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トビリシで借りた3つの部屋(2ヶ月間)と、トビリシ生活が合わなかった理由

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トビリシで借りた3つの部屋(2ヶ月間)と、トビリシ生活が合わなかった理由

2020年9月にトビリシを離れて2年以上は経つだろうか。ドバイ、エジプトなどの視察後、トルコのイスタンブール郊外でアパートメントを借り、そのタイミングでコロナ。世界中がロックダウンされるというような状況の中でトルコに閉じ込められるわけにはいかない!と焦っている中、何やらトルコからAirbnb検索していると、ジョージアという国が物価が安く、温泉もあり、5万円くらいで広々としたアパートを借りれるじゃないか。ということを知り始める。

それまで私はジョージアという国について全然知らなかったし、コーカサス地方はロシア連邦に組み込まれたチェチェンのような怖いイメージしなかった。→行ってからかなりイメージも変化したけど。。

「韓流に繋がってる?白人でも中東系でもない。アラブとロシアの中間に位置する人種、コーカサス人」

けれども2020年というコロナが始まった年ということや、まだまだ注目されてピークに達していないとうこともあって私は2020年ジョージアでロックダウンされながら格安のタワマンに住んでみたり外国人のあまりいないジョージアを味わうことになる。

「東欧なの?アジア人差別もある?「ジョージア」生活でのトラブルと、負の部分と、良い部分」

そこでは差別?(差別とは言えないかも)もあったし、色々あったがあれから2年経って、その後も色んな国を転々しながら思うのは、ジョージアはとても自分に合っているのではないか?ということだ。とはいっても誰でも最初はその国のことをあまり好きになれない場合もあるし、行けば行くほど好きになることもあるので、行ってみて気にいるのかはその人による。いずれにしても行動しなければ何も感じ取ることすらできないけどね^^;

で、この記事ではそんな私のジョージア体験の一部としてトビリシで3回住んだエリアをメインに紹介していきたいと思う。

 

①トビリシでのアパート移動はこんな感じ

2020年3月〜9月くらいまでの2ヶ月間私が借りていたアパートの場所。一番上の赤丸が Didube(夜逃げしたアパート)、真ん中が夜逃げ後に借りたアパート、一番下が Marjanishvili のアパート。どれもものすごく広い部屋だった。それぞれが近いようにみえるのだけど、一番上のアパートの周辺はあまり何もないので中心部によく出かけるパターンになるけど、下の二つは繁華街のようになんでもあるのでそこに住むとあまり遠くに出かけなくなる。地下鉄すらあまり乗らなく、ほとんど家の近くのスーパーで買い物して家に戻るというのが私のパターンだった。

なんていったって当時コロナ全盛期だったので外を出歩くのはスーパーに行くくらいの時。という空気もあったしね。

 

②夜逃げから始まったトビリシ生活(Didube)(数日間)

私のトビリシ生活は夜逃げから始まった。本来は10万円もするベッドルームが二つ、大きいリビングルームがある部屋を5万円ほどで借りた。その理由は私が最初のゲストだったからだ。Airbnbでは新しいアパートは格安で提供されることが多い。その理由は最初は格安で貸して、いい評価をつけてもらうためである。

評価が高くなるとその物件に信頼性が高まるため、貸主ものちのち高い金額で貸せるようになる。

この内装のきちんとしたアパート。まさに理想のアパートだったのだがちょうどロックダウン中のこともあり、上階の子供(学校に行かないのでずっと家の中)が深夜になってもドンドンうるさく、ホストが注意しに行っても無駄だった。夜中の2時くらいまで何か家具を引きずったような音がずっと続く状態。

それがたまに1時間にちょっとならまだしも、ずっと続くのである。耳栓をつけていても無駄なレベルだったのでかなりのトラウマに。今でこそ  Airbnbは保証プランみたいなものが勝手についているが、当時はそんなのなかったので、日本が深夜の時間帯だったので英語のカスタマーセンターに交渉して、次の日に出て差額を返金してもらえることに。

これほど広くて高級家具が揃ったお部屋はこの時が初めてだったかもしれない。これくらい充実していると別に高層階じゃなくても良い。

こちらは逆の角度から見た感じ。また、バルコニーからはトビリシを北方面から一望できる。

こんな景色を見ながらジョージアワインを飲んで、ゆうゆうと生活できるなら!っていところからトビリシ行きが決まったのだけれども、以下の部屋になってしまう。

 

③やむを得ず、ここに1ヶ月アパートを借りる(Tbilisi Sports Palace)(1ヶ月間)

返金依頼をするとすぐに部屋を探さなければならなかったので、お手頃で中心部から近いところに何通くらいか連絡をした。大家は30代くらいの男性で、英語とロシア語に堪能で私がわからない部分の日本の歴史についても詳しく(車の中で色々話した)、その日のうちに夜逃げすることに決めた。

彼がアパートまで迎えに来てくれてスーツケースを彼の車に積み移動した。

上のtweetに掲載してある通りの部屋で、少し年季が入っている部屋。それほど困ることはない部屋だし広かったが、今まで借りた部屋の中でもあまり好きになれる部屋ではなかった。

 

