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海外ノマド生活者にとってコスパが高い外国語 TOP6

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海外ノマド生活者にとってコスパが高い外国語 TOP6

海外ノマド5年目。言語と社会を理解する目的で行くことが多いのだけど、その中で自分にとってどの言語が重要なのか?というのもだんだん分かってきた。

この記事では海外ノマドで長期間滞在するにはどの言語が使えた方が良いのか?ということを自分なりの視点から解説していきたいと思う。特に日本人にとってなので、これがアメリカ人にとって。だとまた話は違ってくるのでそういう視点で呼んでいただければと思う。

あくまでも私の思っていることをランキング化しているにすぎない。

 

⑥中国語

中国語は話者人口は英語についで多いものの、言論統制やインターネット規制、多くの制限がかけられた巨大な大国でしか基本的に使われない。そのためただ人口が多いからという意味で学ぶのは少し危険な言語(私は10年くらい学んだが)。

ちなみに中国語は華人が多くクラスシンガポールでも使われているが、一人当たりのGDPが高いこの国でさえも情報統制が強く、かつ都市国家なため狭すぎてつまらないのと周辺の海外に行くのにいちいちパスポートと税関を通らないといけないのはストレスでしかない。

台湾は中国大陸と違い自由度が高い国なので、台湾でも使われるのが唯一の救い。

中国語は東南アジアには多くの華僑がいるので彼らが話せる場合もある(教育を受けている人は英語が上手な場合が多いのでそちらを使った方が対等になれる)ということや、東南アジアや中国の周辺の国では中国語を勉強して話せる若い人も割と多いのでそういう意味では理解できると助かる言語ではある。

実際にモロッコなどの中東や中央アジアなどの遠い国も含めて中国語ができることによって現地の中国語学習者とのコミュニケーションがスムーズにいった場面は何度もあった。

けれども国際的にいろんな国でノマドをする人向けの言語ではない。

 

⑤ポルトガル語

これは完全に隠れノマド言語である。どのくらいの日本人がポルトガル語がノマド生活に有用だと思うだろうか?ましてや私はこの言語は中国語よりもノマド生活に有用だと思う。とはいっても少し気をつけたいところはノマド上級者向けの言語だと言える事と、日本人にとってはというよりはヨーロッパ人やアメリカ人にとってのほうがノマド生活で有用ではないか?ということ。

あまり認知されていな事実としてアフリカのアンゴラ、モザンビーク、ギニアビサウ、赤道ギニア、カーボベルデ、サントメ・プリンシペを合計すると、6331万人(2017年時点で)くらいのポルトガル語話者がアフリカにはいて、本国ポルトガルよりも実ははるかに多いという話は以前以下の記事で書いた。

「ポルトガル語を勉強するメリット、需要、重要性」

とはいってもこれらの地域はノマド生活にはまだ向いていない。今後リゾート化が進むことを考えての5位である。

さて本国ポルトガルはノマドビザなどによってアメリカから多くのノマドがやってきている。条件は割と高く日本人の平均のフリーランスの給料から考えればあまり向いている国とは言えない。それでもポルトガル語といえば南米大陸の半分近くを占めるブラジルもあるしブラジルには安全な街もある。また、ポルトガル本土ではなく、そこから少し西(大西洋)に行ったところに、ポンタ・デルガダという都市があるポルトガル領アゾレス諸島がありここもポルトガル語で生活できるエリアだ。

面白いのはヨーロッパ大陸から若干離れているところ。どこのエリアにも属さない感覚が味わえる穴場かもしれない。

もう一つ、北アフリカと西アフリカの間くらいにあるセネガルの西側にはカーボベルデというポルトガル語を公用語とした独立国家があり、ここもポルトガル語で生活が可能。こういう意味で私はポルトガル語は意外に隠れノマド言語だと思ったりしている。

 

④フランス語

個人的にフランス語は海外ノマドにとって最強の言語ではあると思うが、これはある一定の条件を満たした人のみに適用できると思う。つまり収入が高めの人である。個人的にはヨーロッパでノマド生活をするのなら観光客がパリにしか集まらないフランス。そういう意味もあってか観光客が色んな都市に点在するドイツやイタリアなどよりはフランスの田舎は外国人が少なく静かに過ごせる場所が多い。

フランス語はモロッコやチュニジア(どちらもノマドしやすい環境が整っており3ヶ月滞在できる)があるためフランスからLCCで格安で行けることもあってか海外ノマド目線で見た場合、フランス+モロッコ+チュニジアはセットで考えるべきだと思う。

3708万 (2021年) = モロッコ

1226万 (2021年) = チュニジア

6775万 (2021年) = フランス

=1.2億万人👏

つまり北アフリカの一部もヨーロッパ圏とみなした場合、ヨーロッパで一番話される言語というのはフランス語ということになる(大袈裟かもしれないが事実上そうだと思う)。

ドイツ語ができてもドイツには南国風の島もなく海外領土もないが、フランス語であればフランス(イギリスやドイツ、スペイン、イタリアのど真ん中なので日帰り旅行などのアクセスも用意)や、上にあげた北アフリカの国々、西アフリカのコートジボワールやベナン、コンゴ、東アフリカのマダガスカル、モーリシャス、セーシェル、太平洋諸島(物価がめちゃ高い)のタヒチ島(フランス領ポリネシア)やニューカレドニアなどでもノマド生活を楽しむことができる。

