないロシア人が多い。

 

7位 ベラルーシ

70万人(2019年)

ロシア最大の同盟国。経済規模は小さいものの、兄弟国家ウクライナとともに、940万人(ベラルーシの人口)からすると、やはりロシア人人口が多い。

 

6位 ウズベキスタン

75万人(2017年)から、72万人(2021年)に若干減ってきているので、今後はさらに減っていく可能性も。165万人(1989年)に比べたら半分以上も減っている。

割合で言えば、キルギスの人口はウズベキスタンの5分の1なのに、40万人なので、ウズベキスタンのロシア人率はキルギスよりも少ないと言える。これが関係しているのか、ウズベキスタンは全体でロシア語依存から抜けている印象も持っている。

 

5位 イスラエル

人口 100万人

ロシアに住んでいたユダヤ人が一斉にイスラエルに戻ったことから、イスラエルでは公用語のヘブライ語、特別なステータスが与えられているアラビア語に次いで、3番目に話されている言語。この辺の歴史は非常に面白く、私は以下の記事で少し触れた。

「公用語はイディッシュ語?九州の真上にある「ユダヤ自治州」と「クリミア」の関係や、見所、滞在費用」

この調べた内容を、YouTubeで馬渕睦夫さんという人が、同じようなことを語っていたので、驚いた。

 

4位 ドイツ

人口 138万人(2019年)

この数字にはかつてロシア時代の時に、ドイツからロシアに行ったドイツ人も含まれている模様。ここの歴史は複雑なので他の記事で書きたいと思っている。ちなみに、ロシアにとって経済面でも人種面でも、ドイツ人というのは強く意識しているものだというのは知っていたが、この数字を見てさらに納得した。

 

3位 アメリカ

人口 310万人(2007年)

アメリカには、フランス系、イタリア系など、国勢調査の際にはっきり分けるようなのだけど、ロシア系が310万人もいる。ちなみにロシアの大富豪がマンハッタンの細長い高層ビルを所有しているのは有名位な話。

ちなみにこの記事を書いていて思い出したが、どうやら過去にこんな記事を書いていた。

「ドイツ系?フランス系?イギリス系?現在の白人系アメリカ人の祖先は、どこから来た?もっとも多い国 TOP20」

世界で3番目にロシア人が多いのがアメリカだが、アメリカ内では、ロシア系が14位というのが面白いね。

 

2位 カザフスタン

379万人(2009年)→351万人(2020年)と減っているものの、1875万(カザフスタンの人口)に比べれば、かなり多いと感じる。これがカザフでロシア語の権威が落ちない理由のうちの一つなのは間違いない。

「中央アジアでロシア語の権威が落ちないと思う理由」

カザフスタンは中央アジアの中でもロシアと広く国境を接しているせいか、ロシアの影響が強い。

 

1位 ウクライナ

人口 833万人(2001年)

テレビなどで話題になっているのでもう多くの人が知っている通り、ロシア系が非常に多く、東部だけでなくウクライナ全体でウクライナ語よりもロシア語のほうが使われているという状態。私がオデッサに1ヶ月ちょっとアパートを借りていた時も、ロシア語ばかりが聞こえてきていた。

世界で一番ロシア人が多い国。それがウクライナ。改めて数字を見て、そういうことなんだなと実感させられる。

 

日本に住むロシア人人口

最後に。日本にはどれだけいるのか。ということを調べてみた。また中国や韓国とも比較する形で紹介したいと思う。韓国には、6.1万人 (2019)のロシア人がいる一方、日本には、9000人(2021年)

ちょっとしかいない。

2年ほど韓国にいた私としては、ソウルには異常なほど多くのロシア人が多くいることに疑問を持っていたが、ロシア人からすると韓国はビザなしで来れることや、直行便もたくさん出ているので、気軽に来やすいのかもしれない。またシベリアのアジア系の人たちは韓国を目指している感もある。

ウラジオストクには、高麗人も多かったし、韓国人観光客も多く、日本人が知らないところでロシア人と韓国人の民間交流は結構盛んなのだと驚かされた記憶がある。

「日本人も韓国人のようにロシア極東「ウラジオストク」と「ハバロフスク」に行くべき理由 TOP10」

またあまり知られていないが、中国の56少数民族の中には、オロス族(俄罗斯族)というのがいて、これはロシア人のことである。中国語でオロスというのはロシアのことを指すので、中国人にとってはロシア族と聞こえる。

これらも合わせたロシア人の数が中国では、1.5万人ほどとなっているが、実情は不明。日本と韓国のソースと違い、昔の数字の可能性もある。

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