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2回目のパリと、シャルルドゴール空港の近くにある田舎で1泊した話

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2回目のパリと、シャルルドゴール空港の近くにある田舎で1泊した話

2022年秋、キルギスの4ヶ月間アパート生活を終え、2022年の締めとしてバルカン半島、北アフリカ、西ヨーロッパの20都市を回ってきた。そして、そのうちの1ヶ月はフランスのポー(南部)とミュルーズ(東部)に2週間ずつアパートを借り、フランス生活のトライアルのような体験をした。

で、2ヶ月のフランスプチ移住生活を終えた後、ソウルに飛ぶためパリに寄った。→日本行きよりなぜかソウル行きにすると航空券が格安になるという現象があるので・。

パリといえば2008年冬に行って以来なので、ざっくり15年ぶりくらいとなるだろうか。

さてこの記事では、2回目のパリで中心部を数時間回って感じた事、発見、シャルルドゴールの近くにある田舎でお部屋を借りたことなどを書いていきたいと思う。

 

①ミュルーズ→パリ

2週間のミュルーズでのアパート生活を終え、早朝のTGVに乗り3時間ちょっとでパリに。→基本的にフランスでの都市間移動は飛行機と考えていたのでTGVであっという間に辿り着いたのには驚いた。→うとうとしていたせいもあるかも。

※実際にミュルーズに来る前にピレネー山脈のルルドからストラスブールまで飛行機で移動している。

TGVに乗っていると乗務員の男性にスマホを確認され、バーコードか何かを表示しなければならないのだけど(忘れた)、wifiが機能しなく、なかなかできなかった。

なので確認として生年月日を聞かれたがその乗務員が英語ができなく、近くにいた若い女子グループが英語で助けてくれた。楽しそうに英語を話していたので驚いた。フランスでは英語を使ってはいけない。と教え込まれてきたのが吹っ飛んでしまう空気。

この場面だけでなく私はフランスで基本的に年配者以外には英語で話しかけるようにしてるけれども、反応が悪いということはあまりなかった。→いかにも英語分からなさそうな人はフランス語で。

 

②市内中心部で目についたもの

2回目のパリ。私は観光地周りはあまり好きではないが時間も限られていたため、中心部を彷徨いていた。

最初に目についたのは、凱旋門の目の前のベンチにキルギス帽子を被った二人のオジハン(多分、上級キルギス人)。こっそり写真を撮った。その二人の前を通った後、遠くからでもこちらを見ているのがわかった。

パリと言えどやはりアジア系がそこら辺にウジャウジャいるわけではないので、親近感を感じたのだと思う。

また一番驚いたのは、ルーブル美術館のアナウンス。スリに気をつけてください。っていうやつ。日本語でのみというのが恥ずかしかった。あの駅を通る時だけ日本語でアナウンスされる。いまだにポケットの後ろに長財布みたいなの入れてる世間知らずな日本人観光客がいるのか?と思ってしまうほど。

スーツケースを預けるためにマレ地区にあるタバコ屋さんの近くを歩いていると、チベットの旗が。すごい変な話だけど、これが中国の国旗だとイメージが全く変わってしまうのが面白い。その国の国旗は本当にその国の評判が表れているなと感じる。

ちなみにパリの地下鉄では日本の地下鉄のように大きなスーツケースを持っている人はほとんどいなく、当初スーツケースは地下鉄に持って行ったらダメなのか?とまで思ったが、ある一人のアジア人旅行者が大きなスーツケースを持っていたので、私も空港行きのあるオペラ駅まで地下鉄にスーツケースを持っていきながら行った。

※そもそもパリの地下鉄の改札が、大きなスーツケースを非常に入れづらい構造になっていた。

 

③パリにいるフランス人の態度

数時間の移動なのでなんとも言えないが、フランス人の私に対する態度は総じて悪くはなかった。メトロのパスを買い、それを店員の女性に聞いたが非常に親切な対応だったし、TGVで電車の中でも英語で助けてくれた若い女性はフランス人というより今時のどこにでもいる若い人たちという感じだった。

基本的に意地悪されそうになっても私は英語で言い返すので気づいていないだけかも・・。

人々の眼差しは、アジア人観光客〜みたいな感じではなかった。多分それは一人で歩いているからであり、複数で観光客っぽく歩いているとまた違った目で見られているかも。

今回フランスは10以上の都市を回ってきたが、差別っぽいと感じたことはなかった。ただし私はレストランには行かない(どこの国でも店員がルーズだし、偏った食事になりたくないので自炊しているため)ので、レストランに行っていたら不快な気分を味わっていたかもしれない。

いずれにしても、そこに住むと、アジア人差別を受ける感覚がわかるのかもしれないが、私は今回の1ヶ月で、地方も含め、差別されたような感覚は一切なかった。

 