こういういわゆる太平洋諸島やインド洋にある小さな島での生活はスペイン語ではできない。→チリのイースター島やそのほかいくつかの島も太平洋上にあるがフランス語圏の太平洋上の島よりも観光向けの島である。

現実プランとしてはモロッコやチュニジア、フランスの田舎を半年ウロウロするノマド生活が個人的にはお勧め。またインドからそこまで高くない金額で行けるモーリシャスは周辺のフランス領の島と比べても物価はそれほど高くなく人口もある程度いる島なので、ここも穴場かなと思っている。

 

③スペイン語

多くの人はスペイン語が2位では?と思ったかもしれない。けれども私からするとスペイン語圏は日本人からすると非常に遠く、特に長期的な海外ノマド生活の場合、よほどスペイン語圏が好きな人ではないとあの辺で長期のノマドをすることは難しいと思う。

その理由はスペインを除いた多くのスペイン語圏の気候が温暖すぎるということ。時差がありすぎること。チリやアルゼンチンのパタゴニア地方は日本に近い気候かもしれないが遠すぎるという点などが挙げられる。

とはいってもアメリカ方面やスペインに関心の強い人にとって1回の入国で6ヶ月間滞在できるような国→コロンビア(半年)、メキシコ(半年)、ペルー(半年)もあり、便利とも言える。

特にリゾート好きな人はスペイン本土から少し離れたところにある島々(カナリア半島まで)や、メキシコ、カリブ、太平洋側の南米まで全てアクセス可能。

けれどもその分、飛行機料金は非常に高いし、治安の悪い場所が多いので身の危険を感じる場所が多いということはデメリットでもある。

なので私はこれらの国々ではノマドはあまり考えていない。→人生経験としては一時的に行くことは検討中だが・・。

 

②ロシア語

日本人の海外ノマドにとって実はかなり重宝されているのはロシア語だと思う。けれども実際にロシア語を学ぶ日本人は少ないのが現状だ。その理由はスペイン語(ものすごく入りやすい言語)に対して、ロシア語は(ものすごく入りにくい言語)ということもある。

実際に多言語を何年も勉強している私ですらロシア語は数年間、苦でしかなかった。

ロシア語圏でノマド生活可能な国の代表例はジョージア(1年ビザ不要)や、キルギス(2ヶ月ビザ不要=日本人に顔が似ていてつい長居してしまいやすく旅慣れした日本人も訪れる場所)、アルメニア(半年)などが挙げられる。またシェンゲン国のラトビアなんかもロシア語の影響が非常に強い国でひと昔ブーム?になったエストニアよりも物価が安い。

これらの物価は非常に安く、わざわざ中南米に高い航空券代を払って行かなくても日本と同じような気候帯で生活が可能。またなんといってもアパートにはバスタブがついていることが多い。

特に1年いられるジョージアではロシア語がかなり通じる(上の世代に対して)のでそういう意味でも海外のノマドにとって強い言語である。

ポイントは日本と同じ気候帯という意味では英語に次ぐ国の数、人口ではないか?(中国語以外で考えると)ということだ。

またスペイン語圏のように身の危険を感じることはほとんどない。

※地図は左上からラトビア(ロシア語使用率が高い国)、ジョージア(1年ビザなし入国可能なロシア語が通じやすい国)、真ん中はカスピ海沿いにある日本人がほとんど訪れないアクタウとアティラウも私の隠れノマド拠点、アスタナ(乗り換えは面倒だが1ヶ月滞在できるレベルの都市)、ビシュケクーアルマトイ(この二つをうまく行き来し半年は滞在可能なエリア)、ウズベキスタンとタジキスタン(旅行で十分のエリア)という感じだが、ロシア語ができるだけでこれだけ多くの人種、文化、土地にアクセスが可能になる。

ロシア本国には一つも丸をつけていない。ロシア語をロシアで話さなくても全く楽しめるのがロシア語なのである。

 

①英語

言うまでもなく最強の言語。

英語が通じにくいと言われている国でも教育をしっかり受けた人や収入が高めの人は英語ができる人が多く観光地であればある程度お金がある人しかいないので英語が通じる場合があることがほとんど。また一般庶民よりもそういう英語ができる人の方が力を持っている人が多く、多くのことで助けてもらうこともできる。

まずはなんといっても英語の強化(中途半端な強化では威力は発揮できない場合もあるので注意)をすることをお勧めする。

それによって現地の人たちのコミュニケーションだけではなく日本語圏よりもより多くある海外の現地情報を英語で吸収することにもストレスを感じなくなるからだ。

 

ノマド生活者にとって重要だが、ランキング外の言語

ヒンディー語→長期ノマドにとってはビザ取得後北インドで長く住むものには向いている言語だが国を跨ぐノマドという意味ではまだ範囲も有用性も強くはない。

アラビア語→話者人口は多いものの習得に時間がかかることや、使用されている多くの国が長期ノマドには向いていない国がほとんど。またこれらの国々では英語やフランス語が権威を保っているため、この二つの言語ができると助かることも多い。

東南アジアの言語→そのエリアだけに留まる人向け。英語をさらに磨いた方が色々な意味で強いし、繋がりも作りやすい。

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