④バトゥミに移動(4ヶ月間)

Airbnbで部屋を探しながらずっと気になっていたバトゥミに移動。トビリシとは全然違っていてものすごく気に入ってしまったのでそちらに4ヶ月くらいアパートを借りることに。→YouTube動画撮影に専念。当時のことは以下の記事にはあまり書いていないが、バトゥミについては以下にまとめた。

「格安タワマン都市、ジョージアの「バトゥミ」に住むメリットとデメリット」

 

⑤再度トビリシへ戻る(Marjanishvili)(1ヶ月間)

戻ってきた理由はその月の最後の方にやっと飛行機が再開するという情報をゲットしたからである。ジョージアから出たい。という気持ちが強かったが当時バトゥミから国境を越えられる確実な情報もなかったのでトビリシで1ヶ月待ち、トビリシ空港から出ようと考えていた。やはり最初の1ヶ月のトビリシ生活でトビリシに興味がなくなってしまったので。部屋で仕事ばかりの日々。Tbilisi Sea には行ったかな。

ドイツ語、ジョージア語、ヒンディー語などの入門(入門が一番大変。頭痛くなるくらい・・)を1ヶ月でかなり強化した年でもあったので大変思い入れのあるアパート。それは以下の動画でもお伝えした。

トビリシで引きこもりながら集中していた「3言語」と、ジョージア脱出したい現在在住のスイート級のお部屋紹介

お部屋自体はバスタブもあり、外への景色が半端ないくらい綺麗(緑が多い8月だったこともある)、中心部。なので部屋にいる時間が非常に長かった。トビリシタワーも見え、夜景のレベルは最高。。

ちなみによく行ってたトルコ料理店にいくと、その近くに私がバトゥミで知り合った日本人男性が泊まると言っていたドミトリーがあったようでそこで、あのtwitterでも有名なアルトゥル?(@ArturGalata)というラトビア人もそこに滞在していたらしく、何度か目撃した。

 

⑥ジョージア脱出失敗

これは動画にもだしたがエア・バルティックに搭乗拒否されたのである。その時のことは以下の動画でも語ったが、当時コロナウィルスの真っ只中だったこともあり、ロックダウンが解除されつつあり、日本人はラトビア入国が可能とインターネット上にもすでに発表されていた。

が、トビリシ空港の職員がラトビアの職員に電話したところNO!と言われ、受託手荷物などすでに飛行機に載せる間際で搭乗拒否となった。すぐに受託手荷物を持ってきて!とお願いして、トビリシに借りていたアパートに戻った。

私はノマド経験が長いのでこれは想定済みであった。なのでトビリシの部屋は契約期間の5日前くらいに出てホストにもあらかじめ、もし飛行機に乗れなかったら戻ってきます。と告げてあった。当時何が起きてもおかしくない状況下だったので準備ができていた。

EUのシェンゲン協定国(ジョージア発ラトビア行き)、搭乗拒否!された件

 

やっとジョージア脱出に成功

さて3日くらい英語のレッスンなどもあったのでトビリシに残り、その後列車でバトゥミ、バトゥミからトルコへ入国→トラブゾンで一泊→イスタンブール→東京という感じで帰国した。ジョージアのサルピ国境ではジョージア人の男性職員にスーツケースを開けられるかもしれない。と言われたが結局は開けられず待つだけだった。トルコに入るとものすごい歓迎という感じで顔パス状態だったのが印象的だった。

 

トビリシが合わなかった理由(結論)

トビリシは盆地のようになっていて今まで行った都市の中でもかなりコンパクトにまとまった都市(もっとコンパクトに凝縮された都市もある)のほうだとは思う。真ん中に川があったり小さい都市ながらもエリア別に違う顔を見せてくれるトビリシは好きな人は好きなのだろうけれども、私はあまり好きになれなかったのだ。これは好みの問題。私は割とグリッド線上にできた街を好むし、バトゥミのように海もあり、それほど都市規模も大きくなく、整然とした都市景観が好き。

トビリシは他のジョージアの都市に比べ便利な面も多いが自然へのアクセス、例えば湖らしきものが複数あるがそこに行くまでもタクシーで安いとはいえ少し遠い。→バトゥミは自然アクセスが良好。

また日本人コミュニティがあることを意識してしまうという点では私にとってはマイナス。普段からキルギスやらベトナムの沿岸など日本人があまりいない場所を好む私にとってバンコクやトビリシのように日本人の匂いがする都市に面白みを感じないというのもある。

いずれにしてもジョージア国内ではトビリシは本当に寂しくなった時に日本人コミュニティに遊びに行くくらいで、バトゥミや今後1ヶ月住んでみようと企んでいるクタイシが私にとっては心地よいのかもしれない。全く興味のなかったクタイシ。最近興味津々のマルチリンガールです。。笑

ちなみに、私は以前以下のような記事を出した。

「海外ノマド5年目の私が、ジョージアに行くのをやめた理由」

この時とは少し状況が変わってきている。やはり言語的な意味でジョージアが好きでありジョージアの田舎にある自然環境も好きなので、今後はジョージア語を駆使してジョージアの田舎を回りたいという願望が大きくなってきている。

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