④パリの不動産価格

いつもその都市を訪れると撮ってしまうものの一つとして不動産価格だ。確かにフランスの地方都市とは全く違う。

お部屋が3つあって、860000ユーロ(1.3億円くらい)。1ルームだと、259500ユーロ(3861万円)。東京の都心3区の中でも高い千代田区、港区と相場はかなり似ている。東京よりもパリの方が高いとは言われているが、パリの面積は東京の都心4区くらいしかなく、建物の高さ規制もあるので、そりゃ東京23区全体の平均よりも高くなるよね。という感じだと思う。

とはいっても賃貸で借りる場合、東京の都心よりも高い気がするのでなんとも言えない。いずれにしてもこういう写真を撮って後で調べるのは好き。

 

⑤パリ→シャルルドゴール空港行きのバス

パリ中心部から鉄道などを使って空港(RER B線)に行くと、スーツケースなどを持ったままあまり身動きが取れない状態で、他の駅からの乗客によってカバンを平気でひったくられるなどの情報をみた。空港までに貧しいエリアを何回か止まるため、空港に行く乗客が 狙われやすいのだとか。

そういう不要な心配をなくすためにもバスで一本で行ける方法を選んだ。→Terminus Ligne R.A.T.P. ROISSYBUS とGoogleマップで検索すると出てくる。

場所は、オペラ駅あたり。

遠く離れた国の日本語が書かれていて驚いたがパリの中心部には驚くほど日本語表記が多いのが驚きだった。中国語はない。普通、隣の国々の言語をもっと表示するはずなのだけど、パリの場合、ドイツ語と日本語と英語という組み合わせが結構目立ったのが非常に驚いた。→特に中心部

しかもバスの中の音声も日本語があって驚いた。これだけでも少し気分良くなってしまう。

 

⑥ロアシー=アン=フランス(Roissy-en-France)

地図で見ると、空港の中にあるような場所なのだけど、実際は空港から離れている。これは現地に行ってみないと分からない感覚であり、こんな空港に囲まれたような場所が実際に降り立つと、上に飛行機がビュンビュン飛んでいるわけでもなく、空港に近い感じさえしない、この地図の枠から外れたところにあるかのような、のどかな田舎なのだ。

それだけこの空港は馬鹿でかいっていうことなのかもしれないが・・

 

⑦一泊したホステルの一室

一軒家のような大きな豪邸にたくさんの部屋がありその一室。ただ寝るだけという感じだった。パリのお部屋は窓ガラスにある小さなストーブみたいなものだけで暖かくなるのは驚いた。パリの地方都市でもあんな小さなストーブで割とお部屋の中が暖かくなるという経験をして、それもまた初めての感覚だった。

 

⑧ホステル→空港(ローカル・バス=無料だった)

ホステルから空港まで地図で見ると近く感じるが10分以上はかかる。バスに乗ると、運転手は黒人(20代)の兄さん。背が高くてイケてたんだけど、お金を取り出そうとすると、無料。ということになった。いいよ。って。その時バスに乗っていた旅行者は私だけだった。そのほかの人たちはローカルの人たち、もしくは空港で働いている職員(近くに住んでいるので)という感じだった。

パリでは黒人男性が怖い。と思っていたので非常に驚いた。あとで手の合図でありがとうとジェスチャーすると、明るい顔をしていた。

 

⑨K-ETAがなく、拒否される(パリ→アブダビ経由のソウル)

エチハド航空のチェックインカウンターでK-ETAがないということで受付拒否。

どんなに頑張って準備しても、全て追いつかないことがある。私は基本自分を信じていないので何度もチェックするタイプだけれども、K-ETAについては完全に見落としていた。

今回6万円くらいの格安航空券だったが、もう一泊して韓国じゃない国に行くか。アブダビにとりあえず行き、そこで少し過ごしてから韓国行くか。など頭の中をよぎる。お金はあるんだし、いいじゃん。という余裕をいつも持つようにしているのでパニックにはならなかったが、とりあえず今から出発1時間前までにできることをしよう。ということで、一か八かK-ETAをダメもとで申請した。→エチハド航空の職員も心配そうに、一か八かためしてみて・・。と。

日本人の間では一日かかるとか色々な情報が錯綜していたが、その職員の話によると、1時間くらいで取れた人がいる。というので彼らもまずはそれをしてみてほしい。と言ってきたので慌てずに申請。

顔写真を貼り付けなければいけないところがあり、それをパスポートの写真にしたが問題なく申請は通過し、1時間以内に発行された。→助かった。という感じだった。

お金がかかるというよりも1日,2日の体調のダウンがいきなり数日間の不調を招くこともあるので、フランスの地方都市からパリ→空港でかなり疲れも溜まっていたのでそういう意味で問題なく搭乗できたことに感謝。

今回生活目線でフランス中を移動しまくって慣れないこともあったが、一度経験してしまうと2回目は非常に楽になるので今回のフランス1ヶ月プチ移住生活は、お金には変えられないよい体験になったと思う。

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