2020年2月2日あたりからトルコで初めてアパートを借りた地区の話。
当時私はマニラ、ドバイ、カイロの視察を経てイスタンブールで部屋を借りることになった。カイロがエキサイティングすぎて離れるのが惜しかったが、カイロでは食べたい食材があまり見つからず自炊にも困ると判断しイスタンブールに飛ぶことを決意。
Airbnbで狙っていた景色が眺めて仕事ができそうなタワマンをすぐに借りることに。
私はイスタンブール中心部があまり好きにはなれなかったが、このエセンユルト地区は割と開発区的な面と、地元のローカル感も同時に味わえるように都市で、ゴミゴミもしていなくて気に入った。ずっとこのエリアについての体験は書いていなかったが、この名前を検索してみると意外とこの地区について書かれた記事もなく、私が今回書くことにした。
この記事では、エセンユルト地区を紹介した後に、なぜ私がイスタンブールの都市部が嫌いか。を書いて行きたいと思う。
①エセンユルト地区の概要
Esenyurt(エセンユルト)は、イスタンブール県の最西部に位置する。人口は95万人。イスタンブール都市圏の人口が1600万人(ヨーロッパで1位)であることを考えればそれを構成するちっぽけなパーツに過ぎないのだけど、中央アジアの大都市に匹敵する人口規模である。
※イスタンブール県を構成する地区の中で一番人口が多いらしい。=中心部と違いタワマンが格安で建てられる立地なのだそう。
ちなみに、このエセンユルトの名前の由来は、healthy(健康な)+ yurt(家)である。
上の地図を見てもわかるように、イスタンブールの中心部の外側に位置する。また空港の真下にある地区ということもできるかもしれない。
②借りたアパート
左側にある変な形のしたツインタワー。右側の棟が私が1ヶ月借りてたアパート。
リビングルーム。寝室もあるが、あまり綺麗ではないのでここだけにしておこう。
お部屋からの景色は、以下のtweetに残していた。
部屋到着。トルコ郊外なので東洋人は1人も見かけない。トルコ人って色んな種類がいてまたこっちもハマってしまいそうだ。白人なのに日本人っぽい顔の人もいて、こういう人種系はネットで調べるのには限界があると感じる。また言語の好き嫌いも来てみないとわからないと改めて感じた。#イスタンブール pic.twitter.com/FtQuGkgxcE
— MULTILINGIRL♬ / 海外ノマド6年目 / 英語メンター9年目 (@_multilingirl_) February 2, 2020
ベランダ側から東側。高層タワマンはなく、左側の大きい公園の前に大型ショッピングセンターがあるのだけど、あそこまで行くのに30分くらいかかると思う。高層階だから近く見えるけれども、実際は道路を横断したり、結構な距離を歩く・・。
こちらはお部屋のベランダ(南方面)ではなく反対側(エレベーターの近く)から撮影。方角的には北側なので、ずっと奥にみえる高層ビル群(本当にずっと奥にある果てしないビル群)は、ArenaPark Shopping Mall のある地区だと思う。イスタンブールは本当に巨大な都市圏だわ。。
こちらの写真は方角的には北。ずっと行けばイスタンブール国際空港。高い建物と、低い建物のコントラスト、なんだろう中国っぽくて好きなんだよなぁ。
③借りたお部屋の値段など
借りたお部屋はAirbnbで5万円くらいだった。当時コロナが流行り始めたばかりで旅行者が減った事、ホストがニューヨークに長期滞在する前だったこともあり、とにかく長期の人にすぐ貸したかったということだった。
現在Airbnbで見てみると、このタイプのお部屋の値段はだいたい10万円くらいとなっている。とはいってもものによっては部屋が小さくてもいいという感じだったりすると5万円くらいのもでていた。
エセンユルトはイスタンブール県の中でも物価が安い方なので冬などローシーズンはもっと安くなるかもしれない。
④海沿いに素敵な公園(Avcılar Sahil)がある
イスタンブールの中心部から電車などでエセンユルトに来る場合、Haramidere Sanayi(メトロバス)というところで降りる。そこから北に行くとエセンユルト地区。そして、上の公園はその南の地区であるAvcılar という地区にある。
2月といえば日本では割と真冬だけどイスタンブールでは寒い日もあったがぽかぽかしている日が多かった。このように日中は公園で猫ちゃんと遊んだりするのも楽しかった。この公園で若い人たちにコロナ!って言われたのは今でも覚えている。
私は逆に、このアタクシと会話でもしたいのぉ!?と思いながら聞いてたけど(笑)。
⑤イスタンブールの中心部が好きになれない理由
エジプトのカイロという街全体が世界遺産のような国からトルコに来ると、イスタンブールの建築などに素敵!という感覚は起きなくなる。私がイスタンブールに感じたもの。それは中途半端で、ヨーロッパになりきれない市民。
街にはいろんな系統の人種がいた。
「トルコで話されてる言語と民族 TOP13と、5つの顔のパターン」
日本人が思い浮かべるトルコ人って顔の薄い中東人かもしれないが、イスタンブールにはヨーロッパ寄りの顔立ちから、本当にさまざまな種類の顔がある。
そして調子に乗ってる人もいる。これは住んでいる人は分かるかもしれない。この意味はヨーロッパではそういうのは感じなかったけれども、俺らはお前らアジア人より上だぞ。みたいなオーラを醸し出した人種が本当に少数なのだけどいる。
何が言いたいかというとヨーロッパ人になりきれない一部のトルコ人ってやつだ。
それはさておき私がイスタンブールが好きになれないのは、やはり大都会すぎるからである。ヨーロッパで最大の都市圏人口を抱え、東京のようにコンクリートジャングル。田園都市をみるのにどのくらい移動しなければならないの?というレベル。
そして繁華街がいくつもあり、道も狭い。
そこにタバコをパコパコ吸った調子に乗ったオジハンの集団の後ろを歩く時は、運が悪い。ではなく、日常茶飯事なのである。
そして明らかに中途半端な立ち位置からアジア人を見下したような人(本当に少数)→これはカイロには全くこういう調子に乗った人はいない。カイロの場合、アジア人が歩いていると全く別の人種としてみていて尊重しているかのような感じもある。
タバコの匂いに加え、坂道が多く、こんな地形によく街を作ったなと思えるほど。しかも、ヨーロッパ側とアジア側への移動が結構めんどい。トルコはこのイスタンブール滞在の翌年にトルコ南部のアンタルヤ、アランヤ、マフムトラーに2ヶ月ちょっとアパートを借りたが、断然そっちのほうがノマド向だと思った。
イスタンブール中心部は短期間の旅行であれば中心部にホテルをとって中心部のみ回るというスタイルで楽しめる都市ではあると思う。
またイスタンブールの空港から中心部までの移動も私は好きではない。
いずれにしてもイスタンブールは空港が非常にアクセスが便利な場所なので、中心部は避け、他にも郊外に眺めの良いアパートがあれば次回また挑戦したいかなとも思う。とはいっても中心部は本当に大っ嫌いだ(笑)。